JIS D 1030:1998 自動車―排気ガス中の一酸化炭素,二酸化炭素,全炭化水素及び窒素酸化物の測定方法

JIS D 1030:1998 規格概要

この規格 D1030は、非分散形赤外線分析計,水素炎イオン化形分析計及び化学発光分析計を用い,ガソリン自動車,ディーゼル自動車及び液化石油ガス(LPG)自動車,又はそれらに搭載されるエンジンから排出される,排気ガス中の一酸化炭素,二酸化炭素,全炭化水素及び窒素酸化物を,排気管から直接試料を採取して測定する直接測定法及び排気ガスを薄めて測定する希釈測定法について規定。

JISD1030 規格全文情報

規格番号
JIS D1030 
規格名称
自動車―排気ガス中の一酸化炭素,二酸化炭素,全炭化水素及び窒素酸化物の測定方法
規格名称英語訳
Automobiles -- Analytical procedure for measurement of carbon monoxide, carbon dioxide, total hydrocarbons and oxides of nitrogen in exhaust gas
制定年月日
1967年2月1日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.040.50, 71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021, 自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1967-02-01 制定日, 1970-02-01 確認日, 1973-02-01 確認日, 1976-02-01 確認日, 1976-07-01 改正日, 1979-10-01 確認日, 1984-10-01 確認日, 1989-12-01 確認日, 1995-07-01 改正日, 1998-03-20 改正日, 2003-01-20 確認日, 2008-05-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS D 1030:1998 PDF [45]
D 1030 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS D 1030-1995は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正によって,炭化水素の測定が非分散形赤外線方式から水素炎イオン化方式による全炭化水素
としての測定に変更された。また,窒素酸化物の測定が新たに加えられた。
JIS D 1030 : 1998には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考) 分析計の測定原理と一般特性
附属書2(参考) 排気ガス中の測定成分の排出量計算式

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――――― [JIS D 1030 pdf 1] ―――――

                                                                                   D 1030 : 1998

pdf 目次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 測定方法の種類・・・・[2]
  •  5. 測定装置・・・・[3]
  •  5.1 構成・・・・[3]
  •  5.2 試料採取装置・・・・[3]
  •  5.3 分析計・・・・[6]
  •  5.4 データ記録装置・・・・[8]
  •  6. ガス・・・・[8]
  •  6.1 一般・・・・[8]
  •  6.2 校正用ガス・・・・[8]
  •  6.3 燃料ガス・・・・[9]
  •  6.4 助燃ガス・・・・[9]
  •  6.5 オゾン源ガス・・・・[9]
  •  7. 操作・・・・[9]
  •  7.1 一般・・・・[9]
  •  7.2 準備・・・・[9]
  •  7.3 ゼロ及びスパン調整・・・・[10]
  •  7.4 定期点検及び校正・・・・[10]
  •  7.5 測定・・・・[12]
  •  7.5.1 直接測定法による排気ガスの測定・・・・[12]
  •  7.5.2 希釈測定法による排気ガスの測定・・・・[12]
  •  7.5.3 分析計の測定レンジ・・・・[13]
  •  8. 測定結果のまとめ方・・・・[13]
  •  8.1 記録・・・・[13]
  •  8.2 排出量の計算・・・・[14]
  •  8.2.1 直接測定法による場合(1)・・・・[14]
  •  8.2.2 直接測定法による場合(2)・・・・[16]
  •  8.2.3 希釈測定法による場合・・・・[18]
  •  附属書1(参考) 分析計の測定原理と一般特性・・・・[21]
  •  1. NDIR・・・・[21]
  •  1.1 測定原理・・・・[21]
  •  1.2 干渉成分による影響・・・・[22]

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――――― [JIS D 1030 pdf 2] ―――――

D 1030 : 1998

pdf 目次

ページ

  •  2. FID及びHFID・・・・[23]
  •  2.1 測定原理・・・・[23]
  •  2.2 酸素干渉・・・・[24]
  •  2.3 炭化水素応答(相対感度)・・・・[25]
  •  2.4 燃料ガス・・・・[26]
  •  3. CL及びHCL・・・・[27]
  •  3.1 測定原理・・・・[27]
  •  3.2 干渉成分による影響・・・・[29]
  •  附属書2(参考) 排気ガス中の測定成分の排出量計算式・・・・[32]
  •  1. 燃焼反応式・・・・[32]
  •  2. 排気ガス及び吸入空気のモル数・・・・[33]
  •  3. 直接測定法による場合(1)・・・・[33]
  •  3.1 排気ガス流量・・・・[33]
  •  3.2 乾き排気ガス濃度から湿り排気ガス濃度への換算式・・・・[35]
  •  4. 直接測定法による場合(2)・・・・[37]
  •  5. 希釈測定法における排出量の計算・・・・[39]
  •  5.1 正味濃度の計算式・・・・[39]
  •  5.2 希釈率の計算・・・・[39]
  •  5.3 各測定成分の密度・・・・[41]

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 1030 : 1998

自動車−排気ガス中の一酸化炭素,二酸化炭素,全炭化水素及び窒素酸化物の測定方法

Automobiles−Analytical procedure for measurement ofcarbon monoxide, carbon dioxide, total hydrocarbonsand oxides of nitrogen in exhaust gas

1. 適用範囲

 この規格は,非分散形赤外線分析計,水素炎イオン化形分析計及び化学発光分析計を用い,
ガソリン自動車,ディーゼル自動車及び液化石油ガス (LPG) 自動車,又はそれらに搭載されるエンジン
から排出される,排気ガス中の一酸化炭素,二酸化炭素,全炭化水素及び窒素酸化物を,排気管から直接
試料を採取して測定する直接測定法,及び排気ガスを空気で薄めて測定する希釈測定法について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS D 0101 自動車の種類に関する用語
JIS D 0108 自動車排出物質の公害防止関連用語
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス)
JIS K 2249 原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容量換算表

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 0101,JIS D 0108及びJIS K 0211によるほか,次
による。
a) 直接測定法 直接試料採取装置を用いて排気ガスを排気管から直接連続採取し,排気ガス中の測定成
分の濃度及び排出量を測定する方法。
b) 希釈測定法 排気ガスを定容量試料採取装置によって空気で薄めて採取し,希釈排気ガス中の測定成
分の濃度及び排出量を測定する方法。
c) 希釈排気ガス 定容量試料採取装置によって,清浄な空気で薄められた排気ガス。
d) 全炭化水素 排気ガス中に含まれる未燃焼燃料及び燃焼生成物で,水素炎イオン化形分析計に応答す
る有機化合物。THCと略称する。
e) 濃度 排気ガス又は希釈排気ガス中の一酸化炭素 (CO),二酸化炭素 (CO2),全炭化水素 (THC) 及び
窒素酸化物 (NOx) の体積割合。排気ガスの水分を含んだ状態での濃度と,水分を除外した濃度との2

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D 1030 : 1998
種類の濃度を用途によって使い分ける。単位は,一般に,COに対してvol ppm又はvol%,NOxに対
してvol ppm,THCに対してvol ppmC,CO2に対してvol%を用いる。
f) 試料採取装置 試料を採取し,分析計に導くための装置。直接試料採取装置,定容量試料採取装置な
どが使われる。
g) 直接試料採取装置 排気管からの排気ガスの一部を直接採取する試料採取装置。直接測定法で用いる。
h) 定容量試料採取装置 排気ガスを清浄な空気で,希釈排気ガスの全流量がほぼ一定となるような条件
で薄め,その一部を全流量に対して一定比率の流量で試料採取バッグに採取混合する試料採取装置。
希釈測定法で用いる。
試料採取バッグ内に運転中の平均濃度を表す希釈排気ガスを得ることができる。希釈排気ガスの温
度低下による吸着などを避けるために,希釈排気ガスを連続測定する場合もある。通常,定容量ポン
プ方式(PDP方式)と臨界流ベンチュリ方式(CFV方式)とが使用される。CVS装置と略称する。
i) NDIR 赤外線の領域に吸収帯をもつ気体又は液体の濃度を,その吸収波長での赤外線の吸収強度か
ら測定する装置のうち,吸収帯の選択を分光光度計のようにプリズム,回折格子などによらないで,
ガスフィルタ又は選択性検出器によって行う非分散形赤外線分析計の略称。
j) FID 水素炎に試料を加えたときに生じるイオン電流を測定して,全炭化水素 (THC) の濃度を測定す
る水素炎イオン化形分析計の略称。
k) FID 試料採取流路への水分の凝縮,並びに炭化水素の吸着及び凝縮を防ぐために,検出器及び検出
器までの試料採取流路を加熱した加熱形水素炎イオン化形分析計の略称。
l) CL 試料中の一酸化窒素 (NO) とオゾン (O3) とが反応して,二酸化窒素 (NO2) を生成する際に生
じる化学発光を利用して窒素酸化物 (NOx) の濃度を測定する化学発光分析計の略称。
m) CL 凝縮した水分への二酸化窒素 (NO2) の溶解を避けるために,NOxコンバータまでの試料採取
流路を,又は検出器及び検出器までの試料採取流路を加熱した加熱形化学発光分析計の略称。
n) ハングアップ 排気ガス中の炭化水素が,試料採取流路及び分析計内の流路壁面において吸着離脱を
起こすことによって平衡状態となる現象。応答遅れの原因となる。
o) テーリング 排気ガス中の炭化水素が,試料採取流路及び分析計内の流路壁面において吸着離脱を起
こすことによって,普通の応答より遅れて尾を引くようになる現象。
p) Oxコンバータ 窒素酸化物 (NOx) を測定するために,二酸化窒素 (NO2) を一酸化窒素 (NO) にす
るための変換器。
q) 基準測定レンジ 排気ガスの濃度測定を行う場合に,一般に使用頻度の高い測定レンジのうち分析計
の作動性能試験の基準となる測定レンジ。
r) レンジ切換精度 測定レンジ間における測定値の再現精度。
s) バブリング 分析計の水分干渉の度合いを確認するために,ゼロガス又はスパンガスを水の中を通し
て供給すること。

4. 測定方法の種類

 排気ガス又は希釈排気ガス中のCO,CO2,THC及びNOxを測定するには,直接測
定法と希釈測定法とがある。
対象とする試料の性質によって,また要求される測定結果によって測定方法を使い分ける必要がある。
表1に測定方法の目的及び種類を,表2に各測定方法で用いる分析計を示す。

――――― [JIS D 1030 pdf 5] ―――――

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JIS D 1030:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 1030:1998の関連規格と引用規格一覧