JIS D 4413:2005 自動車部品―ブレーキライニング及びディスクブレーキパッド―圧縮ひずみ試験方法

JIS D 4413:2005 規格概要

この規格 D4413は、自動車用ディスクブレーキパッド,ドラムブレーキシュー及び裏金のない摩擦材の圧縮ひずみ試験方法について規定。

JISD4413 規格全文情報

規格番号
JIS D4413 
規格名称
自動車部品―ブレーキライニング及びディスクブレーキパッド―圧縮ひずみ試験方法
規格名称英語訳
Automotive parts -- Brake linings and brake pads -- Compressive strain test method
制定年月日
1986年8月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6310:2001(MOD)
国際規格分類

ICS

43.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1986-08-01 制定日, 1992-05-01 確認日, 1996-01-01 改正日, 1998-07-20 改正日, 2005-03-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS D 4413:2005 PDF [20]
                                                                                   D 4413 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技
術会(JSAE)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS D 4413:1998は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6310:2001,Road vehicles−Brake
linings−Compressive strain test methodを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS D 4413には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)ディスクブレーキパッド−ISO 6310によらない圧縮ひずみ試験方法
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 4413 pdf 1] ―――――

D 4413 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  3.1 圧縮ひずみε・・・・[1]
  •  4. 記号及び単位・・・・[1]
  •  5. 試験荷重の負荷方法・・・・[2]
  •  6. 試験装置・・・・[2]
  •  7. 試験器具仕様・・・・[3]
  •  7.1 荷重・・・・[3]
  •  7.2 熱板・・・・[3]
  •  7.3 荷重用ラム・・・・[3]
  •  8. サンプリング・・・・[3]
  •  9. 試験手順・・・・[3]
  •  9.1 一般・・・・[3]
  •  9.2 試験サイクル・・・・[4]
  •  10. 試験器具のたわみの補正・・・・[4]
  •  11. 報告書・・・・[4]
  •  附属書1(参考)ディスクブレーキパッド-ISO 6310によらない圧縮ひずみ試験方法・・・・[12]
  •  附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[15]

――――― [JIS D 4413 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 4413 : 2005

自動車部品−ブレーキライニング及びディスクブレーキパッド−圧縮ひずみ試験方法

Automotive parts−Brake linings and brake pads− Compressive strain test method

序文

 この規格は,2001年に第2版として発行されたISO 6310,Road vehicles−Brake linings−Compressive
strain test methodを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。また,従来,日本工業規
格で規定していた試験方法は,ISO 6310:2001を参考にして見直しを行い附属書1(参考)に記載した。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“箇所”は,原国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,自動車用ディスクブレーキパッド,ドラムブレーキシュー及び裏金のない摩
擦材の圧縮ひずみ試験方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6310:2001,Road vehicles−Brake linings−Compressive strain test method (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 0106 自動車−ブレーキ用語(種類,力学及び現象)
備考 ISO 611,Road vehicles−Braking of motor vehicles and their trailers−Vocabularyからの引用事項
は,この規格の該当事項と同等である。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 0106によるほか,次による。

3.1 圧縮ひずみε

 初期厚さに対する圧縮力並びに温度によるパッド及びライニングの厚さ減少量。厚
さは,摩擦面に垂直に加えられた力の方向で測定する。

4. 記号及び単位

 記号及び単位は表1による。

――――― [JIS D 4413 pdf 3] ―――――

2
D 4413 : 2005
表 1 記号及び単位
記号 定義 単位
i 試験サンプル −
x 試験荷重(1) −
id
試験サンプルiの平均厚さ mm
Δdi, x, tot iに対して,xで試験機によって測定された総たわみ量 m
Δde, x xでの,試験機そのもののたわみ量 m
Δdi, x xでの,iの正味たわみ量(試験機たわみ量を差し引く。) m
n 試験サンプルの数 −
εi, x xでの,試験サンプルiの個々の圧縮ひずみ −
x
攀 xでの,n個の試験サンプルの平均圧縮ひずみ −
t1 高温試験時の試験温度 ℃
t2 高温試験時の最高温度 ℃
ここに,
Δd,
i x
,
i x
di
i n
,
i x
i 1
x
n
注(1) 試験荷重xは,パッドでは1,2,4,8 MPa,ライニングでは1.5,3 MPaの一定値とする。

5. 試験荷重の負荷方法

 試験荷重の負荷方法は,次のいずれかによる。
a) 法 単位面積圧力MPa(推奨する単位)の試験荷重を負荷
b) 法 ブレーキシステムライン圧に相当する圧力barの試験荷重を負荷(2)
B法は,ブレーキシステムが油圧作動時に本来なら使用される方法である。
A法とB法から得られる結果は,直接比較すべきでない。
注(2) 1 bar=0.1 MPa=105 Pa, 1 MPa=1 N/mm2

6. 試験装置

 試験装置は,次に示すもので構成する。
a) 均一な荷重を容易に負荷する機構を用いたラム(又はダミーピストン)
b) 腐食に対する保護を施し,変形と材料の付着を避ける設計をしたプレート
c) 摩擦材をラムとプレートの間で圧縮することができる荷重装置
d) プレートとラムの間の圧縮力を,100 Nの精度で計測できる装置
e) プレート上でラムとその中心線付近で接触している試験サンプルの厚さ減少量を,0.001 mmの精度で
測定するゲージ
f) プレートの温度を上昇させる熱板(7.2参照)
g) マイクロメータ
なお,試験装置は,任意の装置を試験サンプルの温度測定に用いることができる。

――――― [JIS D 4413 pdf 4] ―――――

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D 4413 : 2005

7. 試験器具仕様

7.1 荷重

 最大荷重は,摩擦材面圧を摩擦表面の反対面に対しディスクブレーキパッドでは8 MPa,ド
ラムブレーキライニングでは3 MPaを与えることとする(A法)。B法では,ブレーキで160 barに至るま
での車両ライン圧力に相当する荷重が適用できる。
荷重は,A法では,荷重増加率を(4±0.5)MPa/s又はクロスヘッド移動速度を(15±2)mm/minで増
加させる。また,B法では,(80±10)bar/sの割合で増加させるものとする。

7.2 熱板

 高温試験の場合,表面上のt1は400 ℃とする。ただ,特に指定された場合には,これより低
温又は高温としてもよい。

7.3 荷重用ラム

 ディスクブレーキパッドの試験サンプルはパッドアッセンブリ,又は例えば,商用車
用パッドの場合にはアッセンブリの切り出し部分とする。
ライニングの試験サンプルは,受渡当事者間の合意とによって,試験サンプルタイプI又はIIIを用いる
[a)及びc)参照]。
次に,異なる試験サンプルタイプについての荷重ラムの仕様を示す。
a) 試験サンプルタイプI(バッキングプレートのない摩擦材) 試験サンプルタイプIは,ラムの表面
が平たんであり,その外周は少なくともサンプルの外周に外接するものとする(付図1参照)。
b) 試験サンプルタイプII(ディスクブレーキパッドアッセンブリ) 試験サンプルタイプIIは,標準の
状況下では,ラムの表面はパッドを取り付けたブレーキのピストンの実際の接触表面と同一な形状(例え
ば,ソリッド又は環状ピストン)及び取付位置とする。
多くのブレーキ構成(例 : フィンガーキャリパー,ダブルピストンなど)があることは知られているが,
1個のピストンを試験に使用する。
単位面積の圧力を計算する場合,合わせ面と接触している実際の摩擦材面積を使用する(付図2参照)。
c) 試験サンプルタイプIII(ドラムブレーキシューアッセンブリ) 試験サンプルタイプIIIは,ラムの当
たり面がシューの内側の曲率と同一の曲率をもたなければならない。湾曲した試験サンプルでは,弧
が40 mm又は長さと幅の比が同じであれば理想的である(付図3参照)。
試験サンプルタイプIでは,曲率があれば結果に影響を与えることから,この場合と同様にすべきであ
る。

8. サンプリング

 常温試験では,5個のサンプルの測定を実施する。
試験結果に影響を与える可能性があるため,試験サンプルの平面度及び表面粗さは,製品と同じとする。
特に必要があれば,ディスクブレーキパッドアッセンブリ(試験サンプルタイプII)を試験するときは,
アンチノイズシム,ラバーコーティングなどを付けたままで試験しても,取り除いて試験してもよい。こ
れは,試験報告書に明記する。
熱伝導測定はこの手順で行うことができる(測定器具の取付位置は,付図4に示す。)。

9. 試験手順

(付表1参照)

9.1 一般

9.1.1  マイクロメータを用いて,付図5 a)に示すように試験サンプルの厚さを5か所測定し,この厚さ
idを計算する。パッドサンプルにスリットがある場合,付図5 b)に示すように測定を行う。
の平均値
9.1.2 室温(23±5)℃で試験サンプルの摩擦面とラムの位置とを正しく合わせた状態で試験サンプルを
加熱板上に置く。ピストン取付位置も実際の位置と同じにしなければならない。

――――― [JIS D 4413 pdf 5] ―――――

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