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JIS D 4609:1993 規格概要
この規格 D4609は、乗用車の前向きシート用として,JIS D 4604に定められた自動車用シートベルトを車に取り付ける際の,取付部の強度及び取付方法について規定。
JISD4609 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D4609
- 規格名称
- 乗用車のシートベルトの取付部―位置及び強度
- 規格名称英語訳
- Passenger car -- Seat belt anchorages -- Position and strength of mounting
- 制定年月日
- 1986年8月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 43.040.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 自動車 II 2020
- 改訂:履歴
- 1986-08-01 制定日, 1988-03-01 改正日, 1993-04-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS D 4609:1993 PDF [10]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 4609-1993
乗用車のシートベルトの取付部−位置及び強度
Passenger car−Seat belt anchorages− Position and strength of mounting
1. 適用範囲 この規格は,乗用車(以下,車両という。)の前向きシート用として,JIS D 4604に定めら
れた自動車用シートベルトを車に取り付ける際の,取付部の強度及び取付方法について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0208 ユニファイ細目ねじ
JIS B 0212 ユニファイ細目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 1001 ボルト穴径及びざぐり径
JIS D 0024 自動車におけるH点の決め方
JIS D 4604 自動車用シートベルト
JIS D 4607 自動車室内寸法測定用三次元座位人体模型
2. 用語の定義 この規格に用いる主な用語の定義は,JIS D 4604及びJIS D 0024によるほか,次のとお
りとする。
(1) 取付部 シートベルト又は中間ガイドを取り付ける際の,車両側の取り付ける部分。
(2) 車体取付式 一組のシートベルトの取付部のすべてを車体に設ける方式。
(3) シート組込み式 一組のシートベルトの取付部の一部又は全部をシートに設ける方式。
(4) 下部取付部 腰ベルトの取付部。
(5) 上部取付部 三点式シートベルトの肩ベルトの車両側の取付部(図1及び図9参照)。
(6) 中間ガイド取付部 中間ガイドの車両側の取付部(図3参照)。
(7) 単式取付部 一組のシートベルトの一端を取り付ける部分(図1参照)。
(8) 複式取付部 二組のシートベルトの一端を共通に取り付ける部分(図2参照)。
(9) 点 JIS D 4607又はJIS D 0024に定められた三次元マネキン(人体模型)をシートに着座させた
場合の,三次元マネキンのH点(ヒップポイント)に相当するシート上の点(図9参照)。
(10) 点 前後位置が調節できるシートでは,シートを設計上の最後端位置にし,シートバックの角度が
調節できるシートでは,シートバックを設計基準位置,又は三次元マネキンのトルソラインができる
だけ鉛直から25度に近くなるような位置にし,その他の調節機構は設計基準位置に調節して求めた三
次元マネキンのH点に相当するシート上の設計基準点(図10参照)。
(11) シートベルト取付点 取付部のねじ穴又はボルト穴の取付面上の中心点。ただし,取付具,中間ガイ
ド,シートフレームなどが荷重が掛かったウェビングを拘束する場合には,ウェビングがこれらと接
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する点(図9参照)。
(12) 下部取付角度 シートベルト取付点とH点とを結ぶ線が,車体水平基準線となす角度。
図1 単式取付部
図2 複式取付部 図3 中間ガイド取付部
3. 種類及び記号
3.1 シートベルトの種類 シートベルトの種類及びその記号は,JIS D 4604によるもので,表1に示す3
種類とする。
表1 シートベルトの種類・記号
種類 記号 備考
二点式 II 腰ベルト2点支持形式
三点式A形 IIIA 腰ベルトと肩ベルトの一端が連結された3点支持形式
三点式B形 IIIB 腰ベルトと肩ベルトとが連続している3点支持形式
備考 エネルギー吸収装置を含むシートベルトの記号には,記号Eをつける。
例 II-E, IIIB-E
3.2 取付部方式による種類及び記号 シートベルトの取付部を設ける方式による種類及びその記号は,
表2による。
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表2 取付方式による種類及び
記号
種類 記号
車体取付式 B
シート組込み式 I
3.3 取付部の位置による種類及びその記号 取付部の位置による種類及びその記号は,表3による。
表3 取付部の位置の種類・記号
取付部の位置の種類 記号 備考
下部取付部 AL 二点式,三点式(A形及びB形)の下部取付部
上部取付部 AU 三点式(A形及びB形)の上部取付部
中間ガイド取付部 AT
3.4 取付部の組合せの種類 取付部の組合せの種類は,取り付けることができるシートベルトの種類に
よって,表4のとおりとする。
表4 取付部の組合せの種類
種類 取付部の組合せ 取り付けることができるシートベルトの種類
1種 AL×2 二点式
2種 AL×2+AU 二点式,三点式(A形及びB形)
3.5 取り付けられるシートベルトの数による種類及びその記号 1個の取付具に取り付けることができ
るシートベルトの数による取付部の種類及びその記号は,表5による。
表5 取り付けることができるシートベルトの
数による取付部の種類・記号
種類 記号 取り付けることができるシートベルトの数
単式 S 1
複式 W 2
3.6 呼び記号 シートベルトの取付部の呼び記号は,取付方式の記号,取付部の位置の記号及び取り付
けられるシートベルトの数による記号を連記する。
例1. I-AU-S(シート組込み式・上部取付部・単式取付部の場合)
例2. B-AL-W(車体取付式・下部取付部・複式取付部の場合)
4. 取付部の強度
4.1 取付部の性能 取付部の性能は,次による。
(1) 取付部は,4.2に定めた荷重試験に耐えなければならない。
(2) シート組込み式の場合,又はシートが荷重を分担する場合には,シート及びシート取付部も,4.2に定
めた荷重試験に耐えなければならない。
4.2 試験 取付部の試験は,静荷重試験とし,次によって行う。
(1) シートを設計上の最も後方に下げた位置に,また,他のシート調節機構をもつ場合には,それらを設
計基準位置に調節する。
(2) 上部取付点が調節式のものでは,設計基準位置又は調節範囲の中間位置に調節する。
(3) 試験は,取付部にJIS D 4604に規定する取付具を用い,ボデーブロックにシートベルトを着用した状
態,又はそれを再現できるジグを用いて行う。
(4) 試験は,A種,B種及びC種の3種類に分け,試験方法は表6による。
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D 4609-1993
表6 試験の種類
荷重の方向
試験の種類 試験する取付部 ボデーブロック 荷重の大きさ 参照図
の形式 kN
A種 下部取付部 1形又は2形 水平から上方 1名分 22.3 図4
10±5°
B種 下部取付部及び 1形又は2形 水平から上方 1名分 13.5 図5
上部取付部 10±5°
C種 シートの取付部 − 水平 (シート総質量)×gn図6
の20倍
備考 標準重力加速度 gn=9.806 65m/s2
図4 A種の試験 図5 B種の試験
図6 C種の試験
(5) 取付部の組合せの種類に応じて,(4)の試験を表7の組合せによって行う。ただし,三点式(A形及び
B形)シートベルトを常備する座席では,A種,又はA種及びC種の組合せの試験を省略してもよい。
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D 4609-1993
表7 試験の適用区分
取付部の組合せの種類 試験の種類
車体取付式 1種 A種
2種 A種及びB種
シート組込み式 1種 A種及びC種の組合せ
2種 A種及びC種の組合せ並びに
B種及びC種の組合せ
(6) 種及びB種の荷重試験は,60秒以内に表6に定めた荷重を与え,0.2秒以上保持する。
試験荷重は,図7に定めたボデーブロック1形又は2形のいずれかを用いて与える。ただし,3人
掛けシートの中央では図7のボデーブロック3形を用いてもよい。
(7) 種の荷重試験は,60秒以内に表6に定めた荷重をシート重心位置に与え,0.2秒以上保持する。
なお,シート重心に荷重が作用するように,ジグ,補強部材などをシートに取り付けてもよい。
(8) 種の荷重試験は,A種又はB種の試験と同時に行う。
(9) 前席及び後席に設けた,すべての取付部の同種類の荷重試験は,同時に行う。
(10) 前席の荷重試験及び後席の荷重試験は,別々に行うことができる。
図7 ボデーブロック
――――― [JIS D 4609 pdf 5] ―――――
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JIS D 4609:1993の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 4609:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0208:1973
- ユニファイ細目ねじ
- JISB0212:1973
- ユニファイ細目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB1001:1985
- ボルト穴径及びざぐり径
- JISD0024:1985
- 自動車におけるH点の決め方
- JISD4604:1995
- 自動車部品―シートベルト
- JISD4607:1994
- 自動車室内寸法測定用三次元座位人体模型(3DM-JM 50)