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D 61851-23 : 2014
− ロック機能のための電気回路の断線を検知する機能
注記2 各システムのためのロック機能は,附属書AA附属書CCに規定する。
注記3 ロック機能及び断線検知回路の例を,附属書AAに示す。
機械的強度試験は,JIS D 62196-3(IEC 62196-3)を参照。
6.4.3.105 互換性評価
EVとDC充電ステーションとの互換性は,102.5.1に規定する初期条件設定での情報交換によって確認
しなければならない。
6.4.3.106 充電前の絶縁試験
DC充電ステーションは,車両コンタクタを閉じることが許される前に,充電ステーションきょう(筐)
体を含むDC出力回路と車両シャーシに対する保護導体との間の絶縁抵抗を確認しなければならない。
要求値を満たさない場合には,DC充電ステーションは車両に対して,充電が許されないことを示す信
号を送らなければならない。
適合性は,次のように絶縁抵抗を測定することで確認する。
試験中は,DC充電ステーションのDC出力回路におけるいかなるリレーも閉じられていなければなら
ない。
絶縁抵抗Rの要求値は,式(1)による。
R ≧ 100 Ω/V×U (1)
ここに, U : DC充電ステーションの定格出力電圧(V)
6.4.3.107 電池の過電圧保護
DC充電ステーションは,出力電圧が車両が示す最大電圧限度値を超える場合,電池における過電圧を
防ぐために緊急運転停止を行い,電力供給を遮断しなければならない。車両故障の場合には,AC主電源
の遮断は必ずしも必要ではない。
検知及び停止に関する特別要件は,附属書AA附属書CCに規定する。
車両は,充電プロセス中に最大電圧限度値を変更できる。
適合性は,次の試験によって確認できる。
− 受渡当事者間の合意によって別の試験方法を選択してもよい。
− DC充電ステーションを,DC電圧源又は模擬負荷に接続する。
− DC電圧源又は模擬負荷の電圧は,充電ステーションの作動範囲内とするのがよい。
− DC充電ステーションの最大定格電流の10 %以上(最大定格電流×0.1)の電流でDC電圧源を充電す
る。
− DC電圧源又は模擬負荷の電圧より低い最大電圧限度値コマンドをDC充電ステーションに送り,緊
急運転停止を確認する。
− コマンド送信と充電電流低減開始の間の時間と低減率の両方が測定されなければならない。
− 電圧源の電圧,コマンドによる電圧限度値の送信方法及び電圧限度値は,この規格の試験に適合する
よう自由に選択することができる。
注記 充電電流の選択は,システム又はユーザーが行うことができる。
6.4.3.108 車両コネクタの電圧の確認
この箇条は,システムA及びシステムBのような,DC充電ステーションが車両コネクタのロックを行
うシステムに適用する。
――――― [JIS D 61851-23 pdf 11] ―――――
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DC充電ステーションは,車両コネクタがロック解除されている場合,充電ケーブルを非通電にしなけ
ればならない。車両コネクタがロック解除される電圧は,60 V以下でなければならない。
6.4.3.109 制御回路の供給確実性
地絡,短絡又は過電流がDC充電ステーションの出力回路で検知された場合,充電ステーション内の電
源回路に対する外部電源を遮断しなければならないが,制御回路に対する電力供給は,この電源回路の遮
断がAC配電網(主電源)の喪失によるものでない限り中止してはならない。
6.4.3.110 充電前の短絡確認
EVがDC充電ステーションに接続している場合,DC充電ステーションは,車両コンタクタが閉じられ
る前に,ケーブル及び車両カプラに対するDC出力回路のプラスとマイナスとの間の短絡がないかどうか
調べる手段を備えなければならない。
適合性試験は,附属書AA附属書CCに規定する(検討中)。
6.4.3.111 ユーザーによる充電停止
DC充電ステーションは,ユーザーが充電プロセスを停止することができる手段を備えなければならな
い。
6.4.3.112 並行導体に対する過負荷保護(条件付き機能)
二つ以上の導体又はワイヤ及び/又は車両コネクタ接点が,車両への直流電流供給のために並行して用
いられている場合,DC充電ステーションは,導体又はワイヤのいずれも過負荷にならないような手段を
備えなければならない。
注記 例えば,異なる経路の電流をそれぞれ監視する手段,二つ以上の電源を用いる手段などがある。
6.4.3.113 短時間過電圧に対する保護
500 Vまでの最大出力電圧を供給するDC充電ステーションについては,出力回路の直流正極(図101
のDC+)とPEとの間又は直流負極(図101のDC−)とPEとの間で,550 Vを超える電圧が出力端にお
いて5秒間を超えて発生してはならない。
500 V750 Vの最大出力電圧で供給するDC充電ステーションについては,DC+とPEの間又はDC−
とPEとの間の出力で,直流出力電圧の110 %を超える電圧が5秒間を超えて発生してはならない(図101
参照)。
DC充電ステーションは,過電圧の発生源を取り除くために,充電電流の供給を終了するとともに,5
秒間以内にDC電源回路の外部電源を遮断しなければならない(JIS C 60664-1の5.3.3.2.3を参照)。これ
は,DC充電ステーションの二次側(絶縁変圧器によって一次側系統接地から分離された直流回路側)で
最初に地絡が発生した場合にも適用する。
DC充電器の最小出力電圧Unについて,DC+/DC−とPEとの間の電圧を次のいずれかによって少ない
方に制限しなければならない。
− (2 Un+1 000)×1.41 V
− (Un+1 200)×1.41 V
注記 電圧は,過電圧カテゴリを下げることによって,又は十分な制限電圧を確保したサージ保護装
置を付け加えることによって,制限することが可能である。
――――― [JIS D 61851-23 pdf 12] ―――――
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図101−地絡時の過電圧保護
注記 図101は過電圧保護の対象を示すものであり,この図の配電方式は一例である。すなわち,DC
出力とPEとの関係を示すもので,PEの接続を規定したものではない。
6.4.3.114 緊急運転停止
DC充電ステーションがステーション内及び/又は車両内の異常を検知した場合,次のいずれかの方法
による緊急運転停止によって安全性を確保しなければならない。
a) 車両への充電電流又は充電電圧の制御された迅速な中断。この場合,直流電流は制御された速度で低
下し,車両には適切な信号が送信される。
b) 特定の故障状態における,突然の無制御な充電停止。この場合,電流の制御ができず,車両は所定の
時間内に通知を受けることができないこともある。
注記 DC充電ステーションは,車両との情報の交換によってこの要件を達成することができる(102.4
及び附属書AA附属書CCを参照)。
特定の条件の下では,例えば,次の遮断がステーション又は車両における異常のリスクアセスメントに
従って必要とする場合がある。
− 漏電が検知された導体への電力供給源の切り離し
− 過電流が検知された導体の切り離し
− 絶縁不良が検知された場合,DC電源回路の電源からの切り離し
充電制御プロセスにおける一般的な停止方法は,102.5.4に規定する。
6.4.4 任意機能の詳細
6.4.4.3 カプラの保持/取り外し
非適用
6.4.4.5 モード3の選択機能の詳細
非適用
追加
6.4.4.101 EVによるDC充電ステーションの起動
充電ステーションは,電力消費を最小限にするため,スタンバイモードを提供することができる。この
場合,充電ステーションは,EVによって起動できなければならない。
6.4.5 パイロット機能の詳細
置換え
DC充電では,コントロールパイロット機能が必須である。コントロールパイロット機能は,少なくと
も6.4.3.16.4.3.4に記載する必須機能を実行できなければならず,6.4.4に記載する任意機能に対応してい
てもよい。
――――― [JIS D 61851-23 pdf 13] ―――――
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追加
6.101 分類
DC充電ステーション及びシステムは,次によって分類する。
6.101.1 カテゴリ
6.101.1.1 システム構成に従って :
− 絶縁形DC充電ステーション,入力と出力との間の絶縁の種類に従って :
a) 基礎絶縁
b) 強化絶縁
c) 二重絶縁
− 非絶縁形DC充電ステーション
6.101.1.2 システム制御に従って :
− 制御形DC充電ステーション
a) 電流制御充電
b) 電圧制御充電
c) ) とb) との組合せ
− 非制御形DC充電ステーション
6.101.1.3 受電に従って :
− AC電源に接続されたDC充電ステーション
− DC電源に接続されたDC充電ステーション
6.101.1.4 環境条件に従って :
− 屋外使用
− 屋内使用
6.101.1.5 使用システムに従って :
− システムA(附属書AA参照)
− システムB(附属書BB参照)
− システムC(附属書CC参照)
6.101.2 定格
DC出力電圧に従って :
− 60 V以下
− 60 Vを超え750 V以下
7 感電保護
IEC 61851-1の箇条7及び次を適用する。
7.2.3.1 EVの切り離し
第1段落文の置換え
EVをDC充電ステーションから切り離した場合,アクセス可能な導電部間又はアクセス可能な導電部と
保護導体との間の電圧は,切り離しから1秒後にDC60 V以下とする。また,利用可能な蓄積エネルギー
は20 J未満でなければならない(JIS C 6950-1を参照)。
7.2.3.2 (置換え)
DC充電ステーションの切り離し
――――― [JIS D 61851-23 pdf 14] ―――――
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DC充電ステーションを主電源から切り離す場合は,7.2.3.1と同一の要件を満たさなければならない。
7.4 追加手段
非適用(移動式DC充電ステーションを除く)
置換え
7.5 DC充電ステーション保護措置
DC充電ステーションは,設備の全てのアクセス可能な導電部を含め,JIS C 0365に規定する次の保護
措置を取らなければならない。
− 電池充電中に全ての露出した導電部を保護導体に接続することで電力供給を自動遮断する保護措置。
ただし,DC充電ステーションが,強化絶縁若しくは二重絶縁による保護措置,又は電気的絶縁によ
る保護措置を搭載している場合はこの限りではない。
追加
7.5.101 絶縁形DC充電ステーション要求事項
感電保護のための絶縁形DC充電ステーションの要件は,AA.3.1,BB.2,及びCC.4.1において,システ
ムごとに規定する。
さらに,複数のDC出力端をもつDC充電ステーションにおいて,各出力端から異なるEVに同時に電
力を供給する場合には,それぞれの出力回路は,基礎絶縁又は強化絶縁によって互いに分離しなければな
らない。
注記1 各出力回路が互いに非絶縁の場合の同時多出力についての要件は検討中である。
注記2 一般用電気工作物として利用することを目的とした場合に,EVとの間の電路に第一の地絡
が発生した際には,自動的に電路を遮断する装置を施設することが求められている。
多出力については,IEC 60364-7-722(作成中)を参照。
7.5.102 非絶縁形DC充電ステーションの要求事項
非絶縁形DC充電ステーションについては,検討中である。
7.5.103 保護導体の断面積
保護導体はJIS C 60364-5-54の要求事項を満たすために十分な断面積をもたなければならない。
7.6 追加要求事項
置換え
DC充電ステーションは,設備,すなわちAC配電網(主電源)における漏電遮断器タイプAC又はタイ
プAと適合しなければならない。
クラスII充電器は,EVシャーシを接地するために貫通保護導体をもってもよい。
8 電源とEVとの接続
IEC 61851-1の箇条8によるほか,次による。
8.1 一般事項
置換え
車両とDC充電ステーションとの間の,物理的導体による電気的インタフェースの要求事項は,JIS D
62196-3(IEC 62196-3)に規定されている。
非絶縁形システムについては,検討中である。
8.2 接触順序
置換え
――――― [JIS D 61851-23 pdf 15] ―――――
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JIS D 61851-23:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61851-23:2014(MOD)
JIS D 61851-23:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 61851-23:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60364-5-54:2006
- 建築電気設備―第5-54部:電気機器の選定及び施工―接地設備,保護導体及び保護ボンディング導体
- JISD61851-24:2014
- 電気自動車コンダクティブ充電システム―第24部:直流充電制御のための直流充電ステーションと電気自動車との間のデジタル通信
- JISD62196-3:2014
- 電気自動車コンダクティブ充電用プラグ,コンセント,車両コネクタ及び車両インレット―第3部:ピン並びにコンタクトチューブを用いた直流及び交流/直流用車両カプラの寸法互換性要求事項