JIS D 9311:1994 規格概要
この規格 D9311は、JIS D 9111に定める一般用自転車のうち,スポーツ車の組立に用いる作業方法及び軽快車の組立に用いる作業用方法について規定。
JISD9311 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D9311
- 規格名称
- 自転車組立作業方法
- 規格名称英語訳
- Assembling of bicycles
- 制定年月日
- 1963年7月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 43.150
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1963-07-01 制定日, 1966-03-01 確認日, 1969-03-01 確認日, 1972-03-01 確認日, 1975-02-01 確認日, 1978-02-01 確認日, 1979-01-01 改正日, 1983-10-01 確認日, 1988-07-01 改正日, 1994-01-01 改正日, 1999-09-20 確認日, 2005-06-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS D 9311:1994 PDF [27]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 9311-1994
自転車組立作業方法
Assembling of bicycles
1. 適用範囲 この規格は,JIS D 9111に定める一般用自転車のうち,主としてスポーツ車の組立に用い
る作業方法(以下,S系作業という。)及び軽快車の組立に用いる作業方法(以下,R系作業という。)に
ついて規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 9111 自転車の分類と諸元
2. この規格は,上記以外の自転車の組立作業にも準用することができる。
3. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって参
考として併記したものである。
2. 作業方式 作業方式は,1台の自転車を1人の作業者が定位置で組み立てる方式(単独定置作業方式)
とし,S系作業では組立台を用い,R系作業では組立台を用いない場合について定める。
3. 部品構成 S系及びR系で組立を行う自転車の部品構成(1)は,表1のとおりとする。
注(1) 自転車の部品仕様と作業方法との相互関係を明らかにするための一例である。
表1 部品構成(例)
部分分類 部品名 S系作業(スポーツ車) R系作業(軽快車)
車体部 フレーム スタッガード形,正づめ,錠落下・
ダイヤモンド形,逆づめ,アウタ受
回転防止(凸部)付き
直付け,ポンプペグ直付け,ダイナ
モブラケット直付け
シートポスト 一本ポスト
操だ(舵)装置 ハンドル ドロップ形 レバー付き形
にぎり バーテープ(裏のり付き) JIS2形
エンドキャップ
駆動装置 ギヤクランク コッタレス形ナット止め コッタード形
ダブルギヤクランク シングルギヤクランク
ペダル 一般用ペダル
3,継手なし
1×32 1×81,クリップ形継手
チェーン 2 2
フリーホイール 多段(5段)フリーホイール 普通フリーホイール
走行装置 前車輪用ハブ 普通前ハブ(以下,前ハブという。),通しスポーク穴,玉押しロックナッ
ト付き
後車輪用ハブ 普通後ハブ(以下,後ハブという。),引掛けスポーク穴,玉押しロックナ
ット付き
多段フリーホイール用オフセット バンドブレーキ用ねじ付き
付き
3WO,36穴
リム 前・後26×8
――――― [JIS D 9311 pdf 1] ―――――
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D 9311-1994
部分分類 部品名 S系作業(スポーツ車) R系作業(軽快車)
走行装置 スポーク No.14×適寸スポーク長(2)
3WO
タイヤ,チューブ 前・後26×18
チェンジギヤ装 シフトレバー ダブルレバー,バンド取付け なし
置 フロントディレー ローノーマル,バンド取付け なし
ラ
リヤディレーラ トップノーマル,ブラケット取付け なし
ディレーラワイヤ ワイヤガイドバンド取付け なし
制動装置 前ブレーキ リムブレーキ,ロッド式
サイドプル形キャリパブレーキ,ド
後ブレーキ ロップレバー,ワイヤ式 バンドブレーキ,ロッド式,前・後
クランクバンド取付け
座席装置 サドル やぐら付き
積載装置 フロントキャリヤ なし
貫通ボルト止め,前ホークつめ取付
け
リヤキャリヤ 足リベット止め式,シートピン,後
足ねじ止め式,シートピン,後つめ
取付け ハブ軸取付け
フロントバスケッ なし ステー前ハブ軸取付け
ト
停立装置 スタンド 一本スタンド 両立スタンド
警報装置 ベル 単打ベル,バンド取付け 引きベル,バンド取付け
リヤリフレクタ 後どろよけ取付け
照明装置 発電ランプ ブロックダイナモ フロントバスケットステー取付け,
2灯式前照灯
保護装置 どろよけ 前・後つめ取付け,一本ステー 前・後ハブ軸取付け,前一本ステー,
後扇付きステー
チェーンケース リングケース 全ケース
スポークプロテク 丸形 なし
タ
フラップ なし どろよけステーねじ取付け
ピンカバー なし はめ込み式
ドレスカード なし フック及びバンド取付け
附属部品 錠 ワイヤ錠(3) 箱形錠
フレームポンプ アルミニウム合金製 なし
締結部品 クランクピン なし 普通形
チェーン引き なし あり
小ねじ類 一式
注(2) この規格で定める車輪組立方式によって適切な組上がりが得られるスポーク長で,スポーツ車の後車輪用は
左右の別がある。
(3) ワイヤ錠は組み付けない。
4. 組立作業工程 組立作業工程は,S系作業及びR系作業の車輪組立作業と総組立作業とに区分し,そ
れぞれの工程を図1及び図2に示す。ただし,この工程図に使用する記号は,表2のとおりとする。
――――― [JIS D 9311 pdf 2] ―――――
3
D 9311-1994
表2 工程図記号
記号 意味
品質の検査を主として行いながら,数量の検査もする。
加工
手持ち
加工を主として行いながら,品質の検査もする。
品質の検査を主として行いながら,加工もする。
図1 車輪組立作業工程
――――― [JIS D 9311 pdf 3] ―――――
4
D 9311-1994
図2 総組立作業工程
――――― [JIS D 9311 pdf 4] ―――――
5
D 9311-1994
5. 組立作業方法 各工程での組立作業方法は,表35に示すとおりとする。
表3 車輪組立作業方法
工程名 組立作業方法 備考
部品,工具の点検及び配置 (1) 部品の包装を解きながら,欠品及び荷ずれ,変形及び
次の有害な欠点がないことを確認する。
(a) 塗装面の生地露出,しわ,ぶつ,たれ,はじき
(b) めっき面のむら,きず,はげ
(c) 塗装又はめっきを施さない仕上面のきず,割れ
(d) 回転部のがたなど
(2) 点検した部品を組立の手順に従って配置する。小ねじ,
ニップルなどは飛散しないように整とんする。
(3) 工具及び検査具が,組立対象車の仕様に適合した大き
さ及び機能をもつものであることを確認し,作業に便
利なように配置する。
前車輪仮組立 (1) 前ハブを立てて持ち,下側のつばのスポーク穴一つお
きに前車輪用のスポーク線を落とし込む。
(2) 上側のつばのスポーク穴一つおきに前車輪用のスポー
ク線を落とし込む。
(3) スポーク線を二つに分けて持ち,ハブを裏返して残り
スポーク穴に前車輪用のスポーク線を(1)及び(2)と同
様にして落とし込む。
(4) リムをバルブ穴を手前にして床上に置き,リムの中心
に前ハブをスポーク線をさばいて立てる。
(5) ハブの上側のつばのスポーク線6本を取り,中4本を
残して両端の2本をあやどり(4)する。
注(4) あやどりは,つばの外側から通したスポーク線
を,内側から通したスポーク線の上に重ねて交
差させることをいう。
また,この2本のスポーク線で,右側がつば
の外側から,左側がつばの内側から通した場合
をスポーク頭左内,その逆の場合をスポーク頭
左外という。
(6) リムのバブル穴右隣りのスポーク穴及びその一つおい
た右側のスポーク穴にあやどりしたスポーク線を通
し,ニップルを指先で34山ねじ込んで仮止めする。
(7) (5)のそれぞれ一つおいた右側の2本のスポーク線をあ
やどりして,(6)のそれぞれ一つおいた右隣りのリムの
スポーク穴にニップルでそれぞれ仮止めする。以下同
様にして順次上側のつばのスポークを仮組する。
(8) リムを裏返し,バルブ穴の右隣り及び3番目に当たる
スポーク線をとり,(5)及び(6)と同様にあやどりして,
ニップルで仮止めする。
(9) (7)と同様にして順次スポーク線2本ずつをあやどり
し,リムのスポーク穴に通し,ニップルで仮止めする。
(10) ニップル回しで,スポークの張りがほぼ均等になるよ
うに順次仮締めする。
――――― [JIS D 9311 pdf 5] ―――――
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JIS D 9311:1994の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 9311:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD9111:2016
- 自転車―分類,用語及び諸元