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D 9313-4 : 2019
無負荷長さの位置にロックする。ダンパーがロック不能の場合は,次のいずれかを使用する。
1) 外的なロック方法によって前ホークを伸ばした長さで固定する。
2) サスペンションホークが装備されている場合は,前ホークを一般用自転車ではJIS D 9301の5.4.2.5,
スポーツ専用自転車ではJIS D 9304の4.4.2.5に規定する衝撃試験の要件を満たし,かつ,体重80 kg
(子供車は40 kg)の乗員が通常の乗車位置に座乗しているときと一致する長さのダミーホークと置
き換える。
e) リアサスペンション機構がフレーム体に組み込まれている場合は,体重80 kg(子供車は40 kg)の乗
員が自転車に座乗しているときと等しい位置にダンパーを固定する。サスペンション機構がロックで
きない場合は,ダンパーを適切なサイズの剛体リンクと置き換える。
f) 電動アシスト自転車用フレームは,フレーム体に装着するバッテリー,駆動部,制御部などは,実際
にフレームに加える質量負荷として,実際に取り付ける場所へ現物又はそれと同等のおもりを取り付
ける。このとき,バッテリー,駆動部及び制御部自体は,前倒し衝撃試験の対象外とする。また,電
動アシスト自転車用のフレーム体で駆動部のハウジングなどがフレームの一部を兼ねる場合には,ハ
ウジングなどを付けた状態で試験を行う。
4.2.2 試験方法
一般用自転車ではJIS D 9301の5.4.1.4(フレーム体の質量落下による衝撃強度),スポーツ専用自転車
ではJIS D 9304の4.4.1.2(フレーム体の質量落下による衝撃強度)の試験で使用したアセンブリを対象に
試験を行う。前ホークを製造していないフレーム体製造業者の場合は,適切な前ホーク(4.2.1参照)を装
着した同じフレーム体を用いて試験を行う。
図2に示すように,フレーム体及び前ホークアセンブリを,鉛直面内で後車軸を中心に自由に回転する
ように,後車軸取付部で固定具に取り付ける。フレーム体が通常の使用位置になるように,金床を用いて
前ホークを支持する。
シートポストに表2のおもり1をその重心がシートポスト挿入点から軸上D(=75 mm)の位置に固定
する(おもり1及びおもり受け台の形状・寸法の一例を,図3に示す。)。ヘッドの上部及びハンガ部にそ
れぞれ表2のおもり2及びおもり3を固定する。おもりを取り付けた状態で,ホイールベースを測定する。
後車軸を中心にしてアセンブリを軽量ローラと金床間との距離がh2になるまでもち上げた後,アセンブリ
を金床上に2回落下させる。おもりを取り付けた状態で,ホイールベースを測定し永久変形量を求める。
――――― [JIS D 9313-4 pdf 6] ―――――
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表2−おもりの質量及び落下高さ
車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車
スポーティ車,シティ 子供車 マウンテンバイク レーシングバイク
車,小径車,実用車
おもり1
シートポスト,M1 50 40 30 30
kg
おもり2
ヘッド,M2 10 10 10 10
kg
おもり3
ハンガ,M3 30 20 50 50
kg
落下高さ,h2
200 200 300 200
mm
単位 mm
D おもりの中心までの距離(75 mm) 4 おもり2(M2)
h2 落下高さ 5 おもり3(M3)
1 ホイールベース 6 後車軸の固定具
2 永久変形量 7 金床
3 おもり1(M1)
図2−フレーム体及び前ホークの前倒しによる衝撃試験
――――― [JIS D 9313-4 pdf 7] ―――――
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単位 mm
図3−おもり1(一例)
4.3 フレーム体のペダル力による疲労試験
4.3.1 一般
フレーム体のペダル力による疲労試験は,次による。
a) 上パイプが着脱式又は可動式のフレーム体は,上パイプを取り外し,又は下側に取り付けた状態で試
験する。
b) ピボットジョイント付きサスペンションフレームは,スプリング,空気圧,又はダンパーを最大抵抗
となるように調整する。空気圧を調整できないエアーダンパーについては,サスペンションユニット
を剛体リンクと置き換えて,その端部取付金具と横平面の剛性が元のユニットを正しく模擬している
ことを確認する。
c) チェーンステーにピボットが付いておらず,屈曲に依存するサスペンションフレームは,フレーム体
の適正な試験が行われるよう,いずれのダンパーも最小抵抗となるように調整する。
d) サスペンションフレームに地面反力に対する自転車の抵抗を変えるための,又は自転車の姿勢を変え
るための調整可能なブラケット又はリンク機構が付いている場合は,フレーム体に最大の力が加わる
ようにこれらの調整可能な構成部品の位置を配置する。
e) 電動アシスト自転車用のフレーム体で駆動部のハウジングなどがフレームの一部を兼ねる場合には,
ハウジングなどを付けた状態で試験を行う。
4.3.2 試験方法
この試験では,標準のヘッド部品を装着した新しいフレーム体及び前ホークアセンブリを使用する。前
ホークは,附属書Aに規定する同じ長さで少なくとも同じ剛性をもつダミーホークと置き換えてもよい。
注記 前ホークを使用すると前ホークが破損するおそれがあるので,便宜上,前ホークより剛性及び
強度が高いダミーホークを使用するのがよい。
図4に示すように,前ホークをハブ軸部で軸が自由に回転できる状態にして,高さRw(車輪及びタイヤ
アセンブリの半径±30 mm)の台座に固定し,前ホークの台座と同じ高さの支柱にフレーム体の後つめを
軸で固定する。支柱は,横平面の剛性をもち,下部がボールジョイントで軸を中心にして回転できるもの
――――― [JIS D 9313-4 pdf 8] ―――――
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とする。
次のa) 又はb) を取り付ける。
a) 図4に示すように,クランク,ギヤ板及びチェーンアセンブリを使用する場合は,両方のクランクを
水平位置に対して45°±2°の角度で前方下向きに傾斜させ,チェーンの前端を,ギヤ板が3枚のと
きは中央の,2枚のときは小さい方の,1枚だけのときはそのギヤ板に固定する。チェーンの後端を後
ハブ軸に垂直に取り付ける。
b) 図5に示すように,ブーメラン形アダプタを使用する場合は,ブーメラン形アダプタがクランク軸を
中心にして自由に回転でき,左右のクランクアームの長さLが175 mmで,両方とも水平位置に対し
て45°±2°の角度で前方下向きに傾斜させる。クランクの位置を,垂直なレバーアーム及びコネク
ティングロッドによって固定する。コネクティングロッドは,両端にボールジョイントが付いており,
後車軸に垂直に取り付ける。垂直なレバーアームの長さRcは75 mm,コネクティングロッドの軸はフ
レーム体の中心面と平行で,この中心面から50 mmの位置にする。
なお,コネクティングロッドがフレームに接触する場合には,湾曲したコネクティングロッドを使
用してもよい。
左右のペダル軸(又はこれに相当するアダプタ構成部品)に対し,図4及び表3に示すように,フレー
ム体の中心面から150 mmの位置で,フレーム体の前後平面に対して7.5°±0.5°の角度で傾斜させて,
F1の下向きの繰返し力を負荷する。これらの力を負荷している間は,必ずペダル軸上の力がもう一方のペ
ダル軸への力の負荷を開始する前にピーク値の5 %以下に下がるようにする。試験力を100 000回負荷す
る。1回の試験サイクルは,二つの力の負荷及び解除で構成される。試験周波数は,JIS D 9313-1の4.2(疲
労試験通則)による。
表3−ペダル軸に負荷する力
単位 N
車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車
スポーティ車,シティ 子供車 マウンテンバイク レーシングバイク
車,小径車,実用車
力,F1 1 000 1 000 1 200 1 100
――――― [JIS D 9313-4 pdf 9] ―――――
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単位 mm
Rw 台座及び支柱の高さ 3 ボールジョイント
Rc 垂直なレバーアームの長さ(75 mm) 4 ブーメラン形アダプタ
L クランクアームの長さ(175 mm) 5 垂直なレバーアーム
1 台座 6 コネクティングロッド
2 支柱 7 コネクティングロッドの中心線
図4−フレーム体のペダル力による疲労試験
単位 mm
図5−ブーメラン形アダプタの一例
――――― [JIS D 9313-4 pdf 10] ―――――
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JIS D 9313-4:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4210-6:2015(MOD)
JIS D 9313-4:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 9313-4:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD9111:2016
- 自転車―分類,用語及び諸元
- JISD9301:2019
- 一般用自転車
- JISD9304:2019
- スポーツ専用自転車
- JISD9313-1:2019
- 自転車―第1部:試験条件通則及び部品などの試験方法