JIS D 9313-6:2019 自転車―第6部:駆動装置の試験方法 | ページ 2

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なお,クランクを試験用クランク軸に組み立てるときの固定ナット又は固定ボルトは,製造業者が指定
する推奨締付けトルクで締め付ける。製造業者の推奨締付けトルクが示されていない場合は,40 N・m±5
N・mとする。
単位 mm
図3−クランク水平落下衝撃試験

4.5 クランクの鉛直落下による衝撃試験

  図4のように,試験用クランク軸にクランクを鉛直方向に固定し,これに試験用ペダル軸を取り付け,
負荷点に質量10 kg(おもり台を含む。)のおもりを1 000 mm(クランク長さ140 mm以下のものは,500 mm)
の高さから落下させたとき,クランクの破損の有無を調べる。ただし,鋼製クランクについては,この試
験を省略することができる。
なお,クランクを試験用クランク軸に組み立てるときの固定ナット又は固定ボルトは,製造業者が指定
する推奨締付けトルクで締め付ける。製造業者の推奨締付けトルクが示されていない場合は,40 N・m±5
N・mとする。
単位 mm
図4−クランク鉛直落下衝撃試験

――――― [JIS D 9313-6 pdf 6] ―――――

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4.6 クランクアセンブリの疲労試験

4.6.1  クランクを下45°傾斜させた状態での試験方法
クランクアセンブリを,図5に示すように,ハンガパイプを模した固定具にはめ込み,右クランクを水
平位置に対して下に45°の角度に固定する。
注記 クランクアセンブリの構成部品は,JIS D 9111を参照。
最大のギヤ板(又は唯一のギヤ板)を適切な長さのチェーン及び支持具で固定し,アセンブリが回転し
ないようにする。その他のタイプの駆動機構(ベルト駆動,シャフト駆動など)の場合は,変速機構の1
段目に固定する。
なお,試験力を次に規定する適切な方向に負荷するのであれば,左クランクは図5に示す二つの位置の
いずれに配置してもよい。
左右のクランクのペダル軸に対し,表1に示すようにF2の垂直かつ動的な繰返し力を,各クランクの外
側面から65 mmの距離に交互に試験回数Cを負荷する。右クランクの力の方向は下向き,左クランクの力
の方向は上向き(又は左クランクが前向きの場合は下向き)とする。これらの試験力を負荷している間は,
必ずペダル軸上の力がもう一方のペダル軸への試験力の負荷を開始する前にピーク値の5 %以下に下がる
ようにする。試験周波数は,JIS D 9313-1の4.2(疲労試験通則)による。

――――― [JIS D 9313-6 pdf 7] ―――――

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単位 mm
1 試験力
2 水平軸
3 クランク軸
4 左クランクの代替配置
注a) クランクの外側面からの距離
図5−クランクを下45°傾斜させた状態での疲労試験
表1−ペダル軸に負荷する力及び試験回数
車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車
スポーティ車,シティ 子供車 マウンテンバイク レーシングバイク
車,小径車,実用車
力,F2
1 300 1 300 1 800 1 800
N
試験回数,C
100 000 100 000 50 000 100 000

4.6.2 クランクを上に30°傾斜させた状態での試験方法(マウンテンバイク)
クランクアセンブリを,図6に示すように,ハンガパイプを模した固定具にはめ込み,右クランクを水

――――― [JIS D 9313-6 pdf 8] ―――――

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平位置に対して上に30°傾斜させた状態で固定する。左クランクをペダル軸に取り付けた装置でクランク
の外側面から65 mmの距離において試験機の台座に固定する。
右クランクのペダル軸に対し,1 800 Nの垂直下向きの動的な繰返し力を,クランクの外側面から65 mm
の距離において50 000回負荷する。試験周波数は,JIS D 9313-1の4.2による。
単位 mm
1 水平軸
2 クランク軸
3 反力(試験力と大きさが等しく,向きが反対の力)
注a) クランクの外側面からの距離
図6−クランクを上に30°傾斜させた状態での疲労試験(マウンテンバイク)

4.7 ペダルの試験

4.7.1  ペダルの強度試験
ペダルの強度試験は,図7のように,クランクはめ合いねじ部で水平に固定し,ペダル体の中心に1 500
Nの力を鉛直に1分間静かに加え,ペダル体及びペダル軸に目に見える亀裂,折損などの有無を調べる。

――――― [JIS D 9313-6 pdf 9] ―――――

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図7−ペダルの強度試験
4.7.2 ペダル先端部の強度試験
ペダル先端部の強度試験は,図8のように,クランクはめ合いねじ部で水平に固定し,当て板を置いて,
ペダル体の先端から10 mm以内の箇所に1 200 Nの力(F)を鉛直に5分間静かに加え,力の負荷点での
最大たわみ量,並びにペダル体及びペダル軸に目に見える亀裂,折損などの有無を調べる。さらに,折り
畳みペダルでは,ペダルの固定の解除の有無についても調べる。
なお,二つの踏面がある折り畳みペダルで,折り畳み機構の構造,又は上下の踏面が対称でなく折り畳
みの方向がある場合は,それぞれの踏面で試験を行い,片面式ペダルでは,踏面側で試験を行う。
単位 mm
図8−ペダル先端部の強度試験

4.8 ペダルの衝撃試験

4.8.1  常温試験
図10に示すように,ペダル軸を固定具に水平にねじ込み,図9に示す質量15 kgのおもりを落下高さ400
mmからペダル体の中心に落下させる。おもりの長さは,ペダル踏面の長さよりも長くなければならない。

――――― [JIS D 9313-6 pdf 10] ―――――

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JIS D 9313-6:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4210-8:2014(MOD)

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