5
E 2001 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2404 合成(架線)素 composite element
トロリ線又は補助ちょう架線をちょう架線につるための
子 引上げ・制振機能をもった金具(付図2.12参照)。
2405 (トロリ線の) conact wire splice
2本のトロリ線を長さ方向に機械的及び電気的に接続す
接続金具 る金具。 [811-33-23]
2406 スプライサ splicer
トロリ線とトロリ線とを突き合わせて接続する金具(付
図2.13参照)。
2407 ダブルイヤー トロリ線とトロリ線とを添わせて接続する金具(付図connecting fittings for conact
2.14参照)。 wire,
double ear
2408 トリプルイヤー トロリ線を3本添わせて接続する金具(付図2.15参照)。 triple ear
2409 曲線引装置 pull-off
曲線又は分岐器箇所において,電線を正規の位置に保持
するために用いる装置。 [811-33-35]
2410 曲線引金具 pull-off arm
曲線引装置のうち,トロリ線に取り付けるイヤー及びイ
ヤーに連結するアーム(付図2.16参照)。
2411 カーブイヤー curve ear
曲線箇所のトロリ線を保持する金具(付図2.17参照)。
2412 カーブハンガ 曲線箇所においてカーブイヤーを保持する金具(付図curve hanger
2.18参照)。
2413 振止金具 steady arm
トロリ線を正しい偏位に保持するのに用いる金具。常に
(ふれどめかな 横張力がかけられるように振止めパイプに固定される[811-33-37]
ぐ) (付図2.19参照)。
2414 振止パイプ 振止金具を装着する曲がりにくい物質でできた部品。registration arm
[811-33-36]
支持物から電気的に絶縁され,トロリ線が線路方向又は
垂直方向に移動できるようになっている場合が多い。
2415 コネクタ electrical connector
二つの電気導体間を電気的に接続する金具(付図2.20及
び付図2.21参照)。
2416 引留金具 termination fittings
単線又はより線を引き留めるためにその端末に取り付け
る金貝。 [81-33-26]
2417 引留クランプ strain clamp,
単線又はより線を折り返さないで圧縮,ボルト又はくさ
anchor clamp
びによって固定し,引留め又は連結する金具(付図2.22
及び付図2.23参照)。
2418 ワイヤターミナ wire terminal
単線又はより線を折り返して,くさびで固定し,引留め
ル 又は連結する金具(付図2.24参照)。
2419 アンカイヤー トロリ線の流れを防止する金具(付図2.25参照)。 anchor ear
2420 スリーブ sleeve
単線又はより線を圧縮して接続する金具(付図2.26及び
付図2.27参照)(JIS E 2220参照)。
2421 連結金具 がいし,電車線金具などを連結する金具(付図2.28参照)。 link
2422 ワイヤクリップ wire clip
単線又はより線を重ね合わせて接続する金具(付図2.29
参照)。
2423 セパレータ トロリ線相互の間隔を一定に保つ金具(付図2.30参照)。 separator, spacer
2424 交差金具 crossing clamp
わたり線装置におけるトロリ線相互の高低差を制限する
金具(付図2.31参照)。
2425 ヨーク yoke
2本の電線又はワイヤを一定の間隔を保って引き留める
金具(付図2.32参照)。
2426 ワイヤターンバ wire turnbuckle
単線又はより線の張力をねじで調整する金具(付図2.33
ックル 参照)。
2427 保護カバー wire protector
電線の支持点などにおける損傷を防止するカバー(付図
2.34及び付図2.35参照)。
2428 がいし金具 がいしを支持物に取り付ける金具(付図2.36参照)。fittings for insulator
2429 電柱バンド pole band
ワイヤ,電車線金具などを,電柱に取り付ける金具(付
図2.37参照)。
――――― [JIS E 2001 pdf 6] ―――――
6
E 2001 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2430 接続金具 二つの電気導体間を機械的に接続する金具。 connector
[811-33-25]
2431 ピンがいし 心棒の上に堅く固定されたがいし。 pin insulator (in electric traction)
[811-33-27]
2432 懸垂がいし suspension insulator (in electric
張力をかけ得るがいし連の構成要素,又は支持物から懸
垂して使用する絶縁体が円盤形のがいし。 traction), disc insulator
[811-33-28]
2433 井形がいし strain insulator (in electric
絶縁材に圧縮荷重がかけられるように,互いに垂直に交
差する二つの孔が貫通し,縦方向に溝が付けてあるがいtraction)
し。 [811-33-29]
2434 長幹がいし long rod insulator (in electric
絶縁体の両端にキャップを備えた中実円柱形がいし(JIS
C 3803参照)。 traction)
2501 ジグザグ偏位 stagger
パンタグラフすり板の局部磨耗を避けるため,連続した
[811-33-21]
支持点に線路中心に対して水平方向にジグザグ状にトロ
リ線を偏位させること。
2502 固定支持 rigid support
架空電車線が,移動しないようにその支持物に取り付け
る方法。 [811-33-32]
2503 可動支持 flexible support
架空電車線をスパン線又はフレッキシブルな装置を介し
てその支持物に取り付ける方法。 [811-33-33]
2504 径間 支持点から次の支持点までの架空電車線の区間。 span
[811-33-40]
2505 架高 system height, encumbrance
支持点で測定された(主)ちょう架線とトロリ線との間
の垂直距離。 [811-33-52]
2506 横方向弾性 lateral elasticity, lateral resilience
線路直角水平方向への単位荷重に対するトロリ線の変位
量。 [811-33-53]
2507 上下方向弾性 vertical elasticity, vertical
垂直面内における単位荷重に対するトロリ線の変位量。
resilience
[811-33-54]
2508 硬点 hard spot
振止パイプ付近などで,架空電車線における上下方向弾
性が低い点。 [811-33-51]
2509 ち度 ちょう架線の支持点の高さと最低点の高さの差。 catenary sag
[811-33-55]
2510 (トロリ線の) トロリ線の支持点の高さと径間中央点の高さとの差。contact wire sag
サグ [811-33-56]
2511 (トロリ線の) contact wire presag
建設中にトロリ線に計画的に与えられたサグの初期値。
プレサグ [811-33-57]
2512 (トロリ線の) トロリ線のレール面に対する垂直な高さ。 contact wire height
高さ
2513 (トロリ線の) gradient (of an overhead contact
隣接する二つの支持点において,レール面から測ったト
こう(勾)配 ロリ線の高さの差と径間長との比率。 line)
[913-1.2.24]
2514 (トロリ線の) トロリ線の軌道中心面からの偏りの寸法。 conact wire deviation
偏位
2515 (トロリ線の) creeping move (of contact wire)
パンタグラフ通過時の摩擦力,線路のこう配,電車線の
流れ 横張力などによるトロリ線の線路方向の移動。
2516 (トロリ線の) パンタグラフがしゅう動するトロリ線の面。 contact surface
しゅう面
――――― [JIS E 2001 pdf 7] ―――――
7
E 2001 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2517 引き角度 pull angle
曲線引金具,振止金具などのアーム端部穴の中心とトロ
リ線の中心とを結ぶ線と,トロリ線の中心を通る水平線
とがなす角度。
図2.1 引き角度
c) 導電レール (conductor rails)
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3101 導電レール, conductor rail,
がいし上に据え付けられ,架空導体の形態をしているか,
[サードレー third rail [811-34-01]
又は走行レール付近に設置された形鋼などの金属体又は
レール。
ル][第三軌条]
3102 中央導電レール 2本の走行レールの間に設置された導電レール。 centre conductor rail
[811-34-02]
3103 側方導電ルール 走行レールの側方に設置された導電レール。 side conductor rail
[811-34-03]
3104 ピット導電レー conduit conductor rail
走行レールよりも低いレベルのピット内に設置された側
ル 方導電レール又は中央導電レール。 [811-34-04]
3105 架空剛体電車線 架空電車線を形成する圧延剛体。 overhead conductor rail
[811-34-05]
3201 帰線レール return conductor rail,
走行レールを帰線回路として使わずに,別途帰線電流を
流すために用いられる導電レール。 return current rail
[811-34-10]
3301 導電レール遊間 連続する2本の導電レールの間に存在する空げき(隙)。 conductor rail gap
[811-34-06]
3302 エンドアプロー ramp
セクションの各端末にある導電レールのこう(勾)配で,
チ [811-34-07]
集電靴の端末(迎入口)への進入又は端末(送出口)か
らの進出を容易にするためのもの。
3401 ジャンパ線 (track) umper cable
導電レール遊間において,その導電性を維持するための
絶縁電線。 [811-34-09]
3402 アンカリング conductor rail anchor
導電レールの線路方向への動きを阻止するために,導電
レールを固定する装置。 [811-34-08]
d) 帰線路 (return current circuit)
番号 用語 定義 対応英語(参考)
4101 帰線路 return circuit
走行レール又は帰線レール,それらの電気的接続及び変
電所引込帰線からなる電気回路。 [811-35-01]
4102 単線方式 track return system
走行レールが電気運転用電流の帰路の一部を形成するシ
ステム。 [811-35-02]
4103 複線方式 insulated return system
帰線路を形成する導体が線路から絶縁されているシステ
ム。 [811-35-03]
4201 帰線ケーブル return cable, track negative cable
走行レール又は帰線レールから分岐して変電所に接続す
る電線。 [811-35-04]
4202 接地線 earth wire, ground wire (USA)
絶縁破壊時に人及び設備を保護するために,支持物を大
[811-35-12]
地又はレールに接続している金属電線。それは帰線とし
ても使用できる。
――――― [JIS E 2001 pdf 8] ―――――
8
E 2001 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
4301 吸上変圧器 booster transformer
巻線の一つは電車線に直列に接続され,他の巻線は絶縁
[811-35-06]
された帰線に直列に接続される,巻線比が1 : 1の変圧器。
− 吸上変圧器は,迷走電流を減らす目的で,レール及
び大地から電流を強制的に帰線へ吸い上げるべく,
線路に沿って一定間隔ごとに設置される。
4302 レール電気接続 electrical rail joint,
機械的なレール接続で,帰線路として電気的連続性も確
保されているもの。 bonded rail joint
[811-35-10]
4303 レール絶縁接続 insulated rail joint
機械的なレール接続で,両方のレールが互いに電気的に
絶縁されているもの。 [811-35-11]
4401 レールボンド レール継目箇所で,電気的連続性を確保するための電線。 rail joint bond
[811-35-07]
4402 溶接ボンド welded bond
レール継目箇所でその両端がレール端部に溶接されてい
る電気的接続線。 [811-35-08]
4403 かしめボンド pin type bond
レール継目箇所で,その両端がレール端部に摩擦によっ
て装着している電気的接続線。 [811-35-09]
4501 迷走電流 stray currents
帰線電流の一部で,少なくともその回路の一部において
[もれ電流] [811-35-05]
帰線路以外の経路(例えば,水道管又は電話ケーブル)
を通るもの。
e) き電システム (electricity supply system)
番号 用語 定義 対応英語(参考)
5101 き電システム feeding system
外部から動力用電気エネルギーを電気車に供給するシス
[811-36-01]
テム。き電システムは,電車線に供給される電力の公称
特性,すなわち,交流では電圧,相数及び周波数,直流
では電圧だけによって定義される。
5102 独立複線方式 independence of tracks
一つの線路の事故が他の線路に影響を与えないように,
[811-36-17]
線路が相互に機械的及び電気的に独立性を備えた設備。
5103 複き電方式 dual system track
電車(線)が2種の電化方式からの電気エネルギーを,
切替えによってき電できるようになっている線路。 [811-36-19]
5201 引出き電線 電車と変電所との間を電気的に接続する電線。 feeder cable, feeder
[811-36-08]
5202 き電線 line feeder
電車線に平行して架設されるか,又はそれと並列接続で
[811-36-09]
設置され,き電分岐点で給電したり,又は電車線の有効
断面積を増大させるための架空電線。
5203 き電分岐 feeding branch
き電線からトロリ線に電気を供給するための,き電線と
トロリ線との間の接続箇所。
5211 電気的区分 電車線を区分するための設備。 sectioning
[811-36-10]
− その隣接する区間は互いに,例えば,負荷開閉器な
どで電気的に絶縁することができる。
5212 区分装置 sectioning point
電車線の隣接部分間を絶縁はするが,集電は連続して行
えるような,一連の電車線設備。 [811-36-11]
5213 エアセクション insulated overlap
電車線の隣接区間の端末をしかるべき長さでオーバーラ
ップさせて形成された区分点。 [811-36-14]
パンタグラフは両電車線下を短絡走行でき,絶縁は二つ
の電車線設備間の適切な間げき(隙)のエアギャップに
よって確保される。
5214 ニュートラルセ neutral section
電圧及び位相の異なる隣接区間が集電装置の通過によっ
クション [811-36-16]
て互いに短絡されないようにした両端にき電区分点を備
えた電車線の一区間。
――――― [JIS E 2001 pdf 9] ―――――
9
E 2001 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
5301 き電用変電所 電気運転システムに給電することを主機能とする変電(traction) ubstation
所。 [811-36-02]
5302 交流き電用変電 電源網の電気エネルギーを電車線電圧に変換する変電transformer substation
所 所。 [811-36-03]
5303 直流き電用変電 rectifier substation
一般に交流電源は三相であるが,それを直流に変換して
所 電車線に供給する変電所。 [811-36-04]
5304 移動変電所 mobile substation,
電源網への接続設備があるところへ運び,そこで電車線
movable substation
にき電するために,鉄道又は道路上を走行できる車両に
積載された変電所。 [811-36-05]
5305 電力回生変電所 receptive substation
列車の回生制動によって送り返された電力を電源網へ返
還することができる変電所。 [811-36-06]
5306 き電所 feeder station
変電所(線路から離れている)からのき電線が電車線に
接続されている箇所。 [811-36-07]
5307 ATポスト auto-transformer substation (in
き電線によって電車線電圧の2倍で給電する単巻変圧器
を備えた変電所。 electric traction)
[811-36-12]
− このポストには,この他に,区分所又はタイポスト
の機能を部分的に又は全面的にもたせることができ
る。
5308 き電区分所 track sectioning cabin (in electric
平行する電車線を区分及び接続する機能の幾つか又はす
べてを備えた,母線及び遮断機を装備した変電所。 traction) , track paralleling
場合によっては,そこに集中してくるすべてのき電線をcabin (in electric traction)
包含することもある。 [811-36-13]
5401 セクションイン section insulator
連続している電車線に挿入された絶縁物によって構成さ
シュレータ [811-36-15]
れた区分点で,連続した集電しゅう(摺)動が確保でき
るようなスライダ又はそれに類似の装置が付いたもの
(付図5.1及び付図5.2参照)(JIS E 2219参照)。
5402 き電分岐用金具 feeder clamp
電車線のトロリ線とき電線との間を電気的に接続する導
電性金具。 [811-36-18]
5403 フィードイヤー 電気を供給するため導線とトロリ線とを接続する金具feeding fittings
(付図5.3参照)。
5404 均圧クリップ equalizing clip
同電位のき電線相互を束ねて,電圧を均一にする金具(付
図5.4参照)。
f) 特性 (characteristic and test)
番号 用語 定義 対応英語(参考)
6101 締付トルク試験 clamping torque test
金具のボルト,ナット,袋ねじ,押しねじなどを,トル
クレンチなどによって徐々に締め付け,金具各部の変形,
破壊,ひずみなどを調べる試験。
6102 最大締付トルク 締付トルク試験の経過中,金具が耐えた最大締付トルク。 maximum clamping torque
6103 引張荷重試験 tensile load test
引張試験機などを用いて,金具を徐々に引っ張り,金具
各部の変形破壊,ひずみ,滑りなどを調べる試験。
6104 最大引張荷重 maximum tensile load
引張荷重試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などに至
るまでの最大荷重。
6105 耐引張荷重 endurable tensile load
引張荷重試験で,金具を一定時間引っ張り,金具各部に
ひずみ,伸び,永久変形,脱落,破壊などの異状を生じ
ない荷重。
6106 圧縮荷重試験 compressive load test
圧縮試験機などを用いて,金具を徐々に圧縮し,金具各
部の変形,破壊,ひずみ,たわみなどを調べる試験。
6107 最大圧縮荷重 maximum compressive load
圧縮荷重試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などに至
るまでの最大荷重。
――――― [JIS E 2001 pdf 10] ―――――
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JIS E 2001:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60050-811:1991(MOD)
- IEC 60913:1988(MOD)
JIS E 2001:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 45 : 鉄道工学 > 45.080 : レール及びレール部品
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.45 : 鉄道工学(用語集)
JIS E 2001:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3803:1977
- がいし及びブッシング用語
- JISE2101:1990
- みぞ付き硬銅トロリ線
- JISE2201:2013
- 電車線路用架線金具
- JISE2219:2001
- 電車線路用セクションインシュレータ
- JISE2220:1957
- 直線ハンガイーヤ(無軌条電車用)
- JISE2220:2001
- 電車線路用より線スリーブ