JIS E 3801-4:2021 無線式列車制御システム―第4部:無線システムの性能要求事項決定手順

JIS E 3801-4:2021 規格概要

この規格 E3801-4は、無線式列車制御システムに適用する無線システムのための性能要求事項を決定する手順について規定。

JISE3801-4 規格全文情報

規格番号
JIS E3801-4 
規格名称
無線式列車制御システム―第4部 : 無線システムの性能要求事項決定手順
規格名称英語訳
Train control system using radio communication -- Part 4:Procedure to determine the performance requirements for radio systems
制定年月日
2021年5月21日
最新改正日
2021年5月21日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

45.020
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-05-21 制定
ページ
JIS E 3801-4:2021 PDF [24]
                                                                                 E 3801-4 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義,並びに略語・・・・[1]
  •  3.1 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.2 略語・・・・[2]
  •  4 性能要求事項の決定手順の概要・・・・[2]
  •  4.1 一般・・・・[2]
  •  4.2 使用電波に関する前提条件の項目・・・・[3]
  •  4.3 鉄道運行に関する前提条件の項目・・・・[3]
  •  4.4 無線パラメータの項目・・・・[3]
  •  5 使用電波に関する前提条件・・・・[4]
  •  5.1 環境条件・・・・[4]
  •  6 鉄道運行に関する前提条件・・・・[4]
  •  6.1 線区条件・・・・[4]
  •  6.2 運転条件・・・・[5]
  •  6.3 通信条件・・・・[5]
  •  6.4 伝送方式・・・・[6]
  •  7 無線パラメータ・・・・[6]
  •  7.1 一般・・・・[6]
  •  7.2 伝送パラメータ・・・・[6]
  •  7.3 セキュリティパラメータ・・・・[7]
  •  8 システムの前提条件と無線パラメータとの関係について・・・・[7]
  •  8.1 一般・・・・[7]
  •  8.2 環境条件・・・・[8]
  •  8.3 線区条件・・・・[9]
  •  8.4 運転条件・・・・[10]
  •  8.5 通信条件・・・・[11]
  •  8.6 伝送方式・・・・[13]
  •  附属書A(参考)その他の前提条件・・・・[14]
  •  附属書B(参考)異常時の考慮・・・・[21]
  •  参考文献・・・・[22]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS E 3801-4 pdf 1] ―――――

           E 3801-4 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本鉄道電気技術協会(JREEA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出
があり,日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS E 3801-4 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
E 3801-4 : 2021

無線式列車制御システム−第4部 : 無線システムの性能要求事項決定手順

Train control system using radio communication-Part 4: Procedure to determine the performance requirements for radiosystems

1 適用範囲

  この規格は,無線式列車制御システムに適用する無線システムのための性能要求事項を決定する手順に
ついて規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
IEC 62280,Railway applications−Communication, signalling and processing systems−Safety related
communication in transmission systems

3 用語及び定義,並びに略語

  この規格で用いる主な用語及び定義,並びに略語は,次による。

3.1 用語及び定義

3.1.1
容量(capacity)
無線リンクにおいて単位時間当たりに送受信される情報量の最大値。
3.1.2
伝送速度(data rate)
ある単位周期時間当たりに伝送されるデータ量。
注記1 通常は,“ビット/秒”又は“バイト/秒”で表す。
注記2 最小伝送速度は,列車制御システムのために単位時間当たりの送信データの最大量を考慮す
る必要がある。
3.1.3
暗号化(encryption)
第三者が解読できないように情報を伝送する方法。
注記 システム内で送受信される情報の秘匿性を高めるために用いる。

――――― [JIS E 3801-4 pdf 3] ―――――

           2
E 3801-4 : 2021
3.1.4
ハンドオーバ(handover)
移動局の接続先基地局を隣接基地局へ切り替える方法。
3.1.5
なりすまし対策(measures against masquerading)
電文の改変又はなりすましを回避するための対策。
注記 電子認証又は合理性チェックを行う,ネットワークにファイアーウォールを設ける,又は物理
的に隔離する方法がある。
3.1.6
変調方式(modulation method)
ベースバンド信号の情報に従ってキャリア信号に変化を与える方式。
注記 周波数,帯域幅,伝送速度,アンテナパラメータなどで表される伝搬特性を考慮して決定する。
3.1.7
接続数(number of connections)
ある基地局が同時に通信できる移動局の最大個数。
3.1.8
周期(period)
物理的な無線インタフェースで使用する二つの連続したメッセージの伝送時間間隔。
3.1.9
サービス品質(quality of service)
通信品質を示す尺度。
注記 通信ネットワークのサービス品質評価項目としては,保証されたスループット,ジッタ,遅延
時間,パケット損失などを用いる。

3.2 略語

ATS : 自動列車停止装置
ATC : 自動列車制御装置
GOA : 自動化の程度
GPS : 全地球測位システム
QoS : サービス品質

4 性能要求事項の決定手順の概要

4.1 一般

  無線式列車制御システムにおける無線システムの性能要求事項の決定では,その性能要求に影響を及ぼ
す可能性のある条件を特定し,システムの適用環境を評価して,これらの条件を性能要求事項に反映する
か判断する必要がある。ここでは,性能要求事項に影響する様々な条件の特定に役立つ手順の概要を示す。
無線システムの性能要求事項の決定時においては,次の要因を考慮する必要がある。
a) 使用電波に関する前提条件 環境条件
b) 鉄道運行に関する前提条件 線区条件,運転条件,通信条件及び伝送方式
c) 無線パラメータ 伝送パラメータ及びセキュリティパラメータ
これらの要因は,無線通信システムより上位の,列車制御システムのレベルで定義される,性能要求事

――――― [JIS E 3801-4 pdf 4] ―――――

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E 3801-4 : 2021
項の表現に対応している必要がある。
前提条件は,無線パラメータに直接的又は間接的に影響を及ぼす。環境条件,線区条件,運転条件及び
通信条件が伝送パラメータを決定し,伝送方式がセキュリティパラメータを決定する。これらの前提条件
が,無線システムの性能要求事項を決定する。前提条件が入力となり,無線パラメータがその出力となる。
これらの関係を,図1に示す。また,前提条件及び無線パラメータの項目は,4.2以降に示す。
前提条件については箇条5及び箇条6,無線パラメータについては箇条7に定義する。また,箇条8に
はそれらの相互関係の要点を示す。
図1−性能要求事項に影響を与える要素

4.2 使用電波に関する前提条件の項目

4.2.1 環境条件
障害物,気象条件及び電磁障害がある。

4.3 鉄道運行に関する前提条件の項目

4.3.1 線区条件
線区最高速度,線路条件(トンネルなど),線区構成及び駅構成がある。
4.3.2 運転条件
設計上の最小運転時隔及び1制御エリア当たりの最大列車数(一度に制御可能な列車本数)がある。
4.3.3 通信条件
最大許容通信損失,ネットワーク遅延時間,伝送周期,スループット,制御エリア及び保守条件がある。
4.3.4 伝送方式
オープン又はクローズド伝送がある。

4.4 無線パラメータの項目

4.4.1 伝送パラメータ
周期,容量(スループットなど),接続数,ハンドオーバ,周波数,帯域幅,伝送速度,変調方式及び伝
送路の種類がある。
4.4.2 セキュリティパラメータ
暗号化及びなりすまし対策がある。

――――― [JIS E 3801-4 pdf 5] ―――――

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