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(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との技術的差異の箇(V) ISと国際規格との
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国際規
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条ごとの評価及びその内容 技術的差異の理由及び今
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箇条番号 内容 格番号 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容 後の対策
: 2
及び名称 番号 の評価
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6 試験条件 6.2.3 暗騒音レベル 6.2.3 ISO規格では,暗騒音の状況を明追加 暗騒音の状況を明確にするた我が国では一般的に行わ
(続き) 確に定義していない。 め,車両の状態を受渡当事者れていて運用上で支障は
間で協定することを推奨するない。
ことを追加した。 実質的な差異はない。
削除 グレードに関する注記を削除
した。
6.3.1 一般 6.3.1 図1に推奨位置を示している。 変更 図1は,我が国ではなじみの 我が国では一般的に行わ
ない車両の構造例であるのでれていて運用上で支障は
誤解されないように削除し ない。
た。その代わりマイクロホン実質的な差異はない。
の詳細な位置を受渡当事者間
で協定することとした。
6.3.2 座席 6.3.2 ISO規格には,縦形腰掛の場合は追加 我が国に多く見られる縦形腰我が国では一般的に行わ
図示していない。 掛の場合を追加した。 れていて運用上で支障は
ない。
図1を削除したので,マイク 実質的な差異はない。
ロホン位置をより明確にする
ため,注1) を追加した。
6.3.4 運転室内及び業務 6.3.4 変更
機関車外部の測定位置の例を示す 我が国では,機関車外部での我が国では一般的に行わ
用室 図2を示している。 測定は行わないのでこの規定れていて運用上で支障は
内容及び図2を削除した。 ない。
ISO規格では,耳からの距離を0.1 人の耳からの距離に旧JISの 実質的な差異はない。
mに規定している。 0.2 mを含めた。
――――― [JIS E 4021 pdf 16] ―――――
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(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との技術的差異の箇(V) ISと国際規格との
国際規 条ごとの評価及びその内容 技術的差異の理由及び今
箇条番号 内容 格番号 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容 後の対策
及び名称 番号 の評価
6 試験条件 6.4 車両条件 6.4 ISO規格では,試験線での測定を追加 我が国の試験は,営業路線で我が国では一般的に行わ
(続き) 6.4.1 一般 6.4.1 考慮に入れて6.5.2のレール粗さ の測定が一般的であるので,れていて運用上で支障は
と同様に,車輪にも走行距離を規 車輪の状態は,営業車両と同ない。
定している。 じ状況になっていればよく,実質的な差異はない。
受渡当事者間で協定すること
とした。注記に3 000 km走行
した後で測定を行うことを規
定したものではない旨,追加
した。
6.4.2 荷重状態 6.4.2 車両は無負荷又は列車乗務員を除変更 我が国の車両で行われている我が国では一般的に行わ
いて(誰も)乗車してはならない。 れていて運用上で支障は
実態に合わせて,測定車内に,
計測器の監視及び騒音測定にない。
必要な最小限の人員の乗車を実質的な差異はない。
認めた。
6.5 軌道条件 6.5 JISとほぼ同じ 追加 我が国では,地形,市街地な我が国では一般的に行わ
6.5.1 一般 6.5.1 どの状況で規定どおりの路線れていて運用上で支障は
を試験区間に選定しにくいこない。
とがあるので,この規定によ実質的な差異はない。
れない場合には,受渡当事者
間の協定により軌道条件を協
定することができると規定し
た。この場合,軌道条件を試
験報告書に記載しなければな
らない。
また,トンネル区間にあって
は,トンネルを特定できる情
報も記録することにした。
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――――― [JIS E 4021 pdf 17] ―――――
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(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との技術的差異の箇(V) ISと国際規格との
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国際規
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条ごとの評価及びその内容 技術的差異の理由及び今
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箇条番号 内容 格番号 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容 後の対策
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及び名称 番号 の評価
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6 試験条件 注記1 注記1 ISO 3381の附属書C参照 変更 ISO 3381には附属書Cはない 誤記のため,次回の見直
(続き) 注記2 ため,ISO 3095の附属書に変し時に提案する。
更した。
注記2 ISO 3381では附属書A 追加 我が国では,一般的にレール我が国では一般的に行わ
(規定)にレール粗さ測定仕様書 の粗さ測定は行わないので,れていて運用上で支障は
及び附属書B(参考)軌道力学を レール粗さ測定法及び軌道力ない。
考慮した軌道騒音に影響する重要 学の重要パラメータに関する実質的な差異はない。
なパラメータを規定している。 附属書を削除した旨の注記を
加えた。
6.5.2 レール粗さ 6.5.2 全試験区間の1/3オクターブバン変更 我が国では営業路線で試験を我が国では一般的に行わ
ド粗さレベルが,附属書Aの必要 行うため,レール粗さの測定れていて運用上で支障は
条件を満たす場合,レールの条件 は一般に困難なので,測定区ない。
は,形式試験の測定にふさわしい 間のレール粗さの測定につい実質的な差異はない。
と考えられる。 ては,その必要性を含め受渡
当事者間の協定によることと
した。
また,レール粗さの測定方法
はISO 3095の附属書Aによ
ることとした。
7 試験方法 7 7
7.1 一般 7.1 追加
試験回数及び試験結果のばらつき 営業路線での試験では,同一我が国では一般的に行わ
条件での3回の試験を行えな れていて運用上で支障は
いことがあるので,その場合ない。
の処置を追加した。 実質的な差異はない。
7.2 定速走行車両での測 7.2 ISO規格には試験速度の詳細な規追加 我が国での試験方法の実態を我が国では一般的に行わ
定 定がある。しかし,測定時間及び 反映させた内容とした。 れていて運用上で支障は
走行中のノッチ扱いに関する規定 ない。
はない。 実質的な差異はない。
7.3 静止から加速する車 7.3 静止から30 km/hに達するまで。追加 我が国での試験方法の実態を次回の見直し時に提案す
両での測定 反映させた内容とした。 る予定。
――――― [JIS E 4021 pdf 18] ―――――
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E 4021 : 2008
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との技術的差異の箇(V) ISと国際規格との
国際規 条ごとの評価及びその内容 技術的差異の理由及び今
箇条番号 内容 格番号 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容 後の対策
及び名称 番号 の評価
7 試験方法 7.4 減速車両での測定 7.4 30 km/hから停止するまで。 追加 我が国での試験方法の実態を次回の見直し時に提案す
(続き) 反映させた内容とした。 る予定。
8 試験報告 試験報告書の記載内容 8 追加
受渡当事者間で協定した項目の規 我が国での試験方法の実態を次回の見直し時に提案す
書 次の項目のうち,受渡当 定はない。 反映させた内容とした。 る予定。
事者間で協定した事項の
詳細を記載しなければな
らない。
対応規格の附属書A削 附属書A 削除 レール粗さの測定に関する規我が国では一般的に行わ
除。 レール粗さ測定仕様書 定を削除したので,関連するれていて運用上で支障は
対応規格の附属書B削 附属書B 削除 附属書も削除した。 ない。
除。 軌道力学を含む軌道騒音上の重要 実質的な差異はない。
な影響パラメータ
附属書JA ISO 266に規定する帯域
(参考) 中心周波数
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 3381:2005,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
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JIS E 4021:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3381:2005(MOD)
JIS E 4021:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.30 : 輸送に伴って発生する騒音
JIS E 4021:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1514:2002
- オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器
- JISE4001:2011
- 鉄道車両―用語
- JISZ8106:2000
- 音響用語