JIS E 4025:2009 鉄道車両―車外騒音の測定方法 | ページ 2

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E 4025 : 2009
3.4
環境アセスメント試験 (environmental assessment test)
環境影響評価(環境アセスメント)で利用されるデータを集めるために行う測定。
3.5
レール粗さ,r (roughness)
車両の進行方向に測定されたレール頭頂面における車輪走行部の振幅変化の実効値。単位は,μm。
3.6
粗さレベル,Lr (roughness level)
粗さレベルは,次の式(1)による。
Lr 10 log 10 r2 / r0 2

(pdf 一覧ページ番号 )

                      ここに,         Lr :  粗さレベル (dB)
r : 粗さ実効値 (μm)
r0 : 粗さの基準値 r0=1 μm
この定義は,波長スペクトルとして測定された値,又はある波長バンド[中心波長λ(単位は,m)]で
測定した値に適用する。
3.7
音圧,p (sound pressure)
特に指定しない限り,ある時間内の瞬間音圧の実効値(JIS Z 8106による。)。単位は,Pa。
3.8
サウンドレベル,Lp (sound pressure level)
ある音圧の2乗の,音圧の基準値の2乗に対する比の対数。比の10を底とする対数(常用対数)を採り,
10倍すれば,サウンドレベルはデシベルで表現される(JIS Z 8106参照)。単位は,dB。
サウンドレベルは,次の式(2)による。
Lp 10 log10 p2 / p0 2

(pdf 一覧ページ番号 )

                      ここに,         Lp :  サウンドレベル (dB)
p : 音圧実効値 (Pa)
p0 : 音圧の基準値 p0=20 μPa
3.9
A特性サウンドレベル,LpA (A-weighted sound pressure level)
次の式(3)で定義される周波数重みA(JIS C 1509-1参照)で重み付けられたサウンドレベル。
LpA 10 log10 pA 2 / p0 2

(pdf 一覧ページ番号 )

                      ここに,        LpA :  A特性サウンドレベル (dB)
pA : A特性音圧実効値 (Pa)
p0 : 音圧の基準値 p0=20 μPa
3.10
A特性F時間重み付きサウンドレベルの最大値,LpAFmax (AF-weighted maximum sound pressure level)
測定時間T内の,周波数重み付け特性A及び時間重み付け特性Fの時間重み付きサウンドレベルの最も
大きな値(JIS C 1509-1参照)。

――――― [JIS E 4025 pdf 6] ―――――

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E 4025 : 2009
3.11
A特性時間平均サウンドレベル,LAT又はLpAeq,T (A-weighted equivalent continuous sound pressure level)
次の式(4)で定義される,A特性サウンドレベル。
t2
/1T p2A t dt
t1
LAT LpAeq,T 10 log10 20 (4)
p
ここに, LAT及びLpAeq,T : A特性時間平均サウンドレベル (dB)
T : 時刻t1からt2までの測定時間 (s)(図1参照)
t1 : 測定の開始時刻(図1参照)
t2 : 測定の終了時刻(図1参照)
pA(t) : A特性瞬間音圧 (Pa)
p0 : 音圧の基準値 p0=20 μPa
3.12
通過時間のA特性時間平均サウンドレベル,LpAeq,Tp (A-weighted equivalent continuous sound pressure level
on the pass-by time)
次の式(5)で定義される通過時間のA特性時間平均サウンドレベル。
T2
/1Tp p2A t dt
T1
10 log10
LpAeq ,Tp (5)
p20
ここに, LpAeq,Tp : 通過時間のA特性時間平均サウンドレベル (dB)
Tp : 時刻T1からT2までの通過時間 (s)(図1参照)
T1 : 列車の先頭の通過時刻(図1参照)
T2 : 列車の最後尾の通過時刻(図1参照)
pA(t) : A特性瞬間音圧 (Pa)
p0 : 音圧の基準値 p0=20 μPa
3.13
単一事象のレベル,LAE,S (single event level)
時間Tの間測定し,時間の基準値T0で規準化した,単一事象のA特性サウンドレベル。測定時間Tは,
少なくともLpAが,列車の先頭がマイクロホン位置にあるときの値又は列車の後尾がマイクロホン位置に
あるときの値より10 dB低くなる時刻を目安に,事象に関係する音響エネルギーをすべて含めるように十
分に長くとる。
LAE,Sは,次の式(6)による。
t2
/1T0 p2A t dt
t1
LAE,S 10 log10 (6)
p20
ここに, LAE,S : 単一事象のレベル (dB)
T0 : 時間の基準値 T0=1s
t1 : 測定の開始時刻(図1参照)
t2 : 測定の終了時刻(図1参照)
pA(t) : A特性瞬間音圧 (Pa)
p0 : 音圧の基準値 p0=20 μPa

――――― [JIS E 4025 pdf 7] ―――――

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単一事象のレベルLAE,Sは,次の式(7)によってA特性時間平均サウンドレベルLpAeq,Tに関係付けられる。
LAE,S LpAeq ,T (7)
10 log10 T /T0
3.14
通過暴露レベル,LAE,T (transit exposure level)
時間Tの間測定し,通過時間Tpで規準化した,列車通過のA特性サウンドレベル。測定時間Tは,少
なくともLpAが列車の先頭がマイクロホン位置にあるときの値又は列車の後尾がマイクロホン位置にある
ときの値より10 dB低いレベルとなる時刻を目安に,事象に関係する音響エネルギーをすべて含めるよう
に十分に長くとる。
LAE,Tは,次の式(8)による。
t2
/1 Tp p2A t dt
t1
LAE ,T10 log10 (8)
p20
ここに, LAE,T : 通過暴露レベル (dB)
Tp : 時刻T1T2までの通過時間 (s)(図1参照)
t1 : 測定の開始時刻(図1参照)
t2 : 測定の終了時刻(図1参照)
pA(t) : A特性瞬間音圧 (Pa)
p0 : 音圧の基準値 p0=20 μPa
通過暴露レベルLAE,Tは,次の式(9)及び(10)によって単一事象のレベルLAE,Sに関連付けられる。
LAE ,TLAE,S (9)
10 log10 (T0 / Tp )
LAE ,TLpAeq,T (10)
10 log10 (T / Tp )
ここに, T0 : 基準時間(1秒)
3.15
通過時間,Tp (train pass-by time)
列車の先頭がマイクロホン位置を通過した時刻に始まり,列車の最後尾がマイクロホン位置を通過する
時刻で終了するまでの時間。列車長を列車速度で除しても求めることができる。
3.15A
測定時間,T (measurement time interval)
時間平均サウンドレベル及び単一事象のレベルを実際に測定する時間。
編成列車全体を対象とした場合の測定時間Tは,A特性サウンドレベルの値が,列車の先頭がマイクロ
ホン位置にあるときの値より10 dB低い時刻で開始し,列車の後尾がマイクロホン位置にあるときの値よ
り10 dB低くなった時刻で終了する時間とする。測定時間Tと通過時間Tpとの関係を,列車通過時のA
特性サウンドレベルLpAの時刻歴とともに図1に示す。

――――― [JIS E 4025 pdf 8] ―――――

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図1−測定時間Tの選択の例(編成列車全体を対象とするとき)
注記 サウンドレベル対時間の測定値から時間を推定することができない場合は,列車通行時間を測
定するための独立した装置が必要である。
列車の一部の車両を対象とした場合の測定時間Tは,通過時間Tpとする。
動力をもたない車両(群)の測定時間Tは,第1の車両の中心がマイクロホン位置を通過した時刻で開
始し,最後の車両の中心が通過する時刻で終了する時間とする。単一の動力のない車両の測定の測定時間
Tと通過時間Tpとの関係を,A特性サウンドレベルLpAの時刻歴とともに図2に示す。
図2−測定時間Tの選択の例(編成内の一部の車両を測定するとき)
3.16
インパルス特性騒音 (noise with impulsive character)
(対応国際規格の規定を不採用とした。)

――――― [JIS E 4025 pdf 9] ―――――

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3.17
純音特性騒音 (noise with tonal character)
聞き分けることのできる純音成分を含む騒音。
3.18
暗騒音 (background noise)
測定位置で,車両の発生する騒音が存在していない状態での騒音。

4 測定値

4.1 一般

  測定値は,すべてのマイクロホン位置で求める。

4.2 定走行車両の測定

  一定の速度で移動する列車の測定値は,次による。
a) 一車両の列車を含む列車全体に対しては,通過暴露レベル (LAE,T)又は通過時間のA特性時間平均サウ
ンドレベル (LpAeq,Tp)。
b) 列車の部分に対しては,通過時間のA特性時間平均サウンドレベル (LpAeq,Tp)。

4.3 静止車両の測定

  静止している車両の測定値は,A特性時間平均サウンドレベル (LpAeq,T)とする。

4.4 加速又は減速時の車両の測定

  加速試験又はブレーキ試験の測定値は,A特性F時間重み付きサウンドレベルの最大値(LpAFmax)とする。

4.5 周波数分析範囲

  周波数分析が要求される場合には,ISO 266に規定する1/3オクターブバンドの公称中心周波数で分析を
行う。一般的な分析範囲は,公称中心周波数で31.5 Hz8 kHzとする。附属書JAに,ISO 266に規定す
る公称周波数を示す。ただし,最低帯域幅と信号継続時間との積が1以上になるように最低周波数を選択
する。

4.6 純音成分の測定

  各マイクロホン位置で騒音に純音成分が含まれる可能性がある場合,4.5によって周波数分析を行うのが
望ましい。
現在,通過列車からの騒音の純音性を簡単に判定するための方法は存在しない。一般的には,一つの周
波数帯のレベルが,その隣接したバンドの算術平均のレベルを5 dB以上超過する場合,純音騒音であると
される。国内に純音を評価するための他の方法がない場合,この方法を使用することが望ましい。

4.7 インパルス特性騒音の測定

  (対応国際規格の規定を不採用とした。)

4.8 追加の騒音測定

  静止している車両,プラットホーム部の停車位置及び橋りょう(梁)上での追加の騒音測定は,附属書
Bによる。

5 測定器

5.1 測定器システム

  マイクロホン,ケーブル及び記録装置を含む測定器システムは,JIS C 1509-1で規定したクラス1又は
クラス2の必要条件を満足しなければならない。

――――― [JIS E 4025 pdf 10] ―――――

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JIS E 4025:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3095:2005(MOD)

JIS E 4025:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS E 4025:2009の関連規格と引用規格一覧