JIS F 1021:2012 舟艇―乗員の落水防止及び再乗艇に関する要求事項 | ページ 3

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F 1021 : 2012 (ISO 15085 : 2003,Amd.1 : 2009)
8.6 足止め付近での作業甲板レベルの連続性
足止めの効果が確保できるように,足止めから100 mm以内の作業甲板レベルに高さ15 mm以上の段差
を付けてはならない[図2 a)参照]。
単位 mm
a) b) c)
d) e)
1 デッキレベルよりも離れた足止め
a フィレットの半径R>5 mm
b hは8.3による。
図2−8.3,8.4,8.5及び8.6の要求事項の図示
8.7 足止めレールの切れ目
足止めレールの切れ目は,支柱,パルピットの足,クリートなどの部分又は水抜き部では認められる。
ただし,各隙間と隣り合う部品又は足止めレールの端までの長さは100 mmを超えてはならない。この距
離は,足止めの平均ラインと平行に測らなければならない。
足止めの機能をもつ取付け部品は,局部的な足止めとみなす。
例 支柱,パルピット脚,クリート。

9 手すりに対する要求事項

9.1   一般
箇条6による手すりは,9.2及び9.3の要求事項を満足しなければならない。
9.2 サイドデッキでの位置
作業甲板の外側端から300 mm内側の間に設置する手すりは,デッキレベル上少なくとも350 mm以上
の高さがなければならない。ただし,隣接する上部構造物よりも高い位置になってはならない。
作業甲板の外側端から300 mm以上の間に設置する手すりには高さの制限はない。
図3は,この要求事項を示す。
注記 この要求事項は,狭い通路では立位だけしか通過できないことによる。したがって,低い手す
りには手が届かない。

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作業甲板の外縁に沿った通路では,隣接する二つの手すり間の最大間隔は1.5 mを超えてはならない。
単位 mm
a ある程度の高さ
図3−9.2の要求事項の図示
9.3 強度
手すりは,製造段階,設置状態で崩れることなく,1 500 Nの水平荷重に耐えなければならない。この要
求事項は,試験又は計算によって確認できる。

10 高,低ガードレール及びガードラインの共通要求事項

10.1 一般
箇条6のオプションに従って,ガードレールの要求事項が規定され,低いガードレール/低いガードラ
イン(h≧450)又は高いガードレール/高いガードライン(h≧600)共にその詳細は10.2の規定による。
ガードレールは,10.3,10.6及び10.8による横方向以外の場合は,作業甲板の外周を完全に閉囲しなけ
ればならない。
10.2 ガードレール又はガードラインの高さ
低いガードレール/低いガードラインの高さは,少なくとも450 mmとしなければならない。
高いガードレール/高いガードラインの高さは,少なくとも600 mmとしなければならない。
作業甲板レベルに不連続がある場合,最も低いガードレール/ガードライン及び甲板又は足止め,コー
ミング,ブルワークなどとの上下方向の隙間は,次の寸法よりも大きくしてはならない。

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F 1021 : 2012 (ISO 15085 : 2003,Amd.1 : 2009)
− 低いガードレール/低いガードラインに対して560 mm[図4 a)参照]
− 高いガードレール/高いガードラインの中間ラインに対して380 mm[図4 b)参照]。
メインデッキ上でこの隙間の途切れは,ガードレール/ガードラインに平行に,同方向に沿って600 mm
を超えてはならない[図4 a)及び図4 c)参照]。
10.3 中間ラインの垂直方向の隙間及び最大隙間
非帆船では,硬質な高いガードレール及びパルピットでは中間ラインを付ける必要はない。
高いガードレール/高いガードラインは,中間ラインを付ける必要がある。この中間ライン,デッキ,
足止め,コーミング,ブルワークなどの上下方向との隙間は300 mmよりも大きくしてはならない。
代替手段として,中間ラインは380 mm以内の寸法で,二つの隣接する保護部の隙間を埋めるいかなる
方向のどのようなものでも置き換えることができる[図4 c)参照]。
例 足元のスペースの狭いパルピット,三脚パルピットなど。
単位 mm
a) b)
c)
1 低いガードライン(450 mm)
2 高いガードライン(600 mm)
3 中間ライン
図4−10.2及び10.3の要求事項の図示
10.4 高い箇所からの落水の危険性
ガードライン/ガードレールによって,舷外への落水が保護されているが,作業甲板よりも高い箇所か
らの落水の危険はある。
したがって,

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− 隣接する部分からH1以上高い場所にある作業甲板は,全て少なくとも箇条8にある足止めを備えなけ
ればならない。
− 隣接する部分からH2以上高い場所にある作業甲板は,全て少なくとも箇条8にある足止めを備え,か
つ,デッキの外周にあるものと同じ高さのガードライン/ガードレールを備えなければならない(図
5参照)。
単位 mm
a) 実際の高さ

b) 実際の高さ>H1 : 足止めの要件
c) 実際の高さ>H2 : 足止め及びガードレール/ガードラインの要件
1 足止め
2 ガードレール/ガードライン
図5−10.4の要求事項の図示

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F 1021 : 2012 (ISO 15085 : 2003,Amd.1 : 2009)
H1及びH2はガードレール/ガードラインの高さによって,表5による。
表5−ガードレール/ガードラインの高さによるH1及びH2の値
単位 mm
ガードレール/ H1 H2
ガードラインの高さ
450 700 1 200
600 900 1 500
注記 フライングブリッジでは製造業者が定める作業甲板は,通常,フライングブリッジでの床面で
ある。
ガードライン/ガードレールの平均方向に直角に300 mmよりも内側の部分で水平投影面積をもつ箇所
は,上記の要求事項を考慮しなければならない。
10.5 ガードレール/ガードラインの開口部
ガードレール/ガードラインの開口部分は,乗員の乗降又は装備品の上下架に必要であり,この開口部
分に恒久的に固定し,容易に扱える可動部分が組み込まれている場合に認められる。これらの区画は,容
易に開放できる構造であってはならない。
セール(帆)の運搬のための開口部分は,ガードレール/ガードラインが横方向に隙間がなく,レール
間のスペースが150 mmを超えない場合には,そのまま認めることができる。
10.6 帆船の前部パルピット
バウパルピットは,切れ目があってもよい。ただし,バウパルピット間及び舟艇のいかなる部分との切
れ目は360 mm以内でなければならない。
この要求事項は,360 mmの円(板)を切れ目の間に通すことによって確認できる。この方法は,図6
に示す。
単位 mm
図6−10.6の要求事項の図示

――――― [JIS F 1021 pdf 15] ―――――

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JIS F 1021:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 15085:2003(IDT)
  • ISO 15085:2003/AMENDMENT 1:2009(IDT)

JIS F 1021:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 1021:2012の関連規格と引用規格一覧