JIS F 8431:2000 規格概要
この規格 F8431は、船で使用する定格周波数60Hz,電源電圧250V以下の蛍光灯に用い,周囲温度50℃以下の状態で使用する蛍光灯安定器について規定。
JISF8431 規格全文情報
- 規格番号
- JIS F8431
- 規格名称
- 船用蛍光灯安定器
- 規格名称英語訳
- Marine ballasts for fluorescent lamps
- 制定年月日
- 1959年12月1日
- 最新改正日
- 2016年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 47.020.60
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1959-12-01 制定日, 1962-12-01 確認日, 1965-12-01 確認日, 1967-08-01 改正日, 1970-08-01 改正日, 1973-08-01 確認日, 1976-08-01 改正日, 1979-02-01 改正日, 1983-03-15 確認日, 1985-11-01 改正日, 1991-10-10 確認日, 1997-02-10 確認日, 2000-03-01 改正日, 2006-08-10 確認日, 2012-02-24 確認日, 2016-10-25 確認
- ページ
- JIS F 8431:2000 PDF [15]
F 8431 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工
業規格である。
これによって,JIS F 8431 : 1985は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS F 8431 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
F 8431 : 2000
船用蛍光灯安定器
Marine ballasts for fluorescent lamps
1. 適用範囲 この規格は,船で使用する定格周波数60Hz,電源電圧250V以下の蛍光灯に用い,周囲温
度50℃以下の状態で使用する蛍光灯安定器(以下,安定器という。)について規定する。
備考 スタータ形ランプと組み合わせる安定器はこの規格の本体に,ラピッドスタート形ランプと組
み合わせる安定器は附属書1にそれぞれ規定する。
なお,スタータ形ランプと組み合わせる安定器は低力率の安定器,ラピッドスタート形ラン
プと組み合わせる安定器は,高力率の安定器として規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS C 4908 電気機器用コンデンサ
JIS C 7601 蛍光ランプ(一般照明用)
JIS C 8108 蛍光灯安定器
JIS F 8006 船用電気器具の振動検査通則
JIS Z 8113 照明用語
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 8108及びJIS Z 8113によるほか,次による。
a) 安定器 チョークコイル又は変圧器で構成され,スタータと組み合わせて蛍光ランプの放電を適正に
始動,安定させるために使われるもの。
b) 試験用ランプ 安定器を検査するために負荷として使用するエージングによって性能が安定した蛍光
ランプ(少なくとも100時間以上使用したランプ)。その特性は,附属書2表1による。
c) 定格入力電圧 安定器及び蛍光ランプを含む回路の入力端子間に加える電圧。
d) 定格入力電流 周囲温度25℃において試験用ランプを負荷とし,入力端子間に定格周波数の定格入力
電圧を加え,安定した状態のときの入力電流の基準値。
e) 電力損 周囲温度25℃において試験用ランプを負荷とし,入力端子間に定格周波数の定格入力電圧を
加え,安定した状態のときの安定器の電力損。
f) 定格二次電圧 変圧器形安定器の入力端子間に定格周波数の定格入力電圧を加えたときの二次無負荷
電圧の基準値。
g) 異常温度上昇 試験用ランプを負荷とし,スタータを短絡して,安定器の入力端子間に定格周波数の
定格入力電圧を加え,各部の温度が一定となったときの温度上昇値。
4. 種類及び特性 安定器の種類及び特性は,表1に示すとおりとする。
――――― [JIS F 8431 pdf 2] ―――――
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なお,種類は,形式及び定格入力電圧によって区分する。
表1 安定器の種類及び特性
a) チョークコイル形安定器
インピー 参考
定格入力 定格入力 電力損 短絡電流
形式 ダンス 適合蛍光
電圧 V 電流 A W A
電圧 V ランプ
100 75±4
6形 0.147 3.0±0.7 0.22±0.04 FL6
115 94±4
100 67±4
8形 0.170 3.5±0.7 0.27±0.04 FL8
115 83±4
100 76±4 0.41±0.07
10形 0.230 4.0±1.5 FL10
115 94±4 0.39±0.07
100 69±4 0.48±0.07
0.300 4.5±1.5
FBM-C 15形 115 88±4 0.47±0.07 FL15
(220) (0.300) (7.0±2.5) (208±8) (0.32±0.04)
100 64±4 0.60±0.08 FL20
0.360 4.5±1.5 FL20S
20形 115 84±4 0.58±0.08
FL20S/18
(220) (0.360) (8.0±2.5) 204±8 (0.41±0.04) FL20SS/18
FL40
FL40S
40形 220 0.420 9.5±4.0 159±8 0.65±0.08
FL40S/38
FL40SS/37
備考 括弧内の値は,参考として示す。
b) 変圧器形安定器
インピー 二次短絡 参考
定格入力 定格入力 電力損 二次電圧
形式 ダンス 電流 適合蛍光
電圧 V 電流 A W V
電圧 V A ランプ
100 0.970 70±4 FL40
200158 0.65± FL40S
FBM-T 40形 110 0.880 11.0±4.0 79±4
0.08 FL40S/38
115 0.840 82±4 FL40SS/37
備考1. 形式の記号FBMは,船用蛍光灯安定器を示し,末尾のCはチョークコイル形を,Tは変圧器形を示
す。また,形式欄の数字は適合する蛍光ランプの大きさの区分を示す。
なお,それらの結線図は,付図1及び付図2による。
2. 形式の“形”は,省略してもよい。
3. FBM-Cの定格入力電圧115Vのものは,110Vで使用してもよい。
4. 適合蛍光ランプは,JIS C 7601のスタータ形ランプの規定による。
5. 性能 安定器は,次に規定する性能を備えていなければならない。
a) 耐振性 耐振性は,次による。
1) 共振 振動数516.7Hzの間で複振幅0.75mmの振動を3軸(上下,左右,前後)方向に加え,有
害な共振点があってはならない。
2) 定振動 1)において,安定器に共振が認められる軸方向については,最も有害と認められる共振振
――――― [JIS F 8431 pdf 3] ―――――
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動数で,複振幅0.75mmの振動を15分間,また共振が認められない軸方向については,16.7Hzで複
振幅1mmの振動を30分間加え,各部に異状があってはならない。
b) 入力電流 入力電流は,表1の定格入力電流に対し,FBM-Cは±10%,FBM-Tは±15%の範囲内にな
ければならない。
c) 作動性能 作動性能は,次による。
1) 始動性能 定格周波数において,定格入力電圧が±10%の範囲で変化しても始動しなければならな
い。また,定格入力電圧において,周波数が定格周波数の±5%変化しても始動しなければならない。
備考 定格電圧が100Vで620Wのチョーク形安定器の場合,ランプの始動試験電圧がJIS C 7601
の規定上では94Vであるため,入力電圧が−10%のとき,ランプの性能上ランプが始動しない
こともありうる点に注意する必要がある。
2) 点灯持続性能 定格周波数において,定格入力電圧115V及び220VのFBM-Cは20%,その他のも
のは15%入力電圧を下げても点灯を持続しなければならない。
d) 温度上昇 温度上昇の限度及び異常温度上昇の限度は,表2の値以下とする。
表2 温度上昇
単位℃
測定箇所 温度上昇 異常温度上昇
各巻線 55 120
備考 この上昇値は,A種絶縁の場合の
値を示す。
e) 絶縁抵抗 充電部と非充電金属部との間の冷間絶縁抵抗値は,30M 坎 上とする。
f) 耐電圧 充電部と非充電金属部との間の耐電圧は1 500Vとし,これに1分間耐えなければならない。
6. 構造,形状,寸法及び材料 安定器の構造,形状,寸法及び材料は,次による。
a) 外形寸法は,一般に付図7による。
b) 安定器は,厚さ0.5mm以上の鋼板に適当な防食処理を施したもの又はこれと同等以上の強度をもつ箱
内に納めて電気絶縁用コンパウンドで充てんする。
c) 巻線を施してある部分は,良質の絶縁ワニスを用いて完全に処理する。
d) 口出線が箱を貫通する部分は,合成樹脂などの絶縁物を用いて保護する。
e) 安定器には,原則として保護接地端子を設ける。ただし,灯具に取り付けたとき確実に接地できるも
のは,保護接地端子を省略してもよい。
f) 口出線は,公称導体断面積0.75mm2以上で耐電圧1 500V,電圧250V以上の耐熱絶縁より銅線又はこ
れと同等以上の性能をもつ電線を用い,箱外にでる長さは,一般に表3による。
なお,耐熱絶縁より銅線は,105℃の連続使用に耐えること。
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表3 口出線の標準長さ
単位mm
形式 口出線の標準長さ
6形 250
8形 300
10形 300
FBM-C
15形 350
20形 400
40形 650
FBM-T 40形 850
7. 検査
7.1 検査項目及び順序 検査は,次の項目及び順序によって同一品について行う。ただし,*印の付け
てある検査項目については,同一製造業者の同一設計による最初の製品について行い,次回以降は省略す
ることができる。
検査場所は,特に指定がない限り室温2027℃,湿度65±20%の無風状態とする。ただし,試験用ラン
プの周囲温度は,特に指定がない限り,25±2℃とし試験中の温度変化は±1℃以内とする。
a) 構造,形状,寸法及び材料検査
*b) 振動検査
*c) 二次電圧検査(変圧器形安定器の場合)
d) 短絡電流検査
e) インピーダンス電圧検査
*f) 入力電流検査
*g) 電力損検査
*h) 作動検査
*i) 温度検査
j) 絶縁抵抗検査
k) 耐電圧検査
7.2 構造,形状,寸法及び材料検査 構造,形状,寸法及び材料について検査を行い,6.の規定に適合し
なければならない。
7.3 振動検査 振動検査は,JIS F 8006のA1-B1・0.5級・1.5Hによって行い,5.a)の規定に適合しなけ
ればならない。
7.4 二次電圧検査 二次電圧検査は,付図4に示す回路で行い,安定器の入力端子間に定格周波数の定
格入力電圧を加えたときの二次側電圧計の読みは表1の規定に適合しなければならない。
7.5 短絡電流検査 短絡電流検査は,FBM-Cの安定器の場合付図3に,FBM-Tの安定器の場合付図4に
示す回路で行い,安定器の入力端子間に定格周波数の定格入力電圧を加えたときの電流計の読みは,表1
の規定に適合しなければならない。
7.6 インピーダンス電圧検査 インピーダンス電圧検査は,FBM-Cの安定器の場合付図3に,FBM-Tの
安定器の場合付図4に示す回路で行い,安定器の入力端子間に定格周波数の電圧を加えて回路に電流を流
し,入力電圧を調整して,電流計の読みを附属書2表1に示すランプ電流となるようにしたときの電圧計
の読みは,表1の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS F 8431 pdf 5] ―――――
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JIS F 8431:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.60 : 船及び海洋構造物の電気設備
JIS F 8431:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC4908:2007
- 電気機器用コンデンサ
- JISC7601:2010
- 蛍光ランプ(一般照明用)
- JISC8108:2008
- 蛍光灯安定器
- JISF8006:1979
- 船用電気器具の振動検査通則
- JISZ8113:1998
- 照明用語