JIS F 9101:2015 船舶及び海洋技術―船用磁気コンパス,ビナクル及び方位測定具

JIS F 9101:2015 規格概要

この規格 F9101は、航行・操舵目的の,船用磁気コンパス,ビナクル及び方位測定具用の構造及び性能に関する要件を規定。

JISF9101 規格全文情報

規格番号
JIS F9101 
規格名称
船舶及び海洋技術―船用磁気コンパス,ビナクル及び方位測定具
規格名称英語訳
Ships and marine technology -- Marine magnetic compasses, binnacles and azimuth reading devices
制定年月日
1966年3月30日
最新改正日
2015年12月10日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 25862:2009(IDT)
国際規格分類

ICS

47.020.70
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1966-03-30 制定日, 1969-02-01 改正日, 1972-02-01 確認日, 1972-08-01 改正日, 1975-02-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1982-02-01 改正日, 1987-04-20 確認日, 1989-06-15 改正日, 1994-04-01 確認日, 1996-11-08 改正日, 1998-04-20 改正日, 2003-12-17 確認日, 2009-03-19 確認日, 2013-10-25 確認日, 2015-12-10 改正
ページ
JIS F 9101:2015 PDF [44]
                                                                   F 9101 : 2015 (ISO 25862 : 2009)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 磁気コンパス・・・・[2]
  •  4.1 構造及び材料・・・・[2]
  •  4.2 装着・・・・[4]
  •  4.3 指北装置・・・・[4]
  •  4.4 コンパスカード・・・・[6]
  •  4.5 精度・・・・[7]
  •  4.6 磁気コンパスの環境条件試験(クラスAだけに適用)・・・・[8]
  •  5 ビナクル・・・・[8]
  •  5.1 A1形ビナクル・・・・[9]
  •  5.2 A2形ビナクル・・・・[10]
  •  6 方位測定具[クラスA,及びクラスB(装備する場合)]・・・・[11]
  •  6.1 方位測定・・・・[12]
  •  6.2 のぞき窓付方位測定具・・・・[12]
  •  6.3 水準器・・・・[12]
  •  7 表示・・・・[12]
  •  8 形式表示・・・・[12]
  •  附属書A(規定)船用磁気コンパス,ビナクル及び方位測定具の一般的な試験及び証明・・・・[13]
  •  附属書B(規定)船用磁気コンパスの試験及び証明・・・・[14]
  •  附属書C(規定)方位測定具の試験及び証明・・・・[23]
  •  附属書D(規定)ビナクルの型式試験及び証明・・・・[28]
  •  附属書E(規定)磁気コンパスの船内取付け位置・・・・[35]
  •  附属書F(規定)安全距離の決定・・・・[39]
  •  附属書G(規定)磁気コンパス自差の修正・・・・[40]
  •  附属書H(規定)救命艇/救助艇用磁気コンパスの要件・・・・[42]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS F 9101 pdf 1] ―――――

F 9101 : 2015 (ISO 25862 : 2009)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本
船舶技術研究協会(JSTRA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS F 9101:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS F 9101 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
F 9101 : 2015
(ISO 25862 : 2009)

船舶及び海洋技術−船用磁気コンパス,ビナクル及び方位測定具

Ships and marine technology- Marine magnetic compasses, binnacles and azimuth reading devices

序文

  この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 25862を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 適用範囲

  この規格は,航行・操舵目的の,船用磁気コンパス,ビナクル及び方位測定具用の構造及び性能に関す
る要件を規定する。
この規格は,船舶の設計に従い,二つの形式のビナクルを規定し,
− 現行法規に従い,海上航行における船舶の航法及び操舵を対象とする,
− 直読装置をもつ,
液体式磁気コンパスに適用する。
− 反映式(反射式),投影式又は方位発信形のいずれにも適用できる。
この規格において,磁気コンパスとは,ボウルの中の1本の軸針で支持された指北装置からなる器具で
あり,そのボウルは内側及び外側のジンバルで支えられ,かつ,その内部を液体で完全に満たしてあるも
のをいう。ただし,ジンバル装置のない磁気コンパスもこの規格に含まれ,そのようなコンパスの場合に
は,ジンバル装置に関する要件は適用しない。
この規格は,次のものに適用する。
− SOLAS条約適用対象であり(総トン数150トン以上,かつ,国際航海に従事している船舶及び総トン
数500トン以上,かつ,国際航海に従事していない船舶),クラスA磁気コンパスを搭載している全
ての船舶
− SOLAS条約適用対象外であり,クラスA又はクラスB磁気コンパスを搭載している全ての船舶
− クラスB磁気コンパスを搭載している救命艇/救助艇(附属書Hに記載されているとおり。)
この規格は,次のものには適用しない。
a) 乾式カードコンパス
b) 上記と異なった原理で設計された形の磁気コンパス,又は述べられた規定に従っていない形の磁気コ
ンパス
c) ハンドベアリングコンパス
試験及び証明の要件,船内での位置調整並びに自差修正は,附属書に規定する。

――――― [JIS F 9101 pdf 3] ―――――

2
F 9101 : 2015 (ISO 25862 : 2009)
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 25862:2009,Ships and marine technology−Marine magnetic compasses, binnacles and azimuth
reading devices(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS F 0812:2006 船舶の航海と無線通信機器及びシステム−一般要求事項−試験方法及び試験結果要

注記 対応国際規格 : IEC 60945:2002,Maritime navigation and radiocommunication equipment and
systems−General requirements−Methods of testing and required test results(IDT)
ISO 1069:1973,Magnetic compasses and binnacles for sea navigation−Vocabulary
IMO Resolution A.382(X),Recommendations on performance standards for magnetic compasses

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 1069によるほか,次による。
3.1
磁気制御センサ(magnetic control sensor)
自動船首方位制御システムへの供給,針路逸脱警報器の制御又はその他の機器への供給のために地磁気
を用いているセンサ。
3.2
最小距離(minimum distance)
船舶構造の一部である磁性材の最近点と磁気コンパス中央との間で測定された距離。
注記 標準磁気コンパスの最小距離を図E.1に,操舵磁気コンパスの最小距離を図E.2に示す。
3.3
安全距離(safe distance)
関係する機器類の最近点と磁気コンパス中央との間の測定距離。
注記 安全距離は,附属書Fに記載されているとおりに決定される。

4 磁気コンパス

4.1 構造及び材料

4.1.1  磁性材
磁気コンパスの指北装置に使用される磁石は,高い残留磁気及び少なくとも18 kA/mの保磁力のある適
切な磁性材でなければならない。方位発信形コンパスを除き,磁気コンパスで使用する他の全ての材料は,
非磁性の材料でなければならない。
4.1.2 船首指標
クラスA磁気コンパスの場合,船首指標とカードの外周との距離は,直読式及び反映式(反射式)に対

――――― [JIS F 9101 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
F 9101 : 2015 (ISO 25862 : 2009)
しては1.5 mm3.0 mm,投影式に対しては0.5 mm1.5 mmでなければならない。船首指標の幅は,カー
ドの目盛の0.5度を超えてはならない。
クラスB磁気コンパスの場合,コンパスは船首の方向を示す少なくとも一つの船首指標(主船首指標)
を設けなければならない。船首指標は追加してもよい。
船首指標は,ボウルがジンバルで支えられるものでは,ボウルが10度傾いても,その他のものの場合に
はボウルが30度傾いても,操舵位置から読み取られるように設計されたものでなければならない。
4.1.3 カードの位置(クラスAだけに適用)
バージリングと方位測定具の取付け座が共に水平な場合,カードの目盛の外周,船首指標が点である場
合はその点,軸針点(カードの支点),外側ジンバル軸は,ボウルについているジンバル軸を通る水平面か
ら1 mm以内になければならない。
4.1.4 ジンバル軸の角度及びそれらを通る垂直面の交点
外側及び内側ジンバル軸の角度は,表1に示す値でなければならない。ジンバル軸を通る垂直面は,軸
針点の1 mm以内で交差しなければならない。軸方向の遊びは,これらの許容値を超えてはならない。
表1−ジンバル軸の角度
磁気コンパス ジンバル軸の角度
クラスA (90±1) 度
クラスB (90±2) 度
外側のジンバル軸は,船の船首尾線方向になければならない。また,この規格の対象となっているジン
バルのない磁気コンパスについては,ジンバルに関する要件は適用されない。
4.1.5 上面ガラス蓋の厚さ(クラスAだけに適用)
コンパスの上面ガラス蓋及び底面ガラスの厚さは,強化ガラスでない場合は4.5 mm以上,強化ガラス
の場合は3.0 mm以上でなければならない。これらの値は半球形磁気コンパスの上面ガラス厚にも適用さ
れる。ガラス以外の材料が使用されている場合,これと同等の強度のものでなければならない。
4.1.6 温度範囲内の構造条件
表2に示す温度範囲内において,
a) 磁気コンパスは満足に作動しなければならない。
b) ボウル内の液体は清浄を保ち,気泡を生じることなく,乳濁又は凍結があってはならない。
c) 内部に空気が侵入したり,液が外部に漏れたりしないものとする。特に,膨張を補償する構造の場合
を除き,コンパスの中で気泡を形成させてはならない。
注記 膨張を補償するための気泡は,コンパスの機能及び読み取りを妨害してはならない。
d) 内部の塗料は,認められるような膨れ,ひび割れ又は大きな変色をしてはならない。
e) クラスA磁気コンパスの場合には,20 ℃の液体内において指北装置が軸針受(ピボット)に及ぼす
力は,カード直径が165 mm以下の場合は0.04 N0.1 N,カード直径が165 mmを超える場合は0.04 N
0.14 Nである。
f) クラスB磁気コンパスの場合には,支持力は指北装置が常に軸針と接触しているようでなければなら
ない。
g) コンパスカードの材料は,変形してはならない。

――――― [JIS F 9101 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS F 9101:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 25862:2009(IDT)

JIS F 9101:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 9101:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称