JIS F 9704:1999 規格概要
この規格 F9704は、船の主機,補機などの監視,記録及び制御用として使用する電気式圧力発信器について規定。
JISF9704 規格全文情報
- 規格番号
- JIS F9704
- 規格名称
- 船用電気式圧力発信器
- 規格名称英語訳
- Marine electronic pressure transmitters
- 制定年月日
- 1984年11月15日
- 最新改正日
- 2016年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 47.020.20
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1984-11-15 制定日, 1989-06-15 改正日, 1994-04-01 確認日, 1999-03-24 改正日, 2006-08-10 確認日, 2012-02-24 確認日, 2016-10-25 確認
- ページ
- JIS F 9704:1999 PDF [9]
F 9704 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工
業規格である。
これによって,JIS F 9704 : 1989は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS F 9704 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
F 9704 : 1999
船用電気式圧力発信器
Marine electronic pressure transmitters
1. 適用範囲 この規格は,船の主機,補機などの監視,記録及び制御用として使用する電気式圧力発信
器(以下,圧力発信器という。)について規定する。
備考 圧力は,ゲージ圧力をいう。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS F 0807 船用自動化機器環境試験通則
JIS F 8007 船用電気器具の外被の保護形式及び検査通則
JIS F 8801 船用電線貫通金物−箱用
JIS F 8813 船用圧着端子用端子盤
JIS H 8601 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 圧力発信器 検出した圧力を伝達するために出力信号に変換する機器。
b) 受圧部 圧力検出のため測定対象に接する部分。
c) 変換部 圧力を出力信号に変換する部分。
d) 出力信号 圧力発信器から出る統一した電気信号。
e) 負荷抵抗 圧力発信器の出力側に接続できる負荷の容量。
f) フルスパン 出力信号の最大値と最小値との差。
g) 耐圧 定格圧力に復帰したとき,性能の低下をもたらさず耐えなければならない圧力。
4. 種類 圧力発信器の種類は,取付方法,接続ねじ,圧力範囲,定格電圧,出力信号及び精度によって,
表1のとおりとする。
――――― [JIS F 9704 pdf 2] ―――――
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F 9704 : 1999
表1 圧力発信器の種類
種類 記号
取付方法 R, S, T(表2による。)
接続ねじ 3, 4(表3による。)
圧力範囲 A, B, C, D, E, F, G, H, K, L, M, N, P, Q, U, V, W, Y, Z(表4による。)
定格電圧 a, b, c, d(表5による。)
出力信号 1, 2, 3, 4(表6による。)
精度 0.25, 0.5, 1.0(表7による。)
外被の保護等級 IP44(以上)
備考 外被の保護等級は,JIS F 8007の規定による。
a) 形名の構成 形名は,次の例に示すような配列によって,記号の組合せで構成する。
例 R 3 A a 1− 1.0
(取付方法) (接続ねじ) (圧力範囲) (定格電圧) (出力信号) (精度)
b) 取付方法 取付方法は,表2によって,それぞれに対応する記号で表す。
なお,取付方法の一例を参考図1に示す。
表2 取付方法
記号 取付方法
R 直接取付
S 壁取付
T パイプ取付
c) 接続ねじ 圧力導入部の接続ねじは,表3によって,それぞれに対応する記号で表す。
表3 接続ねじ
記号 接続ねじ
3 G83A,G8 3B
4 G21A,G2 1B
備考 接続ねじは,JIS B 0202の規定
による。ただし,ねじの等級は,
特に指定のない限りB級とす
る。
d) 圧力範囲 圧力範囲は,表4によって,それぞれに対応する記号で示す。
表4 圧力範囲
単位 MPa
記号 圧力範囲 記号 圧力範囲
A 00.1 M 05
B 00.2 N 07
C 00.3 P 010
D 00.4 Q 015
E 00.6 U 025
F 01 V 035
G 01.5 W −0.10
H 02 Y −0.10.3
K 02.5 Z −0.10.4
L 03.5
e) 定格電圧 定格電圧は,表5によって,それぞれに対応する記号で表す。
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F 9704 : 1999
表5 定格電圧
記号 定格電圧
a DC 24V
b AC100V
c AC110V
d DC 5V
f) 出力信号 出力信号は,表6によって,それぞれに対応する記号で表す。
表6 出力信号
記号 出力信号 定格電圧
1 420mA DC 24V
2 05V AC100V
3 15V AC110V
4 0.54.5V DC5V
g) 精度 精度は,表7によって,それぞれに対応する等級で表す。
表7 精度
等級(級) 精度 %
0.25 ±0.25
0.5 ±0.5
1.0 ±1.0
備考 精度は,フルスパン
に対する比率を示
す。
5. 性能 圧力発信器は,次の諸性能を備えたものでなければならない。
a) 精度 加わる圧力に対する出力信号の精度は,それぞれの等級によって,表7に示す値以内でなけれ
ばならない。
b) 電源変動 圧力発信器は,表8の電源変動に対してそれぞれの等級によって,表7に示す精度の値以
内でなければならない。
表8 電源変動
定格電圧 電圧変動 % 周波数変動 %
DC24V −2530 −
AC100V 整定±10,瞬時±20 ±10
AC110V
DC5V ±5 −
c) 耐圧性能 圧力発信器は,7.6によって試験したとき,正常に動作しなければならない。
d) 外被の保護性能 外被は,JIS F 8007に規定する保護等級IP44以上の性能を満足しなければならない。
e) 圧力発信器は,7.8の環境検査を満足しなければならない。
6. 構造,形状,寸法及び材料 圧力発信器の構造,形状,寸法及び材料は,次による。
a) 船用として適した材料を使い,できるだけ小形の堅ろうな構造で,機械的振動に耐え,かつ,動作が
円滑で電気的な特性を維持し,外部ケーブルとの接続が容易でなければならない。
b) 受圧部は,ブルドン管,ベローズ,ダイアフラムなどの要素,接続ねじなどで構成する。
c) 変換部は,受圧部から取り出した変位などを出力信号に変換する部分で構成する。
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F 9704 : 1999
d) 外部ケーブル接続用端子台は,JIS F 8813によるか,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
e) 外部ケーブル導入部の構造,寸法は,JIS F 8801の呼び寸法15又は20とする。
f) 外被は,できる限り耐食性のある金属材料又は難燃性の樹脂を使用する。
腐食のおそれがある金属材料を用いる場合は,塗装を施す。
なお,アルミニウム合金を用いる場合は,塗装の代わりにJIS H 8601による陽極酸化皮膜を施して
もよい。
7. 検査
7.1 検査項目及び順序 圧力発信器の検査は,次の項目及び順序によって同一品について行う。ただし,
*印が付けてある項目の検査は,同一製造業者の同一設計による最初の製品について行い,次回以降は省略
することができる。
h)塩水噴霧検査及びn) u)の電磁環境干渉検査は,その性能を要求される場合に行うものとする。
なお,n) u)電磁環境干渉検査の検査順序については,特に規定しないものとする。
a) 構造及び材料検査
b) 精度検査
*c) 電源変動検査
d) 絶縁抵抗検査
e) 耐電圧検査
*f) 振動検査
*g) 外被の保護性能検査
*h) 塩水噴霧検査
*i) 温湿度検査
*j) 乾燥高温検査
*k) 傾斜検査
*l) 耐圧力検査
*m) 低温検査
*n) 静電気放電検査
*o) 放射無線周波電磁界検査
*p) バースト/ファーストトランジェント検査
*q) サージ/スロートランジェント検査
*r) 伝導低周波検査
*s) 伝導無線周波検査
*t) 放射放出検査
*u) 伝導放出検査
7.2 検査条件 検査条件は,特に指定がない限り,常温常湿 [25℃±10℃, (60±30) %] 及び通常の気
圧 (96kPa±10kPa) とする。ただし,判定に疑義を生じた場合,又は再現性をよくする必要がある場合に
は,JIS Z 8703の温度湿度 [20℃±2℃, (65±5) %] 及び通常の気圧 (96kPa±10kPa) による。
7.3 構造,材料検査 構造,材料検査は,6.の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS F 9704 pdf 5] ―――――
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JIS F 9704:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.20 : 船用エンジン及び推進システム
JIS F 9704:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0202:1999
- 管用平行ねじ
- JISF0807:1999
- 船用自動化機器環境試験通則
- JISF8007:2004
- 船用電気機器―外被の保護等級及び検査通則
- JISF8801:2002
- 船用電線貫通金物―箱用
- JISF8813:2009
- 船用圧着端子用端子盤
- JISH8601:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態