JIS G 3192:2021 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差 | ページ 2

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G 3192 : 2021
表2−標準長さ
単位 m
6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0

7 形状及び寸法の許容差

  形鋼の形状及び寸法の許容差は,次による。ただし,a)   c) に規定していない許容差は,受渡当事者間
の協定による。
a) 山形鋼,I形鋼,溝形鋼,球平形鋼及びT形鋼の形状及び寸法の許容差は,表3による。長さのプラ
ス側許容差は,受渡当事者間で協定してもよい。
b) 形鋼の形状及び寸法の許容差は,表4による。長さのプラス側許容差は,受渡当事者間で協定して
もよい。切断面の直角度の許容差は,注文者から要求があった場合に適用する。
c) T形鋼の形状及び寸法の許容差は,表5による。長さのプラス側許容差は,受渡当事者間で協定して
もよい。切断面の直角度の許容差は,注文者から要求があった場合に適用する。

8 質量

  形鋼の質量は,次による。
a) 形鋼の質量は,通常,計算質量とし,キログラムで表す。
b) 形鋼の質量の計算方法は,表6によるが,この場合の寸法は,呼称寸法1) を用いる。
c) 表6によって計算した形鋼の標準断面寸法に対する断面積及び単位質量は,表8表18による。この
場合,表8表18は,断面積及び単位質量のほか,参考として重心の位置,断面二次モーメント,断
面二次半径及び断面係数を示す。
注1) 商取引において用いられる寸法で,通常は単に寸法という。ここでは,実測した寸法との混
同を避けるため,“呼称寸法”を用いている。

9 質量の許容差

  注文者の要求がある場合,質量の許容差は,表7による。この場合,許容差の算出方法は,計算質量と
実測質量との差を計算質量で除して百分率で表す。

――――― [JIS G 3192 pdf 6] ―――――

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G 3192 : 2021

10 外観

  形鋼の外観は,次による。
a) 形鋼には,使用上有害な欠点があってはならない。
b) 形鋼の表面に有害な欠点がある場合,製造業者は,グラインダ手入れ又は溶接補修によって,欠点の
除去又は補修を行ってもよい。この場合の条件は,次による。
1) グラインダ手入れ
1.1) 手入れ後の形鋼の断面寸法は,その許容差範囲内でなければならない。ただし,用途によって注文
者の承認を得た場合は,この制限を緩和してもよい。
1.2) 形鋼の手入れ部分は,きれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は,滑らかでなければな
らない。
2) 溶接補修
2.1) 形鋼の有害な欠点は,溶接補修前にチッピング,グラインダなどの適切な方法によって完全に除
去した後,溶接肉盛補修を行わなければならない。
2.2) 溶接補修前の欠点を除去した部分の深さは,呼称厚さの30 %以下でなければならない。ただし,
形鋼の辺の端部については,欠点を除去した部分の深さは,端面から辺の呼称厚さ以内(最大12
mm)でなければならない。
2.3) 溶接補修面積は,形鋼の総表面積の2 %以下でなければならない。
2.4) 溶接補修は,鋼材の種類に応じた適切な方法で行わなければならない。
2.5) 形鋼の溶接補修箇所は,縁にアンダーカット及び重なりがあってはならない。余盛は,圧延面から
少なくとも1.5 mm以上とし,これをチッピング,グラインダなどの方法で除去し,圧延面と同一
高さに滑らかに仕上げなければならない。
2.6) 熱処理を行った形鋼は,溶接補修後,補修部を含む形鋼本体について,改めて熱処理を行わなけれ
ばならない。

――――― [JIS G 3192 pdf 7] ―――――

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G 3192 : 2021
表3−山形鋼,I形鋼,溝形鋼,球平形鋼及びT形鋼の形状及び寸法の許容差
単位 mm
区分 許容差 摘要
50未満 ±1.5
辺 50以上 100未満 ±2.0
(A,B) 100以上 200未満 ±3.0
200以上 ±4.0
100未満 ±1.5
100以上 200未満 ±2.0
高さ(H)
200以上 400未満 ±3.0
400以上 ±4.0
辺A(T形鋼に 6.3未満 ±0.6
ついてはB) 6.3以上 10未満 ±0.7
又は高さが 10以上 16未満 ±0.8
130未満 16以上 ±1.0
厚さ
6.3未満 ±0.7
(t,t1,t2)辺A(T形鋼に
6.3以上 10未満 ±0.8
ついてはB)
10以上 16未満 ±1.0
又は高さが
16以上 25未満 ±1.2
130以上
25以上 ±1.5
+40
7 m以下 0
7 m超え プラス側許容差は,長
さ1 m又はその端数を
増すごとに上記プラ
ス側許容差に5 mmを
加える。
長さ マイナス側許容差は,
0 mmとする。
I形鋼 辺Bの2.0 %以下
直角度
(T)
山形鋼及び溝形鋼a) 辺Bの2.5 %以下 I形鋼については,表4のH形鋼の
図を参照
I形鋼及びT形鋼 長さの0.20 %以下
曲がり 上下,左右の曲がりに適用する。
山形鋼,溝形鋼及び球平形鋼 長さの0.30 %以下
中心の b1b2
辺Bが300以下 T形鋼 ±3.0 S
偏り(S) 2
注a) 注文者は,辺200 mm以上の等辺山形鋼について,辺Bの2.0 %以下の直角度を指定してもよい。

――――― [JIS G 3192 pdf 8] ―――――

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G 3192 : 2021
表4−H形鋼の形状及び寸法の許容差
単位 mm
区分 許容差 摘要
400以下 ±2.0
辺(B)
400超え ±3.0
辺Bが400以下 ±2.0
800未満
高さ(H) 辺Bが400超え ±3.0
800以上 ±3.0
16未満 ±1.0
フランジ 16以上 25未満 ±1.5
(t2) 25以上 40未満 ±1.7
40以上 ±2.0
厚さ
16未満 ±0.7
ウェブ 16以上 25未満 ±1.0
(t1) 25以上 40未満 ±1.5
40以上 ±2.0
+40
7 m以下 0
プラス側許容差は,長さ1
mを又はその端数を増す
長さ ごとに上記プラス側許容
7 m超え
差に5 mmを加える。
マイナス側許容差は,0
mmとする。
辺Bの1.0 %以下。ただし,
高さHが300以下
許容差の最小値は1.5 mm
直角度(T)
辺Bの1.2 %以下。ただし,
高さHが300超え
許容差の最小値は1.5 mm
高さHが300以下 長さの0.15 %以下
曲がり 上下,左右の曲がりに適用する。
高さHが300超え 長さの0.10 %以下
中心の偏り(S) 辺Bが400以下 ±2.0 b1b2
S
辺Bが400超え ±3.5 2
高さHが350以下 2.0以下
ウェブ反りb)
高さHが350超え550未満 2.5以下
(W)
高さHが550以上 3.0以下
bの1.5 %以下。
フランジ折れ
辺Bが400以下 ただし,許容差の最大値は
(F)
1.5 mm
辺B又は高さHの1.6 %以
切断面の直角度a)(e) 下。ただし,許容差の最小
値は3.0 mm
注a) 切断面の直角度の許容差は,注文者から要求があった場合に適用する。
注b) ウェブ反りは,コーナーR部を含まない部分に適用する。

――――― [JIS G 3192 pdf 9] ―――――

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G 3192 : 2021
表5−CT形鋼の形状及び寸法の許容差
単位 mm
区分 許容差 摘要
400以下 ±2.0
辺(B)
400超え ±3.0
高さ(H) ±3.0
16未満 ±1.0
フランジ 16以上 25未満 ±1.5
(t2) 25以上 40未満 ±1.7
40以上 ±2.0
厚さ
16未満 ±0.7
ウェブ 16以上 25未満 ±1.0
(t1) 25以上 40未満 ±1.5
40以上 ±2.0
+40
7 m以下 0
プラス側許容差は,長さ1
m又はその端数を増すご
長さ とに上記プラス側許容差
7 m超え
に5 mmを加える。
マイナス側許容差は,0 mm
とする。
辺Bの1.0 %以下。ただし,
高さHが150以下 許容差の最小値は1.5 mm
直角度(T)
辺Bの1.2 %以下。ただし,
高さHが150超え 許容差の最小値は1.5 mm
高さHが150以下 長さの0.15 %以下 上下,左右の曲がりに適用する。
曲がり
高さHが150超え 長さの0.10 %以下
辺Bが400以下 ±2.0
中心の偏り(S)
辺Bが400超え ±3.5 S=(b1−b2)/2
bの1.5 %以下。ただし,許
容差の最大値は1.5 mm
フランジ折れ(F) 辺Bが400以下
辺B又は高さHの1.6 %以
切断面の直角度a)(e) 下。ただし,許容差の最小
値は3.0 mm
注a) 切断面の直角度の許容差は,注文者から要求があった場合に適用する。

――――― [JIS G 3192 pdf 10] ―――――

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JIS G 3192:2021の引用国際規格 ISO 一覧

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  • ISO 657-21:1983(MOD)
  • ISO 657-2:1989(MOD)
  • ISO 657-5:1976(MOD)

JIS G 3192:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3192:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG0203:2009
鉄鋼用語(製品及び品質)
JISZ8401:2019
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