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G 3312 : 2019
11.2 幅及び長さの許容差
板及びコイルの幅の許容差,並びに板及び波板の長さの許容差は,表12による。波板の仕上がり幅の許
容差は,JIS G 3316の4.5(寸法許容差)による。
なお,幅及び長さの許容差は,受渡当事者間の協定によって,表12に規定する全許容差範囲と同一の範
囲でマイナス側に移動してもよい。ただし,協定した許容差の上限値は,ゼロを下回ってはならない。
表12−幅及び長さの許容差
単位 mm
区分 許容差
幅 +7
0
長さ +15
0
12 形状
12.1 横曲がり
板,コイル及び波板の横曲がりは,次による。
a) 横曲がりの測定は,図1による。波板の場合は,波付け前の板に適用する。
b) 横曲がりは,表13による。
c) 横曲がりは,コイルの欠点部分には,適用しない。
d) 横曲がりの測定は,省略してもよい3)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,測定しなければ
ならない。
注3) 横曲がりの測定は,製造業者の判断によって省略してもよいが,横曲がりは規定値を満足し
なければならないことを意味する。
単位 mm
a) 長さ2 000 mm未満の板の場合 b) 長さ2 000 mm以上の板の場合 c) コイルの場合
図1−横曲がりの測定
表13−横曲がり
単位 mm
板 コイル
幅 長さ
2 000未満 2 000以上
630未満 4以下 長さ2 000につき4以下
630以上 2以下 長さ2 000につき2以下
――――― [JIS G 3312 pdf 11] ―――――
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12.2 直角度
板及び波板の直角度は,次のいずれかによる。波板の場合は,波付け前の板に適用する。
なお,疑義が生じた場合には,a) の方法による。
a) 垂線を用いる方法 板及び波板の直角度は,1隅点において,一辺に垂線を立てたとき,図2に示す
ように反対の隅点との距離(A)と垂線の長さ(実測幅)(W)との比(A/W)で表し,この値は,1.0 %
を超えてはならない。
W
図2−板及び波板の直角度(垂線を用いる方法)
b) 対角線を用いる方法 板及び波板の2本の対角線の長さ(図3のX1及びX2)の差の絶対値の1/2を求
め,この値(|X1−X2|/2)が板及び波板の実測幅Wの0.7 %を超えてはならない。
図3−板及び波板の直角度(対角線を用いる方法)
――――― [JIS G 3312 pdf 12] ―――――
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12.3 平たん度
板及びコイルの平たん度は,次による。
a) 板の平たん度 板の平たん度は,表14による。平たん度は,定盤上に置いて測定し,その値は,ひず
み(定盤上面から板表面までの距離)の最大値から板の製品厚さを減じたものとし,板の上側の面に
適用する。
表14−平たん度
単位 mm
ひずみの種類a)
幅
反り 耳のび 中のび
1 000未満 12以下 8以下 6以下
1 000以上 1 250未満 15以下 9以下 8以下
1 250以上 15以下 11以下 8以下
注a) ひずみの種類は,その形状及び発生部位によって,次のように分類される。
反り : 板全体がわん曲した状態。圧延方向にわん曲した反り及び圧延方向に直角に
わん曲した反りがある。
耳のび : 板の縁(幅方向端部)に波のある状態。
中のび : 板の中央部に波のある状態。
b) コイルの平たん度 コイルの平たん度は,表14による。ただし,反りは適用しない。また,コイルの
平たん度は,コイルの欠点部分には,適用しない。コイルの平たん度は,製造ラインに設置した検査
台で検査する。ただし,測定値の報告が必要な場合には,受渡当事者間で測定方法を含め協定した後,
測定しなければならない。
なお,コイルの平たん度の測定は,省略してもよい4)。
注4) 平たん度の測定は,製造業者の判断によって省略してもよいが,平たん度は規定値を満足し
なければならないことを意味する。
13 質量及びその許容差
13.1 板及び波板の質量
板及び波板の質量は,特に指定のない場合,計算質量とし,キログラムで表す。
13.2 コイルの質量
コイルの質量は,実測質量又は計算質量とし,キログラムで表す。
13.3 質量の計算方法
板,コイル及び波板の質量の計算方法は,表15による。
――――― [JIS G 3312 pdf 13] ―――――
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表15−質量の計算方法
計算順序 計算方法 結果の桁数e)
原板a) の基本質量 kg/(mm・m2) 7.85 (厚さ1 mm,面積1 m2) −
原板の単位質量 kg/m2 原板の基本質量 [kg/(mm・m2) ]×表示厚さ (mm) 有効数字4桁に丸める。
めっき後の単位質量 kg/m2 原板の単位質量 (kg/m2)+めっき量定数d) (kg/m2)有効数字4桁に丸める。
板 板及び波板の面積b) m2 幅 (mm)×長さ (mm)×10−6 有効数字4桁に丸める。
・ 1枚の質量 kg めっき後の単位質量 (kg/m2)×面積 (m2) 有効数字3桁に丸める。
波 1結束の質量c) kg 1枚の質量 (kg)×同一寸法の1結束内の枚数 kgの整数値に丸める。
板 総質量 kg 各結束質量 (kg) の総和 kgの整数値
コ コイルの単位質量 kg/m めっき後の単位質量 (kg/m2)×幅 (mm)×10−3 有効数字3桁に丸める。
イ 1コイルの質量 kg コイルの単位質量 (kg/m)×長さ (m) kgの整数値に丸める。
ル 総質量 kg 各コイルの質量 (kg) の総和 kgの整数値
注a) 原板は,塗装原板のめっきを施す前の冷間圧延原板をいう。
b) 波板の面積の計算に用いる幅寸法は,波付け前の寸法による。
c) 結束質量が指定された場合の板枚数は,指定質量を同一形状,同一寸法及び同一めっき付着量ごとに板1枚
の質量で除して求め,整数値に丸める。
d) めっき量定数は,表16による。
e) 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
表16−質量の計算に用いるめっき量定数
非合金めっき 単位 kg/m2
めっきの付着量表示記号Z06 Z08 Z10 Z12 Z14 Z18 Z20 Z22 Z25 Z27 Z35 Z37 Z45 Z60
めっき量定数 0.090 0.120 0.150 0.183 0.203 0.244 0.285 0.305 0.350 0.381 0.458 0.481 0.565 0.722
合金化めっき 単位 kg/m2
めっきの付着量表示記号F04 F06 F08 F10 F12 F18
めっき量定数 0.060 0.090 0.120 0.150 0.183 0.244
13.4 板及び波板の計算質量の許容差
板及び波板の計算質量の許容差は,13.3によって求めた計算質量と実測質量との差を計算質量で除して
百分率で表し,表17を満たさなければならない。
表17−計算質量の許容差
一組a) の計算質量 許容差
kg %
600未満 ±10
600以上 2 000未満 ±7.5
2 000以上 ±5
注a) 塗装原板の種類及びめっき付着量が同一で,かつ,板又は
波板の形状及び寸法が同一のものを一組として計算する。
14 外観
板,コイル及び波板は,使用上有害となる程度の欠点があってはならない。ただし,コイルは,一般に
検査によって全長にわたっての欠点の検出は困難であり,また,欠点を除去する機会がないため,色むら
などの若干の欠点部分を含むことがある。コイルの欠点部分の処置が必要な場合は,その方法を受渡当事
――――― [JIS G 3312 pdf 14] ―――――
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者間で協定してもよい。
なお,表面の欠点は,特に指定のない場合,板,コイル及び波板の保証面5) に適用する。
注5) 片面保証の場合には,通常,板及び波板の場合は,包装で上側にある面を保証面とし,コイル
の場合は,コイルの内側の面を保証面としている。
15 試験
15.1 塗膜の耐久性試験
15.1.1 一般
塗膜の耐久性試験は,形式試験とする。
注記 形式試験とは,受渡しの都度行うものではなく,安定した製造条件を確立した場合,性能に影
響を及ぼすような製造条件の変更があった場合などに行うものをいう。
なお,波板の場合は,波付け前の板の状態で,供試材を採取する。
15.1.2 塩水噴霧試験
塩水噴霧試験は,JIS Z 2371による。溶液は,JIS Z 2371の4.2.1(中性塩水噴霧試験)による。試験前
に,試験片の塗膜に擦りきずなどがないことを目視で確認する。試験時間は,表18による。試験後の塗
膜の表面を,目視で観察する。
15.1.3 デューサイクル式促進耐候性試験
デューサイクル式促進耐候性試験は,JIS Z 9107の6.2.2.3(サンシャインカーボンアーク灯式デューサ
イクル促進耐候性試験)による。試験時間は,表18による。試験後の塗膜の表面を,目視で観察する。
表18−塗膜の耐久性試験時間
単位 h
塗膜の種類 試験時間
塩水噴霧試験a) デューサイクル式促進耐候性試験
1類,4類 200 適用しない
2類,5類 500 適用しない
3類,6類 2 000 1 500
注a) 屋根用で片面保証の場合の裏面の塩水噴霧試験時間は,150 hとする。
15.1.4 サイクル腐食試験
サイクル腐食試験の種類及び時間については,受渡当事者間の協定による。試験前に,試験片の塗膜に
擦りきずなどがないことを目視で確認する。
注記 サイクル腐食試験の例として,次の試験方法がある。
例 − JIS H 8502の8.(サイクル試験方法)
− JIS K 5600-7-9の附属書1(サイクルD)
15.2 塗膜の物理的性質の試験
15.2.1 供試材の採り方
曲げ試験,碁盤目試験,鉛筆硬度試験及び衝撃試験の供試材は,塗装原板の種類,めっき付着量及び塗
膜の種類が同一で,かつ,寸法及び色が同一の製品を一組とし,一組ごとに次による。
なお,波板の場合は,波付け前の板の状態で,供試材を採取する。
a) 連続塗装したコイル又は連続塗装したコイルからの切板の場合は,50 tごと及びその端数から1枚を
――――― [JIS G 3312 pdf 15] ―――――
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JIS G 3312:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3312:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3316:2019
- 鋼板製波板の形状及び寸法
- JISK5600-4-4:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第4節:測色(原理)
- JISK5600-8-2:2008
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第2節:膨れの等級
- JISK5600-8-4:1999
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第4節:割れの等級
- JISK5600-8-6:2014
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第6節:白亜化の等級(テープ法)
- JISK5602:2008
- 塗膜の日射反射率の求め方
- JISR6252:2006
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- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
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- JISZ9107:2008
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