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解する(11)。室温まで冷却した後,硝酸 (1+1) 4mlを滴加して数分間加熱する。PTFE時計皿の下面
を水で洗って時計皿を取り除き,穏やかに加熱して濃縮し,少しずつ温度を上げて硫酸の白煙を5
分間発生させる(12)。室温まで放冷した後,少量の水でPTFEビーカーの内壁を水で洗い,よく振り
混ぜる。再び加熱して硫酸の白煙を23分間発生させる(12)。室温まで放冷した後,少量の水及び
塩酸 (1+1) 20mlを加えて塩類を溶解し,常温まで冷却する。
注(11) 試料が分解しない場合には,ふっ化水素酸 (1+1) を追加して分解する。
(12) 残存する硫酸量が,発光強度に影響を与えるので,白煙の発生状態に注意する。残存する硫酸
量が一定とならないときは,6.4.2b)によって発光強度を測定しなければならない。
3) 溶液を250mlの全量フラスコに水を用いて移し入れ(13),水で標線まで薄める。
注(13) 発光強度の測定を6.4.2b)によって行う場合には,内標準元素としてコバルト溶液[6.2h)],イッ
トリウム溶液[6.2i)]又はランタン溶液[6.2j)]5.0mlを加える。
6.4.2 発光強度の測定 発光強度の測定は,次のいずれかによる。
a) 発光強度法による場合 6.4.1のa)3)又はb)3)で得た溶液の一部をICP発光分光分析装置のアルゴンプ
ラズマ中に噴霧し(14),波長394.40nm又は波長396.15nmにおけるアルミニウムの発光強度を測定する。
注(14) 6.4.1a)3)で得た溶液を噴霧する場合は,ふっ化水素酸を含む溶液を噴霧することができるICP
発光分光分析装置を用いる。
b) 強度比法による場合 6.4.1のa)3)又はb)3)で得た溶液の一部をICP発光分光分析装置のアルゴンプラ
ズマ中に噴霧し(14),波長394.40nm又は波長396.15nmにおけるアルミニウムの発光強度及び内標準元
素の発光強度(15)を同時に測定し,アルミニウムの発光強度と内標準元素の発光強度(14)との比を求め
る。
注(15) 試料溶液の調製を6.4.1a)によって行った場合には,波長238.89nmにおけるコバルトの発光強度
を,また試料溶液の調製を6.4.1b)によって行った場合には,波長238.89nmにおけるコバルト,
波長371.03nmにおけるイットリウム又は波長398.85nmにおけるランタンの発光強度をアルミ
ニウムの発光強度と同時に測定する。
6.5 空試験 空試験は,次のいずれかによる。
a) 試料溶液の調製を6.4.1a)によって行う場合 6.6a)の検量線の作成において得られる標準アルミニウ
ム溶液を添加しない溶液の発光強度又は発光強度比を,空試験液の発光強度又は発光強度比とする。
b) 試料溶液の調製を6.4.1b)によって行う場合 6.6b)の検量線の作成において得られる標準アルミニウ
ム溶液を添加しない溶液の発光強度又は発光強度比を,空試験液の発光強度又は発光強度比とする。
6.6 検量線の作成 検量線の作成は,次のいずれかによる。
a) 試料溶液の調製を6.4.1a)によって行う場合 チタン[6.2c) ]を0.50gずつ数個はかり取り,それぞれポ
リエチレンビーカー (200ml) に移し入れ,6.4.1a)2)に従って操作した後,標準アルミニウム溶液
[6.2k) ]05.0ml(アルミニウムとして050.0mg)を段階的に加える(16)(17)。以下,6.4.1a)3)及び6.4.2
の手順に従って試料と同じ操作を試料と並行して行い,得た発光強度又は発光強度比と標準アルミニ
ウム溶液として加えたアルミニウム量との関係線を作成し,その関係線を原点を通るように平行移動
して検量線とする。
注(16) 試料中にモリブデン及び/又はジルコニウムを含む試料で,波長396.15nmを用いてアルミニウ
ムの発光強度の測定を行う場合には,0.5gの試料中に含まれるモリブデン及び/又はジルコニ
ウムの量と10mgのけたまで等しくなるようにモリブデン溶液[6.2f]及び/又はジルコニウム溶
液[6.2g]を加える。
――――― [JIS H 1622 pdf 6] ―――――
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(17) 注(10)又は注(13)を適用した場合には,試料溶液に加えたものと同じ内標準元素の溶液を同じ量加
える。
b) 試料溶液の調製を6.4.1b)によって行う場合 チタン[6.2e) ]を0.50gずつ数個はかり取り,それぞれ
PTFEビーカー (200ml) に移し入れ,6.4.1b)2)に従って操作した後,標準アルミニウム溶液[6.2k) ]0
5.0ml(アルミニウムとして050.0mg)を段階的に加える(16)(17)。以下,6.4.1b)3)及び6.4.2の手順に従
って試料と同じ操作を試料と並行して行い,得た発光強度又は発光強度比と標準アルミニウム溶液と
して加えたアルミニウム量との関係線を作成し,その関係線を原点を通るように平行移動して検量線
とする。
6.7 計算 計算は,次のいずれかによる。
a) 試料溶液の調製を6.4.1a)によって行った場合 6.4.2及び6.5a)で得た発光強度又は発光強度比と6.6a)
で作成した検量線とからアルミニウム量を求め,試料中のアルミニウム含有率を,次の式によって算
出する。
A1−A2
Vl= 100
m
ここに, Al : 試料中のアルミニウム含有率 [% (m/m) ]
A1 : 試料溶液中のアルミニウム検出量 (g)
A2 : 空試験液中のアルミニウム検出量 (g)
m : 試料はかり取り量 (g)
b) 試料溶液の調製を6.4.1b)によって行った場合 6.4.2及び6.5b)で得た発光強度又は発光強度比と6.6b)
で作成した検量線とからアルミニウム量を求め,試料中のアルミニウム含有率を,a)の式によって算
出する。
6.8 許容差 許容差(18)は,表2による。
表2 許容差
単位 % (m/m)
室内再現許容差 室間再現許容差
2.8×[0.003 0×(Al) ]+0.057
2.8×[0.004 5×(Al) ]+0.016
注(18) 許容差計算式中の (Al) は,許容差を求めるアルミニウム含有率 [% (m/m) ] である。
――――― [JIS H 1622 pdf 7] ―――――
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JIS原案調査作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 多 田 格 三 フジ化学研究所
藤 貫 正 日本磁気共鳴医学会
大河内 春 乃 科学技術庁金属材料技術研究所
小 熊 幸 一 千葉大学工学部
天 野 徹 工業技術院材料規格課
◎ 山 村 修 蔵 財団法人日本規格協会
☆ 稲 本 勇 株式会社日鐵テクノリサーチ
◎ 横 溝 耿 三菱マテリアル株式会社
◎ 藤 城 泰 文 住友金属工業株式会社
◎ 山 本 壽 美 古河電気工業株式会社
◎ 中 村 靖 株式会社ジャパンエナジー
◎ 河 村 恒 夫 株式会社コベルコ科研
◎ 金 築 四 郎 住友シチックス株式会社
◎ 服 部 兆 隆 東邦チタニウム株式会社
○ 岡 圭 男 住友金属工業株式会社
○ 石 橋 耀 一 日本鋼管株式会社
○ 豊 嶋 雅 康 住友軽金属工業株式会社
○ 前 田 繁 則 株式会社ジャパンエナジー
(事務局) 北 岡 一 泰 社団法人日本チタン協会
伊 藤 均 社団法人日本チタン協会
(協力者) 乾 道 春 株式会社コベルコ科研
備考 ☆ : 本委員会と小委員会長を兼任
◎ : 本委員会と小委員会を兼任
○ : 小委員会専任
JIS H 1622:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.50 : チタニウム及びチタニウム合金
JIS H 1622:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH1611:2008
- チタン及びチタン合金―分析方法通則
- JISH1611:2020
- チタン及びチタン合金―分析方法通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則