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K 0211 : 2013
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3308 カールフィッシ Karl Fischer titration
カールフィッシャー試薬(よう素,二酸化硫黄及び塩基をメタ
ャー滴定法 method
ノールなどに溶かしたもの。)を用いて水分を定量する滴定方
法。
3309 開管試験法 両端の開いたほうけい酸ガラス管に試料(固体)を入れて加熱 −
し,試料が酸化によって変化するときの状態を観察して成分を
知る試験方法。
3310 回収試験 回収の度合いをはかる試験方法。 recovery test
3311 化学発光法 chemiluminescence
化学反応で放出されたエネルギーによって励起された化学種
(番号1009)が,低いエネルギー準位に遷移するとき放出すmethod
る二次光を利用する分析方法。
3312 化学分析 chemical analysis
物質の化学種(番号1009)を明らかにするための,又はそれ
を定量するための操作及び技術。
注記 化学種を認知するもので,化学的方法,物理的方法など
を問わない。
3313 核磁気共鳴分光 nuclear magnetic
核磁気共鳴現象を利用して分子の化学組成及び隣接する原子
分析法, 間の距離の解析などを行う分析方法。 resonance
NMR spectroscopy;
NMR
3314 乾式分析法 dry analysis
乾式反応を利用する化学分析。溶液試薬を一切用いないか,用
いるにしても補助的又は二次的な目的にしか用いない。
3315 間接滴定法 indirect titration
分析種(番号1084)を直接的に“滴定”しないで,間接的に
“滴定”する方法。
3316 官能基分析 官能基を対象として行う分析。 functional group analysis
3317 官能評価分析 官能特性を人の感覚器官によって調べる行為の総称。 sensory analysis
3318 ガスクロマトグ 移動相として気体を用いるクロマトグラフィー。 gas chromatography;
ラフィー, GC
GC
3319 ガス重量分析法 試料を直接加熱するか又は試料に試薬を反応させ,試料中の分 −
析種を気体として分離し,分離した気体を吸収剤に吸収させ
て,その質量の増加をはかり,定量する方法。
3320 ガス分析 気体物質を対象として取り扱う化学分析。 gas analysis
3321 機器分析 機器を用いる化学分析。 instrumental analysis
3322 機器放射化分析 instrumental activation
放射化分析法のうち,放射化した試料に化学操作を加えないで
法 直接γ線スペクトロメトリーを適用して分析する方法。 analysis
3323 器差試験 instrumental error test
機器の構造に関わる技術上の基準に適合するかどうかを求め
る試験。
3324 基準分析法, definitive method;
対象とする特性値が測定の基本単位によって直接的に測定さ
一次標準測定法 primary method
れるか,物理的又は化学的理論によって標準物質を用いないで
間接的に関連付けられる分析方法。国際度量衡委員会の質量諮
問委員会では,一次標準測定法という。
なお,基準分析法には,同位体希釈分析法(番号3384),電量
分析法,重量法,滴定法及び凝固点降下法がある。
3325 キャラクタリゼ characterization
試料に含まれる化学種(番号1009)の濃度,分布状態を知る
ーション ための分析を行って,試料の特性を明らかにする作業。
3326 吸光光度分析法 波長約200 nm2 500 nmの特定の波長における光の吸収を測molecular absorption
定して定性・定量を行う方法。 spectrometrry
3327 局所分析 local analysis
試料の微視的部分の組成を求め,試料内の成分濃度の分布又は
存在状態を知るために行う化学分析。
3328 キレート滴定法 キレート生成反応を利用する滴定方法。 chelatometric titration
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3329 逆滴定法 back titration
試料溶液に過剰量の標準液(番号6018)を一定量加え,反応
せずに残った標準液の量を他の種類の標準液を用いて滴定し,
分析種(番号1084)の量を求める滴定方法。
3330 凝固点降下法 cryoscopic method;
純粋な物質に試料を加えたときの凝固点が試料の物質量濃度
depression of freezing
に比例して降下する現象を利用して,試料の分子量などを測定
する方法。 point method
注記 基準分析法(一次標準測定法)の一つで,物質の純度測
定法としても重要である。
3331 クロマトグラフ chromatography
複数の分析種が移動相及び固定相の2相間でそれぞれ分布す
ィー る度合いに違いがある場合,一方の相(移動相)を移動させて
これらの成分を分離する方法。
注記 固定相に相当する相を移動相に向流に移動させる方式
もある。
3332 蛍光X線分析法 X- ray fluorescent
蛍光X線を測定し,物質の定性・定量を行う方法。エネルギー
分散方式,波長分散方式などがある。 analysis;
XRF
3333 蛍光分光分析法 fluorescence
蛍光スペクトル又は励起スペクトルを測定し,物質の定性・定
量を行う方法。 spectrometry
3334 ケモメトリック chemometrics
数学的手法又は統計的手法を適用して,最適実験計画の立案・
ス 選択を行い,化学的データから得られる化学情報量を最大化す
ることを目的とした化学の一分野。
3335 ケルダール法 Kjeldahl method
窒素定量方法の一つ。試料に濃硫酸,硫酸カリウム及び分解促
進剤を加えて加熱分解し,試料中の窒素を硫酸アンモニウムに
変換し,これに強アルカリを加え蒸留し,遊離したアンモニア
を捕集した後,定量する分析方法。
3336 ゲルベル法 Gerber method
乳類の脂質定量方法の一つ。ゲルベル乳脂計を用いて,試料乳
に濃硫酸を添加してたんぱく質を溶解した後,加熱し,乳脂計
の目盛管に移し,遠心分離器を用いて脂肪を分離させ,これを
目視によって計測して,脂質を定量する分析方法。
3337 原子吸光[分光] atomic absorption
試料中に含まれる分析対象元素を,フレーム(炎),電気加熱,
分析法 spectrometry
又は化学反応によって原子化し,その原子蒸気層の吸光度(番
号4313)を測定することによって分析対象元素の濃度を求め
る方法。
3338 原子スペクトル 原子スペクトルを測定して元素の定性・定量を行う方法。analytical atomic
分析法 spectrometry
3339 元素分析 elemental analysis
試料物質が含有成分元素の検出又は定量を目的とした分析。
3340 高速液体クロマ high performance liquid
液体の移動相をポンプなどによって加圧してカラムを通過さ
トグラフィー, chromatography;
せ,試料成分を固定相と移動相との相互作用(吸着,分配,イ
HPLC HPLC
オン交換,サイズ排除など)の差を利用して高性能に分離して
検出する方法。
3341 酵素免疫測定法, enzyme-linked
特定の物質に反応する抗体の特性と標識した酵素とを組み合
ELISA わせることによって,分析種の濃度を測定する方法。 immunosorbent assay;
ELISA
3342 公定分析法 official method of
国又は公共的組織などによって定められた化学分析・試験方
法。 analysis
3343 光度滴定法 photometric titration
試料溶液の吸光度(番号4313)の変化を追跡して終点を検知
する滴定方法。通常,指示薬を加え,その吸光度変化を測定す
る。
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番号 用語 定義 対応英語(参考)
3344 コロイド滴定法 colloidal titration
水溶液中で正又は負の電荷をもつコロイドに反対電荷をもつ
コロイドを加え,このとき生じる電荷の中和反応の化学量論的
な関係を利用する滴定方法。
3345 錯滴定法 錯体の生成・分解反応を利用する滴定方法。 compleximetry;
complexometric titration
3346 差数法 by-difference method
試料中の分析種(番号1084)以外の成分の含有率を求め,100
から差し引いた値をもって分析種の含有率を表す方法。差引き
法ともいう。
3347 酸塩基滴定法 酸塩基反応を利用する滴定方法。 acid-base titration
3348 酸化還元滴定法 酸化還元反応を利用する滴定方法。 oxidation-reduction
titration;
redox titration
3349 参照分析法 reference method of
基準分析法に基づいて値付けされた特性値をもつ標準物質を
analysis
使う分析法,又は基準分析法よりも精確さは劣るがより容易に
値付けのできる分析方法。
3350 試金 灰吹法によって鉱物又は合金中の貴金属を定量する方法。fire assay
(しきん)
3351 湿式分析法 溶液中の反応によって行う化学分析方法。 wet analysis
3352 質量分析, mass spectrometric
イオンを一定速度に加速して,電場及び磁場,又は4個の電極
MS analysis;
から構成した四重極場に導き,飛跡を曲げることによって質量
mass spectrometry;
スペクトルを求め,存在イオン種の定性及び定量を行う分析方
法。 MS
3353 主成分分析 a) 主成分だけについて行う化学分析。 major constituent
analysis;
b) 統計的手法において,ある現象を成立させている要因間に
principal component
相関関係があるとき,相関の高い指標群を総合して主成分
を定める分析。 analysis
3354 自動分析法 試料の特性の測定を自動的に行う方法。 automated analysis
注記 測定のための前処理(番号1091)及び濃度計算を自動的
に行うこともある。通常,試験室試料の採取・調製は含
まない。項目は多項目又は可変のことが多い。
3355 重量分析 gravimetric analysis
定量しようとする成分を一定の組成の純物質として分離し,そ
の質量又は残分の質量から分析種(番号1084)の量を求める
定量分析。
3356 状態分析 analysis of state
試料の含有元素組成以外の化学情報(例えば,化合物の形態,
分布,結晶系など)を,得るための分析。
3357 蒸留試験 蒸留を行って,物質の純度又は組成を調べる試験。 distillation test
3358 常量分析 0.1 g数gぐらいの試料を用いて行う化学分析。 macro analysis
3359 スペシエーショ speciation
分析種(番号1084)が異なる複数の化学形態をとって試料中
ン, に存在している場合,それぞれの種別に定量する分析。
化学種別分析
3360 生[物]化学分析 生物化学に関連した化学分析。 biochemical analysis
3361 赤外分光分析法 infrared spectrometry
赤外吸収スペクトルを測定して定性・定量を行う分析方法。
3362 セミミクロ分析 10 mg100 mgぐらいの試料を用いて行う化学分析。 semimicro analysis
3363 全分析 total analysis
試料の全成分を定量する化学分析。有機元素分析及び与えられ
た表に記載された成分に限定して行う臨床化学分析などは,全
分析とはいわない。
3364 濁度滴定法 終点(番号4327)の検知に濁りを利用する滴定方法。 turbidimetric titration
――――― [JIS K 0211 pdf 13] ―――――
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番号 用語 定義 対応英語(参考)
3365 置換滴定法 displacement titration
置換反応を利用する滴定方法。キレート滴定においては,金属
イオンMに対してキレート化合物M' Yを加え,置換反応によ
って生じるM'をYの標準液(番号6018)を用いて滴定する。
3366 中和滴定法 酸とアルカリとの中和反応による滴定方法。 neutralization titration
注記 酸を用いた滴定は酸滴定(acidimetry),アルカリを用い
た滴定はアルカリ滴定(alkalimetry)という。
3367 超微量成分分析 ultratrace analysis
ピコグラム(pg)レベル以下の絶対量の成分を対象とする化学
分析。試料量の大きさは問わない。
3368 超微量分析 約1 mg以下の試料を用いて行う化学分析。 ultramicro analysis
3369 沈殿重量分析法 precipitation gravimetric
試料溶液中の分析種(番号1084)を沈殿として分離し,その
沈殿の質量をはかって定量する方法。 analysis
3370 沈殿滴定法 沈殿の生成又は消滅を利用する滴定方法。 precipitation titration
3371 滴定法 titrimetry
試料溶液に含まれている分析種に対し,これと反応する試薬
(滴定剤という。)として,濃度既知の標準液(番号6018)を
用いるか又は滴定剤を電気化学的に発生させて,化学量論的な
反応終点(番号4327)までに要した標準液の量又は電気量か
ら分析種を定量する方法。
3372 点滴分析 spot analysis
主として滴板上において1滴ぐらいの試料溶液によって行う
化学分析。
3373 デュマ法 Dumas' method
有機化合物中の窒素定量方法の一つ。試料を酸化物などと混合
(窒素分析の)して燃焼させ,発生した窒素酸化物を還元銅によって還元し,
得られた窒素ガスを定量する方法。
3374 電位差滴定法 potentiometric titration
当量点近傍での電位差変化,又は当量点での電位差値から終点
(番号4327)を決定する滴定方法。
3375 電解重量分析法 electrogravimetric
試料溶液中の分析種を電解によって電極上に析出分離し,その
質量をはかって定量する方法。 analysis;
electrogravimetry;
electrolytic gravimetry
3376 電気化学分析 electrochemical analysis
物質の電気化学的性質を直接的又は間接的に利用して行う分
析方法。
3377 電気伝導率測定 electrical conductivity
少なくとも一対の電極を含むセルを用い,約100 kHz以下の交
法, 流電圧を印加し,溶液の電気伝導率を測定する分析方法。 mesurering method;
コンダクトメト conductometry
リー
3378 電子スピン共鳴 electron spinresonance
電子スピン共鳴現象を利用して得られたスペクトルから物質
分光法, の電子の構造解析などを行う分析方法。 spectroscopy,
ESR ESR
3379 電子線マイクロ electron probe
試料面に照射した電子ビームによって発生する特性X線分光
アナリシス, によって,微小領域の組成を分析する方法。 microanalysis;
EPMA 注記 1990年頃まではX線マイクロアナリシス(XMA)とも EPMA
称していた。
3380 電磁気分析 electromagnetic method
X線,電子線,イオンビーム,電場,磁場などの電磁気的性質
を分析種(番号1084)に作用させて,分子,原子などに関すof analysis
る情報を得る分析。
3381 電流滴定法 amperometric titration
加電圧又は電極電位を規制し,当量点近傍での急激な電流変化
又は当量点における電流値から終点を決定する滴定方法。
3382 電量滴定法 coulometric titration
定電流電解によって試薬を発生させて反応を行わせ,終点まで
に要した電気量から定量する分析方法。
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番号 用語 定義 対応英語(参考)
3383 当量点 equivalence point
滴定において,試料溶液に含まれている分析種(番号1084)
(滴定の) に対し,これと反応する試薬(滴定剤という。)を分析種の全
量と定量的に反応するのに必要な量だけ加えた点。
3384 同位体希釈分析 isotope dilution method
試料中の分析種を定量する場合に,同位体比の異なる当該分析
法 種の一定量を加えて(分析種を化学分離した後),その同位体
比を測定する方法。
3385 isotopic analysis
同位体[比]分析 試料中の元素を構成する同位体(番号1067)の存在量の比率
を知るために行う分析。
3386 流れ分析 flow analysis
流れの中で試料と試薬とを反応させた成分を連続的に検出,定
量する分析方法。
3387 熱重量分析 thermogravimetry
試料物質の質量を,調節された速度で加熱又は冷却させる環境
の中で,時間又は温度の関数として測定する方法。
3388 熱分析 thermal analysis
物質の温度を調節されたプログラムに従って変化させながら,
その物質(及び/又はその反応生成物)のある物理的性質を温
度の関数として測定する一群の技法。
3389 灰吹法 cupellation
金,銀などを鉛を用いて合金とし,それを灰吹皿に載せて炉に
(はいふきほ 入れ,強熱し,金,銀などに分離した後,それぞれの質量をは
う) かる方法。
(試金の)
3390 発光分光分析法 atomic emission
電気的,熱的など各種の方法によって試料を励起し,基底状態
に戻る際に放射される原子スペクトルを分光器又は分光光度spectrometry
計で観測する定性・定量分析の総称。スパーク放電,グロー放
電,レーザーなどを励起源とする。
3391 半定量分析 量的概念を加味して行う定性分析。 semi quantitative analysis
3392 バッチ分析 batch analysis
試料をビーカーなどの容器に採取して,非連続的に操作を行う
分析。
3393 パターン分析 pattern analysis
ある範囲の空間的又は時間的な量の広がり,分布などから情報
を得る手法。
3394 光音響分光法, photoacoustic
断続的な照射光を吸収した試料が熱膨張を起こし,その内部に
PAS 発生させる照射光と同期した疎密波を音響として検出するこspectrometry;
とによってスペクトルを得る分光法。 PAS
3395 光分析 光の放射,吸収,散乱などを利用する化学分析法の総称。photometric analysis;
photometry
3396 比色分析 colorimetric analysis
試料物質又は試料物質に適切な試薬を加えて発色させたもの
について透過光又は反射光を測定し,色調,色の濃さなどを標
準色板,標準色溶液などと比較することによって行う定性又は
定量分析。
3397 非水溶媒滴定法 溶媒に水以外のものを用いる滴定方法。 nonaqueous titration
注記 誤解のない場合は,非水滴定としてもよい。
3398 比濁分析, turbidimetry
微小粒子を含む試料溶液について,透過光強度から吸光度(番
比濁法 号4313)を測定する方法,又は入射光と直交する方向への散
乱光強度を測定することによって,試料溶液中の微小粒子の濃
度を求める方法。
3399 微小分析,
バルク試料の微小な領域[例えば,マイクロメートル( microprobe analysis
マイクロプロー 径の面積]又は微小な体積部分について化学的又は物理的な情
ブ分析 報を得る分析。
3400 微生物学的定量 microbiological
微生物の増殖度又は阻害度を利用して行う成分の定量方法。
法 determination;
microbioassay
――――― [JIS K 0211 pdf 15] ―――――
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JIS K 0211:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.71 : 化学技術(用語集)