この規格ページの目次
JIS K 0212:2016 規格概要
この規格 K0212は、分析化学における光学部門で用いる主な用語及びその定義について規定。
JISK0212 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0212
- 規格名称
- 分析化学用語(光学部門)
- 規格名称英語訳
- Technical terms for analytical chemistry (optical part)
- 制定年月日
- 1963年9月1日
- 最新改正日
- 2016年12月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.71, 71.040.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 化学分析 2021
- 改訂:履歴
- 1963-09-01 制定日, 1967-01-01 確認日, 1969-11-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-03-01 改正日, 1984-05-01 確認日, 1989-12-01 確認日, 1990-04-01 改正日, 1996-01-01 確認日, 2001-03-20 確認日, 2007-09-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2016-12-20 改正
- ページ
- JIS K 0212:2016 PDF [39]
K 0212 : 2016
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 分類・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 3.1 一般・・・・[1]
- 3.2 波長・・・・[12]
- 3.3 光源,分光器,検出器及びセル・・・・[13]
- 3.4 原子スペクトル分析法・・・・[16]
- 3.5 吸光光度分析法・蛍光分光分析法・・・・[21]
- 3.6 バイオ関連光分析法・・・・[23]
- 3.7 非線形分光分析法・・・・[24]
- 3.8 顕微分光分析法・近接場分光分析法・イメージング・・・・[25]
- 3.9 赤外吸収分光法・ラマン散乱分光法・・・・[29]
- 3.10 X線分析法・・・・[31]
- 参考文献・・・・[37]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 0212 pdf 1] ―――――
K 0212 : 2016
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
分析化学会(JSAC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS K 0212:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 0212 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0212 : 2016
分析化学用語(光学部門)
Technical terms for analytical chemistry (optical part)
1 適用範囲
この規格は,分析化学における光学部門で用いる主な用語及びその定義について規定する。この規格に
取り上げる用語は,X線からテラヘルツ光までの波長領域のものとする。
2 分類
用語の分類は,次による。
a) 一般
b) 波長
c) 光源,分光器,検出器及びセル
d) 原子スペクトル分析法
e) 吸光光度分析法・蛍光分光分析法
f) バイオ関連光分析法
g) 非線形分光分析法
h) 顕微分光分析法・近接場分光分析法・イメージング
i) 赤外吸収分光法・ラマン散乱分光法
j) X線分析法
3 用語及び定義
用語及び定義は,次による。
a) 二つ以上の用語を並べた場合には,その順位に従って優先使用する。
b) 誤解のおそれのある用語には,用語の後の丸括弧内に使用分野を示す。
c) 用語のアルファベットの略語のうち,汎用のものには参考としてその“よみ”を入れる。
d) 対応英語(参考)でコンマ“,”を挟んで二つ以上併記してあるものは,それぞれ同義語又は略語であ
る。
3.1 一般
番号 用語 よみ 定義 対応英語(参考)
1001 アクチノメー あくちのめーたー actinometer
光反応を利用して,放射線,紫外線などの光量
ター を測定する機器。
――――― [JIS K 0212 pdf 3] ―――――
2
K 0212 : 2016
番号 用語 よみ 定義 対応英語(参考)
1002 位相コントラ いそうこんとらす phase contrast
光が屈折率の違う物体を通過するときの直接光
スト と と回折光との位相のずれを利用して得られるコ
ントラスト。
注記 物体近縁での屈折率の違いによって近縁
が強調された画像が得られる。吸収コン
トラストに対比して用いる。
1003 色ガラスフィ いろがらすふぃる optical colored filter
着色したガラスによって,必要とする波長の光
ルター たー を取り出す光学フィルター。
1004 SN比 えすえぬひ signal-to-noise ratio,
分析目的に由来する信号(応答値)Sと,主と
SN ratio
して偶然誤差に基づく信号の偏差(ノイズ)N
との強度比。
1005 SB比 えすびーひ signal-to-background
分析目的に由来する信号(応答値)Sと,バッ
クグラウンドに由来する信号Bとの強度比。 ratio,
SB ratio
1006 エッジフィル えっじふぃるたー edge filter
試料からの蛍光又はラマン散乱光を透過し,試
ター 料からの光の中に含まれる励起光成分を遮断す
るための立ち上がりが急しゅん(峻)な透過特
性をもつフィルター。
1007 エリプソメト えりぷそめとりー ellipsometry
試料に偏光を照射し,試料からの反射によって
リー 生じるだ円偏光から,位相差及び振幅比を測定
する方法。
注記 主に薄膜試料の膜厚,屈折率などを測定
するために利用する。
1008 円二色性, circular dichroism,
えんにしょくせい, 物質が同一波長の左円偏光と右円偏光とに対し
て異なる吸光度を示す現象。
円偏光二色性, えんへんこうにし CD
CD ょくせい 注記 不斉分子の立体構造又は立体配座を決定
するために利用する。
1009 回折 かいせつ diffraction
a) 光が直進しないで,物体の影の部分に回り
こむ現象。
b) 強度が断面内で一様でない光束において,
光線が直進しないで広がって進む現象。
注記 回折格子などの分散素子を用い,主に分
光目的に用いられる。
1010 回折角 かいせつかく 回折光線が回折格子の面の法線となす角(鋭diffraction angle
角)。
1011 回折効率 かいせつこうりつ diffraction efficiency
回折格子に入射した光のうち,回折光として取
り出す割合。
1012 化学発光 かがくはっこう chemiluminescence
化学反応によって生成した励起化学種が,より
低いエネルギー準位に遷移するとき放出する
光。
1013 化学発光法 かがくはっこうほ chemiluminescence
化学反応によって生成した励起化学種からの発
う 光を,化学分析に利用する方法。 method
1014 拡散反射法 かくさんはんしゃ 拡散された反射光から反射率を求める方法。diffused reflection
ほう method
1015 可視スペクト かしすぺくとる 可視光の波長領域のスペクトル。 visible spectrum
ル
1016 過渡回折格子 かとかいせつこう transient grating
試料中で同一波長の二つの励起レーザー光を微
法 しほう 小角度で交差させて干渉しま(縞)を生成し,method
試料の光吸収による屈折率の変化を回折光強度
の変化として検出する方法。
――――― [JIS K 0212 pdf 4] ―――――
3
K 0212 : 2016
番号 用語 よみ 定義 対応英語(参考)
1017 干渉 かんしょう interference
a) 原子スペクトル分析などにおいて,共存物
の影響などによって分析値に誤差を生じる
現象。
注記 分光干渉,物理干渉,化学干渉,
イオン化干渉などがある。
b) 二つ以上の光が空間的に重なり合ったと
き,それらの相対的な位相差によって互い
に強め合う,又は弱め合う現象。
1018 干渉計 かんしょうけい 光の干渉を利用して光路差などを測定する機interferometer
器。
注記 マイケルソン干渉計,マッハ・ツェンダ
ー干渉計,フィゾー干渉計などがある。
1019 干渉図形, interferogram
かんしょうずけい, 干渉計などからの信号を,光路差を横軸に,光
インターフェ いんたーふぇろぐ の強度を縦軸にとって示す図形。
ログラム らむ
1020 干渉性(光の) かんしょうせい 互いに干渉することができる光の性質。 coherence (of light)
1021 干渉フィルタ かんしょうふぃる 薄膜又はその多重層膜の光の干渉作用を利用interference filter
ー たー し,必要とする波長の光を取り出す光学フィル
ター。
1022 干渉分光法 かんしょうぶんこ interferometry
干渉計によって得られた信号にフーリエ変換な
うほう どを行ってスペクトルを得る方法。
1023 輝線 きせん emission line,
励起された原子,イオンなどが基底状態に遷移
bright line
するときに放射するエネルギーの明るいスペク
トル線。
注記 原子,イオンなどの種類によって固有の
単色光として現れる。
1024 吸光光度分析 きゅうこうこうど absorption
特定の波長における光の吸収を測定して定性・
法 ぶんせきほう 定量を行う方法。 spectrometry
1025 吸光度 きゅうこうど absorbance
試料を透過した光の強度(I)と,透過前の光の
強度(I0)との比を常用対数で表した数値。
注記 吸光度(Abs)は次による。
吸光度(Abs)=−log10(I/I0)
1026 吸収(光の) きゅうしゅう absorption (of light)
光が試料物質を通過するとき,反射又は散乱に
よらずその物質とのエネルギー授受によって,
その強度が減少する現象。
1027 吸収極大 きゅうしゅうきょ absorption maximum
吸収バンドの波長領域内で極大の吸収を示す箇
くだい 所。
1028 吸収コントラ きゅうしゅうこん absorption contrast
光が透過率の違う物体を通過するときの透過光
スト とらすと 強度の差を利用して得られるコントラスト。
注記 位相コントラストに対比して用いる。
1029 吸収スペクト きゅうしゅうすぺ absorption spectrum
光が試料によって吸収されて得られるスペクト
ル くとる ル。
1030 吸収バンド きゅうしゅうばん absorption band
吸収スペクトルのうち,ある広がりをもつ吸収
ど を示す波長帯。
1031 共鳴線 きょうめいせん resonance line
原子・イオン・分子に固有の基底状態と励起状
態との間の遷移に由来する光吸収又は放射によ
って観測される線スペクトル。
注記 原子スペクトル分析では,原子の基底状
態と励起状態との間の電子遷移に由来す
る共鳴線を測定する。
――――― [JIS K 0212 pdf 5] ―――――
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JIS K 0212:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.71 : 化学技術(用語集)