44
K 0215 : 2016
番号 用語 定義 対応英語(参考)
9079 pH自動計測器 水又は水溶液のpH値を連続的に測定する装置。 recording pH meter
9080 PM2.5 PM2.5,
大気中に浮遊する粒子状物質のうち,粒径2.5 m以下の
particulate matter 2.5
もの。ただし,PM2.5の質量濃度を求める場合は粒径2.5
mで50 %分留された粒子状物質(JIS Z 8851)。
9081 光散乱式ダスト計 light scattering type dust
微粒子による散乱光量を測定することによってダストの
相対濃度を測定する装置。 monitor
9082 微小粒子状物質 大気中のPM2.5を連続的に測定する装置。標準測定法は, automatic monitors for
(PM2.5)自動計測 PM 2.5
フィルター捕集−質量法(JIS Z 8851)。測定原理は,β
器 線吸収法,フィルター振動法,光散乱法などがある。
9083 ヒドラジン計 ボイラ水などのヒドラジン濃度を測定する装置。 hydrazine meter
9084 non-dispersive infrared
非分散赤外ガス分析計 広帯域赤外線をガス体に放射し,特定の帯域幅を吸収す
ることによって特定波長の赤外線の吸収量を測定するガgas analyzer
ス分析計。
9085 非メタン炭化水素計 non-methane
試料ガス中のメタン以外の炭化水素の総(全)濃度又は
hydrocarbon analyzer
それとメタン濃度を測定する自動ガスクロマトグラフ。
9086 表面散乱式濁度計 turbidimeter using light
試料水を槽からあふれさせ,その表面に光を照射して,
濁りによる散乱光量を検出する濁度計。 scattering at sample
surface,
turbidity meter using
light scattering at
sample surface
9087 微量電量滴定式酸化法 trace quantities analysis
試料を酸素で燃焼させて発生した二酸化硫黄を電解液に
(硫黄分析計の) by oxidative
吸収させ,電量滴定することによって硫黄濃度を定量す
る方法。 coulometric titration
(of sulfur analyzer)
9088 ふっ素化合物自動計測 continuous analyzer for
大気中のガス状無機ふっ素化合物を連続的に測定する装
器(大気中の) 置。 fluorine compounds
(in air)
9089 浮遊粒子状物質自動計 大気中の浮遊粒子状物質濃度を連続的に測定する装置。 automatic monitors for
測器 suspended particulate
matter
9090 プロセス分析計 process analyzer
主として生産工程に用いられる定置形で,連続又は間欠
形の分析装置。
9091 分粒器 particle size separator
浮遊粒子状物質の測定のために,ある大きさの粒径を超
える粒子を除去する装置。
9092 防湿 moisture proof
雰囲気の侵入によって装置内部が結露しない,又は結露
しても機能に支障を来さないように防止する手法。
9093 放射線式励起法(硫黄 energy dispersive X-ray
試料にX線を照射して,発生した硫黄の蛍光X線をエネ
分析計の) ルギー分散方式で分析する方法。 fluorescence method
(of sulfur analyzer)
9094 防水 water proof,
機器の内部に浸水の形跡がないか,又は正常な動作を阻
害するような浸水がないように防止する手法。 water resistant protection
9095 防滴 drip proof
装置外部に水滴,飛まつ(沫)がかかっても,その機能
に支障がないように防止する手法。
9096 防爆 explosion-protection
機器が点火源となってその周囲における爆発性雰囲気に
点火することを防止する手法。
9097 本質安全回路 intrinsically safe circuit
機器の正常動作条件下及び定められた故障状態で発生す
る電気火花及び熱の影響によって定められた爆発性雰囲
気への点火が生じない回路。
9098 有機汚濁指標 有機物質による汚濁の程度を示す尺度。 organic pollution index
――――― [JIS K 0215 pdf 46] ―――――
45
K 0215 : 2016
番号 用語 定義 対応英語(参考)
9099 有機体炭素(TOC)自 continuous total organic
水中の全有機体炭素の濃度を連続的に測定するための装
動計測器 置。 carbon analyzer
9100 紫外線吸光度自動計測 ultraviolet photometer
水の汚濁の程度を紫外線の吸光度から連続的に測定する
器 ための装置。 for monitoring of
water pollution
9101 油分計(水質分析の) 水に含まれる油分を測定する装置。 oil content meter (for
water quality
analysis)
9102 溶液電気伝導率法(ガ gas dissolution
吸収液中に測定ガスを通過させ,吸収液中の電気伝導率
ス分析計の) 変化によってガス濃度を測定する方法。 conductometric
method (of gas
analyzer)
9103 溶存酸素自動計測器 continuous dissolved
環境水,工場排水などの溶存酸素の濃度を連続的に測定
する装置。 oxygen analyzer
9104 溶存水素計 dissolved hydrogen
原子力発電及び火力発電に用いる循環水中などの溶存水
素濃度を測定する装置。 meter
9105 流通形(検出器の), 試料を連続して流しながら測定する検出器の形式。 flow-through type (of
流液形(検出器の) detector)
9106 レーザーレーダー, laser radar,
レーザー光線の平行直進性を利用し,レーザー光のパル
LIDAR LIDAR (laser imaging
スが大気中を往復する時間を計測し,大気中の浮遊汚染
物質を測定する装置。 detection and ranging)
9107 レンジアビリティー range ability,
装置の仕様に示された精度内で,校正可能な最大スパン
と最小スパンとの比。 turn dawn ratio
9108 連続分析 continuous analysis
分析対象の特性値を時間的に切れ目なく連続的に測定す
るか,又は一定時間若しくは一定量間隔で測定する方法。
9109 ローボリュームエアサ low volume air sampler
空気中に浮遊している粒子状物質の捕集に用いる吸引空
ンプラー 気量が0.010.03 m3/minの試料採取器。
3.10 バイオテクノロジー分析機器
番号 用語 定義 対応英語(参考)
10001 アミノ酸残基 amino acid residue
たんぱく質及びペプチドの構成単位で,ペプチド結合す
るときにアミノ基の-Hとカルボキシル基の-OHとを失
ったアミノ酸部分の総称。
10002 アミノ酸配列分析装 amino acid sequence
たんぱく質又はペプチドの一次構造を自動的に分析する
置, 装置。 analyzer
ペプチドシーケンサー
10003 インゲル消化(たんぱ in gel digestion (of
ゲル電気泳動によって分離したたんぱく質をゲルごと切
く質の) protein)
り出し,抽出せずそのままたんぱく質分解酵素を作用さ
せ断片化する方法。
10004 ウェスタンブロッティ western blotting
ゲル電気泳動で分離したたんぱく質を膜に転写し,その
ング たんぱく質を抗体によって検出する方法。
10005 ATZアミノ酸, ATZ-amino acid,
エドマン法の切断反応によって切り出されたN末端アミ
2-アニリノ-5-チアゾリノ酸の誘導体。 2-anilino-5-thiazolinone
ノンアミノ酸 amino acid
10006 液相法(アミノ酸配列 liquid phase method (of
試料であるたんぱく質又はペプチドに対して,液相中で
分析装置の) カップリング反応及び切断反応を行い,生成したATZ- amino acid sequence
analyzer)
アミノ酸を液−液抽出によって回収するエドマン反応で
用いられる方法。
10007 エクソトキシン exotoxin
細菌によって生産され,菌体外に放出される毒性物質の
総称。
――――― [JIS K 0215 pdf 47] ―――――
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K 0215 : 2016
番号 用語 定義 対応英語(参考)
10008 エドマン法 Edman method
たんぱく質又はペプチドのN末端アミノ酸を逐次的に切
断し,同定してアミノ酸の配列を決定する方法。
10009 N末端分析 N-terminal analysis
たんぱく質又はペプチドのアミノ基側の末端アミノ酸を
同定する分析。
10010 LAL試薬, limulus amebocyte
エンドトキシンなどの検出及び定量に用いるために,カ
ライセート試薬 ブトガニの血球抽出成分から調製した試薬。 lysate reagent,
lysate reagent
10011 塩基対 水素結合によって対合した互いに相補的な一組の塩基。 base pair,
bp
10012 エンドトキシン 細菌の菌体成分中にある毒性物質の総称。 endotoxin
10013 気相法(アミノ酸配列 gas phase method (of
試料の流出を防ぐため,たんぱく質又はペプチドに対し
分析装置の) amino acid sequence
て,カップリング反応用の塩基性試薬及び切断反応用の
analyzer)
酸性試薬をガス状で供給するエドマン反応で用いられる
方法。
10014 キャピラリーDNAシ capillary DNA
サンガー法で調製した試料をキャピラリー電気泳動で分
ーケンサー 離してDNAの配列を決定するDNAシーケンサー。次世 sequencer
代シーケンサーに対し第1世代シーケンサーと呼ばれ
る。
10015 蛍光抗体法 fluorescent antibody
蛍光物質によって標識した抗体を用いる分析方法又は染
色方法。 method
10016 酵素イムノアッセイ, enzyme immunoassay,
酵素標識したハプテン,抗原又は抗体を用い,酵素反応
EIA によって生じる成分を検出する分析法。 EIA
10017 固相酵素イムノアッセ enzyme-linked
抗原又は抗体を固相担体に固定することによって未結合
イ, 成分の除去を容易にした酵素イムノアッセイ。 immunosorbent assay,
ELISA ELISA
(いらいざ)
10018 固相法(アミノ酸配列 solid phase method (of
a) 試料の流出を防ぐため,たんぱく質又はペプチドを
分析装置の, 固相担体に共有結合させるエドマン反応で用いられamino acid sequence
DNA合成装置又はペ る方法。 analyzer, of DNA
プチド合成装置の) b) NA,ペプチドなどの数種類の構成単位が一次元に synthesizer or peptide
つながった分子を合成する際,原料,副反応物と生synthesizer)
成物とを簡単に分離するため,あらかじめ固体の担
体に一つ目の構成単位を共有結合し,逐次的に指定
した構成単位を結合させる方法。
10019 固定化酵素 immobilized enzyme
結合法,架橋法,包括法などによって固定用担体上に偏
在化させ不溶化した酵素。
10020 コンビナトリアルケミ combinatorial chemistry
基本骨格と様々な修飾基とを自動合成手法によって結合
ストリー させることによる,多様な化合物群の同時合成法。
10021 サザンブロッティング ゲル電気泳動によって分離したDNA断片を膜に転写し, southern blotting
プローブDNA又はプローブRNAによって検出する方
法。
10022 サンガー法(DNAシー DNA複製反応系にジデオキシヌクレオチドを加えるこsanger method (of DNA
ケンサーの), とによって特定の塩基で,一部の複製DNAの伸長が停 sequencer),
ジデオキシ法 止することを利用したDNA配列分析法。サンガージデdideoxy chain
オキシ法ともいう。 termination method
10023 C末端分析 C-terminal analysis
たんぱく質又はペプチドのカルボキシル基側の末端アミ
ノ酸を同定する分析。
――――― [JIS K 0215 pdf 48] ―――――
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K 0215 : 2016
番号 用語 定義 対応英語(参考)
10024 時間分解蛍光イムノア time-resolved fluoro
試料溶液中の特定物質を定量するために抗原抗体反応を
ッセイ immunoassay
利用し,検出試薬として長寿命の蛍光標識を用いて寿命
の短いバックグラウンド蛍光を時間分解法で除去する分
析法。
10025 次世代DNAシーケン 逐次的にDNA合成を行い,反応ごとに蛍光,発光,イnext generation
サー, オン,電流などを検出して配列を決定するDNAシーケ sequencer,
NGS NGS
ンサー。サンガー法を用いる第1世代のシーケンサーに
対して次世代シーケンサーと呼ぶ。1本のDNAの解読長
は数十数百塩基だが,一度に数百万数千万本のDNA
を読むため数十G塩基の配列を読むことができる。
10026 ショットガン法 ショットガンライブラリーで得られたDNA断片の配列shotgun method
を解析し,元の巨大なDNAの配列を再構成するDNA配
列分析法。
10027 ショットガンライブラ 巨大なDNAをランダムに切断して得られたDNA断片を shotgun library
リー 集めて作成したライブラリー。
10028 スニップ, single nucleotide
核酸の一つの塩基が他の塩基に置き換わっている遺伝的
一塩基多形, な多形。 polymorphism,
SNP SNP
10029 制限酵素断片長多形, 塩基配列の個体差によって制限酵素で切断されたDNArestriction fragment
RFLP 断片の長さが異なる多形。 length polymorphism,
RFLP
10030 セルソーター cellsorter
フローサイトメトリーに基づいて細胞を選択分離する機
器。
10031 染色体分析 chromosome analysis
数,形などの特徴を正常な染色体と比べて,検出する分
析法。
10032 ターミネーターラベル サンガー反応においてDNAの伸長を停止させるターミterminator-labelled
法, ネーターに蛍光標識をつけ,DNA配列分析装置で検出すmethod,
ダイターミネーター法 る方法。DNA配列決定方法の一つ。 dye-terminator method
(DNAシーケンサ (of DNA sequencer)
ーの)
10033 多形(遺伝子) Polymorphism (of gene)
同一種内の正常な個体間に存在する形質及び形態につい
ての多様性。
10034 担体結合法(固定化酵 carrier binding method
酵素などの生体触媒を水不溶性の担体に物理的又は化学
素の) 的に固定する方法。 (for immobilized
enzyme)
10035 直接塩基配列分析, PCRで作成されたDNA断片をクローニングせず,その direct sequencing (of
ダイレクトシーケンシ まま配列分析する方法。 PCR products)
ング(PCR産物の)
10036 DNA合成装置 目的とする塩基配列をもつDNAを自動的に合成する装DNA synthesizer
置。
10037 DNAシーケンサー DNAの塩基配列を自動的に解析する装置。 DNA sequencer
10038 DNAチップ, DNA chip,
特定の遺伝子に関して発現,変異などを同時に解析する
DNAアレイ ため,多数のDNAプローブを固定したプレート。 DNA array
10039 DNAプローブ DNA probe
目的のDNA,遺伝子などを検出するために用いられる,
それらと相補的な配列をもつDNA分子。
10040 滴下式極微量分光光度 0.53 μl程度の微量な試料を測定部に直接滴下して drop type micro-volume
計 DNA,たんぱく質などの定量を行う分光光度計。 spectrophotometer
10041 デジタルPCR digital PCR
数万の区画に分かれた測定部をもち,各区画で1分子の
テンプレートDNAをもとにPCR反応を行ってDNAの
分子数を測定する装置。
――――― [JIS K 0215 pdf 49] ―――――
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K 0215 : 2016
番号 用語 定義 対応英語(参考)
10042 テンプレートDNA, DNAの転写及び複製のときに元の形となるDNA。 template DNA
鋳型DNA
10043 トキシノメーター toxinometer
比濁時間分析法によってエンドトキシンなどを定量する
機器。
10044 トランスクリプトーム 細胞中に存在する全てのmRNAの集合。 transcriptome
10045 ノーザンブロッティン ゲル電気泳動によって分離したRNAを膜に転写し,プnorthern blotting
グ ローブDNA又はプローブRNAで検出する方法。
10046 バイオアッセイ, bioassay
物質の量,構成成分又はその力価を生物の反応から定量
生物学的定量法 する方法。
10047 バイオインフォマティ bioinformatics
DNA又はたんぱく質の配列,高次構造など膨大な生命情
ックス 報から医薬品開発,生命現象の解明などに有用な情報を
役立てるコンピュータ技術。
10048 バイオセンサー biosensor
分析種の識別に生物由来の選択的認識作用又は反応を利
用した検出素子。
10049 バイオリアクター 生物の機能,生体物質などの反応性を利用した反応装置。 bioreactor
10050 発色合成基質法 chromogenic method
試薬との反応によって合成基質から生じる着色生成物を
測定し,分析種を定量する分析法。
10051 比濁時間分析法 kinetic turbidimetric
試薬との反応に伴う濁度の変化を測定し,分析種を定量
する分析法。 method
10052 表面プラズモン共鳴分 surface plasmon
生体分子を検出部表面の金属薄膜に固定し,それと相互
析装置, resonance analyzer,
作用する溶液中の生体分子との結合及び解離の状態を表
SPR SPR
面プラズモン共鳴を利用して検出する分子間相互作用分
析装置。
10053 フェニルイソチオシア phenylisothiocyanate,
たんぱく質の逐次的アミノ末端分析法であるエドマン法
ネート, に用いられる試薬。 PITC
PITC
10054 プラスミド抽出装置 plasmid extractor
大腸菌など宿主細胞の培養液からプラスミドを自動的に
抽出する装置。
10055 flow cytometry
フローサイトメトリー 蛍光標識又は未標識の細胞などを大きさ,光散乱様式,
蛍光などの因子について定量的に解析し,その情報に基
づいて特定の細胞などを迅速に選択分離する方法。
10056 ブロッティング blotting
ゲル電気泳動で分離したたんぱく質,DNAなどの分離パ
ターンを保ったまま膜に転写する方法。
10057 entrapment (for
包括法(固定化酵素の) 生体触媒などを高分子ゲル,膜などの中に封じ込める方
法。 immobilized enzyme)
10058 polymerase chain
ポリメラーゼ連鎖反応, DNAポリメラーゼを用いてDNA鎖の特定の部位を繰り
PCR 返し複製し増幅する反応。 reaction,
PCR
10059 マイクロサテライト microsatellite DNA
反復回数の違いが多様な多形を示すため遺伝解析マーカ
DNA ーとして用いられる,25個程度の短い塩基配列を単位
とする反復配列DNA。
10060 マイクロプレート, microplate,
多数のウェル(くぼみ)をもつ平板状の容器。各ウェル
マイクロタイタープレ を試験管又はシャーレとして利用する。ウェルの数は,6, microtiter plate
ート 24,96,384,1 536などがあり,生化学,臨床検査など
の分野で用いられる。
10061 マイクロプレートリー マイクロプレートに入れた多数のサンプルの吸光,蛍光, microplate reader
ダー 発光などを測定する装置。
10062 膜上消化(たんぱく質 on membrane digestion
ゲル電気泳動で分離しブロッティングしたたんぱく質を
の) (of protein)
膜ごと切り取り,膜に固定した状態でたんぱく質分解酵
素を作用させ断片化する方法。
――――― [JIS K 0215 pdf 50] ―――――
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JIS K 0215:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.71 : 化学技術(用語集)