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JIS K 0214:2013 規格概要
この規格 K0214は、分析化学におけるクロマトグラフィー部門で用いる主な用語及びその定義について規定。
JISK0214 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0214
- 規格名称
- 分析化学用語(クロマトグラフィー部門)
- 規格名称英語訳
- Technical terms for analytical chemistry (Chromatography part)
- 制定年月日
- 1964年3月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.71, 71.040.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 化学分析 2021
- 改訂:履歴
- 1964-03-01 制定日, 1967-01-01 確認日, 1969-11-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-07-01 確認日, 1983-03-01 改正日, 1988-04-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 2000-01-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2006-10-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2013-03-21 改正日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS K 0214:2013 PDF [47]
K 0214 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 用語及び定義・・・・[1]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 0214 pdf 1] ―――――
K 0214 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
分析化学会(JSAC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS K 0214:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 0214 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0214 : 2013
分析化学用語(クロマトグラフィー部門)
Technical terms for analytical chemistry (Chromatography part)
序文
この規格は,1964年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2006年に
行われたが,その後の分析機器の感度向上とともに分析時間の短縮,操作性向上,アプリケーションの拡
大などによって,新規分析用語も出現している。技術的な開発分野の明確化に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1 適用範囲
この規格は,分析化学におけるクロマトグラフィー部門で用いる主な用語及びその定義について規定す
る。
注記 クロマトグラフィーには,手法で分類したガスクロマトグラフィー,液体クロマトグラフィー,
及び超臨界流体クロマトグラフィー,並びに分離部で分類した充カラムクロマトグラフィー,
中空カラムクロマトグラフィー,薄層クロマトグラフィーなどがある。
2 用語及び定義
用語及び定義は,次による。
a) 二つ以上の用語又は定義を並べた場合には,その欄の順位に従って優先的に用いる。
b) 二つ以上の用語の略語を繋げる場合には,次のように用いる。
A及びBの手法を結合した分析方法の場合 : AB分析方法→A/B 例)GC/MS,LC/MS/MS
A及びBの機器を結合した装置の場合 : AB分析計→A-B 例)GC-MS,LC-MS
c) 用語の中で角括弧内の文字は,省いてもよい。
d) 用語は,特に断らない限りクロマトグラフィーの分野内で用いるものであるが,誤解のおそれのある
用語については,用語の後の丸括弧内に特定の使用分野を示す。
e) 参考として対応英語又はその略語を示す。対応英語の欄で,セミコロン(;)を挟んで二つ以上併記し
てあるものは,それぞれ同義語又は略語である。
番号 用語 読み 定義 対応英語(参考)
1 アーティファク あーてぃふぁく artifact;
分析操作における人為的要因に起因して生じる生
ト と artefact
成物又は分析種の消失,若しくはクロマトグラムに
生じるピーク又は信号のゆがみ。
――――― [JIS K 0214 pdf 3] ―――――
2
K 0214 : 2013
番号 用語 読み 定義 対応英語(参考)
2 RI検出器, あーるあいけんa) 示差屈折率検出器(番号231)の略称。 a) efractive index
RID しゅつき, b) 放射性同位元素検出器(番号469)の略称。 detector;
あーるあいでぃ RID
ー
b) adioisotope
detector
3 Rf, あーるえふ, Rf;
薄層クロマトグラフィー又はペーパークロマトグ
Rf値 あーるえふち Rf value
ラフィーにおいて,試料成分の移動距離を溶媒の移
動最先端までの距離で除した値。成分物質の同定の
指標として用いる。
4 RFイオンガイ あーるえふいお高周波イオンガイド(番号188)の略称。 radio frequency ion
ド んがいど guide
5 圧力勾配補正因 あつりょくこう pressure gradient
ガスクロマトグラフィーにおける保持容量をカラ
子 ばいほせいい correction factor
ム入口と出口とに圧力差があることから,保持容量
んし を補正するときの係数。次の式によって定義する。
充剤を均一に充した一定の径をもつカラムに
ついてだけ適用できる。
2
3 Pi / Po1
j 3
2 Pi / Po1
ここに,Pi,Po : カラムの入口,出口におけ
るキャリヤーガスの圧力
(絶対圧)
6 圧力損失 あつりょくそん pressure loss;
移動相が流路系を通過するときに,カラムなどによ
しつ pressure drop
って生じる入口と出口との差圧。圧力低下ともい
う。
7 圧力波形 あつりょくはけ継続的な圧力変化の記録。 pressure profile
い
8 圧力プログラミ あつりょくぷろ pressure
設定したプログラムに従って,移動相の圧力を変化
ング法 ぐらみんぐほ させながら分析種を展開させる方法。 programming
う method
9 アナライトプロ あならいとぷろ analyte protectants
試料中の共存物質の変化によって生じる定量誤差
テクタント てくたんと を低減するため,マトリックスの代わりとして試料
又は検量線用標準試料に添加する物質。
10 アフィニティー あふぃにてぃー affinity
生物由来の親和性,分子認識能などを主な分離機構
クロマトグラ くろまとぐら とするクロマトグラフィー(番号168)の総称。 chromatography;
フィー ふぃー a) イムノアフィニティークロマトグラフィー immunoaffinity
chromatography;
(IAC) : 抗体,免疫グロブミンなどの抗体関連
物質を固定相に用いるクロマトグラフィーのIAC;
手法。 chemo-affinity
b) ケモアフィニティークロマトグラフィー : 鉄,chromatography;
ガリウムなどの金属イオンを担体に固定化しimmobilized metal
たカラム,ジルコニア,チタニアなどの金属酸affinity
化物を固定相とするカラムを用いて,これに選chromatography;
IMAC
択的に親和力を示す分子を分離,濃縮,精製す
る手法。金属イオンを利用するものを,特に金
属固定化クロマトグラフィー(IMAC)という。
11 亜臨界流体クロ ありんかいりゅ subcritical fluid
温度又は圧力のいずれか,又は双方が臨界点(圧力,
マトグラフィ うたいくろま chromatography
温度)よりも低い臨界点近傍の亜臨界流体を移動相
ー とぐらふぃー として用いるクロマトグラフィー。
――――― [JIS K 0214 pdf 4] ―――――
3
K 0214 : 2013
番号 用語 読み 定義 対応英語(参考)
12 アンペロメトリ あんぺろめとり amperometric
電解(酸化又は還元)される成分の電解電流が,そ
ック検出器 っくけんしゅ の成分の濃度に比例することを利用した高速液体 detector
つき クロマトグラフ用電気化学検出器。
注記 電極上で化学種の一部(0.15 %)が電解さ
れるのが特徴。
13 ELSD いーえるえすで蒸発光散乱検出器(番号256)の略称。 evaporative light
ぃー scattering detector
14 ECD いーしーでぃーa) 電子捕獲検出器(番号360)の略称。 a) lectron capture
b) 電気化学検出器(番号354)の略称。 detector
b) lectrochemical
detector
15 イオンエンハン いおんえんはん混合物のLC/MS分析などにおいて,複数の成分がion enhancement
スメント すめんと 同時にイオン源に導入されたとき,共存物質が測定
対象物質のイオン化を促進する現象。
16 イオン化モード いおんかもーど ionization mode
質量分析計(MS)において用いるイオン源(イオ
ン化法)に種類とイオン極性とを合わせた用語。分
析種の物性に応じて種々のイオン化モードを使い
分ける。正イオン(番号280),CI(番号103),EI
(番号358),負イオン(番号420),APCI(番号311)
などという。
17 イオンクロマト いおんくろまと ion chromatograph
イオン種成分の分析専用に製造又は組み立てられ
グラフ ぐらふ た高速液体クロマトグラフ。
18 イオンクロマト いおんくろまと ion chromatography
イオン交換体などを固定相とした分離カラム内に
グラフィー ぐらふぃー おいて試料溶液中のイオン種成分を展開溶離させ,
電気伝導度検出器,電気化学検出器,分光光度検出
器,蛍光検出器などによって測定する分析方法。
19 イオン源 いおんげん ion source
質量分析計を構成する一部分で,試料成分のイオン
化及び生成したイオンのアナライザーへの移送を
行う箇所。イオン化室,フィラメント,イオンの加
速,収束などを行う電極群などからなる。
20 イオン交換基 いおんこうかん ion exchange group
イオン交換体の官能基。反対符号の電荷をもつイオ
き ンと結合することが可能な解離性の基。例えば,ス
ルホ基(−SO3−),カルボキシル基(−COO−),ア
ンモニウム基(−NR3+)などがある。
21 イオン交換クロ いおんこうかん ion exchange
固定相にイオン交換体を用い,イオン交換反応によ
マトグラフィ くろまとぐら って試料溶液中のイオン種成分の分離を行う液体 chromatography
ー ふぃー クロマトグラフィー。
22 イオン交換体 いおんこうかんイオン交換基をもつ充剤又は膜。イオン交換樹 ion exchanger
たい 脂,イオン交換膜などがある。
23 イオン交換容量 いおんこうかん ion exchange
単位量のイオン交換体がイオン交換できる対(た
ようりょう い)イオン(番号308)の量。 capacity
24 イオンサプレッいおんさぷれっ a) 混合物のLC/MS分析などにおいて,複数の成 ion supression
ション しょん 分が同時にイオン源に導入されたとき,イオン
化効率の高い成分の存在によって,イオン化効
率の低い成分のイオン化が阻害される現象。イ
オンエンハンスメント(番号15)の反語。
b) イオンクロマトグラフィーにおいて,カラム流
出液中の分析種以外のイオン成分の除去又は
解離の抑制。
――――― [JIS K 0214 pdf 5] ―――――
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JIS K 0214:2013の国際規格 ICS 分類一覧
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