JIS K 3703-1:2004 コアグラーゼ陽性ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌など)の菌数測定方法―第1部:ベアード・パーカー寒天培地 | ページ 3

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K 3703-1 : 2004
これを四捨五入し,5.7×104 (CFU/ml)(10)となった。
注(10) コロニー形成単位 [Colony Forming Unit (CFU) ]
10.2 菌数が少ない場合の推定法
10.2.1 希釈しない液体製品を塗抹した寒天平板培地又は液体以外の製品の最も低倍の試料希釈液を塗抹
した寒天平板培地上に存在する定形及び/又は非定形コロニーが15個未満である場合,菌数は次のように
算出する。
a) 液体製品については,1 ml当たりのコアグラーゼ陽性ブドウ球菌数を次の式によって推定する。
a
Ne
V 2
ここで, a : 選定した全寒天平板培地上に出現したコアグラーゼ陽性
ブドウ球菌の全コロニー数(10.1.1)
V : 各寒天平板培地に塗抹した試料の量(ml)
b) 液体製品以外については,1 g当たりのコアグラーゼ陽性ブドウ球菌数を次の式によって推定する。
a2
Ne
V d
ここで, a : 選定した全寒天平板培地上に出現したコアグラーゼ陽性
ブドウ球菌の全コロニー数(10.1.1)
d : 試料懸濁液の希釈率
V : 各寒天平板培地に塗抹した試料の量(g)
10.2.2 液体製品又は試料懸濁液(液体以外の製品)を塗抹した2枚の寒天平板培地のそれぞれにおいてコ
アグラーゼ陽性ブドウ球菌のコロニーが出現しない場合,次のように結果を報告する(塗抹量0.1 mlの例)。
− 1 ml当たり(液体製品)のコアグラーゼ陽性ブドウ球菌数は,10(CFU/ml)未満。
− 1 g当たり(液体製品以外)のコアグラーゼ陽性ブドウ球菌数は,10 /d(dは試料懸濁液の希釈率)
(CFU/g)未満。
試料1 mlを塗抹した場合,次のように結果を推定し報告する。
− 1 ml当たり(液体製品)のコアグラーゼ陽性ブドウ球菌数は,1(CFU/ml)未満。
− 1 g当たり(液体製品以外)のコアグラーゼ陽性ブドウ球菌数は,1 /d(CFU/g)未満。
11. 精度 ISO 7218参照

12. 試験報告書

 試験報告書には次の事項を明記する。
− 製品を完全に特定するために必要な全情報
− 採用した試料の採取方法(判明している場合)
− 採用した試験方法
− 採用した培養温度

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K3703-1:2004
− この規格で規定していない操作又は任意の操作についての詳細及び試験結果に影響を及ぼす可能性の
ある事項についての詳細
− 得られた結果
参考文献
1) aird-Parker,A.C. J. Appl. Bacteriol.,25(1),1962,pp. 12-19.
2) loos W.E., Systematics and the natural history of staphylococci. In: Staphylococci, J. Appl. Bacteriol. Symp.
Suppl., 69,1990, pp. 25 - 37; and Bergeys Manual of Determinative Bacteriology, 9th ed.,1994.
3) mith,B.A. and Baird-Parker,A.C. J. Appl. Bacteriol.,27(1),1964,pp. 78-82.
4) aird-Parker,A.C. The Staphylococci, (ed. Cohen,J.O.),Wiley-Interscience,New York,London,1972,
p. 11.

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K 3703-1 : 2004
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
ISO 6888-1 : 1999,食品及び動物用飼料の微生物試験−コアグラーゼ陽性ブドウ
JIS K 3703-1 : 2004 コアグラーゼ陽性ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌など)の菌数測定
方法−第1部 : ベアード・パーカー寒天培地 球菌(黄色ブドウ球菌など)の菌数測定方法−第1部 : ベアード・パーカー寒天
培地
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目ごと
規格番号 の評価及びその内容 理由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1.適用範 1 MOD/追加 補足説明を追加。 適用範囲の重要な補足説明のため
囲 原国際規格の序文項目番号0.1
0.3の記述を適用範囲に移した。
除外規定を追加。 工業標準化法の対象とならないも
のを除いた。
2.引用規 2 MOD/追加 JIS K3703‐2を追加。 原国際規格の序文項目番号0.2の
格 記述を適用範囲に移したため引用
規格とした。
3.定義 3 MOD/追加 精製水を追加。 水の定義が記載されていないため
追記した。
4.一般原 4 IDT

5.希釈液 5 MOD/削除 5.3.2.2 卵黄液のアルコール 危険を伴う手順なので削除した。
及び寒天 噴霧による火炎滅菌を削除。
培地
MOD/追加 5.4.1 表5に注を追加。 BSEを考慮し注を追加した。
6.装置及 6 MOD/追加 6.1及び6.7で,内容の概要を 原国際規格に内容の記載がなく
びガラス 追記。 ISO規格の参照だけである。参照

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2
12
7
K3703-1:2004
03-
器具 ISO規格のJIS化を準備する。
1 : 000
7.試料の 7 IDT
0
採取
8.試料の 8 IDT
調製
9.実施手 9 MOD/追加 9.5の備考として市販品使用時 市販品の使用を想定して注を追記
順 の注を追加。 した。
10.結果 10 MOD/追加 単位の記載がないため追記した。
10.1.2,10.1.3及び10.2.1で単
の表示 位を追加した。
11.精度 11 IDT
12.試験 12 IDT
報告書
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT·················· 技術的差異がない。
― MOD/削除········· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加········· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更········· 国際規格の規定内容を変更している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD··············· 国際規格を修正している。

JIS K 3703-1:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6888-1:1999(MOD)

JIS K 3703-1:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 3703-1:2004の関連規格と引用規格一覧