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K 4811 : 2009
単位 mm
図2−溝切きゅう砲試験装置の一例
5.3.3 材料 5.1.3による。
5.3.4 試料 100 gの爆薬の薬包を3本。
5.3.5 操作
試料爆薬300 gを溝切きゅう砲上に設置し,雷管を孔口に最も近い薬包に装着し,爆発させる。その他
は5.1.5による。
5.3.6 試験条件
5.1.6による。
5.4 ガス試験D法(雷管)
5.4.1 要旨
炭鉱の可燃性の坑内ガスに対する安全性を確認する試験であり,雷管の試験に適用する。
爆発室に所定濃度のメタンガスを充てんし,雷管を起爆して引火の有無を調べる。
5.4.2 試験装置及び器具
5.4.2.1 試験装置 図3に示したように,300 mm×300 mm×400 mmの鋼板製容器にガスかき混ぜ翼を取
り付けたもの。
――――― [JIS K 4811 pdf 6] ―――――
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単位 mm
図3−雷管試験装置の一例
――――― [JIS K 4811 pdf 7] ―――――
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5.4.2.2 ガス検定器 5.3.2による。
5.4.3 材料 5.1.3による。
5.4.4 試料
試料は,次による。
a) 瞬発電気雷管は,そのままを試料とする。段発電気雷管は,延時薬種の異なるごとにその最長段のも
のを試料とする。
b) 工業雷管は,電気雷管に用いるのと同様の構造をもつ電気着火装置を付けて試料とする。
5.4.5 操作
操作は,次による。
a) 試験装置に試料1個を装置の中心部に下向きに装着する(図3参照)。
b) 試験装置の上部開口部にクラフト紙を張る。
c) かき混ぜ翼を回しながら,ガス送入口からガスを送り込み,ガス検知器を用いてメタンガス濃度を9.0
±0.3 %(体積分率)にする。
d) 試験雷管を起爆して,ガスへの引火の有無を調べる。
e) ) d)の操作を30回繰り返し,引火しないことを確認する。
6 炭じん試験方法
6.1 炭じん試験A法
6.1.1 要旨
炭鉱の炭じんに対する安全性を検定する試験であり,400グラム爆薬及び600グラム爆薬の試験に適用
する。爆発室に所定量の炭じんを置き,装薬孔を模擬したきゅう砲によって起爆して炭じんへの着火の有
無を調べる。
なお,雷管は正起爆となるように装着し,起爆する。
6.1.2 試験装置及び器具
6.1.2.1 試験装置 5.1.2.1による。
6.1.2.2 きゅう砲 5.1.2.2による。
6.1.2.3 電気雷管 5.1.2.3による。
6.1.2.4 試験用ふるい JIS Z 8801-1に規定するもの
6.1.3 材料 試験に使用する炭じんは,揮発分35 %(質量分率)以上,灰分10 %(質量分率)以下及び
水分2 %(質量分率)以下の石炭を粉砕したもので,その粒度は,試験用ふるいの106 過し,更
に75 過のものが75±5 %(質量分率)であるもの。
6.1.4 試料 100 gの爆薬の薬包を4本又は6本
6.1.5 操作
操作は,次による。
a) 試料及び雷管のきゅう砲への装てんは,5.1.5のa)及びb)による。
b) 炭じん1 500 gを4個の棚にほぼ均等に置く。
c) 雷管を起爆して,炭じんへの着火の有無を調べる。
d) ) c)の操作を5回繰り返し,着火しないことを確認する。
6.1.6 試験条件
爆発室は温度535 ℃,湿度80 %以下,内圧は大気圧とする。
――――― [JIS K 4811 pdf 8] ―――――
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K 4811 : 2009
6.2 炭じん試験B法
6.2.1 要旨
炭鉱の炭じんに対する安全性を確認する試験であり,EqS-I爆薬及びEqS-II爆薬の試験に適用する。爆
発室に所定量の炭じんを浮遊させ,装薬孔を模擬したきゅう砲から起爆して炭じんへの引火の有無を調べ
る。
なお,雷管は逆起爆となるように装着して起爆する。
6.2.2 試験装置及び器具 6.1.2による。
6.2.3 材料 6.1.3による炭じん及びJIS K 4820に規定する50グレイン導爆線。
6.2.4 試料 100 gの爆薬の薬包を4本。
6.2.5 操作
操作は,次による。
a) 試料400 gをきゅう砲に装てんする。
b) 逆起爆となるように雷管を装着する。
c) 爆発室の中央床面上に長さ3.5 mの等辺山形鋼を置き,その底部に置いた導爆線(長さ3.5 m)を起爆
し,等辺山形鋼の炭じん1.5 kgを浮遊させる。
注記 計算上の浮遊炭じん濃度は,224 g/m3である。
d) 浮遊炭じん形成後0.3秒の後,きゅう砲中の爆薬を起爆爆発させて炭じんへの着火の有無を調べる。
e) ) d)の操作を5回繰り返し,着火しないことを確認する。
6.2.6 試験条件
6.1.6による。
6.3 炭じん試験C法
6.3.1 要旨
炭鉱の炭じんに対する安全性を確認する試験であり,EqS-II爆薬の試験に適用する。爆発室に所定量の
炭じんを浮遊させ,溝切きゅう砲から起爆して,炭じんへの着火の有無を調べる。
6.3.2 試験装置及び器具
6.3.2.1 試験装置 5.3.2による。
6.3.2.2 器具 6.1.2.3及び6.1.2.4による。
6.3.3 材料 6.2.3による。
6.3.4 試料 100 gの爆薬の薬包を3本。
6.3.5 操作
操作は,次による。
a) 試料爆薬300 gを溝切きゅう砲上に設置し,雷管を坑口に最も近い薬包に装着する。
b) 爆発室の中央床面上で溝切きゅう砲側の支持台に長さ3.5 mの等辺山形鋼を置き,その底部に置いた
長さ3.5 mの導爆線を起爆することによって,等辺山形鋼上の炭じん2.0 kgを浮遊させる。
注記 計算上の浮遊炭じん濃度は,235 g/m3である。
c) 浮遊炭じん形成後0.3秒の後,きゅう砲中の爆薬を起爆させて炭じんへの着火の有無を調べる。
d) ) c)の操作を5回繰り返し,着火しないことを確認する。
6.3.6 試験条件
6.1.6による。
JIS K 4811:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 71 : 化学技術 > 71.100 : 化学工業製品 > 71.100.30 : 爆発物.高熱技術及び花火
JIS K 4811:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK4800:2000
- 火薬用語
- JISK4806:2010
- 工業雷管及び電気雷管
- JISK4820:2006
- 導爆線
- JISM7602:1993
- 干渉計形精密可燃性ガス検定器
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい