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JIS K 4834:2013 規格概要
この規格 K4834は、示差走査熱量計を用いて化学物質(固体又は液体)の爆発危険性を判断するための発熱分解エネルギーの測定方法について規定。
JISK4834 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K4834
- 規格名称
- 化学物質の爆発危険性評価手法としての発熱分解エネルギーの測定方法
- 規格名称英語訳
- Measurement method of exothermic decomposition energy for explosive estimation
- 制定年月日
- 2013年1月21日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.100.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2013-01-21 制定日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS K 4834:2013 PDF [12]
K 4834 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 一般事項・・・・[4]
- 5 装置及び器具・・・・[4]
- 6 操作方法・・・・[5]
- 6.1 装置の校正・・・・[5]
- 6.2 測定・・・・[6]
- 6.3 測定データの解析・・・・[7]
- 7 試験報告書・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 4834 pdf 1] ―――――
K 4834 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人全国火薬類保安協会及び一般財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 4834 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 4834 : 2013
化学物質の爆発危険性評価手法としての発熱分解エネルギーの測定方法
Measurement method of exothermic decomposition energy for explosive estimation
序文
この規格は,2009年に第5版として発行された危険物輸送に関する国連勧告“試験方法及び判定基準の
マニュアル[Transport of Dangerous Goods−Manual of Tests and Criteria, fifth revised edition(以下,TDGとい
う。)]”に対応して,評価のための試験方法を明確にするために作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1 適用範囲
この規格は,示差走査熱量計を用いて化学物質(固体又は液体)の爆発危険性を判断するための発熱分
解エネルギーの測定方法について規定する。
警告 この規格では測定対象物質が爆発危険性を有する可能性がある。化学物質の取り扱いに,十分
に精通していなければならない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0129 熱分析通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0129,JIS K 0211及びJIS K 0215によるほか,次による。
なお,括弧内の対応英語は,参考のために示す。
注記 必要に応じてJIS K 0129:2005及びJIS K 0215:2005の定義を補足,補強などの変更を行ってい
る。変更を行った用語には,* を付した。
3.1
入力補償示差走査熱量測定(power-compensation differential scanning calorimetry)
試料及び基準物質で構成される試料部の温度を,一定のプログラムによって変化させながら,その試料
及び基準物質の温度が等しくなるように,両者に加えた単位時間当たりの熱エネルギーの入力差を温度の
関数として測定する方法。
――――― [JIS K 4834 pdf 3] ―――――
2
K 4834 : 2013
3.2
熱流束示差走査熱量測定*(heat-flux differential scanning calorimetry)
試料及び基準物質で構成される試料部の温度を,一定のプログラムによって変化させながら,その試料
と基準物質との温度差を,温度の関数として測定する方法。この温度差と単位時間当たりの熱エネルギー
差には相関がある。
3.3
示差走査熱量計(differential scanning calorimeter)
示差走査熱量測定に用いる装置。
3.4
基準物質(熱分析の)*[reference materials (for thermal analysis)]
熱分析において,試料の熱的変化との比較の基準として用いる,熱的に安定で相転移を起こさない物質。
3.5
標準物質(熱分析の)[standard materials (for thermal analysis)]
示差走査熱量計において,温度又は熱量の校正に用いる物質。
3.6
DSC曲線*(DSC curve)
縦軸を試料及び基準物質の温度が等しくなるように両者に加えた単位時間当たりの熱エネルギーの入力
差又は試料と基準物質との温度差(単位時間当たりの熱エネルギー差に相関),横軸を温度又は時間とし,
示差走査熱量測定において得られる曲線。
3.7
ベースライン*(baseline)
DSC曲線において,試料に変化を生じない温度又は時間領域。
3.8
ピーク(peak)
DSC曲線において,曲線がベースラインから離れて,再度ベースラインに戻るまでの部分。
3.9
補外転移開始温度(extrapolated onset temperature of transition)
相転移が起きた際に,加熱測定における低温側のベースラインを高温側へ延長した直線と,ピークの低
温側の曲線に勾配が最大となる点で引いた接線との交点の温度。
3.10
密封試料容器(sealed cell)
蓋があり,密封性をもつ試料容器。
3.11
高圧用密封試料容器(high-pressure sealed cell)
耐圧性の高い[設計圧力が50×105 Pa以上1)]密封試料容器。
注1) 消防法に準じる。
3.12
設計圧力(design pressure)
高圧用密封試料容器において,使用し得る最高圧力。
――――― [JIS K 4834 pdf 4] ―――――
3
K 4834 : 2013
3.13
リファレンス(reference)
示差走査熱量計における基準物質側。
3.14
液体(liquid)
50 ℃において300 kPa(3 bar)以下の蒸気圧をもち,20 ℃,標準気圧101.3 kPaでは完全にガス状では
なく,かつ,標準気圧101.3 kPaにおいて融点又は融解が始まる温度が20 ℃以下の物質。
3.15(gas)
50 ℃で300 kPa以上の蒸気圧をもつ物質,又は20 ℃,101.3 kPaの標準気圧において完全にガス化する
物質。
3.16
固体(solid)
液体又は気体の定義に当てはまらない物質又は混合物。
3.17
相転移(phase transition)
同じ物質において,温度及び/又は圧力の変化によって,物質の物理的な性質が異なる状態に変化する
現象。
3.18
揮発性有機化合物(volatile organic compound VOC)2)
沸点の範囲が50 ℃100 ℃から240 ℃260 ℃である有機化合物又は25 ℃での飽和蒸気圧が102 kPa
より大きい物質3)。
注2) この用語の定義は,世界保健機構(WHO : World Health Organization)が定めたものである。
3) 一部の化合物の沸点は,求めることが困難であったり不可能であったりする。その理由は,そ
れらの化合物が大気圧下では沸騰する前に分解するためである。蒸気圧は,化合物の揮発性を
分類するための別の基準であり,有機化合物の分類に使用できる。
3.19
高揮発性有機化合物(very volatile organic compound VVOC)2)
沸点が0 ℃以下から50 ℃100 ℃である有機化合物又は蒸気圧が15 kPaより大きい物質3)。
3.20
安全データシート,SDS(Safety Data Sheet)
化学品について,化学物質・製品名・供給者・危険有害性・安全上の予防措置・緊急時対応などに関す
る情報を記載する文書。
注記 SDSは,JIS Z 7250:2010などで“製品安全データシート”,“化学物質等安全データシート”又
は“MSDS(Material Safety Data Sheet)”と定義していたものである(JIS Z 7253参照)。
3.21
発熱分解エネルギー(exothermic decomposition energy)
化学物質が分解時に放出するエネルギー。発熱分解エネルギーは,反応熱,発熱量,発熱エンタルピー
などとも表現される。
――――― [JIS K 4834 pdf 5] ―――――
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JIS K 4834:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 71 : 化学技術 > 71.100 : 化学工業製品 > 71.100.30 : 爆発物.高熱技術及び花火
JIS K 4834:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0129:2005
- 熱分析通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)