JIS K 5600-2-6:2016 塗料一般試験方法―第2部:塗料の性状・安定性―第6節:ポットライフ

JIS K 5600-2-6:2016 規格概要

この規格 K5600-2-6は、多成分塗装系の試料を調製及び養生した後,試料ごとに選択する物性値を測定することによって,ポットライフを評価するための方法について規定。

JISK5600-2-6 規格全文情報

規格番号
JIS K5600-2-6 
規格名称
塗料一般試験方法―第2部 : 塗料の性状・安定性―第6節 : ポットライフ
規格名称英語訳
Testing methods for paints -- Part 2:Characteristics and stability of paints -- Section 6:Pot life
制定年月日
1999年4月20日
最新改正日
2016年3月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 9514:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

87.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
塗料 2020
改訂:履歴
1999-04-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2016-03-22 改正
ページ
JIS K 5600-2-6:2016 PDF [11]
                                                                                K 5600-2-6 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 必要な補足情報・・・・[2]
  •  6 装置・・・・[3]
  •  7 サンプリング・・・・[3]
  •  8 手順・・・・[4]
  •  9 試験結果の表現・・・・[4]
  •  10 精度・・・・[4]
  •  11 試験報告書・・・・[4]
  •  附属書A(参考)反応系の試験指針・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 5600-2-6 pdf 1] ―――――

K 5600-2-6 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
塗料工業会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS K 5600-2-6:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 5600の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 5600-1 第1部 : 通則
JIS K 5600-2 第2部 : 塗料の性状・安定性
JIS K 5600-3 第3部 : 塗膜の形成機能
JIS K 5600-4 第4部 : 塗膜の視覚特性
JIS K 5600-5 第5部 : 塗膜の機械的性質
JIS K 5600-6 第6部 : 塗膜の化学的性質
JIS K 5600-7 第7部 : 塗膜の長期耐久性
JIS K 5600-8 第8部 : 塗膜劣化の評価
JIS K 5600-9 第9部 : 粉体塗料
JIS K 5600-2は塗料一般試験方法−第2部 : 塗料の性状・安定性に関する試験方法として,次の各節に
よって構成する。
JIS K 5600-2-1 第1節 : 色数(目視法)
JIS K 5600-2-2 第2節 : 粘度
JIS K 5600-2-3 第3節 : 粘度(コーン・プレート粘度計法)
JIS K 5600-2-4 第4節 : 密度(ピクノメータ法)
JIS K 5600-2-5 第5節 : 分散度
JIS K 5600-2-6 第6節 : ポットライフ
JIS K 5600-2-7 第7節 : 貯蔵安定性

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 5600-2-6 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 5600-2-6 : 2016

塗料一般試験方法−第2部 : 塗料の性状・安定性−第6節 : ポットライフ

Testing methods for paints-Part 2: Characteristics and stability of paints- Section 6: Pot life

序文

  この規格は,2005年に第2版として発行されたISO 9514を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,多成分塗装系の試料を調製及び養生した後,試料ごとに選択する物性値を測定することに
よって,ポットライフを評価するための方法について規定する。
短い時間(例えば,3時間以内)に反応する塗料では,ポットライフ終点はゲル化点に極めて近いため,
この特殊な物性値は,JIS K 6901に従って試験する必要がある。
特別な“低温”グレードの系はそれらが実際に使用される条件を反映するために,受渡当事者間で合意
した条件より低い指定の温度で試験する必要がある。
さらに,塗料が使用される実際的な条件の範囲を包括するために,指定された温度での測定を,ポット
ライフを決定するための要件にすることができる。
この試験方法は,次の二つの試験方法を規定する。
a) 指定された期間の後に,特定の物性値を測定することによる合否判定試験
b) 適度な時間間隔での反復測定によるポットライフの測定
この規格は,製品を塗装するときの現場での管理のためのものではなく,実験室で,“ポットライフ”を
決定することを目的としている。
注記1 この試験方法で得られる値は,消費者に情報を与えるときに,実際的な理由(例えば,開始
温度)のために供給者によって修正することができる。その場合は,“実際的なポットライフ”
と呼ぶことが望ましい。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9514:2005,Paints and varnishes−Determination of the pot life of multicomponent coating
systems−Preparation and conditioning of samples and guidelines for testing(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

――――― [JIS K 5600-2-6 pdf 3] ―――――

2
K 5600-2-6 : 2016
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 5500 塗料用語
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
注記 対応国際規格 : ISO 15528,Paints, varnishes and raw materials for paints and varnishes−Sampling
(IDT)
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調製
注記 対応国際規格 : ISO 1513,Paints and varnishes−Examination and preparation of test samples
(MOD)
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
注記 対応国際規格 : ISO 3270,Paints and varnishes and their raw materials−Temperatures and
humidities for conditioning and testing(IDT)
JIS K 6901 液状不飽和ポリエステル樹脂試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 5500によるほか,次による。
3.1
ポットライフ(Pot life)
幾つかの成分に分けて供給される塗料を混合した後,使用できる限度の時間。
注記 この定義の“使用できる”は,試験中の反応系の塗装作業が可能で,かつ,得られる乾燥塗膜
の性能が規定値を満足する時間をいう。

4 原理

  反応系の成分を,個々に調製した後に混合する。混合物をほぼ断熱条件下で,指定された時間,静置す
る(注記1参照)。その後,試料を混合物から採取し,特定の物性値を測定して,供試製品に必要とされ
る物性値に適合しているかを確認する。様々な物性値が,複雑に反応系の影響を受けるため,測定する物
性値によってポットライフが異なる結果となる。このため,ポットライフを決定する場合には,どの特性
値を測定したかを明らかにする必要がある。
注記1 この規格は,ポットライフを評価するために試料の調製及び養生の条件を規定するが,これ
らの条件は,実際に合わせた関係にするために断熱に近い状態であることが望ましい(例 液
体反応系でかなり大きな容量を混合して用いる。)。
注記2 様々な反応系を試験するときの物性値に関する指針を,附属書Aに示す。

5 必要な補足情報

  全ての塗料において,この規格で規定する試験方法を,補足情報によって完成させる。
必要な補足情報は,受渡当事者間の協定によって合意することが望ましい。また,この情報は試験対象
の製品に関連したJIS,ISO規格,及び当該製品の仕様から,部分的に又は完全に引用してもよい。補足

――――― [JIS K 5600-2-6 pdf 4] ―――――

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K 5600-2-6 : 2016
情報の項目は,次による。
a) 反応系の成分を混ぜ合わせることができる割合
b) 反応系の成分を混ぜるための手順,使われる混合物の量及び容器の大きさ
c) 標準状態と異なる場合,試験が行われる温度及び相対湿度の条件
d) 反応系混合物のポットライフを決定するために測定する特定の物性値
e) 必要な塗装(はけ塗り,スプレー塗装,浸せき塗装など)ための製品調製の方法
f) 断熱容器の情報(材質及び断熱能力)

6 装置

  装置は,通常の実験装置及びガラス製装置であって,次による。
6.1 容器 任意の材料で作られた容量約500 mLで,高さが直径の11.5倍のもの。
6.2 断熱容器 反応混合物の入った容器を養生するためのもの。正確に試料のポットライフを決定する
ためには,サンプルを断熱に近い条件で養生する必要がある。断熱容器の材質及び寸法は,次による。ま
た,図1に断熱容器の例を示す。
a) 断熱容器の材質 ポリスチレン,ポリウレタン又はガラスの発泡体で,25 mW/(m・K)以下の断熱能力
をもつもの。
注記 JIS A 9511に適合する保温材を用いて作成するのが望ましい。
b) 断熱容器の大きさ 孔を一つ以上もつブロックで,各々の孔が20 mm以上の断熱材で囲まれるもの。
孔の深さは,6.1の容器の高さと同じものとする。
20 mm以上 20 mm以上
容器の高さ(容器直径の11.5倍)
容器の高さ+20 mm以上
図1−断熱容器の例
6.3 温度計 0.2 ℃の精度で測定できるもの。
6.4 測定装置 試料ごとに選択する物性値を測定するための,試験方法規格に適合したもの。例えば,
粘度計,光沢計及び接着試験機。

7 サンプリング

  JIS K 5600-1-2に従って,試験する製品の各成分の代表的な試料を採取する。試験を2回行うに十分な
量を採取する。
JIS K 5600-1-3に従って,各試料を検査し,調製する。

――――― [JIS K 5600-2-6 pdf 5] ―――――

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