JIS K 6378:2010 ライトコンベヤベルト―応力緩和後の弾性係数の求め方 | ページ 2

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K 6378 : 2010
b) 試験片が試験中にゆがみ,つかみ部分の切れ,滑り又はその他の不都合が生じないように,つかみ具
間の距離500±1 mmで正しくつかみ具に取り付ける。つかみ部の滑りを防止する方法は,JIS K 6404-3
の5.1 b)(つかみ具)による。
c) 7.3の条件で500回の繰返し引張試験を行い,500回の繰返し伸張の間,繰返し数zの関数として最大
及び最小の引張力を記録する。
d) 500回の繰返し引張試験終了後に,負荷をゼロにしてチャック間距離を測定する。これによって永久
伸びを求める。永久伸びが1 %に等しいか又は1 %を超える場合は,ISO 9856を適用する。
e) 試験片のつかみ部分で滑りが発生した場合には,そのデータは採用せず,再試験を行う。
図3−繰返し伸張に伴う引張力と繰返し数との関係

8 試験結果のまとめ方

  応力緩和後の弾性係数k1 %Rの求め方は,次による。
図3から,指定の繰返し数z(250, 350, 500回)での最大引張力FA z及び最小引張力FB zを読み取り,式
(1)及び式(2)によって単位幅当たりの最大引張力F'A z及び最小引張力F'B zを算出する。
FAz
F'Az (1)
50
FBz
F'Bz (2)
50
最小伸張1 %と最大伸張2 %の繰返し伸張を7.3 a) の条件で行った場合,繰返し数zでの弾性係数k1 % z
は,式(3)によって算出する。

――――― [JIS K 6378 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
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F'Az F'Bz
k1 %z (3)
2 .0015 100
最小伸張0.5 %と最大伸張1 %とを繰返し伸張を7.3 b) の条件で行った場合,繰返し数zでの弾性係数
k1 % zは,式(4)によって算出する。
F'Az F'Bz
k1 %z (4)
2 .0007 5100
ここで,k1 % zは伸張の繰返しとともにln zに対して直線的に変化するものとして,z=43 200における弾
性係数k1 % 43 200を求める。
弾性係数k1 % Rの求め方は,次による。
先に算出したk1% zの3点の値(k1 % 250,k1 % 350,k1 % 500)を繰返し数の自然対数ln zに対してプロットす
る。これらの3点のデータを基に,式(5)のa及びcを最小二乗法によって求める。また,相関係数rも併
せて求めておく。
k1% z=a+c×ln z (5)
ここで,aはz=1のときのk1 % 1,cはk1 %−ln z直線の傾きに対応する。
なお,rが0.7未満であれば,再試験を行い,0.7未満のデータは採用しない。
求めたa及びcの値を用い,式(5)によって,z=43 200のときの弾性係数k1 % 43 200=k1 % Rを求める。この
値を応力緩和後の弾性係数k1 % Rとする。これは,0.5 Hzの繰返し速度で24時間連続して繰返し伸張した
後の弾性係数に相当する(図4)。
k1 % Rは,5個の試験片から求めたk1 % Rの平均値で表す。
図4−応力緩和後の弾性係数k1 % Rの決定

9 試験報告書

  試験報告書には,次の事項を記載する。
a) ベルトの形式及び製造年月日
b) この規格の番号
c) 試験室の温度及び相対湿度
d) 試験片の状態調節の時間
e) 適用した手順(1 %と2 %との間で繰返し伸張,又は0.5 %と1 %との間で繰返し伸張)
f) 試験結果
g) 試験年月日

――――― [JIS K 6378 pdf 7] ―――――

                                                                                                                                              K6
2
附属書JA
37
(参考)
8 : 2
JISと対応国際規格との対比表
010
JIS K 6378:2010 ライトコンベヤベルト−応力緩和後の弾性係数の求め方 ISO 21181:2005 Light conveyor belts−Determination of the relaxed elastic modulus
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差
国際 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語及び 3 JISとほぼ同じ 削除 3.1弾性係数を削除し,以下繰り上
特に必要ではない用語なので削除
定義 げた。 したもので,実質的な差異はない。
変更 3.2応力緩和後の弾性係数の説明 より分かりやすくするために変更
を変更した。 したもので,実質的な差異はない。
追加 3.3ライトコンベヤベルトの定義 ライトコンベヤベルトの定義を明
を追加した。 確にするために追加した。
ISOへ提案する。
4 記号及び 4 記号の説明 追加 繰返し数zに対する変数であるこ より分かりやすくするために追加
単位 とを明確にするため,各記号に添したもので,実質的な差異はない。
え字のzを追記した。
追加 応力緩和後の弾性係数の記号 より分かりやすくするために追加
k1 % Rを追記した。 したもので,実質的な差異はない。
6 試験片 7 JISとほぼ同じ。 追加 試験片の形状及び寸法が分かるよより分かりやすくするために追加
うに図を追加した。 したもので,実質的な差異はない。
7 試験方法 7.2 試験環境 − − 追加 試験環境の温度及び相対湿度を追JISでは,試験環境を追加した。
加した。 ISO規格には,規定されていない
ので,ISOへ提案する。
7.3 条件 8 − 変更 試験方法の内容を条件と手順とにより分かりやすくするために変更
7.4 手順 分割した。 したもので,実質的な差異はない。
JIS K 6404-3を追加した。

――――― [JIS K 6378 pdf 8] ―――――

     (I)   JISの規定                   (II)   (III)国際規格の規定           (IV)   JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V)   JISと国際規格との技術的差
国際 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
8 試験結果 9 JISとほぼ同じ。 変更 記号を表1に合わせて変更し,表 より分かりやすくするために変更
のまとめ方 現方法及び数式の表記を変更し したもので,実質的な差異はない。
た。
変更 式(3)及び式(4)を百分率表記の記式が表している意味を正確に表現
載方法に変更した。 したもので,実質的な差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 21181:2005,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
K6 378 : 2010
2

JIS K 6378:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 21181:2005(MOD)

JIS K 6378:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6378:2010の関連規格と引用規格一覧