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K 7112 : 1999
図1 密度こうばい管作製装置(例1)
図2 密度こうばい管作製装置(例2)
――――― [JIS K 7112 pdf 11] ―――――
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K 7112 : 1999
附属書1(参考) 密度こうばい管用液系
注意−次の化学薬品の中には,麻酔性のある四塩化炭素のような有害物が含まれている。
液系 密度範囲 g/ml
メタノール/ベンジルアルコール 0.800.92
2−プロパノール/水 0.791.00
2−プロパノール/ジエチレングリコール 0.791.11
エタノール/四塩化炭素 0.791.59
エタノール/水 0.791.00
トルエン/四塩化炭素 0.871.59
水/臭化ナトリウムの水溶液 1.001.41
水/硝酸カルシウムの水溶液 1.001.60
エタノール/塩化亜鉛の水溶液 0.801.70
四塩化炭素/1.3−ジブロモプロパン 1.601.99
1.3−ジブロモプロパン/臭化エチレン 1.992.18
臭化エチレン/ブロモフォルム 2.182.89
四塩化炭素/ブロモフォルム 1.602.89
2−プロパノール/酢酸メチルグリコール 0.791.00
次の液は,各種の混合液に用いられる。
液系 密度 g/ml
n−オクタン 0.70
ジメチルフォルムアミド 0.94
四塩化エタン 1.59
よう化エチル 1.93
よう化メチレン 3.33
――――― [JIS K 7112 pdf 12] ―――――
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K 7112 : 1999
附属書2(規定) プラスチック−液状樹脂−ピクノメーター法
による密度の測定方法
序文 この附属書2は,1985年に第2版として発行されたISO 1675, Plastics−Liquid resins−Determination
of density by the pyknometer methodを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成したも
のである。
1. 適用範囲 この規格は,ピクノメーターを用いて液状樹脂の密度を測定する方法について規定する。
2. 定義 密度(質量密度) 質量を体積で除したもの(ISO 31-3から引用した定義)。単位は,g/mlで
表してもよい。
備考 ISO 31-3 : 1992, Quantities and unites−Part 3 : Machanics
3. 原理 あらかじめ容量の分かっているピクノメーターに入れた樹脂の23℃における質量を測定する。
備考 この方法は,粘度が中程度以下の樹脂に容易に適用できる。密度の高い樹脂に適用するには,
手法上難しい。
4. 装置
4.1 ピクノメーター 精密な目盛が付いたフラスコから成り,目盛より上のけい部の長さは50mmを超
えない。ピクノメーターに入っている23℃±0.1℃の蒸留水の質量をはかることによって測定されるピクノ
メーターの容量目盛は,1/10 000容まで読み取りができること(6.の備考参照)。
通常用いられるピクノメーターの特性値を附属書2表1に示す。
附属書2表1
フラスコの容量,V けい部の内径,d
ml mm
100±0.1 13±1
50±0.05 11±1
4.2 漏斗 その排出管は,内径がなるべく大きいもので,長さはピクノメーターに挿入したときちょう
どその目盛線の位置に達するものとする。
4.3 天びん 0.2mgの精度をもつもの。
4.4 水槽 23℃±0.1℃に保持できるもの。
4.5 目の細かいフィルタ紙
4.6 透明な円すいフラスコ 200mlから600ml容量の広口で栓付きのもの(例えば,エーレンマイヤー
フラスコ)。
5. 手順
――――― [JIS K 7112 pdf 13] ―――――
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K 7112 : 1999
5.1 樹脂の調製 円すいフラスコ(4.6)に少なくとも150gの樹脂を入れ,フラスコの中に気泡がないかど
うかを調べる。もし気泡が見られたら,栓をしたフラスコを水槽(4.6)に入れて,フラスコと内容物を23℃
±0.1℃にする前に,又はこの作業と同時に,すべての気泡が消えるのに十分な時間放置する。
備考 気泡の除去,特にフラスコの壁に付着した気泡の除去を促進するために,フラスコの口から細
い金属線を入れて気泡をかき混ぜたり,又は壁から切り離す。
5.2 密度の測定方法 空のピクノメーター(4.1)を0.2mgまで正確にひょう量する。
ピクノメーターを水槽(4.4)に入れ,漏斗(4.4)を用いてピクノメーターに樹脂を満たす。
次の点には十分注意が必要である。
a) ピクノメーターの樹脂中に気泡があってはならない。もし気泡が生じたら消えるまで待つ。必要であ
れば,細い金属線でピクノメーターの壁をこする。さらに好ましくは,ピクノメーターを空にして清
浄にし,再充てんするのがよい。
b) ピクノメーターの目盛線まで正確に樹脂を満たす。
c) 漏斗を,その排出管がピクノメーターのけい部にふれないようにして,取り除く。
少なくとも30分待って,ピクノメーターの液面が目盛線のところで留まっていることを確認する。必要
な場合には,更に樹脂を23滴加えたり,又は余分な樹脂を目の細かいフィルタ紙を用いて取り除く。フ
ィルタ紙はガラス棒に巻き付けてもよい。
樹脂を満たしたピクノメーターを,0.2mgまでできる限り正確にはかる。
6. 結果の表示 g/mlで表した23℃の密度, 次の式で与えられる。
m−
1 m0
23= a
V
ここに, m1 : 液の入ったピクノメーターの23℃での見掛けの質量 (g)
m0 : 空のピクノメーターの23℃での見掛けの質量 (g)
懿 23℃における空気の密度0.001 2g/ml(空気浮力に対する補正)
にほぼ等しい。 (g/ml)
V : 23℃でのピクノメーターの容積 (ml)
結果は,有効数字3けたで示す。
備考 蒸留水を用いて,23℃でのピクノメーターの容積を求めるためには次の式を用いる。
m2−m0 m2−m0
V= =
−
e a .0996 4
ここに, m2 : 蒸留水の入ったピクノメーターの23℃での見掛けの質量 (g)
23℃での蒸留水の密度=0.997 6g/ml (g/ml)
7. 試験報告書 試験報告書には,次の事項を含める。
a) この規格の番号
b) 試料の詳細
c) 23℃での試料の密度 g/ml)
d) この規格に規定していない方法,及び結果に影響したと思われる事項の詳細
――――― [JIS K 7112 pdf 14] ―――――
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原案作成委員会 構成表
氏名 所属 本委員会 分科会
(委員長) 北 野 武 物質工学工業技術研究所 ○
(分科会長) 金 綱 久 明 東京家政大学 ○ ○
金 子 剛 財団法人日本電気用品試験所 ○
峰 松 陽 一 芝浦工業大学工学部 ○
中 村 茂 夫 神奈川工業大学工学部 ○
澤 田 秀 雄 生分解性プラスチック研究会 ○
市 川 昌 彦 財団法人日本品質保証機構 ○
増 田 優 通商産業省基礎産業局 ○
岡 林 哲 夫 通商産業省工業技術院標準部 ○
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会 ○
阿 部 聡 東京都立工業技術センター ○
畠 山 立 子 物質工学工業技術研究所 ○
市 原 祥 次 三菱化学株式会社筑波総合研究所 ○
服 部 滋 荒川化学工業株式会社筑波研究所 ○
小 沢 丈 夫 ダイセル化学工業株式会社 ○
小 川 善 也 帝人株式会社 ○
須 賀 茂 雄 スガ試験機株式会社 ○
十 時 稔 株式会社東レリサーチセンター ○
伊 藤 尚 美 株式会社島津製作所 ○
増 瀬 英 雄 株式会社島津製作所 ○
三 原 観 治 株式会社東洋精機製作所 ○
吉 木 健 日本プラスチック工業連盟 ○
市 村 清 三菱レイヨン株式会社 ○
岩 本 威 生 三菱化学株式会社 ○
村 野 政 生 東洋紡績株式会社 ○
小 瀬 達 男 財団法人高分子素材センター ○ ○
浦 和 正太郎 宇部興産株式会社 ○
清 水 研 一 東京都立工業技術センター ○
井 上 将 光 帝人化成株式会社 ○
村 岡 孝 敏 株式会社島津製作所 ○
佐 藤 敏 昭 株式会社東洋精機製作所 ○ ○
(事務局) 三 宅 孝 治 日本プラスチック工業連盟 ○ ○
樋 口 秀 臣 財団法人高分子素材センター ○ ○
JIS K 7112:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1183:1987(MOD)
JIS K 7112:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.01 : プラスチック一般