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附属書BのB.3に規定した装置の場合には,kの値は表3に
示すとおりである。
l : 2回の測定の指針の指示値の平均
表3 各回転数−スピンドルの組合せに対する係数k(スケール0100)(1)
スピンドル スピンドル番号
回転数 1 2 3 4 5 6 7
min−1 最大 最小
100 1 4 10 20 40 100 400
50 2 8 20 40 80 200 800
20 5 20 50 100 200 500 2 000
10 10 40 100 200 400 1 000 4 000
5 20 80 200 400 800 2 000 8 000
4 25 100 250 500 1 000 2 500 10 000
2.5 40 160 400 800 1 600 4 000 16 000
2 50 200 500 1 000 2 000 5 000 20 000
1 100 400 1 000 2 000 4 000 10 000 40 000
0.5 200 800 2 000 4 000 8 000 20 000 80 000
注(1) 各スピンドルを粘度既知の液体で校正し,少し異なるkの値を採用することが必要な
場合もある(附属書BのB.4参照)。
次の例に示すように,粘度計の形式(A形,B形又はC形),スピンドル番号及び回転数を示し,結果
を有効数字3けたで表す。
ブルックフィールド粘度 (A/3/20) =4.25Pa・s
備考 6.の備考に記載した条件(チクソトロピー性又はレオペキシー性の試料)で測定が行われた場
合は,附属書AのA.1に示す文書の特別な指示に従う。
8. 試験報告書 試験報告書には,次の事項を記入する。
a) この規格番号
b) 試験した試料の名称
c) 試験温度
d) 用いた粘度計の型式,スピンドル番号及び回転数
e) 7.によって算出した見掛け粘度の値
――――― [JIS K 7117-1 pdf 6] ―――――
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附属書A(規定) 液状,乳濁状及び分散状の樹脂への一般的な適用
A.1 適用範囲 この附属書は,特別な指示がない限り,液状樹脂の見掛け粘度の測定に用いる。
製品に関する,規格又は商業上の契約で,ISO 2555及び附属書Aを用いることを推奨する場合には,必
ずこの附属書を使用するものとする。
A.2 試験条件の選び方
A.2.1 回転数 この附属書を適用する試料は,一般的に非ニュートン性挙動を示すために,異なった回転
数によって得た試験結果は,理論的には比較できない。
回転数の選び方は,測定する粘度範囲によって変わる。回転数は,試料の種類ごとに記述する必要があ
る。
特定の回転数で使用する粘度計が適用できる粘度範囲を示す図を作成する必要がある(回転数10min−1
でのA形,B形及びC形粘度計の図表例については,附属書A図1を参照。)。
A.2.2 スピンドル 測定する見掛け粘度の値がおおむね分かっている場合は,各種の粘度計について各ス
ピンドルで測定できる粘度範囲を示す図表(A.2.1参照)を利用してスピンドルを選ぶ。
結果を比較する場合には,例え,そのスピンドルの望ましい使用範囲を外れ,単に使用が許されている
だけの範囲で用いることになっても,異なったスピンドルで測定するよりは同じスピンドルを用いる方が
よい。実際には,続き番号のスピンドルによる測定結果は,必ずしも同じ値にならない。
測定する粘度の値が未知の場合には,附属書A図1の要求事項に合致するまで,7番のスピンドルから
始めて,続き番号のスピンドルで測定を行う。
A.2.3 ある種の試料に推奨される特殊な試験条件 附属書A表1は,幾つかの試料について,国際的な慣
習に照らして推奨される特殊な試験条件をまとめている。スピンドルは,粘度の値を考慮し,本体の5.に
よって選択する。
附属書A表1 望ましい試験条件
試料 粘度計 回転数 温度 備考
の種類
min−1 ℃
フェノール樹脂 A形(1) 50 23
ポリエステル樹脂 A形(1) 10 23
エポキシ樹脂 A形(1) 10 23
接着剤 A形(1) 10又は20 23
水系分散液 A形(1) 50 23
PVCペースト A形(1) 20 23 1分後に読
み取る。
注(1) 試料の粘度が,望ましい回転数を用いてA形で測定できる粘度限界を超
える場合には,B形又はC形が使用できる。
A.3 手順 本体の6.による。
試料に泡を全く含まないように注意して,粘度を測定する。
必要に応じ,真空又はその他の適切な方法を用いて泡を除くことができる。
――――― [JIS K 7117-1 pdf 7] ―――――
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揮発性の試料又は揮発成分をもつ試料の場合には,もちろん,密閉容器を用いる必要がある。
附属書A図1 回転数10min-1での,A形,B形及びC形スピンドルに対する粘度測定範囲(対数目盛)
――――― [JIS K 7117-1 pdf 8] ―――――
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附属書B(規定) 粘度計A形,B形及びC形の原理,説明及び特性
B.1 操作原理 粘度計は,同期モータによって駆動されるギヤボックスを介して垂直軸を回転する。
この垂直軸は,渦巻スプリングを介して,第1の軸の延長上にある下側の第2の軸を駆動する。スピン
ドルは,第2の軸に取り付け,試験液に浸せきする。
これらの2本の軸は,同じ回転数で回転するが,スピンドルを浸せきすると,それらの間に角度のずれ
ができる。このずれは,スピンドルの回転に対する液体の抵抗,すなわち,液体の粘度の関数である。
このずれは,スピンドル軸に固定された水平の指針によって測定する。この水平の指針は,第1の(モ
ータ)軸に固定され,したがって,この軸と共に回転する水平の目盛板上で動く。スピンドルを空気中で
回転するときには,指針は目盛板のゼロ目盛に一致する。
指針と目盛板が両方とも動いている間に読み取ることは難しい場合があるので,目盛板と指針の動きを
固定する機構によって,モータの停止後に,読み取ることができる。
B.2 装置の簡単な説明 粘度計本体には,電気スイッチ,同期モータ,回転数変更ボタン付きギヤボック
ス,渦巻スプリング,ダイヤルと指針,及びダイヤルと指針の固定機構が備え付けられている。
スピンドルは,表面の滑らかな金属の円筒又は円板を軸に取り付けた形をしている。スピンドルは,3
種類の粘度計に使用できる。
スピンドルを保護するためのガードは,“U”形の金属板から構成されている。
B.3 特性
B.3.1 粘度計本体
B.3.1.1 スピンドルの回転数 装置の形式によって,4種類又は8種類の回転数がある。本体の表1に回転
数を示す。
B.3.1.2 ダイヤルの目盛 0100の半円形目盛。
B.3.1.3 渦巻スプリングのトルク フルスケールに対して,トルク値は,次のとおりである。
A形の場合 718.7 攀
B形の場合 1 437.4 攀
C形の場合 5 749.6 攀
B.3.2 交換可能なスピンドル スピンドルの形状及び寸法を,附属書B図1,附属書B図2及び附属書B
図3に示す。
これらの寸法は,インチで表された値から換算したものであり,有効数字の数は必ずしも元の値の精度
を示しているわけではない。
B.3.3 ガード ガードの形状及び寸法を,附属書B図1に示す。
これで,スピンドルの下端とビーカーの底の間に最低10mmの距離を保証し,スピンドルを保護する。
スピンドルを使用するかどうかは自由である。
――――― [JIS K 7117-1 pdf 9] ―――――
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B.4 装置の校正 純粋なニュートン性液体の粘度を測定し,また,スピンドルの回転数をチェックして,
装置を定期的に校正することが望ましい。
附属書B図1 附属書B図2 附属書B図3
No.1スピンドル及びガード No.26スピンドル No.7スピンドル
――――― [JIS K 7117-1 pdf 10] ―――――
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JIS K 7117-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2555:1989(MOD)
JIS K 7117-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.01 : プラスチック一般