JIS K 7152-5:2007 プラスチック―熱可塑性材料の射出成形試験片―第5部:異方性を求めるための標準試験片の作製方法

JIS K 7152-5:2007 規格概要

この規格 K7152-5は、シングルポイントデータの取得のために,大きさが80mm×90mm,厚さ3mmなどの平板を射出成形するための2個取りの金型(JIS金型タイプF)及び試験片の作製方法について規定。

JISK7152-5 規格全文情報

規格番号
JIS K7152-5 
規格名称
プラスチック―熱可塑性材料の射出成形試験片―第5部 : 異方性を求めるための標準試験片の作製方法
規格名称英語訳
Plastics -- Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials -- Part 5:Preparation of standard specimens for investigating anisotropy
制定年月日
2007年7月20日
最新改正日
2017年10月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2007-07-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 7152-5:2007 PDF [10]
                                                      K 7152-5 : 2007 (ISO 294-5 : 2001, Amd.1 : 2004)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 装置・・・・[2]
  •  4.1 JIS金型タイプF・・・・[2]
  •  4.2 射出成形機・・・・[5]
  •  5 手順・・・・[5]
  •  5.1 材料の状態調節・・・・[5]
  •  5.2 射出成形・・・・[5]
  •  6 試験片の作り方に関する報告・・・・[5]
  •  附属書A(規定)試験片の作製方法・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 7152-5 pdf 1] ―――――

K 7152-5 : 2007 (ISO 294-5 : 2001, Amd.1 : 2004)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟 (JPIF) 及び財団
法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS K 7152の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7152-1 第1部 : 通則並びに多目的試験片及び短冊形試験片の成形
JIS K 7152-2 第2部 : 小形引張試験片
JIS K 7152-3 第3部 : 小形角板
JIS K 7152-4 第4部 : 成形収縮率の求め方
JIS K 7152-5 第5部 : 異方性を求めるための標準試験片の作製方法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 7152-5 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 7152-5 : 2007
(ISO 294-5 : 2001, Amd.1 : 2004)

プラスチック−熱可塑性材料の射出成形試験片−第5部 : 異方性を求めるための標準試験片の作製方法

Plastics-Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials- Part 5 : Preparation of standard specimens for investigating anisotropy

序文

  この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 294-5及びAmendment 1 (2004) を基に,技術的内容
を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。ただし,正誤票及び追補については,編集し,一体と
した。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
強化及び自己強化形の射出成形用熱可塑性樹脂は,広い用途に用いられ,その幾つかは安全に関係する
用途である。射出成形工程で,補強用繊維は,樹脂の流れに沿って並ぶ。この配向のため,成形した熱可
塑性樹脂の特性に不均一が生じ,補強用繊維が整列している流れ方向の強度及びじん性は,整列していな
い垂直方向より高くなる。特性におけるこの違いを異方性といい,このため,射出成形した部品が,期待
した値又は設計した値より低い値を示す結果になることもある。設計者が射出成形した部品が本来もって
いる強さを知るのに,射出成形部品の異方性を把握することが望ましい。
この規格を作成する過程で,射出成形した試験片の繊維は,厚さ方向で配向が異なり,表面層では,充
てん方向にほとんどの繊維が並ぶが,中心部ではランダムであることが分かった。試験片厚さ及び成形時
の充てん速度(平均射出速度)は,ランダムな断面領域(コアの厚さ)と繊維が配向した断面領域(スキ
ン層の厚さ)との比に影響を与える。厚い試験片ほど,薄い試験片に比べて,整列した繊維部分の割合が
少なくなる。充てん速度が遅いほど,スキン層が厚くなる。つまり,特定の設計に有効なデータを得るた
めに,試験片の厚さはできるだけ成形品の厚さに近いものとし,異方性が正確に測定できるように充てん
速度を変えて作製することが望ましい。

1 適用範囲

  この規格は,シングルポイントデータの取得のために,大きさが80 mm×90 mm,厚さ3 mmなどの平
板を射出成形するための2個取りの金型(JIS金型タイプF)及び試験片の作製方法について規定する。
この規格で推奨する厚さ3 mmの試験片は,耐荷重用途の製品に多く用いられる。プラスチック部品を設
計するときには,部品の厚さに近い,一つ以上の板厚の試験片を用いて試験することが適切である。した
がって,適切な試験片[JIS K 7162 : 1994の附属書A(規定)(小形試験片)に規定する1BA形引張試験
片,又は1形(80 mm×10 mm)短冊試験片]を,平板(附属書A参照)から,切削するか又は打ち抜い
て,熱可塑性樹脂部品の異方性の情報の取得に用いる。

――――― [JIS K 7152-5 pdf 3] ―――――

2
K 7152-5 : 2007 (ISO 294-5 : 2001, Amd.1 : 2004)
材料の異方性の調査は,最終製品の成形品設計のための指針であって,品質管理に用いてはならない。
注記1 熱可塑性材料の射出成形において,溶融ポリマーの流動性は,ガラス繊維のような充てん材
の配向又はポリマー鎖の配向に影響を与える。この結果,異方性が生じ,また,この異方性
の知見は,プラスチック部品の設計に有用である。また,この規格では,流動方向とは金型
キャビティのゲートから流動末端への方向と定義し,横方向とは流動方向と垂直の方向と定
義する。この規格で規定する“JIS金型タイプF”は,“JIS金型タイプD”を用いて測定す
る熱可塑性プラスチックの成形収縮率の測定用に用いるものではない。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 294-5 : 2001,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials−Part 5:
Preparation of standard specimens for investigating anisotropy及びAmendment 1 (2004) (IDT)
なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを
示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格で,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)には
適用しない。
JIS K 7152-1 : 1999 プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片−第1部 : 通則並び
に多目的試験片及び短冊形試験片の成形
注記 対応国際規格 : ISO 294-1 : 1996 Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic
materials−Part 1 : General principles, and moulding of multipurpose and bar test specimens (IDT)
JIS K 7162 : 1994 プラスチック−引張特性の試験方法 第2部 : 型成形,押出成形及び注型プラスチ
ックの試験条件
注記 対応国際規格 : ISO 527-2 : 1993 Plastics−Determination of tensile properties−Part 2 : Test
conditions for moulding and extrusion plastics (IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 7152-1による。

4 装置

4.1 JIS金型タイプF

  平板は,2個取りのJIS金型タイプFで成形する(図1及び図2参照)。
成形した平板の寸法が,80 mm×90 mmとなるような金型寸法にする(金型の実際の長さ及び幅は,樹
脂の収縮率の違いによって,わずかに異なる。)。好ましい厚さは,3 mmであるが,他の厚さでもよい。
厚さ3 mmは,多くの成形品の代表的な厚さであり,この厚さでのコア厚さに対するスキン層厚さとの割
合が基準となる。コア厚さに対するスキン層厚さとの割合を変える場合は,他の厚さを用いてもよい。

――――― [JIS K 7152-5 pdf 4] ―――――

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K 7152-5 : 2007 (ISO 294-5 : 2001, Amd.1 : 2004)
Sp スプル 成形容量VS=45 000 mm3
G ゲート 投影面積AP=15 000 mm2
図1−JIS金型タイプF

――――― [JIS K 7152-5 pdf 5] ―――――

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JIS K 7151:1995の国際規格 ICS 分類一覧