JIS K 7201-3:2008 プラスチック―酸素指数による燃焼性の求め方―第3部:高温における試験 | ページ 2

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K7201-3 : 2008 (ISO 4589-3 : 1996)

7.1 サンプリング

  サンプリングは,JIS K 7201-2の7.1による。
燃焼可能温度の求め方は,附属書Aによる。燃焼温度の測定のために,10個以上の試料を準備する。試
験温度で自立しない試料は,直径0.55 mm±0.05 mm,最高実用温度1 100 ℃ のニッケル・クロム合金ワイ
ヤ,及び直径0.20 mm±0.02 mmの銅製バインドワイヤで作製した,試験片支持具を用いて支える。これ
らは,図7に示すように配置する。試験片支持具のラウンドロビンテストの分析結果については,附属書
Bを参照する。

7.2 試験片の寸法及び作製

  試験片の寸法及び作製は,JIS K 7201-2の7.2による。

7.3 試験片の標示

  試験片の標示は,JIS K 7201-2の7.3による。

7.4 状態調節

  状態調節は,JIS K 7201-2の7.4による。

8 手順

8.1 装置の組立て及び試料の準備

8.1.1  試験片の上部の位置に温度センサを配置する。
試験温度を得るために燃焼円筒ヒータ及び予熱ヒータへの電力を調整し,燃焼円筒を通過する流速
(23 ℃で,40 mm/s±0.8 mm/s)を得るためにガス操作制御機器を調節する。
8.1.2 酸素の初期濃度を選定する。その選定は,同様な材料の試験の実績があればその時の値を用いる。
又は,試験温度になっている空気中で,試料に点火し,その燃焼挙動によって決める。すなわち,その時,
試験片が急激に燃焼するようであれば,初期酸素濃度を体積分率約18 %に選定し,試験片が穏やかに又
は安定して燃焼するようであれば,初期酸素濃度を体積分率約21 %に選定する。試験片が空気中で連続
燃焼しない場合は,着火の難易度又は空気中で消火するまでの燃焼期間によって,少なくとも初期濃度を
体積分率25 %に選定する。
8.1.3 燃焼円筒内の温度が5.2の許容範囲内に安定したら,試験片の上部が燃焼円筒の開口部から100 mm
以上,下の位置にくるように,また,試験片の炎にさらされる部分の最下部が,燃焼円筒の基底部にある
ガス分析装置から少なくとも100 mm 以上,上方の位置にくるように,試験片を燃焼円筒の中央部に取り
付ける。
8.1.4 試験片は点火前に240 s±10 s 間予熱し,適用する試験温度の許容値内に到達させる。
8.1.5 選定した酸素濃度で温度23 ℃の酸素と窒素との混合ガスの燃焼円筒を通過する流速が40 mm/s±
0.8 mm/sとなるように,ガス混合器及び流量操作制御機器を調節する。各試験片に点火する前に,燃焼円
筒に少なくとも 30秒間ガスを流して中の気体を置換し,各試験片の点火中及び燃焼中に流量が変化しな
いよう,その流量を保持する。
JIS K 7201-2の附属書Bに示す式を用いて,体積分率で計算し,試験に採用した酸素濃度を記録する。

8.2 試験片の点火

  JIS K 7201-2の8.2に規定する手順A又は手順Bによって試験片に点火する。

8.3 燃焼挙動の評価

  個々の試験片の燃焼挙動は,JIS K 7201-2の8.3によって評価する。

8.4 継続的な酸素濃度の選定

――――― [JIS K 7201-3 pdf 6] ―――――

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8.48.6で要求される酸素濃度は,JIS K 7201-2の附属書Bによって計算する。
継続的な酸素濃度は,JIS K 7201-2の8.4によって選定する。

8.5 仮の酸素濃度の決定

  仮の酸素濃度は,JIS K 7201-2の8.5によって決定する。

8.6 酸素濃度の変更

  酸素濃度の変更は,JIS K 7201-2の8.6によって実施する。

9 計算及び試験結果の表し方

  JIS K 7201-2の9.1によって酸素指数を計算し,JIS K 7201-2の9.2によってkを決定する。JIS K 7201-2
の9.3によって酸素濃度測定の標準偏差を計算する。

10 手順C-指定された温度の指定された酸素指数の最小値との比較(簡易手順)

  JIS K 7201-2の10.の手順によって行う。

11 精度

  現在,この規格の求め方に関する実績精度データはない。試験所間の精度データはあり,これらを参照
し,次の改正でこの箇条の記述を追加する。

12 試験報告書

  試験報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格番号。
b) “試験結果は,この試験条件下における試験片の燃焼挙動にだけ関係しており,試験片と異なった形
状又は他の試験条件下において,材料の火災による危険性を推測するために用いてはならない。”とす
る文章。
c) 材料を証明する全詳細事項(関連する場合には,材料のタイプ,密度,前歴,材料又は試料に異方性
があるとき,異方性に対する試験片の採取方向を含む。)
d) 試験片の形(IVI)及び寸法。
e) 試験片の支持方法(例えば,“自立”,“ニッケル・クロム合金のワイヤで支持”)
f) 用いた点火手順(A又はB),及び標準のプロパン炎以外のものを使用した場合は,その点火器。
g) 酸素指数
h) 試験温度
i) 推定標準偏差及び0.2 %(体積分率)以外の場合は,使用した酸素濃度の増減幅。
j) 炭化,滴下,著しい収縮,不規則な燃焼,残じんなど,関連する附帯的な特性又は挙動。
k) この規格の要求事項の変更点。

――――― [JIS K 7201-3 pdf 7] ―――――

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図1−代表的な高温における酸素指数測定装置の組立図

――――― [JIS K 7201-3 pdf 8] ―――――

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図2−代表的な燃焼円筒ヒータの組立図

――――― [JIS K 7201-3 pdf 9] ―――――

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図3−代表的な予熱ヒータ及び燃焼円筒の基板組立図

――――― [JIS K 7201-3 pdf 10] ―――――

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JIS K 7201-3:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4589-3:1996(IDT)

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