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K 7380-1 : 2011
8.2 ガスクロマトグラフの設定
用いるガスクロマトグラフ及びカラムの種類によって,ガスクロマトグラフ(5.1)及び水素炎イオン化
検出器(5.2)を適切に設定する。
注記 附属書Aに,VCMを測定するのに適切なカラムの例を示す。また,このカラムを用いた場合
の,設定条件例を,例示する。
トランスファライン温度 : 150 ℃
カラムオーブン温度プロファイル : 80 ℃で2分間放置,昇温速度5 ℃/分で80 ℃170 ℃
とし,次いで昇温速度20 ℃/分で170 ℃230 ℃とする。
これらの条件で,VCMは,8.4分で溶出する。
8.3 測定
試料溶液(8.1)並びに6.6に規定する七つのVCM検量線用溶液及び二つの校正用溶液を自動静的ヘッ
ドスペース試料注入装置に置き,温度平衡とするために温度70 ℃で1時間放置した後に測定を行う。
自動静的ヘッドスペース試料注入装置の望ましい設定条件は,次による。
ニードル温度 : 150 ℃
加圧時間 : 1.0 分
注入時間 : 0.1 分
取出時間 : 0.5 分
8.4 検量線の作成
8.3の測定で得られた七つのVCM検量線用溶液の結果を用いてJIS K 0114によってピーク面積を求め,
VCM濃度(mg/L)とピーク面積との関係を装置によって図示し,検量線を作成する。
注記 附属書Bに,VCMの検量線用溶液の測定チャートの例を示す。
9 結果の算出
8.4に規定する検量線を用いて,8.3の測定で得られた三つの試料溶液及び二つの校正溶液のピーク面積
からVCM濃度(mg/L)を求め,試料溶液に含まれるVCMの質量(g)を算出する。結果は,次の式を用
いてmg/kgに換算して,VCM含有量(M)として表示する。
c
M= 10
m
ここに, c : 検量線から求めた試料溶液のVCM含有量(mg/L)
m : 試料の質量(g)
M : VCM含有量(mg/kg)
10 試験報告
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格の番号(JIS K 7380-1)
b) 試料の詳細
c) 個々の測定結果並びに平均値及び標準偏差
d) 測定条件
e) 二つの検量線校正溶液のVCM推定含有量及び測定含有量
f) この規格から逸脱した事項
g) 試験年月日
――――― [JIS K 7380-1 pdf 6] ―――――
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K 7380-1 : 2011
附属書A
(参考)
塩化ビニルモノマー含有量測定に望ましいガスクロマトグラフ用カラム
この規格に用いることが望ましいカラムを,表A.1に示す。
表A.1−望ましいカラム
カラム 長さ(m) 直径(mm) カラムの種類
1 15.00 0.53 スチレン,ジビニルベンゼン共重合体
2 30.00 0.53 多孔質ジビニルベンゼンホモポリマー
――――― [JIS K 7380-1 pdf 7] ―――――
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K 7380-1 : 2011
附属書B
(参考)
塩化ビニルモノマーの検量線用溶液の測定チャート例
VCM検量線用溶液の測定チャートの一例を,図B.1に示す。
X 保持時間(分)
Y 信号強度
1 塩化ビニル濃度 : 0.06 mg/L
2 塩化ビニル濃度 : 0.19 mg/L
3 塩化ビニル濃度 : 0.31 mg/L
図B.1−測定チャート例(表A.1に示すカラム2を用いている。)
――――― [JIS K 7380-1 pdf 8] ―――――
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 6401:2008 Plastics−Poly(vinyl chloride)−Determination of residual vinyl
JIS K 7380-1:2011 プラスチック−塩化ビニルホモポリマー及びコポリマー−残留
塩化ビニルモノマーの求め方−第1部 : ガスクロマトグラフ法 chloride monomer−Gas-chromatographic method
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
国際規格 との評価及びその内容 の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごとの 技術的差異の内容
及び題名 評価
2 引用規
格
3 用語及 JIS K 0114を引用 3 − 追加 JIS K 0114の追加 実質的な技術的差異はない。
び定義
5 装置 JIS K 0114及びJIS 6 − 追加 JIS K 0114及びJIS R 3503実質的な技術的差異はない。
R 3505を引用 の追加
8.4 検量 JIS K 0114を引用 8.4 − 追加 JIS K 0114を追加 実質的な技術的差異はない。
線の作成
− − 10 To be determined by 削除 対応国際規格には具体的な精度をとれるようにする。
interlaboratory trial 数値が示されていない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6401:2008,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
K7 380-
1 : 2011
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JIS K 7380-1:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6401:2008(MOD)
JIS K 7380-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
JIS K 7380-1:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計