この規格ページの目次
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7.7 塩基(NH3として)
溶液の調整及び操作は,次による。
a) あらかじめ窒素を約200 ml/minの流量で約2分間通じて空気を置換した共通すり合わせ三角フラスコ
200 mlに試料約25 mlをとり,二酸化炭素を含まない水70 ml及びブロモチモールブルー溶液3滴を
加え,液面に窒素を通じながら, 0.02 mol/l水酸化ナトリウム溶液又は0.02 mol/l塩酸を液の色が中間
色(1)になるまで最小目盛0.01 mlのメスピペットを用いて滴加した後,直ちに試料40 g(約50.6 ml)
を加える。
b) 中間色から酸性色(黄)が現れる場合,窒素を液面に通じながら,0.02 mol/l水酸化ナトリウム溶液
0.68 mlを加えると,液の色は中間色塩基性側の色(青)になること。
c) 中間色から塩基性側の色が現れる場合,窒素を液面に通じながら,0.02 mol/l塩酸0.12 mlを加えると,
液の色は中間色酸性側の色になること。
注(1) IS K 8001の5.28 [変色範囲(指示薬)] pH 6.8の緩衝液約95 mlを共通すり合わせ三角フ
ラスコ200 mlにとり,ブロモチモールブルー溶液3滴を加えたときの色。
参考 0.02 mol/l水酸化ナトリウム溶液1 mlは,0.001 201 g CH3COOH に相当する。
0.02 mol/l塩酸1 mlは,0.000 340 6 g NH3 に相当する。
7.8 アルデヒド及びケトン(CH3COCH3として)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて5 mlにする。
b) 標準側溶液 アルデヒド及びケトン試験用のエタノール1.0 gにアセトン標準液 (CH3COCH3 :
0.01mg/ml) 1.0 mlに水を加えて5 mlにする。
c) 操作 試料側溶液,標準側溶液それぞれに,2,4-ジニトロフェニルヒドラジン・エタノール溶液1.0 ml
を加えて,約50 ℃の水浴中で30分間加熱した後,放冷し,水酸化カリウム・エタノール溶液5 ml
を加えて5分間放置する。
d) 判定 試料側の色は,標準側の黄みの赤より濃くないこと。
7.9 メタノール (CH3OH)
7.2による。この場合,7.2の分析条件でメタノールの相対保持時間を確認し
ておく。
7.10 2 -プロパノール (CH3CH OH CH3)
7.2による。この場合,7.2の分析条件で2-プロパノールの相対
保持時間を確認しておく。
7.11 1 -プロパール (CH3CH2CH2OH)
7.2による。この場合,7.2の分析条件で1-プロパノールの相対保
持時間を確認しておく。
7.12 1 -ブタノール [CH3(CH2)2CH2OH]
7.2による。この場合,7.2の分析条件で1-ブタノールの相対
保持時間を確認しておく。
7.13 過マンガン酸還元性物質
試料20 mlを25 ℃に保ち,0.02 mol/l過マンガン酸カリウム溶液0.10 ml
を加えて振り混ぜ,光を遮り,液温約25 ℃で5分間放置したとき,比色標準液(2) の赤より薄くないこと
(Oとして約質量分率5 ppm以下)。
注(2) 比色標準液の調製は,JIS K 8001の5.26(硫酸着色物質)(1)の塩化コバルト(II)比色原液2.4
ml,塩化鉄(III)比色原液1.2 mlに水を加えて20 mlにする。
7.14 硫酸着色物質
JIS K 8001の5.26 (3) (a)(硫酸と混和する液体の場合)による。この場合,試料10 ml
及びJIS K 8951に規定する硫酸10 mlを用い,液は着色しないこと。
8. 容器
容器は,遮光した気密容器とする。
――――― [JIS K 8101 pdf 6] ―――――
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9. 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) 名称“エタノール(99.5)”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号
10. 取扱い上の注意事項 エタノール(99.5)は引火性が強いので火気を避ける。また,有害なので,蒸
気を吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着しないようにする。
――――― [JIS K 8101 pdf 7] ―――――
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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
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JIS K 8101:2006 エタノール(99.5)(試薬) ISO 6353-2:1983 化学分析用試薬―第2部 : 仕様−第1シリーズ
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1. 適用範囲 試薬として用いるエタ 1 化学分析用試薬40品 MOD/変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く引用
ノール(99.5)について 目の仕様について規 しやすくするために1品目1規格とし
規定。 定。 ている。
なお,対応国際規格は20年以上見直
しがされていないため市場の実態に合
わない。国際規格の改正提案を検討す
る。
2. 引用規格 JIS K 0061 1 ISO 6353-1 MOD/変更 ISOを一件削除し,JIS 該当する対比項目を参照。
JIS K 0067 を追加・引用,基本的
JIS K 0068 には同等内容。
JIS K 0114
JIS K 0117
JIS K 8001
JIS K 8891
JIS K 8951
3. 一般事項 JIS K 8001による。 ― ― MOD/追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術的な差異は
JIS K 8001を引用。 ない。
4. 種類 ― ― MOD/追加 種類の項目を追加。 JISは種類として“特級”だけなので,
ISO規格と技術的な差異はない。
5. 性質 ― ― MOD/追加 エタノール(99.5)の 一般的な説明事項であり,技術的な差
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性質の項を追加。 異はない。
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――――― [JIS K 8101 pdf 8] ―――――
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K8
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由及
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 び今後の対策
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表示箇所 : 本体
: 0
表示方法 : 点線の下線又は側線
000
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
6. 品質 R11.1 MOD/変更 品質に差異のある項 ISO規格は,長期間内容の見直しが行わ
目 : 純度,塩基,アれず国際市場でISO規格品が用いられ
ルデヒド及びケト ることはほとんどない。また,技術的差
ン,メタノール及び異も軽微(1)(2)(3)である。
過マンガン酸還元性
物質。 なお,ISO
規格の高級アルコー
ル類をJISは具体的
に1-プロパノール,
1-ブタノールとした。
7. 試験方法 R11.2 MOD/追加 一般的な試験条件及び試験結果に関す
7.1 試験条 る事項であり,技術的な差異はない。
件及び試験
結果
7.2 純度 ガスクロマトグラフ法 R 11.2.1 ガスクロマトグラフ MOD/変更 分析条件などを変 国際的にも広く普及しているキャピラ
(C2H5OH) (水分補正) 法 更。 リーカラム法に変更し,水分補正を追
加。ISO規格の見直し時に,改正提案の
検討を行う予定。
7.3 密度 比重瓶法又は振動式密 R 11.2.2 比重瓶法 MOD/選択 JIS K 0061の項目を 精度の高い振動式密度計法を選択でき
(20 ℃) 度計法 追加。 るようにした。ISO規格の見直し時に,
改正提案の検討を行う予定。
7.4 水分 カールフィッシャー滴 R 11.2.10 カールフィッシャー MOD/変更 1) 試料の量を変更。 JISは,定期的に見直しを行っているが,
定法 滴定法 2) IS K 0068を引 ISO規格は,長年見直しが行われていな
用。 いことから実績のある従来のJIS法を踏
襲。技術的な差異は軽微であり,対策は
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考慮しない。
1
7.5不揮発物 R 11.2.3 MOD/変更 JIS K 0067を引用。 技術的な差異はない。
01 : 2006
2
――――― [JIS K 8101 pdf 9] ―――――
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由及
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 び今後の対策
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表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 点線の下線又は側線
006
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
7.6 酸 中和滴定法 R 11.2.4 中和滴定法 MOD/変更 試料の量,指示薬及 JISは,定期的に見直しを行っているが,
(CH3COOH び操作法を変更。 ISO規格は,長年見直しが行われていな
として) いことから実績のある従来のJIS法を踏
7.7 塩基 中和滴定法 R 11.2.5 中和滴定法 MOD/変更 試料の量,指示薬及 襲。技術的な差異は軽微であり,対策は
(NH3とし び操作法を変更。 考慮しない。
て)
7.8 アルデ 比色法 R 11.2.9 比色法 MOD/変更 ISOは,カルボニル
ヒド及びケ カルボニル化合物と 化合物として規定。
トン して規定。 試料の量,標準液の
(CH3COCH 種類を変更。
3として)
7.9 メタノ ガスクロマトグラフ法 R 11.2.1 ガスクロマトグラフ MOD/変更 分析条件などを変 国際的にも広く普及しているキャピラ
ール 法 更。 リーカラム法に変更。
(CH3OH) ISO規格の見直し時に,改正提案の検討
を行う予定。
7.10 2-プロ ガスクロマトグラフ法 R 11.2.1 ガスクロマトグラフ MOD/変更 分析条件などを変 国際的にも広く普及しているキャピラ
パノール 法 更。 リーカラム法に変更。
[(CH3)2CHO ISO規格の見直し時に,改正提案の検討
H] を行う予定。
7.11 1-プロ ガスクロマトグラフ法 R 11.2.8 ガスクロマトグラフ MOD/変更 ISO規格は高級アル 国際的にも広く普及しているキャピラ
パノール 法 コール類として試 リーカラム法に変更。
(CH3CH2CH2 験,JIS は1-プロパISO規格の見直し時に,改正提案の検討
OH) ノールと1-ブタノーを行う予定。
ルに分離して測定。
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ガスクロマトグラフ
1
の分析条件などを変
01
更。
: 0000
2
――――― [JIS K 8101 pdf 10] ―――――
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JIS K 8101:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-2:1983(MOD)
JIS K 8101:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8101:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)