この規格ページの目次
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K 8532 : 2007
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かして20 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液 (Cl : 0.01 mg/ml) 1.0 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。
7.8 りん酸塩 (PO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料4.0 gを白金皿にとり,水5 ml,炭酸ナトリウム溶液 (100 g/l) 3 mlを加えて水浴上
で蒸発乾固する。これを加熱板上で徐々に加熱し,炭化した後,放冷する。水2 mlで潤し,再び水浴
上で蒸発乾固する。これを加熱板上で徐々に加熱し,電気炉中で強熱灰化した後,放冷する。水10 ml,
JIS K 8230に規定する過酸化水素1 mlを加えて数分間煮沸し,塩酸 (2+1) 2 mlを加えて水浴上で蒸
発乾固し,水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 りん酸塩標準液 (PO4 : 0.01 mg/ml) 2.0 mlを白金皿にとり,炭酸ナトリウム溶液 (100 g/l)
3 ml,JIS K 8230に規定する過酸化水素1 ml,塩酸 (2+1) 2 mlを加えて水浴上で蒸発乾固し,水を加
えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩 (PO4)](2)(抽出比色法)による。
7.9 硫黄化合物(SO4として)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gを白金皿にとり,水10 mlを加えて溶かす。
b) 標準側溶液 硫酸塩標準液 (SO4 : 0.01 mg/ml) 10 mlを白金皿にとる。
c) 操作 JIS K 8001の5.16[硫黄化合物(SO4として)]による。
7.10 銅 (Cu)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料10 gに水50 ml,塩酸 (2+1) 3 mlを加えて溶かす。これをアンモニア水 (2+3) で
pH8.5に調節し,水を加えて100 mlにする。
b) 標準側溶液 試料10 gに水50 ml,塩酸 (2+1) 3 mlを加えて溶かす。これに銅標準液 (Cu : 0.01 mg/ml)
5.0 ml,鉛標準液 (Pb : 0.01 mg/ml) 5.0 mlを加え,アンモニア水 (2+3) でpH8.5に調節し,水を加え
て100 mlにする。
c) 空試験用溶液 標準側溶液のpH調整に用いた量のアンモニア水 (2+3) を蒸発皿にとり,水浴上で蒸
発乾固する。これに塩酸 (2+1) 3 ml及び水を加えて5 mlにする。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)(操作)による。この場合,操作1及
び2は,くえん酸水素二アンモニウム溶液 (100 g/l) 2 mlを加えないで行う(操作の途中で得られるX
液,Y液及びZ液は7.12にも用いる。)。
7.11 カルシウム (Ca)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて100 mlにする(X液)。
b) 標準側溶液 試料2.0 gにカルシウム標準液 (Ca : 0.01 mg/ml) 4.0 ml及び水を加えて100 mlにする(Y
液)。
c) 操作 JIS K 8001の5.31 (1)(直接噴霧法)(d)(操作)による。
7.12 鉛 (Pb)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.10のX液を用いる。
――――― [JIS K 8532 pdf 6] ―――――
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K 8532 : 2007
b) 標準側溶液 7.10のY液を用いる。
c) 空試験用溶液 7.10のZ液を用いる。
d) 操作 JIS K 8001の5.31 (2) (d) 3による。
7.13 ひ素 (As)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料6 gを水素化ひ素発生瓶100 mlに入れ,水を加えて溶かして20 mlにする。
b) 標準側溶液 ひ素標準液 (As : 0.001 mg/ml) 3.0 mlを水素化ひ素発生瓶100 mlに入れ,水を加えて20 ml
にする。
c) 操作 JIS K 8001の5.19[ひ素 (As)](3)[N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀法(AgDDTC法)]に
よる。
7.14 鉄 (Fe)
溶液の調製,操作及び判定は,次による。
a) 試料側溶液 試料3.0 gに水を加えて10 mlにする。
b) 標準側溶液 鉄標準液 (Fe : 0.01 mg/ml) 0.9 ml及び水を加えて10 mlにする。
c) 操作 試料側溶液,標準側溶液それぞれに,塩酸 (2+1) 3 ml及び水を加えて25 mlにする。これに
JIS K 8252に規定するペルオキソ二硫酸アンモニウム0.03 gを加えて溶かし,チオシアン酸アンモニ
ウム溶液 (100 g/l) 2 mlを加えてかき混ぜる。
d) 判定 試料側の色は,標準側の赤より濃くない。
8 記録
記録は,JIS K 0050の12.(記録)による。
9 容器
容器は,気密容器とする。
10 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) 名称“L(+)-酒石酸”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS K 8532 pdf 7] ―――――
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K 8532 : 2007
K8
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附属書JA
532
(参考)
: 20
JISと対応する国際規格との対比表
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JIS K 8532 : 2007 L(+)-酒石酸(試薬) ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second
series
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差
(IV) ISと国際規格との差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号及び 内容 規格 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
名称 番号 の評価
1 適用範囲 試薬として用いる 1 化学分析用試薬57品目 変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く
L(+)-酒石酸につい の仕様について規定。 引用しやすくするために1品目1
て規定。 規格としている。
なお,対応国際規格は20年以上
見直しが行われていないため市場
の実態に合わない。国際規格の改
正提案を検討する予定。
2 引用規格
3 一般事項 JIS K 8001による。 ― ― 追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術的な差
異ではない。
4 種類 ― ― 追加 種類の項目を追加。 JISは種類として“特級”だけな
ので,ISO規格と技術的な差異は
ない。
5 性質 ― ― 追加 性質の項目を追加。 一般的な説明事項であり,技術的
な差異はない。
――――― [JIS K 8532 pdf 8] ―――――
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K 8532 : 2007
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差
(IV) ISと国際規格との差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号及び 内容 規格 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
名称 番号 の評価
6 品質 R93.1 変更 ISO規格は,長期間内容の見直しが
1) 品質に差異のある項 : 鉄。
行われず国際市場でISO規格品が
2) 追加した項目 : 水溶状,エ
用いられることはほとんどない。
タノール溶状,比旋光度,
また,技術的差異も軽微1)2)3)であ
りん酸塩,硫黄化合物,ひ
素。 る。
R93.2 試験溶液 変更 JISは試験及び検査方法の該 編集上の差異であり,技術的な差
当項目で個別に規定。 異ではない。
7 試験及び検 追加 一般的な試験及び検査方法の条件
査方法 並びに結果に関する事項であり,
7.1試験及び検 技術的な差異はない。
査方法の条件
並びに結果
7.2純度 中和滴定法 R93.3.1 中和滴定法 変更 試料量を変更。 技術的な差異は軽微であり,対策
(C4H6O6) は考慮しない。
7.3水溶状 追加 項目を追加。 品質確保のために必要。
ISO規格の見直し時に,提案の検
7.4エタノール 追加 項目を追加。
討を行う予定。
溶状
7.5比旋光度 追加 項目を追加。
(乾燥後)
[α]20D
7.6強熱残分 強熱温度500± R93.3.5 強熱温度650±50 ℃で 変更 1) 強熱温度などを変更。 技術的な差異は軽微であり,対策
(硫酸塩) 50 ℃で1時間の強 15分間の強熱。 2) IS K 0067を引用。 は考慮しない。
熱。
7.7塩化物 (Cl)比濁法 R93.3.2 比濁法 変更 1) 試薬溶液濃度などを変更。
2) IS K 8001の5.7を引用。
K8 532 : 2007
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――――― [JIS K 8532 pdf 9] ―――――
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K 8532 : 2007
K8
3
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差
(IV) ISと国際規格との差異の箇条ごとの
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国際 評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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箇条番号及び 内容 規格 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
名称 番号 の評価
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7.8りん酸塩 抽出比色法 追加 項目を追加。 品質確保のために必要。
(PO4) ISO規格の見直し時に,提案の検
討を行う予定。
7.9硫黄化合物 比濁法 追加 項目を追加。
(SO4として)
7.10銅 (Cu) 原子吸光法 R93.3.3 原子吸光法 変更 1) 試料量などを変更。 技術的な差異は軽微であり,対策
は考慮しない。
2) IS K 8001の5.31を引用。
7.11カルシウ 原子吸光法 R93.3.3 原子吸光法 変更 1) 試料量などを変更。
ム (Ca) 2) IS K 8001の5.31を引用。
7.12鉛 (Pb) 原子吸光法 R93.3.3 原子吸光法 変更 1) 試料量などを変更。
2) IS K 8001の5.31を引用。
7.13ひ素 (As) ,N-ジエチルジチ 追加 項目を追加。 品質確保のために必要。
オカルバミド酸銀 ISO規格の見直し時に,提案の検
法(AgDDTC法) 討を行う予定。
7.14鉄 (Fe) 比色法 R93.3.4 比色法 変更 試料量,試薬量などを変更。技術的差異は軽微であり,対策は
考慮しない。
8 記録 ― ― 追加 項目を追加。 規格適合性を評価する関係で必要
な項目を追加。
9 容器 ― ― 追加 項目を追加。
10 表示 ― ― 追加 項目を追加。
注1) 理由 : 軽微な技術的差異。箇条6(品質)の(IV)欄の1)及び2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可
能性はほとんどない。ISO規格,JISとも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO規格とJISとの質量
分率ppm質量分率pptレベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。
なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。この(IV)の1)及び2)の品質項目及
び品質水準が不満足な場合は,通常,JIS試薬,ISO規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を
使用することになる。
2) SO試薬規格の状況 : ISO規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約20年経過)。このため,ISO規格の内容が現在の市場の要求にこた
えているかどうかの検討が行われていない(JISとの差)。また,ISO規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格とし
ての存在意義が乏しい。
3) 今後の対策 : 注1)及び注2)の理由から,当面,対策を考慮しない。
――――― [JIS K 8532 pdf 10] ―――――
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JIS K 8532:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-3:1987(MOD)
JIS K 8532:2007の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8532:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0063:1992
- 化学製品の旋光度測定方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8230:2016
- 過酸化水素(試薬)
- JISK8252:2010
- ペルオキソ二硫酸アンモニウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)