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K 8574 : 2006
c) 操作 JIS K 8001の5.12[窒素化合物(Nとして) ](4)(蒸留−インドフェノール青法)による。
7.8 ナトリウム(Na) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 B液5.0 ml(試料量1 g)をポリエチレン製全量フラスコ100 mlにとり,水を標線まで
加える(C液)。C液2 ml(試料量0.2 g)をポリエチレン製全量フラスコ100 mlにとり,水を標線ま
で加える(X液)。
b) 標準側溶液 S液2 mlをポリエチレン製全量フラスコ100 mlにとり,ナトリウム標準液(Na : 0.1
mg/ml)1.0 mlを加え,更に,水を標線まで加える(Y液)。
c) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。
7.9 マグネシウム(Mg) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 B液10 ml(試料量2 g)をポリエチレン製全量フラスコ100 mlにとり,硝酸(1)(2+1)
8 mlを徐々に加え,更に,水を標線まで加える(X液)。
注(1) IS K 9901に規定するもの又はこれと同等の品位のものを用いる。
b) 標準側溶液 3個のポリエチレン製全量フラスコ100 mlにB液10 ml及び硝酸(1)(2+1)8 mlを加え,
表2に示す標準液(0.1 mg/ml)をとり(2),更に水を標線まで加える(Y1液,Y2液,Y3液)。
注(2) 標準液の採取には,JIS K 0970に規定するプッシュボタン式液体用微量体積計を用いる。
表 2 採取する標準液の量
標準液 採取量
mg/ml μl
Y1 Y2 Y3
マグネシウム標準液(Mg) 0.1 50 100 200
カルシウム標準液(Ca) 0.1 100 200 400
亜鉛標準液(Zn) 0.1 100 200 400
アルミニウム標準液(Al) 0.1 100 200 400
鉛標準液(Pb) 0.1 50 100 200
鉄標準液(Fe) 0.1 50 100 200
ニッケル標準液(Ni) 0.1 100 200 400
c) 空試験溶液 ポリエチレン製全量フラスコ100 mlに水30 ml及び硝酸(1)(2+1)8 mlをとり,水を標
線まで加える(Z液)。
d) 操作 試験方法は,次のいずれかによる。
1) 誘導結合プラズマ発光分光分析法(以下,ICP法という。) ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116
の5.8.3(定量法)(2)(標準添加法)による。測定波長は,279.553 nmを用いる。
2) 原子吸光法 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
7.10 カルシウム(Ca) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.9のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.9のY1液,Y2液,Y3液を用いる。
c) 空試験溶液 7.9のZ液を用いる。
――――― [JIS K 8574 pdf 6] ―――――
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K 8574 : 2006
d) 操作 試験方法は,次のいずれかによる。
1) CP法 ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116の5.8.3(2)による。測定波長は396.847 nmを
用いる。
2) 原子吸光法 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
7.11 亜鉛(Zn) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.9のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.9のY1液,Y2液,Y3液を用いる。
c) 空試験溶液 7.9のZ液を用いる。
d) 操作 試験方法は,次のいずれかによる。
1) CP法 ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116の5.8.3(2)による。測定波長は213.857 nmを
用いる。
2) 原子吸光法 JIS K 8001の5.31(2)(抽出噴霧法)(d)による。
7.12 アルミニウム(Al) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.9のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.9のY1液,Y2液,Y3液を用いる。
c) 空試験溶液 7.9のZ液を用いる。
d) 操作 ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116の5.8.3(2)による。測定波長は396.152 nmを用い
る。
7.13 鉛(Pb) 試験方法は,次のいずれかによる。
a) CP法 溶液の調製及び操作は,次による。
1) 試料側溶液 7.9のX液を用いる。
2) 標準側溶液 7.9のY1液,Y2液,Y3液を用いる。
3) 空試験溶液 7.9のZ液を用いる。
4) 操作 ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116の5.8.3(2)による。測定波長は220.353 nmを用
いる。
b) 原子吸光法 溶液の調製及び操作は,次による。
1) 試料側溶液 B液20 ml(試料量4 g)をとり,塩酸(2+1)9 mlを徐々に加え,水を加えて80 ml
にする。
2) 標準側溶液 B液20 mlをとり,塩酸(2+1)9 mlを徐々に加え,鉛(Pb)標準液(0.01 mg/ml)2.0
mlを加え,更に,水を加えて80 mlにする。
3) 空試験溶液 塩酸(2+1)8 mlを水浴上で蒸発乾固させ,塩酸(2+1)1 ml及び水を加えて5 ml
にする。
4) 操作 JIS K 8001の5.31(2)(d)による。
7.14 鉄(Fe) 試験方法は,次のいずれかによる。
a) CP法 溶液の調製及び操作は,次による。
1) 試料側溶液 7.9のX液を用いる。
2) 標準側溶液 7.9のY1液,Y2液,Y3液を用いる。
3) 空試験溶液 7.9のZ液を用いる。
4) 操作 ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116の5.8.3(2)による。測定波長は238.204 nmを用
いる。
――――― [JIS K 8574 pdf 7] ―――――
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K 8574 : 2006
b) 1,10-フェナントロリン法 溶液の調製及び操作は,次による。
1) 試料側溶液 A液10 ml(試料量2 g)を塩酸(2+1)で中和した後,塩酸(2+1)1 mlを加え,更に,
水を加えて15 mlにする。
2) 標準側溶液 鉄標準液(Fe : 0.01 mg /ml)1.0 mlに塩酸(2+1)1 ml及び水を加えて15 mlにする。
3) 操作 JIS K 8001の5.22[鉄(Fe) ](2)(1,10-フェナントロリン法)による。
7.15 ニッケル(Ni) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.9のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.9のY1液,Y2液,Y3液を用いる。
c) 空試験溶液 7.9のZ液を用いる。
d) 操作 操作は,次のいずれかによる。
1) CP法 ICP発光分光分析装置を用い,JIS K 0116の5.8.3(2)による。測定波長は216.555 nmを
用いる。
2) 原子吸光法 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
8. 容器 ポリエチレン製容器又は水酸化カリウムに侵されず,品質を損なわない気密容器とする。
9. 表示 容器には,次の事項を表示する。
a) 名称 “水酸化カリウム”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造年月又はその略号
h) 製造業者名又はその略号
10. 取扱い上の注意事項 水酸化カリウムは,腐食性があるので,目,粘膜及び皮膚に付着しないように
する。
――――― [JIS K 8574 pdf 8] ―――――
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K 8574 : 2006
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 8574 : 2006 水酸化カリウム(試薬) ISO 6353-2 : 1983,化学分析用試薬 第2部 : 仕様−第1シリーズ
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 側線又は点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1.適用範 試薬として用いる水酸化カISO 1 化学分析用試薬40品 MOD/変更 JISは,1品目1規格。 試薬の規格は,各規格に引用されやすい
囲 リウムについて規定。 6353-2 目について規定。 ように,1品目1規格としている。
MOD/追加 JISは,仕様と試験方 製品規格として必要な項目を追加。
法以外の項目も規定。
2.引用規 JIS K 8001 1 ISO 6353-1 MOD/変更 JISからの引用事項 −
格 は,対応ISO規格の該
当事項と同等ではな
い。
JIS K 0116,JIS K 0970, − MOD/追加 − 試験方法の追加・変更などによる。
JIS K 9901
3.一般事 JIS K 8001による。 1 − MOD/追加 項目を追加。 技術的な差異は軽微
項
4種類 特級 − − MOD/追加 項目を追加。 種類として”特級”だけなので,ISO規格
と同様に,実質的に種類区分はない。
5.性質 性状及び定性方法を説明。 − − MOD/追加 項目を追加。 一般的な説明事項であり,技術的差異は
ない。
K8 574 : 2006
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――――― [JIS K 8574 pdf 9] ―――――
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K 8574 : 2006
K8
8
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
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表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 側線又は点線の下線
006
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
6.品質 純度,窒素酸化物,ナトリ R24.1 JISと同じ。 IDT − ISO規格は,長期間内容の見直しが行わ
ウム,マグネシウム,亜鉛 れず国際市場でISO規格が用いられる
及びニッケルの規格値 ことはほとんどない。
炭酸カリウム,塩化物,り JISとほぼ同じ。 MOD/変更 JISは,ISO規格の規 また,技術的差異も軽微である。
ん酸塩,けい酸塩,硫酸塩, 格値よりも小さい値 ISO規格の見直し時に,整合化に向け
カルシウム,アルミニウム, を規定。 て,改正提案の検討を行う予定。
鉛及び鉄の規格値
水溶状 − MOD/追加 −
7.試験方 試験溶液の調製 R24.2 R24.2.1試験溶液I MOD/変更 JISの試験溶液と試験 編集上の差異であり,技術的差異は軽
法 R24.2.2試験溶液II 溶液Iとは同等。JIS 微。
は,試験溶液IIを,試
験方法の該当項目ご
とに規定。
7.1純度及び炭酸カリウム R24.3 R24.3.1純度 MOD/変更 1) 試料量,試薬溶 ISO規格の見直し時に改正提案の検討
R24.3.2炭酸カリウム 液濃度,指示 を行う予定。
薬,滴定用溶液
の濃度などを
変更。
2) 計算式を追加。
7.2水溶状 − − MOD/追加 項目を追加。 ISO規格の見直し時に改正提案の検討
JIS K 8001の5.7を引 を行う予定。
用
7.3塩化物 R24.3.3 JISとほぼ同じ MOD/変更 試料量,試薬溶液濃 ISO規格の見直し時に改正提案の検討
7.4りん酸塩 R24.3.4 度,標準液量などを変を行う予定。
7.5けい酸塩 R24.3.5 更。
7.6硫酸塩 R24.3.6 JIS K 8001の該当す
る項目を引用。
――――― [JIS K 8574 pdf 10] ―――――
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JIS K 8574:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-2:1983(MOD)