JIS K 0970:2013 ピストン式ピペット

JIS K 0970:2013 規格概要

この規格 K0970は、液体体積計として公称容量を吸引・排出するように設計し,空気置換式(Air displacement)及び直接置換式(Direct displacement)のシングルチャネル及びマルチチャネルのピストン式ピペットについて規定。ピストン式ビュレット,ピストン式ダイリュータ,ピストン式ディスペンサ,全量ピペット,メスピペット及びマイクロシリンジに対しては適用しない。

JISK0970 規格全文情報

規格番号
JIS K0970 
規格名称
ピストン式ピペット
規格名称英語訳
Piston pipettes
制定年月日
1989年2月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 8655-2:2002(MOD), ISO 8655-6:2002(MOD)
国際規格分類

ICS

17.060, 71.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1989-02-01 制定日, 1994-06-01 確認日, 1999-10-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2013-02-20 改正日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 0970:2013 PDF [25]
                                                                                   K 0970 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類,形式及びチャネル・・・・[2]
  •  5 計量性能上の要求事項・・・・[3]
  •  5.1 固定容量形の最大許容誤差・・・・[3]
  •  5.2 可変容量形の最大許容誤差・・・・[4]
  •  5.3 マルチチャネルの最大許容誤差・・・・[4]
  •  6 性能試験・・・・[5]
  •  7 校正・・・・[5]
  •  8 表示・・・・[5]
  •  附属書A(規定)試験方法・・・・[6]
  •  附属書B(規定)浮力補正値及び質量から容量変換の補正係数Z・・・・[12]
  •  附属書C(参考)校正方法及び不確かさ評価・・・・[14]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[20]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 0970 pdf 1] ―――――

K 0970 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
計量機器工業連合会(JMIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工
業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工
業規格である。
これによって,JIS K 0970:1989は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 0970 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 0970 : 2013

ピストン式ピペット

Piston pipettes

序文

  この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 8655-2及びISO 8655-6を基とし,国内の使用状況
を考慮するため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,液体体積計として公称容量を吸引・排出するように設計し,空気置換式(Air displacement)
及び直接置換式(Direct displacement)のシングルチャネル及びマルチチャネルのピストン式ピペットにつ
いて規定する。ただし,ピストン式ビュレット,ピストン式ダイリュータ,ピストン式ディスペンサ,全
量ピペット,メスピペット及びマイクロシリンジに対しては適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8655-2:2002,Piston-operated volumetric apparatus−Part 2: Piston pipettes
ISO 8655-6:2002,Piston-operated volumetric apparatus−Part 6: Gravimetric methods for the
determination of measurement error(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS Z 8103 計測用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0211及びJIS Z 8103によるほか,次による。
3.1
公称容量(nominal volume)
製造業者が指定した測定容量。可変容量形においては,有効容量範囲のうちの最大設定容量。
3.2
有効容量範囲(useful volume range)

――――― [JIS K 0970 pdf 3] ―――――

2
K 0970 : 2013
可変容量形において製造業者が指定した設定容量の可変範囲。
3.3
設定容量(selected volume)
有効容量範囲から一定容量を分注するために設定する容量。
3.4
分注(dispense)
ピストン式ピペットを用いて液体を他の容器に吸引・排出する一連の操作。
3.5
最大許容誤差(maximum permissible error)
公称容量又は設定容量からの分注量の偏差に対する最大の許容値。
3.6
系統誤差(systematic error)
分注容量と設定容量との差異の平均値。
3.7
偶然誤差(random error)
分注容量の平均値周りの再現不能なばらつき。
3.8
校正(calibration)
重量法(衡量法)を用いて質量及び密度によって実現される値と設定容量との関係を確定する一連の操
作。
注記 校正には,機器を調整して誤差を修正することは含まない。
3.9
測定の不確かさ(uncertainty of measurement)
測定の結果に付随した合理的に測定量に結び付けられ得る値のばらつきを特徴付けるパラメータ。

4 種類,形式及びチャネル

  ピストン式ピペットの種類,形式及びチャネルは,表1及び次の記載のとおり区分する。基本構造の例
を図1に示す。
表1−ピストン式ピペットの種類,形式及びチャネル
種類 種類の細区分 形式 チャネル
固定容量形 シングルチャネル
空気置換式
− シングルチャネル
(type A) 可変容量形
マルチチャネル
再利用タイプ
固定容量形 シングルチャネル
直接置換式 (type D1)
(type D) 使い捨てタイプ
可変容量形 シングルチャネル
(type D2)
a) 種類
1) 空気置換式(type A) 吸入する液体とピストンとの間に空気層をもつ構造のピストン式ピペット。
2) 直接置換式(type D) 吸入する液体とピストンとが直接接触して吸入・排出を行う構造のピスト

――――― [JIS K 0970 pdf 4] ―――――

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K 0970 : 2013
ン式ピペット。ピストン及び細管が再利用可能なもの(type D1)及び使い捨てのもの(type D2)が
ある。
注記 シリンダ内で往復運動をするピストンをプランジャーと呼ぶことがある。
b) 形式
1) 固定容量形 容量が固定されているもので,公称容量が1段の単一固定容量式と,2段以上の公称
容量を使用者が切り替えできる複数固定容量式とがある。
2) 可変容量形 容量が連続的に可変設定できるようになっているもので,公称容量は,その最大設定
容量を示す。
c) チャネル
1) シングルチャネル 単一のピストン構造のピストン式ピペット
2) マルチチャネル 複数のピストンが一体となって動作する構造のピストン式ピペット
プッシュボタン
シリンダ
ピストン
空気層
細管
チップ
直接置換式(type D) 空気置換式(type A)
シングルチャネル マルチチャネル
図1−基本構造の例

5 計量性能上の要求事項

5.1 固定容量形の最大許容誤差

  固定容量形の最大許容誤差は,次による。
a) 空気置換式(type A)及び直接置換式の再利用タイプ(type D1)の最大許容誤差は,表2による。

――――― [JIS K 0970 pdf 5] ―――――

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JIS K 0970:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8655-2:2002(MOD)
  • ISO 8655-6:2002(MOD)

JIS K 0970:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 0970:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0211:2013
分析化学用語(基礎部門)
JISZ8103:2019
計測用語