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なお,白綿布は,必要に応じて試験片と同種繊維の添付白布に代えてもよい。この場合,添付白
布の繊維の種類を試験報告書に記録する。
8 試験操作
8.1 乾熱試験機法(A法)の場合
8.1.1 乾燥試験
乾燥試験は,次による。
a) 乾熱試験機の下部加熱板1)にホットプレス台を載せる。
b) ホットプレス台上に白綿布2)1枚を載せ,さらに,その上に試験片2)1枚を上部加熱板のほぼ中央部が
接するように載せる。
なお,箇条7 b) 2) で試験片を調製した場合は,試験片を留める白綿布をホットプレス台上に載せる。
c) あらかじめ表1のいずれかの温度に加熱した上部加熱板を重ね,試験片に4 kPa±1 kPaの圧力を15
秒間加えた後,試験片及び白綿布を取り出す。
注1) 下部加熱板の電源は切っておく。
2) IS L 0105の5.1.1(標準状態)に規定する標準状態で4時間以上放置する。
8.1.2 湿潤試験
湿潤試験は,次による。
8.1.2.1 強試験の場合
強試験は,次による。
a) 乾熱試験機の下部加熱板1)にホットプレス台を載せる。
b) 試験片及び白綿布の各1枚をあらかじめ水に浸し,絞って標準状態の質量とほぼ同質量の水分を含ま
せ,湿潤試験片及び湿潤白綿布を作る。次に,ホットプレス台上に別の白綿布2)1枚を載せ,その上
に湿潤試験片1枚,さらに,その上に湿潤白綿布1枚を載せる3)。
c) あらかじめ表1のいずれかの温度に加熱した上部加熱板を重ね,試験片に4 kPa±1 kPaの圧力を15
秒間加えた後,試験片及び白綿布を取り出して自然乾燥させる。
注3) 箇条7 b) 2) で試験片を調製した場合は,これによって湿潤布(湿潤試験片及び湿潤白綿布を合
わせたもの)を作り,ホットプレス台上に敷いた白綿布上に糸の方を下にして載せる。
8.1.2.2 弱試験の場合
弱試験は,次による。
a) 乾熱試験機の下部加熱板1)にホットプレス台を載せる。
b) あらかじめ白綿布を水に浸し,絞って標準状態の質量とほぼ同質量の水分を含ませ,湿潤白綿布1枚
を作る。次に,試験片2)をホットプレス台上に載せ,その上に湿潤白綿布1枚を載せる4)。
c) あらかじめ表1のいずれかの温度に加熱した上部加熱板を重ね,試験片に4 kPa±1 kPaの圧力を15
秒間加えた後,試験片及び白綿布を取り出して自然乾燥させる。
注4) 箇条7 b) 2) で試験片を調製した場合は,ホットプレス台上に糸の方を上にして載せる。
8.2 電気アイロン法(B法)の場合
8.2.1 乾燥試験
乾燥試験は,次による。
a) ホットプレス台上に白綿布2)1枚を載せ,さらに,その上に試験片2)1枚を載せる。
b) あらかじめ表2のいずれかの温度に加熱した電気アイロンを底面のほぼ中央部が接するように置き,
――――― [JIS L 0850 pdf 6] ―――――
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試験片に2.5 kPa±0.5 kPaの圧力を,15秒間加えた後,試験片及び白綿布を取り出す。
8.2.2 湿潤試験
8.2.2.1 強試験の場合
強試験は,次による。
a) 試験片及び白綿布の各1枚をあらかじめ水に浸し,絞って標準状態の質量とほぼ同質量の水分を含ま
せ,湿潤試験片及び湿潤白綿布を作る。次に,ホットプレス台上に別の白綿布2)1枚を載せ,その上
に湿潤試験片1枚,さらに,その上に湿潤白綿布1枚を載せる3)。
b) あらかじめ表2のいずれかの温度に加熱した電気アイロンを底面のほぼ中央部が接するように置き,
試験片に2.5 kPa±0.5 kPaの圧力を,15秒間加えた後,試験片及び白綿布を取り出して自然乾燥させ
る。
8.2.2.2 弱試験の場合
弱試験は,次による。
a) あらかじめ白綿布を水に浸し,絞って標準状態の質量とほぼ同質量の水分を含ませ,湿潤白綿布1枚
を作る。次に,試験片2)をホットプレス台上に載せ,その上に湿潤白綿布1枚を載せる4)。
b) あらかじめ表2のいずれかの温度に加熱した電気アイロンを底面のほぼ中央部が接するように置き,
試験片に2.5 kPa±0.5 kPaの圧力を,15秒間加えた後,試験片及び白綿布を取り出して自然乾燥させ
る。
9 判定
試験片の変退色及び白綿布の汚染の判定は,標準状態又はこれに近い温度の空気中で約4時間放置した
ものについてJIS L 0801の箇条10(染色堅ろう度の判定)によって行う。ただし,試験終了直後の判定も
必要な場合は,試験片の変退色の判定に限り行うものとする。
乾燥試験は試験片の熱板接触側及び白綿布の試験片との接触側の面,湿潤試験は試験片と湿潤白綿布と
の接触側の面について判定する。
なお,湿潤白綿布の汚染が,熱板接触側の面の方が大きくなる場合は,熱板接触側の汚染の大きい面で
判定する。
10 試験報告書
試験結果の報告は,JIS L 0801の箇条11(試験報告書)による。
なお,試験終了直後の判定を行った場合には,括弧をつけて試験報告書に記録する。
例1 ホットプレッシング試験(A-2号) 乾燥 変退色 5級, 汚染 5級
乾燥(直後) 変退色 4級,
例2 ホットプレッシング試験(A-3号) 湿潤(強) 変退色 3級, 汚染 3級
例3 ホットプレッシング試験(B-3号) 湿潤(弱) 変退色 4級, 汚染 4級
――――― [JIS L 0850 pdf 7] ―――――
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L0
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附属書JA
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(参考)
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JISと対応国際規格との対比表
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JIS L 0850:2015 ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法 ISO 105-X11:1994,Textiles−Tests for colour fastness−Part X11: Colour fastness to
hot pressing
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 の評価
3 用語及び JIS L 0801による。 追加 JISとして必要な用語及び定義を 実質的な技術的差異はない。
定義 規定した。
5 試験の種 乾熱試験機法(A法) 3 JISとほぼ同じ 選択 国内の現状に合わせ,選択とした。 ISO規格の見直しの際,提案を
類及び試験 電気アイロン法(B法) する。
条件
6 装置及び 4 JISとほぼ同じ 追加 JISは6.2(電気アイロン)を追加 電気アイロン試験方法を追加し
材料 した。 たためであり,ISO規格を見直
しの際,提案をする。
7 試験片の 5 JISとほぼ同じ 追加 JISは糸及びばら繊維の場合を追 ISO規格の見直しの際,提案を
調製 加するため,JIS L 0801の箇条6にする。
よる。とした。
8 試験操作 6 追加 JISは8.2(電気アイロン法)を追 ISO規格の見直しの際,提案を
加した。 する。
9 判定 変更 JIS L 0801の箇条10を引用し計器 ISO規格の見直しの際,提案を
法を追加。 する。
10 試験報 7 変更 ISO規格はa) e) までの項を規定 ISO規格の見直しの際,提案を
告書 しているが,JISはJIS L 0801の箇する。
条11を引用。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 105-X11:1994,MOD
――――― [JIS L 0850 pdf 8] ―――――
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注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
− 選択·················· 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
L08 50 : 2
015
2
JIS L 0850:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 105-X11:1994(MOD)
JIS L 0850:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 0850:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0805:2005
- 汚染用グレースケール
- JISL0879:2005
- 乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法