この規格ページの目次
JIS K 0557:1998 規格概要
この規格 K0557は、工業用水及び工場排水などの試験に使用する水の種別,基本的項目,質及びその試験方法について規定。
JISK0557 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0557
- 規格名称
- 用水・排水の試験に用いる水
- 規格名称英語訳
- Water used for industrial water and wastewater analysis
- 制定年月日
- 1993年4月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 化学分析 2021, 環境測定 II 2021, 石油 2020
- 改訂:履歴
- 1993-04-01 制定日, 1998-03-20 改正日, 2003-04-20 確認日, 2008-01-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS K 0557:1998 PDF [9]
K 0557 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS K 0557-1993は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 0557 pdf 1] ―――――
K 0557 : 1998
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 共通事項・・・・[1]
- 4. 種別及び質・・・・[1]
- 5. 試験方法・・・・[3]
- 5.1 電気伝導率・・・・[3]
- 5.1.1 連続測定法による試験・・・・[3]
- 5.1.2 間欠測定法による試験・・・・[3]
- 5.2 有機体炭素 (TOC)・・・・[4]
- 5.2.1 TOC自動計測器による試験・・・・[4]
- 5.2.2 TOC分析装置による試験・・・・[4]
- 5.3 亜鉛・・・・[4]
- 5.4 シリカ・・・・[5]
- 5.5 塩化物イオン・・・・[5]
- 5.6 硫酸イオン・・・・[5]
- 6. 結果の表示・・・・[5]
付表1 引用規格 6
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 0557 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0557 : 1998
用水・排水の試験に用いる水
Water used for industrial water and wastewater analysis
序文
この規格は,1993年に制定された化学分析用の水について規定していたものを,工業用水及び工場
排水の試験に用いる水の規格として改正したものである。工業用水及び工場排水に対しては,多項目の試
験方法が規定されているが,通常の試験に用いる水に要求される性質が共通するところが多いことから,
その基本的性質について規定した。
1. 適用範囲
この規格は,工業用水及び工場排水などの試験に使用する水の種別,基本的項目,質及び
その試験方法について規定する。
2. 引用規格
付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
3. 共通事項
共通事項は,次のとおりとする。
a) 試験に共通する一般事項は,特に規定するもののほかはJIS K 0050及びJIS K 0101による。
b) この規格で用いる主な用語については,JIS K 0211による。
4. 種別及び質
水の種別をA1A4に分類し,その質を表1のように規定する。ただし,これは水の質
を表す代表的な項目,質を規定したものであり,試験目的及び方法によって項目の選択又は追加を行って
もよい(備考1.参照)。
表1 種別及び質
種別及び質
項目(1)
A1 A2 A3 A4
電気伝導率mS/m (25℃) 0.5 以下 0.1(2)(3)以下 0.1(2)以下 0.1(2)以下
有機体炭素 (TOC) gC/l 1 以下 0.5 以下 0.2 以下 0.05 以下
亜鉛 最一 0.5 以下 0.5 以下 0.1 以下 0.1 以下
シリカ最椀 一 − 50 以下 5.0 以下 2.5 以下
最
塩化物イオン /l 10 以下 2 以下 1 以下 1 以下
最
硫酸イオン /l 10 以下 2 以下 1 以下 1 以下
注(1) 試験方法によっては,項目を選択してもよい。また,試験方法で個別に使用する水の規定がある場合
は,それによる。
(2) 水精製装置の出口水を,電気伝導率計の検出部に直接導入して測定したときの値。
(3) 最終工程のイオン交換装置の出口に精密ろ過器などのろ過器を直接接続し,出口水を電気伝導率計の
検出部に直接導入した場合には,0.01mS/m (25℃) 以下とする。
――――― [JIS K 0557 pdf 3] ―――――
2
K 0557 : 1998
備考1. 表1に示した各種別の水の質の項目は,水の質を表す代表的な項目として選択したものである。
工業用水及び工場排水の試験方法の種類並びに目的に応じて,表1に規定されていない項目の
質を確認したい場合には,個別規格の試験方法による。
2. A1A4の水の用途及び精製方法は,一般に次のようなものである。
− A1の水は,器具類の洗浄及びA2A3の水の原料に用いる。最終工程でイオン交換法又は
逆浸透膜法などによって精製したもの。又はこれと同等の質が得られる方法で精製したも
の。
− A2の水は,一般的な試験及びA3A4の水の原料などに用いる。A1の水を用い,最終工
程でイオン交換装置・精密ろ過器などの組合せによって精製したもの。又はこれと同等の
質が得られる方法で精製したもの。
− A3の水は,試薬類の調製,微量成分の試験などに用いる。A1又はA2の水を用い,最終
工程で蒸留法によって精製したもの。又はこれと同等の質が得られる方法で精製したもの。
− A4の水は,微量成分の試験などに用いる。A2又はA3の水を用い,石英ガラス製の蒸留
装置による蒸留法,又は非沸騰形蒸留装置による蒸留法で精製したもの,若しくはこれと
同等の質が得られる方法で精製したもの。
3. 溶存酸素を含まない水 A2又はA3の水をフラスコに入れ,約5分間煮沸して溶存酸素を除
去した後,図1のようにアルカリ性ピロガロール溶液[JIS K 8780に規定するピロガロール
(1, 2, 3−ベンゼントリオール)6gをA3の水50mlに溶かし,着色ガラス瓶に保存する。別
に,JIS K 8574に規定する水酸化カリウム30gをA3の水50mlに溶かす。使用時に両液を混
合する。この溶液1mlは,酸素約12ml(約17mg)を吸収する。]を入れたガス洗浄瓶を連結
し,空気中の酸素と遮断して放冷する。又は煮沸する代わりにJIS K 1107に規定する高純度
窒素2級を約15分間通気して溶存酸素を除去してもよい。
4. 炭酸を含まない水 A2又はA3の水をフラスコに入れ,約5分間煮沸して溶存気体及び炭酸
を除去した後,図1と同様の装置を用い,ガス洗浄瓶に水酸化カリウム溶液 (250g/l) (JIS K
8574に規定する水酸化カリウムを用いて調製する。)を入れ,空気中の二酸化炭素を遮断し
て放冷する。
図1 溶存酸素を含まない水の冷却及び保存装置の一例
5. [100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量 (CODMn)]の試験に用いる水 A4
の水又は同等の質の水とするが,JIS K 0101の17.[100℃における過マンガン酸カリウムに
よる酸素消費量 (CODMn)]の注(1)[又はJIS K 0102の17.の注(1)によって質を確認する。
6. [有機体炭素 (TOC)]の試験に用いる水 A3又はA4の水で,炭酸を含まないもの。又は同
――――― [JIS K 0557 pdf 4] ―――――
3
K 0557 : 1998
等の質の水を用いる。若しくは次による。
A3又はA4の水を蒸留フラスコにとり,過マンガン酸カリウム溶液 (30g/l)(JIS K 8247に
規定する過マンガン酸カリウムを用いて調製する。)を着色するまで滴加し,水1 000ml当た
り硫酸 (1+1) 23mlを加えて蒸留する(蒸留が終わるまで過マンガン酸カリウムによる着
1
色が残るようにする。)。初留分(蒸留フラスコ中の水量の約 5に相当する。)を捨て,中間の
3
約 5 に相当する留分を採取する。
精製した水は,容器に入れて保存すると徐々に汚染されてTOC濃度が高くなることがある
ので,精製後は早く使用することが望ましい。
7. [全酸素消費量 (TOD)]の試験に用いる水 備考6.と同様に精製した溶存酸素を含まないも
の。
5. 試験方法
各項目の質の確認のための試験方法は,次による。
5.1 電気伝導率
電気伝導率の試験は,JIS K 0552による。
5.1.1 連続測定法による試験
水精製装置の出口に,あらかじめA1の水で十分に洗浄した試料導入管(4)
を取り付け(5),試料を十分に流して洗浄してから,流量と温度を調節し,流液形の検出器に直接導入する。
必要に応じて恒温槽を検出器の前に置く。流量を変えても,電気伝導率が変化しないことを確認する。
注(4) 試料導入管には軟質のポリエチレン管,シリコーンゴム管などを用いるとよい。
(5) 環境及び皮膚からの汚染がないように特に注意する。皮膚からの汚染を防止するために,JIS T
9107に規定する手術用のゴム手袋(打ち粉などのないもの。)などを用いるとよい。
a) 測定 測定は,次のとおり行う。
1) IS K 0552の4.1(連続測定法)による。
5.1.2 間欠測定法による試験
水精製装置の出口水を試料容器に採取して試験する場合に適用する。試験
は,試料採取後直ちに行う(6)。
注(6) 容器に入れられた状態のものは,5.1.2c)の試料採取を行わずに適量を小形の三角フラスコに採
取して試験する。
a) 試料容器 試料容器は,ほうけい酸ガラス製,ポリエチレン製,ポリプロピレン製,ポリスチレン製
などの気密容器を用いる。
b) 試料容器の洗浄方法 試料容器の洗浄は,次のとおり行う。
1) 1の水で十分に洗う。
1
2) 試料容器に容量の約4 量のA1の水を入れ,栓をして約30秒間激しく振り混ぜて洗浄する。この操
作を5回繰り返す。
3) 3の水(又は試験しようとする水と同等の水)を満たし,密栓して16時間以上放置した後,水を
捨てる。
4) 3)と同じ水を満たし,密栓して試料採取時まで放置する。
c) 試料採取 試料採取は,次のとおり行う。
1) 水精製装置の出口に,あらかじめA1の水で十分に洗浄した試料導入管(4)を取り付ける(5)。
2) 試料容器の水を捨て,試験しようとする水でb)2)の操作を行う(5)。
3) 試料容器の底部に試料導入管の先端が接するようにし,試料を試料容器の容量の約5倍を流出させ
た後,試料導入管を取り出し,栓をよく洗浄して密栓する(5)。
備考 高度に精製された水の電気伝導率の測定では,試料採取及び測定の過程で,電気伝導率を変化
――――― [JIS K 0557 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS K 0557:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 0557:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK0102:2016
- 工場排水試験方法
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0551:1994
- 超純水中の有機体炭素(TOC)試験方法
- JISK0552:1994
- 超純水の電気伝導率試験方法
- JISK0553:2002
- 超純水中の金属元素試験方法
- JISK0555:1995
- 超純水中のシリカ試験方法
- JISK0556:1995
- 超純水中の陰イオン試験方法
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISK8247:2015
- 過マンガン酸カリウム(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8780:2019
- ピロガロール(試薬)
- JIST9107:1992
- 手術用ゴム手袋
- JIST9107:2018
- 単回使用手術用ゴム手袋