JIS K 8541:2021 硝酸(試薬)

JIS K 8541:2021 規格概要

この規格 K8541は、試薬として用いる硝酸について規定。

JISK8541 規格全文情報

規格番号
JIS K8541 
規格名称
硝酸(試薬)
規格名称英語訳
Nitric acid (Reagent)
制定年月日
1951年5月22日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6353-2:1983(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1951-05-22 制定日, 1954-05-22 改正日, 1957-05-22 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-12-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-08-01 確認日, 1978-08-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1989-06-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-04-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS K 8541:2021 PDF [19]
                                                                                   K 8541 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 濃度(HNO3)・・・・[3]
  •  6.3 強熱残分(硫酸塩)・・・・[4]
  •  6.4 塩化物(Cl)・・・・[5]
  •  6.5 硫酸塩(SO4)・・・・[6]
  •  6.6 銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe)・・・・[6]
  •  6.7 ひ素(As)・・・・[8]
6.8 ナトリウム(Na),銅(Cu),銀(Ag),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),亜鉛(Zn),カド
ミウム(Cd),ほう素(B),アルミニウム(Al),すず(Sn),鉛(Pb),バナジウム(V),ひ素(As),
アンチモン(Sb),ビスマス(Bi),クロム(Cr),モリブデン(Mo),タングステン(W),セレン(Se),
マンガン(Mn),鉄(Fe),コバルト(Co),ニッケル(Ni),ガリウム(Ga),イットリウム(Y),
インジウム(In)及びタリウム(Tl) 9
  •  6.9 水銀(Hg)・・・・[12]
  •  7 容器・・・・[13]
  •  8 表示・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8541 pdf 1] ―――――

           K 8541 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8541:2015は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和3年9月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8541:2015を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8541 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
K 8541 : 2021

硝酸(試薬)

Nitric acid (Reagent)

                                    HNO3     FW : 63.01

序文

  この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる硝酸について規定する。
警告1 硝酸は劇物のため,目,粘膜及び皮膚に付着しないようにする。
なお,銅などの金属片と一緒に温めると,粘膜,皮膚などを侵す窒素酸化物及び硝酸ミス
トを発生するので,これらの吸入を避けるために排気を行う。
また,硝酸は光によって経時変化をするため,製品は直射日光を避けて,なるべく冷所に
保存する。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,安全データシート(SDS)などを参考にして各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis−Part 2: Specifications−First series R 19 Nitric acid
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6202 化学分析用白金皿
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0113 電位差·電流·電量·カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則

――――― [JIS K 8541 pdf 3] ―――――

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K 8541 : 2021
JIS K 0133 高周波プラズマ質量分析通則
JIS K 0557 用水·排水の試験に用いる水
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8007 高純度試薬試験方法通則
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8374 酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8580 すず(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8777 ピリジン(試薬)
JIS K 8842 ブロモチモールブルー(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9512 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JIS R 1302 化学分析用磁器蒸発ざら
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤

3 種類

  種類は,特級及び微量金属測定用とする。

4 性質

4.1 性状

  硝酸は,無色の液体で光にさらすと,徐々に黄又は赤みの黄に変わる。密度は,質量分率69 %では約
1.42 g/mL,質量分率65 %では約1.40 g/mL又は質量分率60 %では約1.38 g/mLである。

4.2 定性方法

  試料10 mLに銅片0.1 gを入れて温めると,赤みの褐色のガスを発生して溶け,液の色が,緑に変わる。
この操作は,排気に注意して行う。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。

――――― [JIS K 8541 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
K 8541 : 2021
表1−品質
項目 規格値 試験方法
特級 微量金属測定用
濃度(HNO3)
質量分率69 %の場合 質量分率 % 6970 6970
6.2
質量分率65 %の場合 質量分率 % 6566
質量分率60 %の場合 質量分率 % 6061 6061
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 ppm 3以下 − 6.3
塩化物(Cl) 質量分率 ppm 0.3以下 − 6.4
硫酸塩(SO4) 質量分率 ppm 0.5以下 − 6.5
ナトリウム(Na) 質量分率 ppm − 0.1以下 6.8
銅(Cu) 質量分率 ppm 0.1以下 0.005以下 6.6又は6.8
銀(Ag) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
マグネシウム(Mg) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
カルシウム(Ca) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
亜鉛(Zn) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
カドミウム(Cd) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
水銀(Hg) 質量分率 ppm − 0.001以下 6.9
ほう素(B) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
アルミニウム(Al) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
すず(Sn) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
鉛(Pb) 質量分率 ppm 0.1以下 0.005以下 6.6又は6.8
バナジウム(V) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
ひ素(As) 質量分率 ppm 0.01以下 0.005以下 6.7又は6.8
アンチモン(Sb) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
ビスマス(Bi) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
クロム(Cr) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
モリブデン(Mo) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
タングステン(W) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
セレン(Se) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
マンガン(Mn) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
鉄(Fe) 質量分率 ppm 0.2以下 0.05以下 6.6又は6.8
コバルト(Co) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
ニッケル(Ni) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
ガリウム(Ga) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
イットリウム(Y) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
インジウム(In) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8
タリウム(Tl) 質量分率 ppm − 0.005以下 6.8

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050,JIS K 8001及びJIS K 8007による。

6.2 濃度(HNO3)

  濃度(HNO3)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。

――――― [JIS K 8541 pdf 5] ―――――

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JIS K 8541:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-2:1983(MOD)

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