JIS R 3503:1994 化学分析用ガラス器具

JIS R 3503:1994 規格概要

この規格 R3503は、化学分析用ガラス器具について規定。

JISR3503 規格全文情報

規格番号
JIS R3503 
規格名称
化学分析用ガラス器具
規格名称英語訳
Glass apparatus for chemical analysis
制定年月日
1958年4月26日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1773:1976(MOD), ISO 3819:1985(MOD), ISO 383:1976(MOD), ISO 4796:1977(MOD), ISO 4797:1981(MOD), ISO 4799:1978(MOD), ISO 4800:1977(MOD), ISO 641:1975(MOD), ISO 719:1985(MOD), ISO 7991:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1958-04-26 制定日, 1961-06-06 確認日, 1964-12-01 確認日, 1966-04-01 改正日, 1969-04-01 確認日, 1972-05-01 確認日, 1976-01-01 確認日, 1978-04-01 改正日, 1983-03-01 確認日, 1987-03-01 改正日, 1994-08-01 改正日, 2000-06-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2007-03-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS R 3503:1994 PDF [113]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 3503-1994

化学分析用ガラス器具

Glass apparatus for chemical analysis

1. 適用範囲 この規格は,化学分析用ガラス器具(以下,ガラス器具という。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,付表3に示す。
2. この規格の対応国際規格を,付表4に示す。
2. 種類 ガラス器具は,形状によって付表1のように分ける。
3. 等級 ガラス器具の等級は,線膨張係数及びアルカリ溶出量によって次のように分ける。
(1) ほうけい酸ガラス−1(記号JR-1)
(2) ほうけい酸ガラス−2(記号JR-2)
(3) ソ−ダ石灰ガラス(記号JR-3)
4. 品質 ガラス器具の品質は,付表2による。
備考 すり合わせのテーパーは,101とする。角度は,軸線を含む断面内で測った円すい母線の角度5°
43'30"とし,すり合わせ部のテーパー寸法は,原則としてJIS R 3646, JIS R 3647, JIS R 3648及
びJIS R 3650の規定による。
5. 呼び容量又は呼び寸法又は呼び番号,形状,各部寸法,質量及びろ過板の細孔記号 呼び容量又は呼
び寸法又は呼び番号,形状,各部寸法,質量及びろ過板の細孔記号は,付図1-190による。ただし,図
中の数値及び寸法記号に括弧してあるものは,参考値とする。
6. 試験方法
6.1 線膨張係数試験 線膨張係数試験は,JIS R 3102又はこれと同等以上の方法による。
6.2 アルカリ溶出量試験
6.2.1 器具及び装置 器具及び装置は,次による。
(1) ふるい JIS Z 8801に規定する標準網ふるい。
(2) 超音波洗浄器 試験に適した超音波洗浄器。
(3) 溶出容器 ほうけい酸ガラス−1又はこれと同等以上の品質のガラス製の全量フラスコ50ml。
(4) 加熱水浴 溶出容器のけい(頸)部の中央までを浸すのに十分な深さをもち,全量フラスコ中の温度
を98±0.5℃に保てる加熱水浴。
6.2.2 試薬 試薬は,次による。
(1) 水 JIS K 8001の3.6(3)(二酸化炭素を含まない水)に規定する二酸化炭素を含まない水。

――――― [JIS R 3503 pdf 1] ―――――

2
R 3503-1994
(2) 0.005mol/
準溶液 JIS K 8001の4.5(26.4)(0.05mol/ に従い調整及び標定した,0.05mol/
硫酸を水で正しく10倍に薄める。
(3) メチルレッド溶液 JIS K 8001の表7(中和滴定用)による。
6.2.3 操作 操作は,次による。
(1) 試料の調製
(a) 供試ガラスの内外を水でよく洗い,乾燥した後,めのう又は鋼製乳鉢で注意しながら粉砕し(1),次
に標準網ふるい500 過し(2),標準網ふるい300 椰 ーカ
100mlにとる。
注(1) 鋼製乳鉢を使用する場合は,粉砕した試料をまず光沢紙上にまきひろげ,この中で磁石を往復
させながら鉄粉を十分に取り除かなければならない。
(2) 乳鉢中の粉砕ガラスを標準網ふるい500 湎 限ふるいに直接投入しないで,必ずその上に重
ねた補助ふるい(標準網ふるい600 に移してふるい分けを行う。
(b) 水と超音波洗浄器で粉末を洗浄し,微粉を除く操作を,透明な洗浄液が得られるまで繰り返す。
(c) 洗浄液を注ぎ出した後,粉末を約140℃の空気浴中で50分乾燥し,デシケーター中で保存して試料
とする。
(2) アルカリの溶出及び滴定
(a) 試料2.00gをはかり採り,溶出容器に入れ,水を標線まで満たす。緩く揺り動かして,試料集積物
の上部が一様な平面を保つように安定させる。
(b) 溶出容器のけい部の中ほどまで加熱水浴に浸し,98±0.5℃まで3分以内で達するように加熱し,こ
の温度に達してから2分後に栓をする。引き続き加熱水浴に浸して60±1分間加熱する。
参考 溶出容器に温度計を入れ,水を標線まで満たしたものを,温度制御用に使うとよい。
(c) 溶出容器を加熱水浴から取り出し,直ちに栓を外し,流水で冷却後,水を標線まで満たす。栓をし,
溶出装置の内容物をよく混合し,ガラス粒が沈降し,澄んだ溶液が得られるまで静置する。
(d) この溶液から25mlを三角フラスコ100mlに正確に分取し,指示薬としてメチルレッド溶液 [6.2.2(3) ]
3滴を加え,0.005mol/硫酸標準溶液 [6.2.2(2) ] で滴定する(3)。
注(3) 溶出容器を加熱水浴から取り出した後,1時間以内に滴定を完了する。
(3) 空試験 試料だけを除いて,試料と同じ操作を試料と並行して行う。
6.2.4 試験結果の表示及び計算 アルカリ溶出量は,空試験結果を差し引いた試料1g当たりの0.005mol/l
硫酸の消費ml数,又はこれに310を乗じ,Na2O 来瀰正 算して示す。
7. 検査 ガラス器具の検査は,次の項目について行う。
(1) 形状,寸法,容量及び質量は,5.に適合しなければならない。
(2) 肉まわり,形状,機能,生地,すり合わせ及びひずみは,4.に適合しなければならない。
(3) 線膨張係数及びアルカリ溶出量は,6.によって試験を行い,4.に適合しなければならない。
8. 表示 ガラス器具又は包装には,次の事項を表示する。
(1) 付表1の名称又はその略号(4)
注(4) 略号は,名称の一部を省略したものであって,当該商品の使用消費者が容易に判別できること
(表1参照)。

――――― [JIS R 3503 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
R 3503-1994
表1
付表1の名称 略号の例
共通リービ冷却器
共通すり合わせリービッヒ冷却器
共通冷却器リービ
(2) 等級又はその記号
(3) 製造業者名又はその略号
付表1 ガラス器具の種類
種類 名称 付図番号
ビーカー ビーカー 1-1
ビーカーR 1-2
トールビーカー 2-1
トールビーカーR 2-2
コニカルビーカー 3
フラスコ 丸底フラスコ 4-1
丸底フラスコR 4-2
共通すり合わせ短首丸底フラスコ 5-1
共通すり合わせ短首丸底フラスコR 5-2
共通すり合わせ丸底フラスコ 6-1
共通すり合わせ丸底フラスコR 6-2
平底フラスコ 7-1
平底フラスコR 7-2
共通すり合わせ短首平底フラスコ 8
共通すり合わせ平底フラスコ 9
三角フラスコ 10-1
三角フラスコR 10-2
共通すり合わせ三角フラスコ 11-1
共通すり合わせ三角フラスコR 11-2
なす形フラスコ 12
共通すり合わせなす形フラスコ 13
ケルダールフラスコ 14
共通すり合わせケルダールフラスコ 15
枝付きフラスコ 16
エングラーフラスコ 17
クライゼンフラスコ 18
三口丸底フラスコ 19
共通すり合わせ三口丸底フラスコ 20-1
共通すり合わせ三口丸底フラスコR 20-2
共通すり合わせよう素フラスコA形 21-1
共通すり合わせよう素フラスコB形 21-2
皿 丸底蒸発皿 22
平底蒸発皿 23
結晶皿 24
ペトリ皿 25
試験管 試験管 26

――――― [JIS R 3503 pdf 3] ―――――

4
R 3503-1994
種類 名称 付図番号
漏斗 漏斗 27
長脚漏斗 28
厚物漏斗 29
肉厚分液漏斗 30
分液漏斗 31-1
分液漏斗R 31-2
スキーブ形分液漏斗 32-1
スキーブ形分液漏斗R 32-2
ギルソン形分液漏斗 33
瓶 広口共栓瓶 34
細口共栓瓶 35
下口共栓瓶 36
吸引ろ過瓶 37
瓶 38
デシケーター デシケーター 39
上口デシケーター 40
冷却器 リービッヒ冷却器 41-1
リービッヒ冷却器R 41-2
共通すり合わせリービッヒ冷却器 42
球管冷却器 43-1
球管冷却器R 43-2
共通すり合わせ球管冷却器 44
蛇管冷却器 45-1
蛇管冷却器R 45-2
共通すり合わせ蛇管冷却器 46
ジムロート冷却器 47
共通すり合わせジムロート冷却器 48
グラハム冷却器 49
ジャケットコイル冷却器 50
ガス器具 キップガス発生器 51
共通すり合わせガス洗浄用瓶 52
共通すり合わせガス洗浄瓶 53
共通すり合わせろ過板付きガス洗浄瓶 54
共通すり合わせU字管 55
ガス乾燥塔 56
はかり瓶 平形はかり瓶 57
筒形はかり瓶 58
比重瓶 ゲーリュサック形比重瓶 59
ゲーリュサック形温度計付き比重瓶 60
ワードン形比重瓶 61
ハーバート形比重瓶 62
ろ過器 ガラスろ過板 63
るつぼ形ガラスろ過器 64
ブフナー漏斗形ガラスろ過器 65
漏斗形ガラスろ過器 66

――――― [JIS R 3503 pdf 4] ―――――

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R 3503-1994
種類 名称 付図番号
その他 アダプター 67
共通すり合わせ上部すり合わせアダプター 68
共通すり合わせ両端すり合わせアダプター 69
一方コック 70
共通すり合わせソックスレー抽出器 150ml 71
共通すり合わせトの字形連結管 72
共通すり合わせK字形連結管 73
共通すり合わせ吸引ろ過瓶 74
共通すり合わせガス乾燥塔 75
共通すり合わせ直管形連結管 76
共通すり合わせ減圧直形連結管 77
共通すり合わせキルダール形トラップ球 78
共通すり合わせコの字形連結管 79
共通すり合わせY字形連結管 80
共通すり合わせガス吹込み管 81
共通すり合わせ排気管 82
共通すり合わせ曲げ形連結管 83
共通すり合わせ減圧連結管 84
共通すり合わせ減圧連結管(二又管) 85
円筒形滴下漏斗 86-1
円筒形滴下漏斗R 86-2
共通すり合わせ円筒形滴下漏斗 87
共通すり合わせ分液漏斗 88
共通すり合わせスキーブ形分液漏斗 89
ガラスねじ 90
付表2 ガラス器具の品質
等級 ほうけい酸ガラス−1 ほうけい酸ガラス−2 ソーダ石灰ガラス
記号 JR-1 JR-2 JR-3
品質項目
線膨張係数 (×10−7/K) 35以下 55以下 95以下
アルカリ溶出量 (ml/g) 0.10以下 0.20以下 2.0以下
( 最一最 31以下 62以下 620以下
肉まわり 平均していること。
形状及び外観 正しく,かつ,きずがないこと。
機能 使用目的を,十分に果たすこと。
生地 未溶解物及び異物の混入がないこと。特殊のものを除き透明のこと。
すり合わせ 4.の備考による。
ひずみ ひずみ検査器(5)による干渉圏が著しく現れないこと。
注(5) ひずみ検査器は,ガラスのひずみを発見し観察する装置である。光線を偏光板又は適当な反射
板によって偏光させ,試験を行うガラスを通した後,偏光板又はこれに代わる装置で観察する
ことによって,ひずみを検査する。

――――― [JIS R 3503 pdf 5] ―――――

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JIS R 3503:1994の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1773:1976(MOD)
  • ISO 3819:1985(MOD)
  • ISO 383:1976(MOD)
  • ISO 4796:1977(MOD)
  • ISO 4797:1981(MOD)
  • ISO 4799:1978(MOD)
  • ISO 4800:1977(MOD)
  • ISO 641:1975(MOD)
  • ISO 719:1985(MOD)
  • ISO 7991:1987(MOD)

JIS R 3503:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3503:1994の関連規格と引用規格一覧