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JIS K 0115:2004 規格概要
この規格 K0115は、分光光度計又は光電光度計を用い,波長範囲として2001nm付近から1100nm付近の,物質による光の透過,吸収又は反射を測定し,定量を行う場合の通則について規定。原子吸光光度計,近赤外分光光度計及び赤外分光光度計を用いる方法には適用しない。
JISK0115 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0115
- 規格名称
- 吸光光度分析通則
- 規格名称英語訳
- General rules for molecular absorptiometric analysis
- 制定年月日
- 1964年11月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 化学分析 2021, 環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021, 環境測定 II 2021
- 改訂:履歴
- 1964-11-01 制定日, 1968-04-01 確認日, 1971-03-01 確認日, 1973-11-01 改正日, 1978-04-01 確認日, 1979-03-01 改正日, 1983-12-01 改正日, 1989-04-01 確認日, 1992-02-01 改正日, 1997-08-20 確認日, 2002-09-20 確認日, 2004-03-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 0115:2004 PDF [20]
K 0115 : 2004
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本分析
機器工業会(JAIMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 0115 : 1992は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS K 0115には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定)光学フィルターによる吸光度目盛の校正方法
附属書2(規定)溶液による吸光度目盛の校正方法
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 0115 pdf 1] ―――――
K 0115 : 2004
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 装置・・・・[2]
- 4.1 装置の構成・・・・[2]
- 4.2 装置の性能表示・・・・[5]
- 4.3 附属装置・・・・[6]
- 4.4 付加機能・・・・[6]
- 5. 操作方法・・・・[7]
- 5.1 装置の設置条件・・・・[7]
- 5.2 波長目盛及び吸光度目盛の校正・・・・[7]
- 5.3 測定試料の調製・・・・[8]
- 5.4 装置操作条件の設定・・・・[8]
- 5.5 測定準備・・・・[8]
- 6. 特定波長における吸収の測定・・・・[9]
- 6.1 複光束方式における測定・・・・[9]
- 6.2 単光束方式における測定・・・・[9]
- 6.3 セルブランク値の測定・・・・[9]
- 7. 特定波長範囲における吸収曲線の測定・・・・[9]
- 7.1 複光束方式における測定・・・・[9]
- 7.2 単光束方式における測定・・・・[10]
- 8. 定量・・・・[10]
- 8.1 検量線法・・・・[10]
- 8.2 標準添加法・・・・[11]
- 8.3 その他の定量方法・・・・[12]
- 8.4 レートアッセイ・・・・[12]
- 8.5 定量値の表し方・・・・[12]
- 9. データの質の管理・・・・[12]
- 9.1 装置の性能確認・・・・[12]
- 9.2 適切な試料の調製・・・・[13]
- 10. 測定結果の記録・・・・[13]
- 11. 個別規格に記載すべき事項・・・・[13]
- 附属書1(規定)光学フィルターによる吸光度目盛の校正方法・・・・[14]
- 附属書2(規定)溶液による吸光度目盛の校正方法・・・・[15]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 0115 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0115 : 2004
吸光光度分析通則
General rules for molecular absorptiometric analysis
1. 適用範囲
この規格は,分光光度計又は光電光度計を用い,波長範囲として200 nm付近から1 100 nm
付近の,物質による光の透過,吸収又は反射を測定し,定量を行う場合の通則について規定する。ただし,
原子吸光光度計,近赤外分光光度計及び赤外分光光度計を用いる方法には適用しない。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0212 分析化学用語(光学部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8223 過塩素酸(試薬)
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0211,JIS K 0212及びJIS K 0215によるほか,次
による。
なお,括弧内の対応英語は参考のために示す。
a) 吸光度(absorbance) 試料を透過した光の強度と,透過前の光の強度との比を常用対数で表した数値。
b) 透過率(transmittance) 光が物質を透過する割合を,透過後の光の量と透過前の光の量との比で表し
たもの。
c) 透過パーセント(percent transmission) 透過率を百分率で示した値。
d) モル吸光係数(molar absorption coefficient) 特定試料の吸光度を,分析種の濃度1 mol/L,光路長1 cm
のセルを用いた場合に換算した係数。
e) 正反射(specular reflection,regular reflection) 鏡面のように,光学的反射の法則に従う反射。
f) 拡散反射(diffuse reflection) 光が,光学的反射の法則と無関係に,多くの方向に拡散する反射。
g) 反射パーセント(percent reflection) 光が物質の表面で反射される割合を,基準となる物質からの反射
光の強度と対象物質の表面からの強度との比を百分率で表したもの。
h) 分光器
1) (spectrograph,spectrometer) 一つの光源からの光を分散させて一つの焦点面上に波長順にスリッ
ト像を結ばせる装置。
2) (spectroscope) 3. h)1)の装置でスペクトルを目視観察できるようにした装置。
――――― [JIS K 0115 pdf 3] ―――――
i) モノクロメーター(monochromator) 特定波長の光を取り出す機器。
j) シングルモノクロメーター(single monochromator) 一つの回折格子又はプリズムなど,単一の分散素
子を用いたモノクロメーター。
k) ダブルモノクロメーター(double monochromator) 通常,二つのシングルモノクロメーターを光学的
に直列に結んだモノクロメーター。
l) 単光束方式(single beam) 光電光度計・分光光度計において光源から検出部までの間で,光路が分岐
していない方式。
m) 複光束方式(double beam) 光源からの光を試料側と対照側とに分岐させる光学系の一方式。
n) 光学フィルター(optical filter) 特定の波長域の光を通過又は阻止するために用いる光学素子の総称。
o) ゼラチンフィルター(gelatin filter) 着色したゼラチン膜をガラス板などで挟み,特定の波長域の光を
取り出せるようにした光学フィルター。
p) 干渉フィルター(interference filter) 薄膜又はその多重層の光の干渉作用を利用し,必要とする波長の
光を取り出せるようにした光学フィルター。
q) 色ガラスフィルター(color optical filter) 着色したガラスによって,特定の波長域の光を取り出せるよ
うにした光学フィルター。
r) 吸収セル(absorption cell) 溶液,溶媒などによる光の吸収を測定するために,それらを入れる容器。
s) 試料セル(sample cell) 試料を入れる吸収セル
t) 対照セル(reference cell) 溶媒又は対照溶液を入れる吸収セル。
u) 光度計(photometer) 光の強度を測定する装置。
v) 光源(light source) 光分析機器において,光波(光量子)を発生・放射させる部分。
w) 光電管(phototube) 光の照射によって電子を放出する陰極と電子を受け取る陽極とをガラス管内に封
入したもので,管内に中間電極を備えていない光検出素子。
x) 光電子増倍管(photomultiplier tube) 光電管と同様な光電子発生機構をもつが,光電子を発生する陰極
と陽極との間に,電子を増加させるための一つ以上の中間電極を備えた光検出素子。
y) フォトダイオード(photodiode) -N接合面への光の照射によって生じる光起電効果を利用した光検
出素子。
z) フォトダイオードアレイ(photodiode array) フォトダイオードを一次元又は二次元に配置した多チ
ャンネル光検出素子。
aa) 光電池(photo cell) 金属と半導体などの整流性接触面への光の照射によって生じる光起電効果を利用
した光検出素子。
ab) 分解(resolution) 相近接した2本のスペクトル線を分離できる分光器の能力。
ac) 分散(dispersion) 種々の波長成分を含む光を,プリズム及び/又は回折格子を用いて波長成分ごとの
光に分けること。
ad) 迷光(stray light) モノクロメーターで分散され取り出された光の中で,目的とする波長の光以外の光。
ae) 白色光(white light) 肉眼で白に見える連続スペクトル光。
af) 分析種(analyte) 測定試料又は試料溶液中の被試験成分。
4. 装置
4.1 装置の構成
――――― [JIS K 0115 pdf 4] ―――――
3
K 0115 : 2004
4.1.1 光電光度計 光電光度計の構成の例を図1及び図2に示す。光電光度計は,光源部,波長選択部,
試料部,測光部,信号処理部,データ処理部,及び表示・記録・出力部で構成する。光電光度計は波長選
択部として,光学フィルターを用いる。検出の方法には,単一波長における光を検出するもの及び複数の
波長における光を同時に検出するものがある。測光方式には,複光束方式及び単光束方式がある。また,
照射方式には,波長選択した光を試料に照射するもの及び試料に白色光を照射し,試料を透過した光を波
長選択するものがある。
波長選択部
光源部 試料部 検出器 増幅器 信号処理部
(光学フィルター)
測光部
表示・記録・出力部 データ処理部
図 1 光電光度計の一例(波長選択した光を試料に照射するもの)
波長選択部
光源部 試料部 検出器 増幅器 信号処理部
(光学フィルター)
測光部
表示・記録・出力部 データ処理部
図 2 光電光度計の一例(試料を透過した光を波長選択するもの)
a) 光源部 光源部は,光源用放射体,点灯用電源,集光系などで構成する。
1) 光源用放射体 光源用放射体は,次のとおりとする。
タングステンランプ 320 nm以上の長波長域で用いる。
ハロゲンランプ 320 nm以上の長波長域で用いる。
重水素放電管 160400 nmの波長域で用いる。
低圧水銀ランプ 253.65 579.07 nm の波長域で多くの輝線を光源として用いる。
その他の光源 キセノンランプ,高輝度LED,レーザーなどを用いる。
2) 点灯用電源 点灯用電源は,光源を点灯させ,その輝度を一定に保つ機能をもつものとする。
3) 集光系 集光ミラー,集光レンズなどで構成する。
b) 波長選択部 波長選択部は,色ガラスフィルター,ゼラチンフィルター,干渉フィルター又はこれら
を組み合わせた光学フィルターで構成する。LED,レーザー光などの単色性の光源を用いたものでは,
波長選択部が省かれることもある。
c) 試料部 複光束方式の場合には,測定試料及び対照試料を,単光束方式の場合には,そのいずれかを
光路中に固定する機能をもつもので,吸収セル,吸収セルホルダーなどで構成する。
1) 吸収セル 気体,液体などの測定試料の光路長を一定に保つためのもので,測定波長範囲内で高い
――――― [JIS K 0115 pdf 5] ―――――
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JIS K 0115:2004の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 0115:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0212:2016
- 分析化学用語(光学部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISK8223:2016
- 過塩素酸(試薬)