JIS L 1099:2021 繊維製品の透湿度試験方法 | ページ 5

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近似線の傾きβが求められる。
AB.4 熱供給量補正値の近似線の傾きα及びβは,装置を変更又は修理したときは,必ず確認する。

――――― [JIS L 1099 pdf 21] ―――――

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附属書AC
(参考)
膨張しやすい試験片の装着方法
この附属書は,2014年に第2版として発行されたISO 11092のAnnex Cを基に記載したものであり,規
格の一部ではない。
AC.1 一般
試験片の気泡及びしわ,試験片と測定ユニット間との空隙など,試験片の表面形状に固有のもの以外は
あってはならない。
試験片と測定部との間に閉じ込められた空気は,試験結果に影響する可能性がある。
特定の膜又はコーティング材は,試験中に膨潤し,気泡及びしわが発生しないようにするため,余分な
手順及び注意を払う必要がある。
AC.2 膨潤しやすい試験片の装着
試験片は,A.6.2.1に規定する方法によって,測定部に固定する。測定部の孔の空いた金属プレートの外
側の四つの端全てに試験片を固定するために,耐水性のある片面又は両面粘着テープを使用する。
A.6.2.1に規定する接着用テープを使用して,気流に面した端と隣接する二つの端の測定ユニットに試験
片を固定する。装着後10分±30秒の間,放置して調整する。
調整後,気泡又はしわが現れた場合は,必要に応じて一つ以上の端を緩め,試験片を伸ばさないよう平
滑にして気泡又はしわを除去する。 三つの端を再度テープで留める。必要に応じて,調整期間をもう一度
繰り返す。
気泡又はしわが再発しない場合は,試験片の4番目の端を測定部に固定する。気泡又はしわが現れる場
合は,図AC.1に示すスラットフレームを使用して試験片を押さえる。
スラットフレームは,その大きさが20 mm×6 mmの真ちゅう製で,フレームの真ちゅう部分が測定部
を覆わず,測定部の面積の8 %以下とする。丸棒が空気の流れに平行になるように,試験片上に配置する。
フレームを使用する場合,試験片の4番目の端をテープなしのままとし,フレームを装着した状態で試
験片なしのプレートの値Ret0を算出する。

――――― [JIS L 1099 pdf 22] ―――――

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図AC.1−グリッドの例
参考文献
JIS K 6557-12 革試験方法−物理試験−第12部 : 透湿度の測定
JIS L 1092 繊維製品の防水性試験方法
JIS Z 0208 防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)
ISO 2528:1995,Sheet materials−Determination of water vapour transmission rate−Gravimetric (dish) method

――――― [JIS L 1099 pdf 23] ―――――

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附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS L 1099 ISO 11092:2014,ISO 15496:2018,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号

1 適用範囲

 ISO 11092   変更                                           ISO規格の見直しの際
ISO規格は,繊維製品の他,フィルム,皮革
に,今後ISO規格との整
及びそれらの積層品の温熱抵抗及び水蒸気
合化を含め,再検討する。
抵抗を測定しているが,JISは,繊維製品の
透湿度を質量で測定する方法を規定。
3 用語及び ISO 11092 変更 JISは,ISO規格を変更し,JISの試験方法ISO規格の見直しの際
定義 ISO 15496 に基づく用語を規定。 に,今後ISO規格との整
合化を含め,再検討する。

4 試験場所

 ISO 11092   変更      JISでは,我が国の試験環境に合わせた。
ISO 15496
5 試料及び ISO 11092 追加 ISO規格の見直しの際
JISは,布地及び製品からの試料採取及び準
試験片の採 ISO 15496 に,今後ISO規格との整
備方法をJIS L 0105の6.3及び6.4によって
取及び準備 詳細に規定。 合化を含め,再検討する。
6 試験の種 ISO 11092 選択 ISO規格の見直しの際
JISは,ISO規格の規定内容とは異なる規定
類 ISO 15496 に,今後ISO規格との整
内容を追加し,それらのいずれかを選択す
るとしている。 合化を含め,再検討する。
7.1.2 − 追加 JISでは,A-1法(塩化カルシウム法)を追
この規格の使用実態を踏
加した。 まえ,規定を追加してい
7.1.3 − 追加 るが,今後ISO規格との
JISでは,A-2法(ウォータ法)を追加した。
整合化を含め,再検討す
7.2.2 − 追加 JISでは,B-1法(酢酸カリウム法)を追加
る。
した。
7.2.3 a) ISO 15496 変更 ISO規格の見直しの際
装置の寸法及び試験結果の算出方法の違い
による。 に,今後ISO規格との整
合化を含め,再検討する。
7.2.3 c) ISO 15496 変更 ISO規格の見直しの際
JISでは,透湿度を単位面積当たり1時間当
たりの試験体の質量変化とした。 に,今後ISO規格との整
合化を含め,再検討する。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
− 選択 : 対応国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしてい
る。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。

JIS L 1099:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11092:2014(MOD)
  • ISO 15496:2018(MOD)

JIS L 1099:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1099:2021の関連規格と引用規格一覧