この規格ページの目次
4
L 1909 : 2010
b) 試料は,作業台の上に置くか,衣服支持台にセットする。
c) ボタン,ファスナなどで開閉ができる部分はすべて閉じる。
d) 7.3の測定部位の各対間距離を不必要に引き伸ばさないようにし,長さ測定器を用いて1 mmまで測定
する。
e) 伸縮性のある製品の場合は,軽く振るなど内部張力を取り除いた状態にしてからマーキング及び処理
前の測定を行う。
7.3 測定部位
測定部位は,次のとおりとし,縫い目上又は縫い目の交差した点間とするか,又は必要に応じて測定し
ようとする製品の測定部位に印を付ける。
なお,製品のデザインが複雑に入り込んでいる場合は,測定点を示す図を補助的に用いてもよい。また,
測定部位は,必要に応じて省略してもよい。
a) 上衣など(ドレス,コート,パジャマの上衣,プルオーバ,シャツ,ベストなどを含む。) 上衣な
どの測定部位は,図1及び図2に示すように,えり(襟)回り,わき丈,前身丈,後丈,そで下丈,
ヨーク幅,胸幅,ウエスト幅,すそ幅,そで幅及びそで口幅とする。
なお,胸幅,ウエスト幅,すそ幅の測定に代えて,ネックポイントからほぼ等距離にある点までの
3か所以上の幅を測定部位としてもよい。また,えり(襟)回りの測定方法については,図2のよう
にボタンを外し,えり(襟)を開いた状態にして測定してもよい。
図1−上衣の前身の測定部位例
――――― [JIS L 1909 pdf 6] ―――――
5
L 1909 : 2010
図2−上衣の後ろ身及びえり(襟)の測定部位例
b) ズボン類(ブリーフ,パンツ,水泳パンツなどを含む。) ズボン類の測定部位は,図3及び図4に
示すように,前また上丈,後また上丈,また下丈,ウエスト幅又は腰天幅,すそ幅,ひざ幅及びもも
幅とする。また,また下が短いズボン類の場合は,また止まりを経由して他方の足のすそまでとする。
なお,これによって測定した場合には,その旨を試験報告書に記載する。
図3−ズボンの測定部位例 図4−ブリーフの測定部位例
c) つなぎ服類(カバーオール,コンビネーション,ワンピース形の水着など) つなぎ服類の測定部位
は,a) 及びb) と同様の測定部位とする。ただし,図5に示すように,前身丈は前面中央からまた止
まり又はオープニングの端までの長さとし,後丈は後えり(襟)ぐり中央からまた止まりまでの長さ
とする。
――――― [JIS L 1909 pdf 7] ―――――
6
L 1909 : 2010
図5−つなぎ服類の前身丈,後丈の例
d) スカート スカートの測定部位は,図6に示すように,スカート丈(前スカート丈及び後スカート丈),
ヒップ幅,すそ幅及びウエスト幅とする。
なお,ヒップ幅,すそ幅の測定に代えて,ウエストベルトの上辺又は下辺からほぼ等距離にある3
か所以上の幅を測定部位としてもよい。
図6−スカートの測定部位例
――――― [JIS L 1909 pdf 8] ―――――
7
L 1909 : 2010
e) ガードル ガードルの測定部位は,図7に示すように,前丈又はガードル丈のいずれかの短い方の長
さ,天幅,すそ幅及びヒップ幅とする。
図7−ガードルの測定部位
f) パンティガードル類 パンティガードル類の測定部位は,b) 又はe) と同様の測定部位とする。
g) ブラジャー類(ドレス,ナイトガウン,ベスト,スリップ,水着などのうちブラジャー機能があるも
のを含む。) ブラジャー類の測定部位は,止め具を閉じた状態で,図8及び図9に示すように上カッ
プ丈,前丈,後丈,ストラップ丈及びアンダーバスト幅とする。
なお,ストラップ丈の測定は,肩つりひもが調節できる製品には,肩つりひもをできる限り長くす
るようにスライダを調節するか又はスライダの位置を固定して行う。
図8−ブラジャーの測定部位例 図9−ブラスリップの測定部位例
――――― [JIS L 1909 pdf 9] ―――――
8
L 1909 : 2010
h) ソックス類 ソックス類の測定部位は,図10に示すようにフットサイズ,総丈及び口ゴム幅とする。
図10−ソックスの測定部位例
i) 衣服以外の製品(カーテン,シーツなど) 衣服以外の製品の測定部位は,全長及び全幅とする。
8 処理方法
マーキング及び処理前測定を行った試料は,洗濯,ドライクリーニング,浸せき,乾燥,仕上げなどの
処理を行う。処理方法は,受渡当事者間の協定による。この場合は試験報告書に処理した方法を付記する。
9 処理後の調整及び測定方法
処理後の調整及び測定方法は,次による。
a) 調整 試料は,JIS L 0105の5.3.1(試料又は試験片の標準状態)の状態となるまで又は標準状態の試
験室に4時間以上放置する。
b) 測定方法 試料を作業台の上に置くか,衣服支持台にセットし,試料を引き伸ばさないように注意し
ながらしわを取り除く。次に,試料がゆがまないように注意しながら長さ測定器を用い,対になった
二つの印間の距離を1 mmまで測定する。ただし,わき丈,そで幅などのように同一測定部位の測定
区間が二つある場合には,別々に測定する。試験の結果は,右わき丈,左わき丈というように測定部
位を明確に試験報告書に付記する。
10 計算
測定部位ごとに次に示す式によって寸法変化率(小数点以下2けたまで)を求め,小数点以下1けたの
数値を0又は5に丸めて表す1)。計算結果のマイナスは縮みを表し,プラスは伸びを表す。ただし,受渡
当事者間の協定による場合には,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1けたに丸めて
表してもよい。
L2 L1
ΔL 100
L1
――――― [JIS L 1909 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS L 1909:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3759:2007(MOD)
- ISO 5077:2007(MOD)
JIS L 1909:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1909:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7522:2018
- 繊維製巻尺
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0112:2003
- 衣料の部分・寸法用語
- JISL0215:1984
- 繊維製品用語(衣料)
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方