この規格ページの目次
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L 1961 : 2020
1 非接触静電電圧計
2 測定点
3 試験片ロープ
4 取付け台
図2−静電電位測定装置の例
6.1.5 駆動装置 インバータシステムによってロープの走行速度を0.6 m/s±0.1 m/sで制御できる装置。
6.1.6 記録装置 静電電圧計の出力を連続的に記録できる装置。
6.2 除電装置
除電装置には圧縮ガス又は送風空気イオナイザを用いる。
7 試験片ロープの準備
7.1 試験片ロープの寸法
− 直径 : 12 mm20 mm
− 長さ : 7 300 mm±50 mm
7.2 試験片ロープの数量
3本とする。
7.3 試験片ロープの接合
図3に示すように,ショートスプライス法で両端をつなぎ合わせてループを作る。このとき,汚染を避
けるために,試験片ロープを取り扱うための手袋を着用する。
――――― [JIS L 1961 pdf 6] ―――――
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L 1961 : 2020
手順1 手順2 手順3 手順4 手順5
手順1 両方のロープの端を小縄まで解き,ロープの解き終わりの位置に結び目を作るためにしっかりと巻き上げる。
手順2 小縄を交互に組み合わせる。
手順3 編み針を使用して,結び目のある位置に小縄を重ねてロープに挿入する。
手順4 小縄を両側に相互に挿入する。
手順5 両側で3回以上編み込む。
図3−試験片ロープの両端の接合方法(ショートスプライス法)
7.4 試験片ロープの温湿度調整
試験片ロープの温湿度調整は,箇条5に規定する環境で24時間以上放置する。
7.5 前処理
試験片ロープが残留仕上げ処理剤,汚れ又は他の汚染物質によって試験結果に影響を与える可能性があ
るときは洗浄する。洗濯条件は,JIS L 1930に規定するC4M条件で洗剤ありの洗濯及びすすぎを3回繰り
返した後,洗剤なしでC4M条件での1回洗濯を行ってから,自然乾燥を行う。
8 試験手順
8.1 試験片ロープの測定準備
試験片ロープの測定準備は,次による。
a) 装着手順 試験片ロープを駆動用プーリの1から2へ,2から1へと巻き付けた後,更にもう一回,1
から2へ,2から1へと合計2回巻き付けた後,摩擦帯電用円柱の3を経由し,荷重ローラの4を経
て,摩擦帯電用円柱の5に巻き付ける。このとき,摩擦帯電用円柱の3には上側だけ半分,摩擦帯電
用円柱の5にも上側だけ半分巻き付ける。その後,静電電位測定装置を経由して,最後に駆動プーリ
の2の下を通り,1に戻り,輪状のロープが滑らかに回転するように装着する。
図4の図中の数字によって装着順を示す。
5 3
4
摩擦帯電用円柱
荷重ローラ
静電電位測定装置
おもり
2 1
駆動用プーリ
図4−試験片ロープの装着順
――――― [JIS L 1961 pdf 7] ―――――
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L 1961 : 2020
b) 荷重ローラの調整 荷重ローラの4に2.4 kg±0.3 kgの質量のおもりを下げる。このとき,荷重ローラ
が可動部分の中間にくるように,荷重ローラの位置を調整する。
c) 測定装置の調整 静電電位測定装置と試験片ロープとの距離を,50 mm±2 mmに調整する。このとき,
測定点(図2の2)を通る中心線は,ロープの中心線と直交とする。その後,6.2に規定する除電装置
を使用して静電電位測定装置及び試験片ロープを除電する。
8.2 表面電位の測定
表面電位の測定手順は,次による。
a) 静電電位測定装置に記録装置を接続する。
b) 測定開始時の試験片ロープの帯電圧が+100 V−100 Vの範囲であることを確認する。
c) 電源を入れ,試験片ロープを駆動する。
d) 測定開始後20分間の帯電圧を記録し,その間の最大電圧を求める。
e) ) d)を繰り返し,全ての試験片ロープの測定を行う。
f) 全ての試験片ロープの測定電圧Xを式(1)によって補正し,最大表面電位Yを求め,その平均値を計算
し,四捨五入によって有効数字3桁に丸める。
X
Y (1)
Fc
ここに, Y : 最大表面電位(V)
X : 測定電圧(V)
Fc : 附属書Aに規定する補正係数
注記 ロープ表面電位の測定例を,附属書Bに記載する。
9 試験報告書
試験報告書には,次の項目を記載する。
a) この規格の番号
b) 試験日時
c) 試験片ロープの仕様 (繊維材質,製造タイプ,ロープ直径)
d) 試験結果
e) その他特記すべき事項,受渡当事者間の協定によって取り決めた諸条件など
――――― [JIS L 1961 pdf 8] ―――――
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L 1961 : 2020
附属書A
(規定)
補正係数の算出方法
A.1 補正用パイプ
次の呼び寸法の金属パイプを各1本,計5本準備する。
− 直径 : 12 mm,14 mm,16 mm,18 mm,20 mm
− 長さ : 200 mm
A.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 金属パイプと近傍の導体との間にアースが取れている状態で,非接触静電電圧計のゼロ点を調整する。
b) アースを外し,直径16 mmの金属パイプの両端に,直流10 000 Vを印加し,読み値が10 000 Vにな
るように非接触静電電圧計を調整する。
c) 各直径の金属パイプにb)で調整した非接触静電電圧計の読みで10 000 Vを印加したときの,各々の電
圧,V12,V14,V18及びV20を測る。
A.3 補正係数
補正係数は,次の式(A.1)式(A.4)による。
10 000
Fc12 (A.1)
V12
10 000
Fc14 (A.2)
V14
10 000
Fc18 (A.3)
V18
10 000
Fc 20 (A.4)
V20
ここに, Fc12 : 直径12 mmの補正係数
Fc14 : 直径14 mmの補正係数
Fc18 : 直径18 mmの補正係数
Fc20 : 直径20 mmの補正係数
V12 : 直径12 mmの金属パイプを使用し,A.2に従って測定し
た電圧
V 14 : 直径14 mmの金属パイプを使用し,A.2に従って測定し
た電圧
V 18 : 直径18 mmの金属パイプを使用し,A.2に従って測定し
た電圧
V 20 : 直径20 mmの金属パイプを使用し,A.2に従って測定し
た電圧
A.4 補正係数の計算例
金属パイプの直径に対して,式(A.1)式(A.4)によって計算した補正係数を,表A.1に示す。
――――― [JIS L 1961 pdf 9] ―――――
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L 1961 : 2020
表A.1−パイプ直径に対する補正係数
直径 測定値 補正係数
mm V
12 8 840 1.13
13 a) − 1.09
14 9 650 1.04
15 a) − 1.02
16 10 000 1.00
17 a) − 0.99
18 10 240 0.98
19 a) − 0.97
20 10 390 0.96
注a) 準備したパイプの間の直径の補正係
数は,A.5に規定する補正係数の近
似式の値によって補間する。
A.5 補正係数の近似式及び補間
表A.1のデータは図A.1に表されており,そのR2(決定係数)値は0.986 1である。近似式は,式(A.5)
となる。
Y=0.002 857x2−0.111 4x+2.050 6 (A.5)
ここに, x : 直径(mm)
Y : 補正係数
図A.1−測定値から得られた補正係数の近似曲線の例
――――― [JIS L 1961 pdf 10] ―――――
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JIS L 1961:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20615:2018(MOD)
JIS L 1961:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1961:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISL0219:1988
- 繊維ロープ用語
- JISL1930:2014
- 繊維製品の家庭洗濯試験方法