この規格ページの目次
JIS M 8707:2004 規格概要
この規格 M8707は、取引に供する鉄鉱石について,対象とする工場での品位変動を評価する実験方法について規定。
JISM8707 規格全文情報
- 規格番号
- JIS M8707
- 規格名称
- 鉄鉱石―品位変動評価実験方法
- 規格名称英語訳
- Iron ores -- Experimental methods for evaluation of quality variation
- 制定年月日
- 2004年3月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3084:1998(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 73.060.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2004-03-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS M 8707:2004 PDF [18]
M8707:2004 (ISO 3084 : 1998)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本鉄鋼連盟 (JISF)/財団法人日本
規格協会 (JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3084 : 1998,Iron ores−Experimental
methods for evaluation of quality variationを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS M 8707には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 標準偏差の計算方法
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS M 8707 pdf 1] ―――――
2
M8707:2004 (ISO 3084 : 1998)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 3.1 交互試料・・・・[1]
- 4. 一般条件・・・・[2]
- 4.1 品位変動・・・・[2]
- 4.2 品質特性・・・・[2]
- 4.3 試料採取,試料調製及び測定・・・・[2]
- 5. 交互サンプリングによる品位変動の評価・・・・[2]
- 5.1 一般事項・・・・[2]
- 5.2 調査の方法・・・・[2]
- 5.3 インクリメントの数及び交互試料のまとめ方・・・・[2]
- 5.4 試験試料の調製及び測定・・・・[3]
- 5.5 調査の数・・・・[3]
- 5.6 層内標準偏差の計算・・・・[5]
- 5.7 結果の表示・・・・[6]
- 6. バリオグラムによる品位変動の推定・・・・[6]
- 6.1 バリオグラムの一般的方法・・・・[6]
- 6.2 簡易バリオグラム方法・・・・[7]
- 6.3 バリオグラムと品位変動との関係・・・・[8]
- 6.4 インクリメントの数・・・・[8]
- 7. 品位変動の分類・・・・[8]
- 附属書A(参考) 標準偏差の計算方法・・・・[10]
――――― [JIS M 8707 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
M 8707 : 2004
(ISO 3084 : 1998)
鉄鉱石−品位変動評価実験方法
Iron ores−Experimental methods for evaluation of quality variation
序文
この規格は,1998年に第3版として発行されたISO 3084 : 1998,Iron ores−Experimental methods for
evaluation of quality variationを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業
規格である。
1. 適用範囲
この規格は,取引に供する鉄鉱石について,対象とする工場での品位変動を評価する実験
方法について規定する。
この規格では,異なった二つの方法を規定する。一つは,JIS M 8702に規定している層別サンプリング
方法又は系統サンプリング方法によって採取し,交互試料を分析する方法である。もう一つは,個々のイ
ンクリメントを採取して分析し,バリオグラム方法によってデータを分析する方法である。
交互試料を用いる方法は作業量が少なくて済む利点がある。一方,バリオグラムによる方法は,品位変
動とサンプリングの分散をよりよく推定できる。一般に,バリオグラムによる方法は,サンプリング作業
の微調整に用いる。
備考1. 流量がほぼ一定のときは,実験は時間基準サンプリングで行ってもよい。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 3084 : 1998, Iron ores−Experimental methods for evaluation of quality variation (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS M 8702 鉄鉱石−サンプリング及び試料調製方法
備考 ISO 3082 Iron ores−Sampling and sample preparation proceduresが,この規格と同等である。
JIS M 8700 鉄鉱石及び還元鉄−用語
備考 ISO 11323 Iron ore and direct reduced iron−Vocabularyが,この規格と同等である。
ISO 3085 Iron ores−Experimental methods for checking the precision of sampling , sample preparation and
measurement
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS M 8700によるほかは,次による。
3.1 交互試料
(Interleaved samples) 連続的に採取した一次インクリメントを,採取した順序に従い交互
に二つの試料容器に入れてまとめた試料。
――――― [JIS M 8707 pdf 3] ―――――
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M8707:2004 (ISO 3084 : 1998)
4. 一般条件
4.1 品位変動
鉄鉱石の品位変動又は不均質性の度合いは,標準偏差で表す。層内で採取したインクリ
メント間の品質特性の標準偏差は W
交互試料間の分散で推定するか,又は個々のインクリメ
ントを測定し,試料調製及び測定の分散を差し引いて補正したバリオグラムの近似直線の傾きと切片とか
ら推定するのいずれかによる。いずれの場合にも,試料調製及び測定の分散の補正をする(5.6.2 備考2
及び6.1参照)が,試料調製及び測定の分散は,品位変動を決定する実験のときに同時に測定することが
重要である。
4.2 品質特性
品位変動を調査するための品質特性としては,一般に全鉄分を選ぶが,シリカ分,アル
ミナ分,水分,粒度分布又はその他の品質特性を選んでもよい。化学成分,水分,粒度分布などの測定の
ために別々の試料を採取するときは,それぞれの特性の品位変動を適用する。試料を一つ以上の品質特性
の測定に用いるときは,それらの特性の中で最も大きい品位変動区分を適用する。
4.3 試料採取,試料調製及び測定
試料の採取及び試料調製は,JIS M 8702の規定に従って行う。試料
の化学分析,水分分析及び粒度分析は,鉄鉱石に関するそれぞれの規格に従う。品位変動を評価するサン
プリングは,ロットの品位を決定するための日常のサンプリングに組み込んで行ってもよい。言い換えれ
ば,ロットから採取した試料は,両方の目的に用いてもよい。
5. 交互サンプリングによる品位変動の評価
5.1 一般事項
層別サンプリング及び系統サンプリング双方に適用する,層内標準偏差 W
問 の手順
は,5.25.7による。
5.2 調査の方法
5.2.1 方法1 ロットの受け渡しの頻度が多いときは,ほぼ同じ質量の数多くのロットから次のようにし
て品位変動を求める。
a) 各ロットを別々に処理する。
b) 各ロットごとに一組の交互試料を図1 a) 及び附属書A例1に示すようにまとめる。
5.2.2 方法2 ロットが大形で,受け渡しの頻度が少ないときは,一つのロットについて次のようにして
品位変動を求める。
a) ロットを,少なくとも10個のほぼ同じ質量の層に分ける。
b) 各層から採取したインクリメントを集めて,各層ごとに一組の交互試料を図1 b) 及び附属書A例2
に示すようにまとめる。
5.2.3 方法3 ロットが小形で,受け渡しの頻度が多いときは,ほぼ同じ質量の数ロットから次のように
して品位変動を求める。
a) 全ロットを,ほぼ同じ質量の10個以上の層が含まれるように分ける。
b) 各層から採取したインクリメントを集めて,各層ごとに一組の交互試料を図1 c) 及び附属書A例3
に示すようにまとめる。
5.2.4 方法4 ロットが貨車積みで,ロットの全貨車からインクリメントを採取するときのサンプリング
方法は,層別サンプリングと考えてもよい。受け渡しの頻度が多いときは,次のようにして品位変動を求
める。
a) ロットを別々に処理する。
b) 各ロットごとに一組の交互試料を図1 d) に示すようにまとめる。
5.3 インクリメントの数及び交互試料のまとめ方
――――― [JIS M 8707 pdf 4] ―――――
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M 8707 : 2004 (ISO 3084 : 1998)
5.3.1 インクリメントの数 1ロット又は数ロットから採取するインクリメントの数は,日常作業で行っ
ているサンプリングのインクリメント数と同じでもよい。しかし,日常のサンプリングを品位変動区分“小”
で行い,インクリメント数が信頼できる標準偏差を得るのに不十分であると考えられるときは,インクリ
メント数を増加しなければならない(JIS M 8702参照)。
5.3.1.1 方法1の調査 各ロットから採取するインクリメント数 1nは,JIS M 8702によって決め,各ロッ
トごとに一組の交互試料にまとめる[図1 a) 参照]。
5.3.1.2 方法2の調査 採取するインクリメント数 1nは,JIS M 8702によって決め,10組以上の交互試
料にまとめる[図1 b) 参照]。
5.3.1.3 方法3の調査 各ロットから採取するインクリメント数 1nは,JIS M 8702によって決め,各ロッ
トは幾つかの層に分け,各層のインクリメントは,一組の交互試料にまとめる[図1 c) 参照]。
5.3.1.4 方法4の調査 各ロットから採取するインクリメント数 1nは,JIS M 8702の表3によって決め,
各貨車から採取するインクリメントの数 nは,JIS
W M 8702による。もしインクリメント数が奇数であれ
ばインクリメントを1個追加して偶数とする。1ロットごとに一組の交互試料としてまとめる[図1 d) 参
照]。
5.3.2 交互試料のまとめ方 交互試料は,次の手順によってまとめる。
− サンプリングの順序に従って,各ロット又は層のインクリメントに通し番号を付ける。
− 各ロット又は層について,連続する奇数番号のインクリメント(交互試料 iAとする。)及び連続す
る偶数番号のインクリメント(交互試料 iBとする。)から一組の交互試料を作る(図2参照)。
− 各調査について,n組の交互試料を調製する。
各交互試料は,2個以上のインクリメントを含んでいなければならない。
5.4 試験試料の調製及び測定
交互試料 iA及び iBから,それぞれ試験試料を調製する。
試験試料について,それぞれ要求される化学分析,水分測定,粒度測定又は物理試験を行う。
5.5 調査の数
調査の数が少ないと,層内の品質特性の標準偏差 W
な精度で推定することができ
ないため,次のような最小調査数を推奨する。
a) 方法2及び方法3のときは5個以上の調査。
b) 方法1及び方法4のときは10個以上の調査。
ロット1
ロット2
···
ロットn
a) 方法1の調査−ロット数 : n,1ロット=1層
図 1 調査の概念図
――――― [JIS M 8707 pdf 5] ―――――
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JIS M 8707:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3084:1998(IDT)
JIS M 8707:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.060 : 金属鉱物及びそれらの濃縮物 > 73.060.10 : 鉄鉱石
JIS M 8707:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8700:2013
- 鉄鉱石及び還元鉄―用語
- JISM8702:2019
- 鉄鉱石―サンプリング及び試料調製方法