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M 8720 : 2009
注1) 1 013.25 hPa=101.325 kPa=0.101 325 MPa=1 atm
7.2 還元ガス
7.2.1 ガス組成
還元ガスの組成は,次による。
CO 30 %±0.5 %(体積分率)
N2 70 %±0.5 %(体積分率)
7.2.2 ガスの純度
還元ガス中の不純物は,次の量を超えてはならない。
H2 0.01 %(体積分率)
不純物合計 0.1 %(体積分率)
7.2.3 ガス流量
還元ガス流量は,全還元期間を通して15 L/min±0.5 L/minを維持しなければならない。
7.3 加熱ガス及び冷却ガス
不活性ガス(窒素)は,加熱及び冷却ガスとして使用し,その不純物は0.1 %(体積分率)を超えては
ならない。
窒素の流量は,測定試料が550 ℃に達するまで5 L/minを,550 ℃の等温期間中は15 L/minをそれぞれ
維持しなければならない。測定試料の冷却時の流量は,5 L/minを維持しなければならない。
7.4 測定試料の温度
還元ガスは,測定試料に導入する前に予熱され,全還元期間を通して測定試料の温度を550 ℃±10 ℃
に保持しなければならない。
8 操作
8.1 試験数の決定
4個の測定試料のうち,2個を無作為に選び一組2個の試験を行う。その試験結果を附属書Aによって
判定し,必要な場合,4個まで試験を行う。
8.2 還元
5.2によって調製した測定試料のうちの1個を無作為に選び,それを還元反応管(6.2)に装入し,その
上表面を平らになるように目皿の上に載せる。
還元反応管の上部を密閉する。熱電対を接続し,測定試料の中央にその先端を据える。
還元反応管を炉(6.3)に装入する。
ガス供給システム(6.4)を接続する。
窒素を流し,還元反応管内の空気を置換し,測定試料を加熱する。この間,窒素を約5 L/minの流量で
測定試料に流し,その温度が550 ℃±10 ℃に達するまで加熱する。550 ℃に達したら窒素を15 L/minの
流量で流し,温度平衡のため少なくとも15分間550 ℃の等温を保持する。
警告 一酸化炭素及び一酸化炭素を含む還元ガスは有毒であり,そのため危険である。したがって,
試験はよく換気される場所,又は換気フードの下で実施されなければならない。国の安全基準
(Safety code)に基づいて操作者の安全が確保されるよう予防措置を講じることが望ましい。
窒素を還元ガスに置換し,還元ガスを還元反応管に15 L/min±0.5 L/minの流量で流し,測定試料を還元
する。
還元ガスで30分間還元を行う。
――――― [JIS M 8720 pdf 6] ―――――
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30分間の還元の後,電気炉の加熱を止め,かつ,還元ガスを窒素に切り換え5 L/min±0.5 L/minの流量
を流し,還元反応管内の測定試料が100 ℃以下の温度になるまで冷却する。
8.3 転動
還元された測定試料を還元反応管から注意深く取り出し,その質量(m0)を量り,ドラム(6.5)に装入
する。ふたを堅く閉め,ドラムを30 回転/分±1 回転/分の回転速度で合計900回転させる。
8.4 ふるい分け
ドラムからすべての測定試料を取り出し,質量を測定し,JIS M 8706に従って公称目開き2.8 mmのふ
るいを用い注意しながら手動でふるう。ふるい上に残っている質量(m1)を測定し記録する。転動及びふ
るい分けの間に損失した質量は,ふるい下(−2.8 mm)とみなす。
なお,JIS M 8706の5.2(ふるい分け装置)の条件に合致する機械式ふるいを使用してもよい。
9 結果の表示
9.1 還元粉化指数の計算
還元粉化指数(RDI-2-2.8)は,質量分率(%)で表し,次の式によって算出する。
m1
RDI-2-2.8 =100− 100
m0
ここで, m0 : 測定試料の還元後,転動前の質量(g)
m1 : 2.8 mmのふるいに残った測定試料の質量(g)
試験結果の計算は,小数点以下1けたに丸めて表示する。
9.2 室内許容差及び試験結果の採用
表1の室内許容差を用いて附属書Aに従って,試験結果の採用の可否を判定する。一組2個の試験結果
の差が室内許容差以内の場合は,試験を終え,許容差を超えた場合は,附属書Aのフローシートによって
更に1回又は2回の試験を行う。判定結果は,小数点1けたに丸めて報告する。この場合,JIS Z 8401の
規則A又は規則Bのいずれを選択するかは,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS M 8720 pdf 7] ―――――
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表1−室内許容差 (r)
単位 質量分率(%)
RDI-2-2.8の平均値 r
1 0.45
2 0.88
3 1.29
4 1.68
5 2.05
7 2.73
10 3.60
15 4.66
20 5.21
25 5.30
30 5.30
35 5.30
40 5.30
45 5.30
50 5.30
55 5.30
60 5.30
10 試験結果の報告
試験結果の報告には,次の情報を記載しなければならない。
a) この規格の番号
b) 試料の確認に必要な全事項
c) 試験所名及びその所在地
d) 試験日
e) 報告書作成日
f) 試験責任者の署名
g) 結果に影響をもつ可能性のあることだけでなく,この規格に規定のない,又は任意とみなされている
操作及び試験条件の詳細
h) 還元粉化指数(RDI-2-2.8)
i) ふるいの種類
j) ふるいの方法,ふるい分けの時間などのふるい条件
k) 測定試料のドラムに装入した全質量及びドラムから取り出した全質量
11 検証
試験装置の定期点検は,試験結果の信頼性を高める上で重要である。点検の頻度は,それぞれの試験所
で決定する事項である。
点検は,次の装置・設備について行わなければならない。
− ふるい
− はかり
――――― [JIS M 8720 pdf 8] ―――――
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− 還元反応管
− 温度調整機器及び測温計
− ガス流量計
− ガス組成
− タイマ
− 回転ドラム
− ドラム回転装置
所内標準試料を用意し,それを使用して定期的に試験の室内許容差を確認しておくことが望ましい。検
証活動の記録は,適切に維持保管しておかなければならない。
図1−還元試験装置の概要図
――――― [JIS M 8720 pdf 9] ―――――
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単位 mm
注* この値は,6.2には規定のない参考値である。
図2−還元反応管の概要図
――――― [JIS M 8720 pdf 10] ―――――
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JIS M 8720:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4696-2:2007(MOD)
JIS M 8720:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.060 : 金属鉱物及びそれらの濃縮物 > 73.060.10 : 鉄鉱石
JIS M 8720:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8700:2013
- 鉄鉱石及び還元鉄―用語
- JISM8702:2019
- 鉄鉱石―サンプリング及び試料調製方法
- JISM8706:2015
- 鉄鉱石及び還元鉄―ふるい分けによる粒度分布の測定方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい
- JISZ8801-2:2000
- 試験用ふるい―第2部:金属製板ふるい