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JIS P 8230:2005 規格概要
この規格 P8230は、反射光を用いた計測器によって古紙パルプ中の目視できる異物を測定する方法について規定。
JISP8230 規格全文情報
- 規格番号
- JIS P8230
- 規格名称
- 古紙パルプ―反射光を用いた計測器による異物の評価方法
- 規格名称英語訳
- Recycled pulps -- Estimation of visible contraries by instrumental means using reflected light
- 制定年月日
- 2005年7月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 15319:1999(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 85.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 紙・パルプ 2021
- 改訂:履歴
- 2005-07-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS P 8230:2005 PDF [13]
P 8230 : 2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)/財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 15319:1999,Recycled pulps−
Estimation of visible contraries by instrumental means using reflected light を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS P 8230には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 0.04 mm2よりも小さな異物
附属書B(規定) 比較チャート
附属書C(規定) コントラスト及び濃度
附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS P 8230 pdf 1] ―――――
P 8230 : 2005
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 原理・・・・[2]
- 5. 異物の分類・・・・[2]
- 6. 装置・・・・[2]
- 6.1 離解機・・・・[2]
- 6.2 手すき機・・・・[2]
- 6.3 吸取紙・・・・[2]
- 6.4 乾燥プレート・・・・[2]
- 6.5 異物自動計測器・・・・[3]
- 6.6 比較チャート・・・・[3]
- 7. サンプルの調製・・・・[3]
- 7.1 サンプリング・・・・[3]
- 7.2 試料の前処理・・・・[3]
- 7.3 試験用手すき紙の調製・・・・[3]
- 8. 操作・・・・[4]
- 8.1 一般事項・・・・[4]
- 8.2 計測器の校正・・・・[4]
- 8.3 試験用手すき紙の測定・・・・[4]
- 9. 計算・・・・[4]
- 10. 試験結果の表し方・・・・[4]
- 11. 精度・・・・[4]
- 12. 報告・・・・[5]
- 附属書A(参考)0.04 mm2よりも小さな異物・・・・[6]
- 附属書B(規定)比較チャート・・・・[7]
- 附属書C(規定)コントラスト及び濃度・・・・[8]
- 参考文献・・・・[9]
- 附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[10]
――――― [JIS P 8230 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
P 8230 : 2005
古紙パルプ−反射光を用いた計測器による異物の評価方法
Recycled pulps− Estimation of visible contraries by instrumental means using reflected light
序文
この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 15319,Recycled pulps−Estimation of visible
contraries by instrumental means using reflected light を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,反射光を用いた計測器によって古紙パルプ中の目視できる異物を測定する方
法について規定する。
備考1. この規格は明るい異物を含むような,低白色度のパルプの測定には適さない。また,蛍光物
質の影響で周囲よりも明るく観察されるスポットは,この規格の方法では検出できない。
2. 0.04 mm2よりも小さな異物の測定には,この規格を適用しない(附属書A参照)。
3. この規格は,製品品質を評価するものであり,工程検査には適さない。
4. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 15319:1999,Recycled pulps−Estimation of visible contraries by instrumental means using
reflected light (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
JIS P 8201 製紙用パルプの試料採取方法
備考 ISO 7213,Pulps−Sampling for testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS P 8203 パルプ−絶乾率の試験方法
備考 ISO 638,Pulps−Determination of dry matter contentからの引用事項は,この規格の該当事項と
同等である。
JIS P 8220 パルプ−離解方法
備考 ISO 5263,Pulps−Laboratory wet disintegrationからの引用事項は,この規格の該当事項と同等
である。
――――― [JIS P 8230 pdf 3] ―――――
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P 8230 : 2005
JIS P 8222 パルプ−試験用手すき紙の調製方法
備考 ISO 5269-1,Pulps−Preparation of laboratory sheets for physical testing−Part 1:Conventional
sheet-former methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS P 8225 パルプ−紙料の固形分濃度測定方法
備考 ISO 4119,Pulps−Determination of stock concentrationからの引用事項は,この規格の該当事項
と同等である。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS P 0001によるほか,次による。
a) 異物,汚点 (contrary,speck) ちり及び結束繊維を含む,シート表面にある望ましくない微小物質。
周辺部と大きく異なる反射を示すもので,附属書Bの比較チャートにより大きさで分類する。
b) コントラスト (contrast) 異物,汚点と周辺部との反射光の強度比から求める値(附属書C参照)。
4. 原理
古紙パルプから調製した手すき紙を,反射光を用いた計測器によって測定する。任意に定めた
大きさ以上で,かつ,周辺部と大きく異なる反射を示すすべての異物の面積を記録する。個々の面積を加
算し,シート面積当たりの異物の総面積をmm2/m2の単位で報告する。必要に応じて,面積によって分類
した等級別に異物の面積又は個数を報告する。
5. 異物の分類
0.04 mm2以上の面積で表1に示す最小のコントラストをもつ異物を対象とする。附属書
C参照。通常は総面積だけを報告するが,必要に応じて,等級別に面積又は個数を報告する。この場合の
分類は表1による。
表 1 異物の面積による分類
等級 面積 最小のコントラスト
mm2 %
1 5.00≦ 30
2 1.004.99 30
3 0.400.99 30
4 0.150.39 50
5 0.040.14 80
6. 装置
6.1 離解機
JIS P 8220に規定した装置を用いる。試験サンプルがスラリーの場合は必要としない。
6.2 手すき機
例えば,JIS P 8222に規定した,金属線の直径が71 μm,目開きが106 μmのもの,又は
金属線の直径が90 μm,目開きが125 μmの金網を備えた装置を用いる。
6.3 吸取紙
手すき機に合った大きさのものを用いる。
6.4 乾燥プレート
乾燥プレートは,手すき紙と同じ大きさで,表面光沢仕上げを施した,金属又は硬
質プラスチックなどの耐腐食性のある材質で,湿紙がプレートにしっかりと密着するように,膨れ及び湾
曲のない平たんなものとする。
――――― [JIS P 8230 pdf 4] ―――――
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P 8230 : 2005
6.5 異物自動計測器
異物自動計測器は,反射光を用い,表1に示した面積とコントラストをもつ異物
を,評価,計測及び報告できる構成のものとする。装置から照射される光の95 %は380750 nmまでの波
長でなければならない。装置は,蛍光の影響で異なる反射を示す微小物質は計測しないものとする。装置
の再現性は,5回繰り返して試料中の異物の総面積を測定したときに,変動係数が15 %を超えないものと
する。
計測器は,最大の画素サイズが0.01 mm2で,最小のグレースケールの解像度が反射率0.5 %を満たす性
能のものとする。また,検出限界を,表1のように段階的に変えられるものとする(附属書C参照)。
6.6 比較チャート
異なる形状,面積及びコントラストをもつ,黒色及び灰色のスポットを配列したも
ので,装置の校正で使用する。比較チャートは,附属書Bに規定する。
備考 スポットの大きさ及びコントラストが変わるため,チャートはコピーを用いてはならない。
7. サンプルの調製
7.1 サンプリング
一つのロットのドライパルプを評価する場合には,ベールごとにJIS P 8201の規定
によって採取する。また,ウェットラップの試料では,ラップの端面及び上下は除いて採取しなければな
らない。1ロットから最低10点の試料を採取する。
試験は個々のサンプルごとに行う。少なくとも4か所の別々の場所から試料を採取する。いずれの試料
もパルプシートの全層から採取する。試験試料は個別に,周囲からのちりの混入を避けて保管する。
試料の絶乾質量は,最低60 gとする。
7.2 試料の前処理
試料の前処理は,次による。
a) ドライシート又はラップ
1) IS P 8203の規定によって,試料の絶乾率を測定する。
2) ドライシートの試料は,蒸留水又はイオン交換水に4時間以上浸せきする。
3) 絶乾で5060 gのパルプに対し2 700 mLの水を加え,離解機(6.1)で試料を離解する。未離解物が
なくなるまで離解する。試料を1分間離解後,一部を取り出して希釈し,未離解物の有無を目視で
確認する。未離解物がなくなるまでこの操作を繰り返す。
備考 試験中にパルプが汚染されないよう注意する。離解機及び手すき機に,汚れ,腐食及び
付着物がないことを確認する。
b) パルプ懸濁液(スラリー)
1) IS P 8225に従い,試料濃度を測定する。
2) 水を加えて混合し,スラリーを均一にする。次いで,7.3による。
7.3 試験用手すき紙の調製
試験用手すき紙の調製は,次による。
a) 試験用手すき紙の枚数は,絶乾で少なくとも50 g相当か,又は,少なくとも300個の異物が含まれる
枚数とする。
備考 上記の異物の個数は,信頼率90 %で相対誤差約10 %を満たす個数である(参考文献[1]参
照)。
b) 試験用手すき紙は,手すき機(6.2)で,坪量8003 g/m2に調製する。
c) 乾燥吸取紙の上に,試験用手すき紙を上にして,吸取紙(6.3)を重ね,試験用手すき紙の上に光沢面を
下にして乾燥プレート(6.4)を載せる。さらに,次の吸取紙と試験用手すき紙を載せられるように別の
乾燥用の吸取紙を置く。
d) 試験用手すき紙,吸取紙及びプレートの積み重ねを,410010 kPaで501 分間加圧する。乾燥プレート
――――― [JIS P 8230 pdf 5] ―――――
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JIS P 8230:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 15319:1999(MOD)
JIS P 8230:2005の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8230:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISP8201:1996
- 製紙用パルプの試料採取方法
- JISP8203:2010
- 紙,板紙及びパルプ―絶乾率の測定方法―乾燥器による方法
- JISP8220:1998
- パルプ―離解方法
- JISP8222:2015
- パルプ―試験用手すき紙の調製方法―標準手すき機による方法
- JISP8225:2003
- パルプ―紙料の固形分濃度測定方法