JIS R 1750:2012 ファインセラミックス―屋内照明環境で用いる光触媒試験用光源 | ページ 2

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図2−アクリル製シャープカットフィルタの分光透過率の例

5 光源の照度及び紫外放射照度の測定

  照度(lx)は,JIS C 1609-1に規定する一般形A級以上の階級の照度計を使用して,1 lxまで測定する。
紫外放射照度(W/m2)は,JIS R 1709に規定する紫外放射照度計を使用して,0.01 W/m2まで測定する。

6 性能試験のための屋内照明環境条件及びシャープカットフィルタの選択方法

  3種類の屋内照明環境条件(条件A,条件B及び条件C)を試験条件として設定する。組み合わせるシ
ャープカットフィルタは屋内照明環境条件ごとに次に規定するものを用いる。
a) 条件A 屋内照明器具に,波長400 nmよりも長波長側の光を透過するカバーが取り付けられている場
合である。この条件では,4.4 a)に指定されたシャープカットフィルタを組み合わせる。
b) 条件B 屋内照明器具に,波長380 nmよりも長波長側の光を透過するカバーが取り付けられている場
合である。この条件では,4.4 b)に指定されたシャープカットフィルタを組み合わせる。
c) 条件C カバーが取り付けられていない屋内照明器具が使われている場合である。この条件では,蛍
光ランプから放射される僅かな紫外放射によって励起される光触媒作用を評価する可能性がある。こ
のため,屋内照明環境条件A又は屋内照明環境条件Bで指定したシャープカットフィルタを組み合わ
せた試験も実施しなければならない。選択する屋内照明環境条件は,光触媒の用途ごとに指定する。

7 測定及び使用条件

  測定及び使用条件は,次による。
a) 光源から放射される光のスペクトルを変化させないため,光源の周辺には近紫外放射及び可視光の反
射率が十分に低い物体,又は近紫外放射及び可視光の分光反射率がほぼ一定の物体だけを設置できる。
照明器具の反射板も,同様の制約を受ける。
b) 蛍光ランプは,点灯後15分以上経過して出力が安定した状態で使用する。
c) 照度及び放射照度は,試験開始時及び終了後に測定する。照度が初期値の70 %以下になった場合はラ
ンプを交換する。

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d) シャープカットフィルタは,長時間の光照射によって分光透過率が変化する。よって,紫外放射照度
が初期値から変化した場合は,シャープカットフィルタを交換する。さらに,使用するシャープカッ
トフィルタを分光光度計などで測定できる場合は,シャープカットフィルタの透過率を定期的に測定
し,透過率が初期の特性から著しく変化している場合は交換する。
e) アクリル製のシャープカットフィルタを使用する場合は,長時間の光照射によって形状又は色が変化
する場合がある。試験前にシャープカットフィルタの形状及び色を目視で確認し,形状又は色が変化
している場合は交換する。
f) 紫外放射照度計が,波長400 nmよりも長波長の可視光又は赤外放射にも感度をもつ場合には,紫外
放射照度の測定値を補正する。
g) 照度計及び紫外放射照度計は,2年ごとに校正する。

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