JIS R 3453:2001 ジョイントシート | ページ 2

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また,ここで用いる引張強さの値は,小数点以下2けたとする。
蒸熱試験の引張強さ減少率は,次の式によって算出し,試験片3個の平均値で表す。
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J= 100
1
ここに, J : 引張強さ減少率 (%)
6.2.2によって求めた蒸熱前の引張強さ (MPa)
蒸熱後の引張強さ (MPa)
6.2.7 応力緩和率試験
a) 試験装置 応力緩和率の測定に用いる装置は,図2に示す平円板2個,ボルト,ロッド,座金,ナッ
ト及びダイヤルゲージアセンブリで構成する。
図2 応力緩和試験装置
1) ボルト 26.7kNの力を加えたとき,その伸びが0.1220.127mmでなければならない。
2) 平円板 表面仕上げは,JIS B 0601の6.3 刀 下とする。また,所定の応力をかけたとき,たわ
みのないものであって,かつ,必要な平行度を保てるものでなければならない。
3) ダイヤルゲージ JIS B 7503に規定された目量0.001mmのダイヤルゲージとする。
6.0 長さ32.0
2.0
b) 試験片 試験片の寸法は,幅10.0 3.0 6.0
1回の試験に用いる試験片の数は4個とし,試験片の表面は,ワックス,異物,油の付着などがな
いように清掃する。
c) ボルトの伸びの確認 ボルトは,使用する前に26.7kNの力を加えたときの伸び (Do) を,小数点以下
3けたまで確認しておく。
d) 試験方法 試験方法は,次によって行う。
1) 平円板の表面は,平行度を損なわない範囲で,ワックス,油の付着などがないように清掃し,座金

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及びボルトのねじには,低粘度の油を軽く塗布する。
2) 図2のように,試験片を平円板に挟み,座金を入れてナットを指で締める。
3) ダイヤルゲージアセンブリをねじ込み,指の力で締め付けた後,ダイヤルゲージの目盛を0に設定
する。
4) レンチでナットを締め,ダイヤルゲージの読みが所定値 (Do) に達するまで,試験片に応力をかけ
る。
5) 応力は,3秒以内に連続した一動作でかけ,更に同一応力を3秒間保持する。
6) ダイヤルゲージアセンブリを取り外し,ユニット(図2の応力緩和試験装置からダイヤルゲージア
センブリを除いたもの)をあらかじめ100±2℃に保った熱風循環炉中で22時間加熱する。加熱後,
ユニットを炉から取り出し,室温まで放冷する。
7) 再び,ダイヤルゲージアセンブリをねじ込み,それを指の力で締め付けた後,ダイヤルゲージの目
盛を0に設定する。
8) ダイヤルゲージアセンブリに影響を与えないようにナットを緩め,ダイヤルゲージの読み (Df) を
小数点以下3けたまで読み取る。
9) 応力緩和率は,次の式によって算出し,試験片3個の平均値で表す。
Do−Df
L= 100
Do
ここに, L : 応力緩和率 (%)
Do : 試料熱処理前のボルトの伸び (mm)
Df : 試料熱処理冷却後のボルトの伸び (mm)
6.2.8 強熱減量 2gの試験片2個を各々るつぼにとり,それぞれの試験片の質量を小数点以下3けたま
で測定する。これをあらかじめ850±20℃に保った電気炉中で30分間強熱した後,デシケータ中で常温ま
で放冷する。放冷後,質量を測定し,それを強熱後の質量とする。強熱減量は,次の式によって算出し,
試験片2個の平均値で表す。
m3−m4
K= 100
m3
ここに, K : 強熱減量 (%)
m3 : 強熱前の試験片の質量 (g)
m4 : 強熱後の試験片の質量 (g)
7. 表示 ジョイントシートには1梱包ごとに,次の事項を表示する。ただし,a)からe)の項目について
は,受渡当事者間の協議によって省略してもよい。
a) 名称
b) 種類
c) 寸法(厚さ×幅×長さ)
d) 製造年月又はその略号
e) 製造業者名又はその略号
f) 労働安全衛生法第57条の表示(5)及び“a”マーク(6)
注(5) 石綿を使用したジョイントシートの場合は,労働安全衛生第57条の表示を行う。
(6) クリソタイル石綿を1質量%を超えて含有するジョイントシートについては,AIA(国際石綿協

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会)の統一マークである”a”マークの表示も行う。
JIS R 3453改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 仁戸部 鞆 彦 仁戸部事務所
(委員) 八 田 勲 通商産業省工業技術院標準部標準業務課
本 城 薫 通商産業省生活産業局
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会技術部
芦 澤 正 明 ニチアス株式会社工業製品事業部
古 賀 徹 日本バルカー工業株式会社シール事業部
国 分 賢 一 株式会社アスク工業製品事業本部技術部
川 中 輝 明 日本ラインツ株式会社開発部
藤 澤 明 社団法人日本ボイラ協会技術部
大 山 康 郎 鉄管継手協会企画部
大 崎 亨 社団法人火力原子力発電技術協会調査局
小 郷 一 郎 財団法人日本船舶標準協会標準部
(事務局) 四ノ宮 和 彦 日本石綿製品工業会

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