この規格ページの目次
JIS R 3420:2013 規格概要
この規格 R3420は、ガラス長繊維及びガラス長繊維を用いたガラスクロス,ガラスマットなどの製品の一般試験方法について規定。
JISR3420 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R3420
- 規格名称
- ガラス繊維一般試験方法
- 規格名称英語訳
- Testing methods for textile glass products
- 制定年月日
- 1978年4月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1887:1995(MOD), ISO 1888:2006(MOD), ISO 2558:2010(MOD), ISO 2559:2011(MOD), ISO 3341:2000(MOD), ISO 3342:2011(MOD), ISO 3343:2010(MOD), ISO 3374:2000(MOD), ISO 3375:2009(MOD), ISO 3616:2001(MOD), ISO 4602:2010(MOD), ISO 4603:1993(MOD), ISO 4604:2011(MOD), ISO 4606:1995(MOD), ISO 4900:2011(MOD), ISO 5025:1997(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 59.100.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1978-04-01 制定日, 1982-11-01 改正日, 1988-03-01 確認日, 1989-03-01 改正日, 1999-01-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2006-09-01 改正日, 2011-10-20 確認日, 2013-02-20 改正日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS R 3420:2013 PDF [65]
R 3420 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[3]
- 4 試験室の標準状態及び試験条件・・・・[5]
- 5 報告書・・・・[5]
- 6 試験項目・・・・[5]
- 7 試験方法・・・・[6]
- 7.1 番手・・・・[6]
- 7.2 クロス及びマットの質量(質量)・・・・[6]
- 7.3 水分率及び強熱減量・・・・[10]
- 7.4 引張強さ・・・・[12]
- 7.5 より数・・・・[20]
- 7.6 単繊維直径・・・・[21]
- 7.7 クロス及びマットの幅及び長さ・・・・[22]
- 7.8 チョップドストランドの長さ・・・・[24]
- 7.9 密度(織り密度)・・・・[25]
- 7.10 クロス及びマットの厚さ・・・・[26]
- 7.11 アルカリ含有率・・・・[31]
- 7.12 結合剤のスチレン溶解性・・・・[34]
- 7.13 クロスの通気性・・・・[37]
- 7.14 クロスの耐折強さ・・・・[38]
- 7.15 軟化点・・・・[39]
- 7.16 クロスの引裂強さ・・・・[39]
- 7.17 クロス及びマットの接触成形性・・・・[41]
- 7.18 マットの引張強さ・・・・[43]
- 7.19 ガラス糸のより平衡指数・・・・[45]
- 7.20 ロービングの硬さ・・・・[46]
- 7.21 クロスの慣用曲げ剛性・・・・[47]
- 7.22 外観・・・・[50]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[52]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS R 3420 pdf 1] ―――――
R 3420 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,硝子繊維協会(GFA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS R 3420:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS R 3420 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
R 3420 : 2013
ガラス繊維一般試験方法
Testing methods for textile glass products
序文
この規格は,1995年に第3版として発行されたISO 1887,2006年に第3版として発行されたISO 1888,
2010年に第2版として発行されたISO 2558,2011年に第5版として発行されたISO 2559,2000年に第3
版として発行されたISO 3341,2011年に第4版として発行されたISO 3342,2010年に第3版として発行
されたISO 3343,2000年に第3版として発行されたISO 3374,2009年に第2版として発行されたISO 3375,
2001年に第2版として発行されたISO 3616,2010年に第3版として発行されたISO 4602,1993年に第2
版として発行されたISO 4603,2011年に第2版として発行されたISO 4604,1995年に第2版として発行
されたISO 4606,2011年に第2版として発行されたISO 4900及び1997年に第2版として発行されたISO
5025を基とし,対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業
規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,ガラス長繊維及びガラス長繊維を用いたガラスクロス,ガラスマット(以下,それぞれク
ロス,マットという。)などの製品の一般試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1887:1995,Textile glass−Determination of combustible-matter content
ISO 1888:2006,Textile glass−Staple fibres or filaments−Determination of average diameter
ISO 2558:2010,Textile glass chopped-strand mats for reinforcement of plastics−Determination of time
of dissolution of the binder in styrene
ISO 2559:2011,Textile glass−Mats (made from chopped or continuous strands)−Designation and
basis for specifications
ISO 3341:2000,Textile glass−Yarns−Determination of breaking force and breaking elongation
ISO 3342:2011,Textile glass−Mats−Determination of tensile breaking force
ISO 3343:2010,Reinforcement yarns−Determination of twist balance index
ISO 3374:2000,Reinforcement products−Mats and fabrics−Determination of mass per unit area
ISO 3375:2009,Textile glass−Determination of stiffness of rovings
ISO 3616:2001,Textile glass−Chopped-strand and continuous-filament mats−Determination of
average thickness, thickness under load and recovery after compression
ISO 4602:2010,Reinforcements−Woven fabrics−Determination of number of yarns per unit length of
――――― [JIS R 3420 pdf 3] ―――――
2
R 3420 : 2013
warp and weft
ISO 4603:1993,Textile glass−Woven fabrics−Determination of thickness
ISO 4604:2011,Reinforcement fabrics−Determination of conventional flexural stiffness−Fixed-angle
flexometer method
ISO 4606:1995,Textile glass−Woven fabric−Determination of tensile breaking force and elongation
at break by the strip method
ISO 4900:2011,Textile glass−Mats and fabrics−Determination of contact mouldability
ISO 5025:1997,Reinforcement products−Woven fabrics−Determination of width and length(全体評
価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければな
らない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS K 0119 蛍光X線分析通則
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8223 過塩素酸(試薬)
JIS K 8819 ふっ化水素酸(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS P 8115 紙及び板紙−耐折強さ試験方法−MIT試験機法
JIS R 3103-1 ガラスの粘性及び粘性定点−第1部 : 軟化点の測定方法
JIS R 3410 ガラス繊維用語
JIS R 3413 ガラス糸
注記 対応国際規格 : ISO 2078:1993,Textile glass−Yarns−Designation(MOD)
JIS R 3911 補強用糸−線密度の試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 1889:1997,Reinforcement yarns−Determination of linear density(MOD)
JIS R 3912 補強用糸−より数の試験方法
JIS R 3913 強化繊維製品の水分の試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 3344:1997,Reinforcement products−Determination of moisture content
(MOD)
――――― [JIS R 3420 pdf 4] ―――――
3
R 3420 : 2013
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 3410によるほか,次による。
3.1
番手
サイズ(集束剤)の有無にかかわらず,ガラス繊維糸の単位長さ当たりの質量。単位はテックス(tex)
(g/1 000 m)で表す。
3.2
クロス及びマットの質量(質量)
単位面積当たり又は単位長さ当たりの重さ。
3.3
水分率
JIS R 3913に規定する試料に含まれている水分率。単位は質量分率(%)で表す。
3.4
強熱減量
乾燥した試験片の質量と,加熱して除去した集束剤などの有機物の質量との比率。単位は質量分率(%)
で表す。
3.5
引張強さ
試験片を破断するまで引き伸ばすときの最大引張荷重。クロスの場合,単位幅当たりの荷重で表し,ガ
ラス糸,ロービングの場合は,必要であれば番手(tex)当たりの荷重として表すことができる。
3.6
より数
JIS R 3912に規定する,1 m又は25 mm長さ当たりの糸軸方向のターン数。S(右)よりとZ(左)より
とがある。
3.7
単繊維直径
ガラス繊維のフィラメント(単繊維)の太さ。単位はμmで表す。
3.8
クロス及びマットの幅
クロス幅は,ロール状に巻き取ったクロスの両側にある一番外側のたて糸間の間隔をたて糸に直角に測
った長さ。マット幅は,両端を直角に測った長さ。
3.9
クロス及びマットの長さ
ロール状に巻き取られた製品の長さ。
3.10
チョップドストランドの長さ
カットされたストランドの長さ。
――――― [JIS R 3420 pdf 5] ―――――
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JIS R 3420:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1887:1995(MOD)
- ISO 1888:2006(MOD)
- ISO 2558:2010(MOD)
- ISO 2559:2011(MOD)
- ISO 3341:2000(MOD)
- ISO 3342:2011(MOD)
- ISO 3343:2010(MOD)
- ISO 3374:2000(MOD)
- ISO 3375:2009(MOD)
- ISO 3616:2001(MOD)
- ISO 4602:2010(MOD)
- ISO 4603:1993(MOD)
- ISO 4604:2011(MOD)
- ISO 4606:1995(MOD)
- ISO 4900:2011(MOD)
- ISO 5025:1997(MOD)
JIS R 3420:2013の国際規格 ICS 分類一覧
JIS R 3420:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISK0119:2008
- 蛍光X線分析通則
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISK8121:2007
- 塩化カリウム(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8223:2016
- 過塩素酸(試薬)
- JISK8819:2017
- ふっ化水素酸(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISP8115:2001
- 紙及び板紙―耐折強さ試験方法―MIT試験機法
- JISR3103-1:2001
- ガラスの粘性及び粘性定点―第1部:軟化点の測定方法
- JISR3410:2006
- ガラス繊維用語
- JISR3413:2012
- ガラス糸
- JISR3911:2014
- 補強用糸―線密度の試験方法
- JISR3912:2014
- 補強用糸―より数の試験方法
- JISR3913:2000
- 強化繊維製品の水分の試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態